なお、私はまおゆう知らないので悪しからず★
とある昼型俺はある依頼を受け、依頼人と待っていた。
この依頼はたまたま見つけたもので、参加者は1人と言う。シロエにも確認してもらったが、知らないらしい。どんなものか気になり、一人で依頼を受けた。
そんな時一つの声が聞こえた。
「ここ、ここだ。ここ」
どこからか声がした。しかし誰もいない。
「きょろきょろするな。気が付かれてしまうではないか!」
今度ははっきりと聞こえた。声がした方を見るとこの世界じゃあんまり見ないダンボールを見つけた。
・・・英〇蛇かな?
ダンボールが立ち上がると、中から赤い髪の女性冒 険者が姿を表した。油断のない表情で周囲を見回し始めた。
「どうやらつけられてないようだな」
「よくそんなので来れましたね・・・」
「ん?そうか?」
「俺はヒカル。記憶の地平線に所属している。君は?」
「私の名前はカルブンクルス=マオ。親しみを込めて魔王ちゃんと呼んでくれ」
「それでいいのか魔王よ・・・」
俺は魔王の依頼内容を確認した。今回の依頼は4体のネームドモンスターの討伐。クエストシートには書かれてなかったが、魔王が言うには
8種を超える多彩な攻撃を繰り出す ン・ チャポン
比類なき剛力の勇者 B・セボ
逆巻く海洋の実力を秘めし モリフーネ
半透明の羽衣をまとう毒を秘めた死神 フグッサー
何か少し引っかかるが、相当強いモンスターのはずだ。今の俺のレベルは50。どこまで通用するかわからない。パラドからデュアルガシャットギア借りればよかった。
「ところで何と呼べは良いのだ?」
「好きに呼んでよ」
「なら・・・戦士殿でどうだ?」
「だったら騎士『ライダー』がいいな」
「ライダー?何故?」
「俺の憧れ、大先輩がそうだから」
「そうか、よろしくなライダー殿!」
「おう!」
ところでお汁粉2杯も飲んだぞこの子。
<港町ヨコハマ>
俺たちは馬車を使い、港町ヨコハマに来た。目的地までは船で行くことになるらしい。船がある場所に向かっているのだが、いるのは大地人ばかりである。
「なあ、他に人はいないのか?」
「いない。私と、ライダー殿だけだ」
「は?」
ね、ネームドモンスターに対して俺ら二人って・・・。さすがに少なすぎるだろ!?
「大丈夫だ、私に秘策がある。人数が多いと取り分が減ってしまうしな。それに」
今取り分が減るって言ったぞ・・・。
「どうだ、戦士殿、これが今回我々の乗る客船〈沈没乙女号〉だぞ!」
・・・名前だけで不安要素ありまくりだ。沈没って、よくこんな名前採用したな。
しかし、名前の割にしっかりとした船だった。まあ着くまでは優雅に満喫するか。
<沈没乙女号>
出向してからしばらく経ち、この船について調べていると魔王が居なくなっていた。
サービスを求めて出かけたと思った俺は大して気には留めなかった。
少し潮風に当たろうと甲板に出たらそこに手すりに項垂れている魔王がいた。
「どうした?」
「じ、実は、船旅は慣れていないのだ。それで、ちょっとその、気分が」
「なんで船で行こうとしたんだよ・・・」
「そ、その方が絵的にいいかとうぐ・・・」
だめだこりゃ。袋とか持ってないし、海にでも吐けと言うが拒否された。結局吐くんだけど。
「ダメじゃあぁぁ、乙女にとって大事な何かと、さっき食べたポテトキッシュがぁぁぁうげえええぇぇぇ」
・・・ある意味『沈没乙女(としての何か)号』だな・・・。
出すもの出してすっきりしたかと思ったら、今度は落ち込んだ。
「終わった、何もかも終わった・・・。メインヒロインたる私がのっけからゲロインと化してしまった・・・。裏技1話切り続出でこの小説も爆死確定だぁ・・・」
なんかメタいこと言ってる・・・。
「はぁ・・・。これから強力なモンスターの討伐にこの人数で行くって事はそれなりに勇気と知識があるんだろ?」
「ほっ、本当か!? こんなゲロ吐くような女でも勇気あふれる知的で麗しい花のような美女だと、そんなことを言ってくれるのか!ありがとう、ライダー殿と会えてよかった!」
おーい、幻聴も交じってるぞー。
とりあえずモチベーションは上がった。暗いと戦闘に支障が出るかもしれないからな。
数日後、港が見えてきた。あそこが今回の目的地のようだ。
「いよいよだなライダー殿! ここから先は私にも未知の世界だ。気を引き締めてかかれよ!」
こっから知らないのか。なら気合い入れないとな。
<ロングケイプの港>
沈没乙女号は本当沈没せずに(乙女の何かは除いて)ロングケイプの港に入港した。俺は代金を払い地面に足を触れた。久しぶり大地だ。やっぱり大地に足を付けないとな。しかし、後ろから何か叫び声が聞こえた。誰か財布忘れたのかな?
「いや、確かに家を出る前には財布も確認したのだ!なのにどうして!?」
「どうした?」
「あ!ライダー殿!いいところに来てくれた。実は私のがま口が見つからないのだ!一緒に探してほ しい」
財布がま口かい。涙目で頼んでくる。やれやれ。
「そのコートのふくらみは何だ?」
「え?あ!あった!」
魔王はお金を払い、荷物を持って済ませた。
この先大丈夫なのか?
<ロングケイプの街>
ロングケイプの街はアキバやマイハマとは違う雰囲気の建物が立ち並んでいる。見た目的に中国に近いな。
「見ろ、ライダー殿。あそこに立派な街門が!あれこそ我らの目指すダンジョンの入り口だ!」
魔王が指を差している方向を見ると俺らを歓迎してるかのようにデカい門が佇んでいた。
どうやらここに最初のネームドモンスター『8種を超える多彩な攻撃を繰り出す ン・ チャポン』がいるらしい。
「ネームドモンスターの特徴は?」
「ふふん、始まる前から種明かしは野暮というものだろう。そこは、着いてからのお楽しみというものだ。 きっとライダー殿も気に入ると思うぞ?」
なんか涎たらしてるけどいいか。俺たちはダンジョンに入った。
門を潜ると一体の石でできたドラゴンのゴーレムが現れた。早速現れたな。俺はTCを出し、スイッチを入れた。
『タドルクエスト!』
「術式レベル2!」
『ガッチャ!レベルアップ!タドルメグル、タドルメグル、タドルクエスト!』
『ガシャコンソード!』
俺は仮面ライダーブレイブLv.2に変身し攻撃するが、ダメージはない。相当防御力があるのか。俺はデュアルガシャットギアβ取り出し、ダイヤルを回そうとした。その時
「おーいライダー殿!こっちだ!早く来てくれ!」
既にゴーレムの後ろの扉にいた。いつの間に、エナジーアイテムを使ってゴーレムを混乱状態にして先に進んだ。その先には
「もぐもぐもぐ」 「ずずずず」
・・・魔王さん?何を食べているのでしょうか?
「おい?」
「ぬ?おお、見ろ!これが最初のレイドボス、八種の攻撃を繰り出す『ン・チャポン』だ!」
いやそれ、
ちゃんぽんじゃねぇか。八種の攻撃って具材かよ!?俺は変身を解除した。
「さあ座れ!香ばしい風味が最高だ」
うん・・・。そういう事じゃないんだけど。あ、おいしい。
って違う、そうじゃない!
「見た目よりもあっさり食べられるのは海鮮出汁だと いうことか・・・」
「おい、これどう言う「お待たせしました。角煮饅です」え?」
「援軍だ!とりかかれ!リズムを崩すと一気に持っていかれるぞ!」
俺ら、レイドボスを倒しに来たんだよな?なんでちゃんぽんと角煮饅食ってんだ?
しっかしこの角煮旨いな。今度皆に教えようかな。
「麻婆茄子とエビチリです」
「こ、これはいかん、箸が止まらないぞ・・・なんという強敵なのだ!」
全部の料理を完食した。
さて、結構な量が来たな。少しでも気を抜くと食いきてなかったぞ。
外に出たが、さっきのゴーレムが来ないとも限らない。十分用心
「にゃんにゃんにゃーん、そなたは人懐っこいなぁ~」
「・・・おい」
「ん、なんだライダー殿。私はもう満身創痍で一歩も動きたくな・・・いや動けぬのだが。うぐぐ、致命傷かも・・・」
魔王は 猫 に メロメロ である。・・・(#^ω^)ピキピキ
『爆走バイク!』
俺は爆走バイクのガシャットを使ってレーザーバイクを出した。
台車も借りてバイクに繋げた。そして魔王をそこに振り込み
「ま、待ってくれ!肉球、肉球にまだ触ってないのだ!?」
「知らん」
『爆走!クリティカルストライク!』
「あああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ~~~~~~~~・・・・・・」
なおこの時ジグザグ走行したため、魔王はグロッキー状態になった。
「ひ、ひどいじゃないかライダー殿ぉ! 私は滅多に動物に懐いてもらえないのだ。せっかく肉球に触れるチャンスだったのに・・・うえっぷ」
「いや、重症って言ってたろ。それより聞きたいことがあ
「おーい、こんなところにも意外な強敵が潜んでいたぞ!冷たくて美味しい。ソフトクリームprpr」
魔王はコーンがクッキーになっているソフトクリームを食べていた。
カチン
『タドルファンタジー』
「術式レベル50。変身」
『Let's going King of Fantasy!』
『ガチャ!デュアルアップ!タドルメグルRPG!タドルファンタジー!』
「あうう、まだコーンが残ってるのにぃって私より魔王っぽい!?」
俺はソフトクリームを没収し、クエスト内容を確認した。
「いやいや、ライダー殿、これは当初の契約通りなのだぞ?ナインテイルの現状を視察しつつ、強敵と渡り合い、みごと討伐したではないか」
あ~、そういうことね間際らしいわ。俺は掴んでいるコーンを握りつぶした。
「あっあっ・・・。なくなっちゃう・・・!もったいない・・・」
さすがにキレた俺はレバーに手を触れ、
「要は食べ歩きか」
「い、いやいやあくまでもこれは調査なのだ、調査!それに手強い相手だったのは本当だろう?ライダー殿の助力が必要なのも嘘ではないのだぞ!・・・本当だぞ?」
俺はレバーから手を放し、変身を解除した。そしてそのまま近づき
「感動的だな。
だが、無意味だ」
俺はその一言を言い、無言でほっぺを引っ張った。
「あうう、いたいいたいいたい!騙したような形になってしまったのは悪かったと思っている。でもでも、私もこうして調査のクエストを発行でもしないと、食べ歩きの機会などなかったのだ~!家では口うるさいメイドが目を光らせているし・・・」
そういう事か・・・。
「最初からそう言ってくれ。今回は許してやるからよ」
「やったグルメツアー!!」
「だが、明日はちゃんと戦闘できるエリアに行くからな?忘れんなよ」
「ありがとうライダー殿・・・。明日からもよろしく頼むぞ!」
こうして俺たちのナインテイル調査(?)の初日は終了した。
一応シロエにでも報告しておくか。