仮面ライダーアマゾンズ -ϘuinϘuennium- 作:エクシ
商が千切った触覚と吐き出した触覚の2本は未だに少し動いている。商がそれを踏みつけるとまもなくして動かなくなった。
『青山さん、赤松さん、白木さん。どうなってるんすか?アマゾンの反応は消えましたけど。』
悪いが札森の通信に答えるほどの余裕はない。この商と名乗るアマゾン、かなりの凄腕だ。
「ゆっくり手を上にあげてその場にしゃがめ。余計なことはするなよ?」
さすがエリートの赤松。このような”異例”の状況にも冷静に対応している。とは言っても”異例”の状況のマニュアルはないわけではない。
ただ推定されていた”異例”の事態が起きるとはここにいる誰しも信じられなかったのだ。
「もし人間に敵対しないアマゾンがいたら捕獲したまえ。」
上の人間からそう言われていた。まさか本当にアマゾンを狩ってくれるアマゾンが現れるとは…。
「……。」
商が動こうとする様子は全くない。もし抵抗するのであれば抹殺対象としてすぐに手にしている自動小銃で商をハチの巣にしなくてはならないため、銃口をまっすぐ商に向けていた。
「抵抗するのであれば撃つぞ!」
赤松が自分の自動小銃の弾を変えて今にも撃とうとしている。その時、中庭の奥の森から白いローブを着た人々が出てきて商を守るように囲んだ。
「なんだ、こいつら…!」
「どいて下さい!その男はアマゾンです!」
白木はこんな状況にしては相変わらず丁寧な口調で人々を誘導しようとする。
しかし白いローブを着た人々は手を広げまるで商目掛けて撃ち込まれた弾丸は全て自分たちが受けきるとでも言いたげな力強い目つきで4Cのメンバーたちを睨みつけていた。
「こいつらも撃つか。札森、こいつらアマゾンだな?」
『? 何の話すか?』
「チッ。お前とりあえず車から出ろ!ちゃんと肉眼で見ないと状況把握できねえぞ。」
『えー、出たくないな。今行きますから状況説明してください。』
「ランクAと思われるアマゾンを20名ほどの群集が守ろうとしている。こいつら強い仲間を守ろうとしてるのかって聞いてんだ!」
『えーっと、その周りにいる奴らは人間です。アマゾンじゃありません。』
「なんだと…?」
既に世間でアマゾンが人間を喰うということは広まっている。そんなアマゾンを庇う人々とは一体…。
『白いローブって言ってましたよね。それたぶん宗教団体のイースヘブンって奴らです。あ、今着きましたー。』
中庭に繋がる建物の出口から札森と美月が外に出てくる。
「イースヘブン?」
「赤松!奴らが逃げるぞ!」
札森から話を聞こうとしている間にイースヘブンの信者たちが商を連れて森の奥へと入っていく。
「赤松、追うぞ!」
青山が森へ駆けていこうとした時、赤松がその場で倒れ込んだ。先ほど商が女王アリアマゾンを狩った際の斬撃が赤松にも当たっていたのだ。
「おい!赤松!」
「札森さん!車から救命バック!」
「なんだよ、結局車にいた方がよかったじゃないすか…。」
札森は走って車まで戻り、美月は赤松の首筋から流れる血を見て口を押える。
青山は自分の上着をサバイバルナイフで切ってつくった当て布を使って赤松の首の傷を抑えている間、白木が森の方を向くと既にそこには誰もいなかった。
森の先にはマイクロバスが止まっている。人々のローブと同じ白いバスで運転手も真っ白のローブを羽織っている。
「あ、すいません。ちょっとトイレ~。」
集団の中の1人が森の中へ戻っていく。誰にも見られないところまで来ると男は右手でトランシーバーを取り出し口元へもっていった。
「こちら三崎。対象が4Cのメンバーと接触しましたよーう。」
『了解しました。引き続き潜入をお願いします。』
「あーそれと…4Cのメンバーと一緒にお嬢さん、いらっしゃいましたよ。」
『……引き続き任務をお願いします。』
通信が切れると三崎は再びバスの方へと駆けていく。バスの前の方の席に座る商が三崎をまっすぐと見ていた。
通信を切ったトランシーバーを畳の上に置く水澤令華。立ち上がって障子戸をあけるとそこには美しい日本庭園が広がっている。
「私が今大事なのは…悠。」
2人の男女が人通りの少ない路地を駆けていく。左肩の一部の服が破れておりそこからは覚醒前のアマゾンズレジスターが覗かせる。
曲がり角を曲がるとその先にはフードを被った壮年の男が立っていた。ニヤニヤした表情で傷だらけのアマゾンズドライバーを手にしている。
「た…助けてくれ!」
「私たち…まだ食べてない!」
「”まだ”…だろ?お前らが人を食っちまう前に…俺がやってやるぅぅ!!!」
狂気じみた笑顔を浮かべて壮年の男性はアマゾンズドライバーを腰につけ、左側にあるアクセラーグリップを捻る。
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「アマゾンッ!!」
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アマゾンズドライバーから流れる音声と共に灼熱の赤いエネルギーが男性から噴き出し2人の男女を吹き飛ばす。
吹き飛ばされた衝撃でアマゾン体に変化する2人は壮年の男性を見るとそこにいたのは自分の赤い体に刻まれた傷をなぞるアマゾンアルファだった。
「覚悟しろぉ…。」
「くっそぉ!」
男性が変化したモズアマゾンがアルファに襲い掛かろうとするとそれに反撃するように左手のアームカッターでモズアマゾンを斬りつける。
奇声を発しながら苦しむモズアマゾンの首を右手で持ち、アルファは左手のアームカッターで首を掻き切る。切り取った首を投げ飛ばし、胴体は右足で踏みつけていった。
「や…やだぁ…!!!」
女性が変化したモズアマゾンは仲間が無残に死んでいく様子を見て戦う意欲が湧くことなく逃げようと後ろを向いた。その方向からジャングレイダーに乗った青年が来るのが見えた。
「悠!」
モズアマゾンとアルファの間に入るようにジャングレイダーを止める悠はメットを取ってモズアマゾンを逃がす。
「仁さん…もうやめてください!」
「邪魔をするなあああ!!」
アルファが悠に襲い掛かり、その動きを見切って悠も手にしたアマゾンズドライバーを腰に着ける。
アルファのものに比べ傷は少ないが、それでも激戦を潜り抜けてきたものだというのがわかる。
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「ウォォォ!アマゾンッッ!!」
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アルファとは異なる音声と共に悠の体から緑色の熱気が放たれ、アマゾンオメガに肉体を変化させた。
「そっちこそ邪魔しないでください!僕たちはただ静かに生きていこうとしているだけだ!」
「だぁまぁれぇぇぇ!!!」
「仁さんだってもうボロボロじゃないですか!」
「ウゥゥ…ウオォォォ!!!」
アルファがトラロックの影響で精神に異常をきたしていることはオメガは一見してわかった。駆除班の仲間たちと決別した後、アマゾンの仲間たちと生活を共にしていく中でトラロックの影響で発狂死してしまうアマゾンもいたのだ。
(こんな状態の仁さんと戦わなきゃいけないなんて…。)
アルファの手と足から繰り出される攻撃に対し冷静にかわしていくオメガ。かつては闘志が燃え滾ると他のことが考えられなかったが、最近は理性的な戦闘を行うことが出来るようになった。
アルファの体力が落ちてきたところでオメガはアマゾンズドライバーの右側のバトラーグリップを引き抜きアマゾンウィップを生成した。
鞭型のアマゾンウィップでアルファに生まれた小さな隙をついてオメガは敵の右手を縛り上げる。
「貴様ぁぁ!!」
「く…!…ッ!」
オメガは先ほど逃げたモズアマゾンから血の匂いがしたことに気が付く。すぐに戦闘を終わらせるために自身のアマゾンズドライバーのアクセラーグリップを捻った。
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アマゾンウィップを引き寄せ左手のアームカッターで斬ろうとするオメガの様子を見たアルファも左手でアクセラーグリップを捻り、必殺技で受けようとする。
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お互いのアームカッターがぶつかり合い、火花が飛び散った。その瞬間、アマゾンオメガが右足のアームカッターでアルファを斬りつける。
「うぐぅう!!」
アルファが膝をつくとバトラーグリップをアマゾンズドライバーに戻しオメガはジャングレイダーでモズアマゾンの元へ走っていった。
「水澤…悠ァアアアア!!」
アルファの雄たけびが遠くへ行ったところからでも聞こえる。今はこれでいい、殺すために戦うのではない。オメガは守りたいものを守るために戦うのだから。
ジャングレイダーが着いた先には青く光るアマゾンズレジスターが転がっていた。近くの黒い液体は肉体の大きさにしては少ない。
「やっぱ噂通り…。」
アマゾンの死体は死亡後まもなくして黒い液体へ変化する。その液体の量が少ないということは死体の状態のまま何者かが死体を回収、あるいは喰らったことになる。
「また新しい敵か…。」
オメガの姿から冷気を放って人間の姿に戻った悠は悲しそうな顔をして再びアマゾンたちのコロニーへ戻るためジャングレイダーに跨った。
青山が運転する輸送用バンは赤松を病院で下した後、政府の命令で警視庁へ向かっていた。美月と白木は赤松に付き添うために同じく病院で降りていたことから、車の中には青山と札森が無言で乗っている。
「なんで俺たちは警視庁なんかに行くんだ…?」
「俺の知り合いからそういう通信が入ったんです。」
「はぁ…。それよりイースヘブンってとこについて調べたか?」
「あーはい。2課とマル暴の知り合いからざっと聞いておきました。」
札森曰く…
イースヘブン――――アマゾンの存在が世間に公表される前から人を喰らう生物の噂によって作られた宗教団体である。アマゾンに喰われても神の元へ行くことが出来るという一種の諦めから生まれたといえるだろう。
数か月前までは”
「考え方?」
「はい。喰われても大丈夫ってわけじゃなくて、喰われないように神に祈ろうって感じすね。」
「ずいぶんプラス思考になったもんだ。」
青山は警視庁付近の地下駐車場に輸送用バンを止めた。サイドブレーキを強く引くと共に札森はバンの扉を開けて警視庁に1人歩いていく。青山もそれに着いていく形で駆けていった。
札森を呼びだした警視庁の人間は青山の目から見たせいかいやらしく見える。一方の札森は水を得た魚のように生き生きしている。
(やっぱこいつも政府の人間だな。)
青山は出された茶を一気飲みしようとするも湯呑が熱いせいで叶わなかった。
「そんで何で俺らを呼んだんですか?」
「実は警視庁にある男が助けてほしいと言ってきた。だが俺たちだけでは特定有害生物についてよくわからないからな。特定有害生物対策センターたる4Cに依頼したってわけだ。」
「特定有害生物関連ですか。」
札森は溜息をつきながら資料に目を通す。一方の青山は前から気になっていたことを指摘することにした。
「その特定有害生物って噛まないのか?アマゾンでいいんだよ。」
「はいはい、了解しました。……!この男って。」
「誰だ?」
青山の質問に珍しく札森は素直に答えた。
「神山減命です。」
青山たちが帰った4Cのオフィスには本棚や武器の収納スペースなどが入っていた。ソファーも増えておりそこには手当てが済んだ赤松と茶を入れる白木がいた。
「水澤さんは?」
「ちょっとショックで貧血起こしちゃって…。病院にいます。」
ため息の付き方から赤松は美月を4Cに入れる気はないのだと察した青山は防弾チョッキを脱ぎながら白髪交じりの中年男性 神山をソファに座らせた。札森も髪の毛をいじりながら神山の向かい側のソファーに座り込む。
「えーっと神山さん。本名 小林隆さん。」
「神山で結構です。」
「あ、そすか。じゃあ神山さん。どうして警察に自分を守ってくれっつったんですか?ちょい前まであなたはイースヘブンの教祖として教団の中じゃいい感じのとこにいたんでしょ。」
札森の適当な事情聴取に呆れる青山。それをなだめるように白木は冷たい水を青山に渡した。
「確かに3か月前まで私は教祖として皆を導いてきました。しかし奴が現れたんです…!」
「やつ?」
「尾宿商ですよ、あのアマゾンを喰らうアマゾン…!」
札森が”びしゅくはかり”とタブレットに入力している。とりあえず情報はきちんと入力しているようだ。
「私は3か月前、集会が襲われた時…その…。」
「?」
「に…逃げてしまいまして…。」
「あー、イースヘブンの元々の考え方はアマゾンに喰われてなんぼって感じすからね。教祖が真っ先に逃げちゃしゃーないすね。」
「あんな場面になったらそりゃ逃げるでしょう!」
「宗教は金になる。」ギャンブルに頭がいっぱいだった時、誰かが言っていた気がする。
この男もその考えで教団を作ったのだろう。いずれにせよこの男に大層な考えや信念はない。
「後で戻ろうと思ったら尾宿が皆に持ち上げられていたんです。私が決めた黒いローブも脱ぎ捨てて白い服装に変わってて…。」
「考え方が変わった…ってことですよね。」
「アマゾンを喰う尾宿が仲間になったから強い姿勢を持てるようになったってことすかね。」
”びしゅくが入って考えシフト”と打ち込む札森のタブレットを奪い”尾宿”と打ち直す青山。嫌な顔をしながら札森がタブレットを奪い返す。
「教団のみんなは変わってしまった。真っ先に逃げた私を非難し…しまいには夜を狙って襲ってきたり…。」
自業自得…といって追い返すわけにもいかない。4Cの仕事は神山をイースヘブンから守ることなのか怪しい所であるが政府の考えに逆らうわけにはいかない。
赤松は保護するために基本的にオフィスにいるよう神山に伝える。そのオフィスの扉の向こうにはアタッシュケースを手にした加納省吾がハンカチで口を押えながら聞いていた。
神山が4Cに保護されてから数か月。
イースヘブンの拠点は今やマイクロバスになっていた。中には通信機やパソコンなど多くの機械が積まれ、宗教団体と言うよりは一つのアマゾン対策組織のようだ。
奥の方には玉座のような大きな椅子が置かれ、商はそこに座っている。三崎は何気なく商の横に行って話しかける。
「ハカちゃん。」
「おい、貴様!商様になんてことを!」
「…別にいい。」
三崎を叱った信者は商に会釈をすると自分の作業に戻った。
「ハカちゃん、たんぱく質だよ。」
三崎はアマゾンズインジェクターで商の腕に高濃度たんぱく質を注入する。
「すまんな。」
「いいのいいの。」
注入が終わると三崎は空のアマゾンズインジェクターを抗菌用の台に置いた。手を拭いて自分の席に戻ろうとするとマイクロバス内のブザーが鳴り響く。
「覚醒後のアマゾンの反応があります!」
運転手はすぐにその地点をナビに登録し、その場所へ急ぐ。商も横に置かれていたオリーブ色のブルゾンを羽織って外へ出る準備を整えた。
現場に着くと既に何人かの人間がトンボアマゾンによって喰い散らかされていた。信者たちはバスから降りると扱いやすい小型拳銃でトンボアマゾンを牽制する。
既に理性を失っているトンボアマゾンは挑発に乗るように弾丸を放った信者たちを襲おうとする。とその時バスから商が下り、近づくトンボアマゾンに蹴りを入れた。
「ウオオオ!!」
商の体から熱気と共に爆風が放たれ、サソリアマゾンの姿に変化した。オレンジ色の釣り目はアマゾンズドライバーで変身するアマゾンたちと同じ位の大きさをしている。
頭部はアルファによく似た形をしているが辮髪のような三つ編みが付いている。黒いその肉体の臀部からは地面にまで到達しそうな長さの尾っぽがフワフワと動いていた。
「ガウウウ…。」
威嚇でトンボアマゾンを睨みつけるサソリアマゾン。先に動いたのは飛行能力のあるトンボアマゾンであった。サソリアマゾンに飛びかかるように襲い掛かる。
サソリアマゾンは尾を伸ばしトンボアマゾンの心臓部をめがけて貫こうとしたが、尾の軌道をトンボアマゾンから放たれた風の斬撃でずらし、肩を貫くにとどまった。
「グギャアアウウ!!!」
黒い血が噴き出しつつトンボアマゾンから尾を引き抜くサソリアマゾン。信者たちはバスの中で祈りをささげている。三崎もサブマシンガンを手にしているが周りの信者たちが一切動かないことから、自分もバスの中で待機していた。
とその時、ジャングレイダーの吹かす音がバスの外から聞こえた。三崎が窓の外を見るとそこにはアマゾンズドライバーを装着する悠が見える。
「悠お坊ちゃま…!?」
悠は三崎に気が付くことなくサソリアマゾンとトンボアマゾンの前でアクセラーグリップを回す。
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「ハァ!アマゾンッ!!」
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本能に身を任せるというよりは気合を入れるように掛け声を叫ぶ悠。体から緑の熱気が放出されオメガへと変身した。姿勢を低くしつつ右手をバトラーグリップに置き、飛び上がると共にバトラーグリップを引き抜くことでアマゾンサイズを作ってアクセラーグリップを捻る。
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飛びかかった勢いによって鎌型のアマゾンサイズの切れ味はさらに増している。かつて駆除班の大滝が変身した同種類のアマゾンを駆除した際と同じようにトンボアマゾンの胴体は2つに分かれた。
「…ごめん、覚醒したらこうする約束だったから…。」
オメガがバトラーグリップをアマゾンズドライバーに戻して呟いた。その隙をついてサソリアマゾンは尾を伸ばしてオメガを襲う。
それを見切ってアームカッターで尾を斬りつけるも、固くなっている尾から血液が出ることはない。
「君がアマゾンを狩るアマゾンだね。なんとなくそうなってしまった原因は分かるよ。」
「…お前を喰う…!」
「悪いけどまだ死ぬわけにはいかないんだ。皆を守るために…君を狩る!」
オメガはサソリアマゾンに向かって駆けていく。尾による攻撃を繰り出すもそれを全てかわしていくオメガはあっという間に接近戦に持ち込み、アームカッターでサソリアマゾンを斬りつける。
「グアアア!」
サソリアマゾンは何とかして距離を取ろうと飛び上がってバスの近くまで近づこうとするもその隙を与えることなくオメガはフットカッターによる足技で傷を与えていく。
「グアア!」
大きなダメージを負ったサソリアマゾンは冷気を放って商の姿へ戻った。バスから出てきた信者によって囲われ、オメガは手が出せなくなってしまう。
均衡状態が続く中、バスとジャングレイダーが止まる横にノザマペストンサービスのバンが止まり運転手が下りてきた。
「福田…さん?」
オメガは突然現れたかつての仲間に驚きを隠せない。福田は黙って手にしたアタッシュケースからコアユニットがオメガと同じ釣り目、しかし中心の銀色の装飾が黒くなったアマゾンズドライバーを商に投げた。
「橘本部長の命令だ。それを使え。」
三崎もバスの中から福田の行動に驚きを隠せない。しかし今ここで出てしまえば潜入の意味はなくなってしまう。自分の気持ちをグッと堪え、三崎はバスの中で待機した。
一方の商はオレンジの瞳のような装飾のアマゾンズドライバーを腰に巻き、アクセラーグリップを捻った。
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「アァマァゾォンッ!」
オレンジ色の熱気が放たれ、周りの信者たちの中には吹き飛ぶ者もいる。やがて商はサソリアマゾン 改めアマゾンコッパへと変身を遂げた。
なんだか長くなってしまいましたが2話終わりです。
既にお気に入りに登録して下さった方、ありがとうございます。
面白くなるように頑張っていきます。
さて今回はサソリアマゾンがアマゾンコッパに変身する回でしたね。
コッパはQの元になったギリシャ文字だそうです。アルファとオメガは物事の最初と終わりを示すようですがコッパは…特に決めてないですw
シグマはなんでシグマにしたんでしょうね?とりあえずコッパは今後、本編でも使われないだろうと期待してます。被ったら…すいません。
最後に元駆除班の現状を書きたいと思います。何かここで書いた方がいいことがあれば感想等にお願いします。
志藤…不明
マモル…アマゾンたちと共にいる
高井…不明
三崎…令華の命令で宗教団体イースヘブンに潜入中。
福田…野座間製薬 国際営業戦略 本部長 橘の元で働いている。まだ4Cには入っていないです。