うぇるかむとぅ天の国   作:わぁい

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歯の詰め物が取れてしまい歯医者へ行きました。
死ぬほど痛いぞ。


いつの時代でもお買い物は楽しいものである

こんばんわ、北郷一刀です。

華琳と日本を歩ける日が来るとは・・・。

生きていて良かったと思える瞬間です。

あとドラッグストアに着いたんですけどね?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・。」

 

自動ドア「ナンヤネンワレ」

 

 

 

 

まさかの自動ドアVS華琳様 予想外の開戦である。

 

(あれ触るタイプなんだけど・・・気がつくかね・・・)

 

華琳様 チョットピョンピョンする。

開かない。

ちょっと下がってみる。

開かない。

睨んでみる。

開かない。

 

(あっ・・・店員さんが下向いてプルプルしてる。)

 

そりゃ可愛い生き物があんなことしてりゃああんな風になるわなと店員に同情する一刀。

 

「・・・。」シュン

 

(あっかわいいわコレ。)

 

一刀さんほっこり。

でも華琳さんはしょんぼり。

 

「・・・!」ピコン

 

(おっ?)

 

ここで華琳さん。ドアの印に気がつく。

 

「・・・。」ソー

 

ペタ

 

自動ドア「よこそ。」ガラガラ

 

「! 一刀!開いたわ!」キラキラ

 

「ボドドドゥドオー。」

 

「は?」

 

「ごめんちょっと魂の叫びが出ちゃった。」

 

華琳様、ご入店。

 

 

「・・・コレが全て薬・・・。」

 

「ん~、全部ではないかな。食料とかも少し売ってるよ。」

 

「信じられないわね・・・。」

 

マジマジと商品棚を見つめる華琳。

パッケージに書いてある文字は理解できるのであろうか。

 

「一刀。これは?」

 

「それは風邪薬だね。」

 

「へぇ・・・良く効くのかしら?」

 

「個人差があるかなぁ・・・。」

 

ここで一刀さん豆知識

風邪に特効薬は無いのですよ!

市販薬のほとんどは栄養剤なんですよね!

買う気が無くなるね!

 

「・・・これは?」

 

「あっ、それ頭痛薬だよ。頭痛にバ○ァリン。」

 

「・・・そんな素晴らしいものがあるのね・・・。」

 

「・・・華琳の場合かなりひどい頭痛だし効き目が薄いかもなぁ。市販薬だし。」

 

「やはりそういうものなのね。」

 

ハァと思わずため息が出る華琳。

眠れないほどの痛みから解放されるのかもと期待していた分失望感は大きい。

 

「華琳の場合は医者に見てもらったほうがいいかもね。医学も進歩してるし、原因がわかるかも。」

 

「ならそっちの方に期待しておきましょう。」

 

華琳様、お買い物続行。

 

「一刀これは?」

 

「あぁ、肩こりに効く塗り薬だね。」

 

「こっちは?」

 

「目薬だね。目の疲れに効くんだ。」

 

「・・・水素水ってなによ?」

 

「愚か者が信じる飲み物です。ポイしてきなさい。」

 

「・・・極薄?何が薄いの?」

 

「はい、近藤さんですね~。すぐに戻しましょう華琳さん。」

 

「近藤さん?」

 

一刀さん、ここで使用用途を説明。

華琳は黙って品物を元の場所に戻した。

 

「・・・先に言いなさいよ・・・バカ・・・。」

 

少し赤面する華琳様。

続いて日用品エリアに。

 

「化粧品とかも売っているのね。」

 

「多少はね。化粧水とか安価なものなら大抵売ってるかな。」

 

「便利なものね。」

 

改めてドラッグストアに感心する華琳。

庶民が化粧品を買うなど考えられない時代から来たとなれば受ける衝撃は大きい。

 

「・・・これは?」

 

「これは髪を洗う薬品だね。」

 

「そんなものまであるの?」

 

「うん。これは汚れを落とす薬品で、こっちは髪を痛まないようにする薬品。こっちは身体洗うための薬品だね。」

 

「それにしても種類が多いわね・・・。」

 

「効果が違ったり香りが違ったりするんだよ。あと肌が弱い人のための薬品もあるんだ。」

 

「全て同じわけではないのね・・・。」

 

マジマジと品物を見比べる華琳だが・・・。

 

「・・・漢字とひらがなに混じって色々書いてあるのは何かしら?」

 

「・・・あぁそうだった。わからないよなぁ・・・。」

 

英語やら数字、カタカナ等華琳には理解できない文字の羅列がずらり。

当然効果などわかるはずも無い。

 

「・・・ていうか華琳。ひらがなの事覚えててくれたんだね。」

 

「えぇ。覚えておいて損は無いと思ったけど、こんなところで役に立つなんてね・・・。」

 

本人はしみじみと語っているが、ひらがなを教えた一刀本人は覚えてくれていた事に感激していた。

 

「・・・教師にでもなってみようかな・・・。」

 

「・・・女子は厳禁ね。」

 

「うわぁ信用ねぇ。」

 

「だって貴方だもの。」

 

笑いながら買い物をしていく二人。

気がつけば大体必要なものはかごの中に入っていた。

 

「大体こんなもんかな。」

 

「結構な量になったわね。」

 

「まぁ新生活始めるならこんなもんでしょ。」

 

「・・・お金の方は大丈夫なの?」

 

「このくらいなら平気平気。」

 

(そういえば貂蝉からもらったカード確認してなかったなぁ。あとでコンビニで確認してみるか。)

 

こうしてお買い物終了。

帰り際に店員さんに いいもん見せていただいてありがとうございます なんて言われた。

可愛いでしょ?ウチの覇王様。

また来ますね。

 

店を後にする一刀と華琳。

帰り際の自動ドアは触れなくても開いたため一悶着は無し。

ちょっと残念な一刀と店員さん。

 

「・・・っ。流石に夜は冷えるな・・・。」

少しブルリと身を震わせる一刀。

店が暖かったため余計に気温差を感じる。

 

「・・・・・・。」ジー

 

「ん?どったの華琳?」

 

華琳様がジーっとこちらを見ている。

 

「・・・んっ。」ムギュ

 

「おふっ。」

 

華琳がいきなり腕を抱いてきました。

暖かすぎワロタ。

 

「・・・さ、寒いって言ってたから・・・ダメ・・・?」

 

「ボドドドゥドオー。」

 

「またそれ!?何なのよその声は!」

 

「ごめん、ちょっとまた魂の叫びが・・・。」

 

「魂の叫びって何よ!?」

 

「男の子は単純なんだよ華琳。」

 

「何言ってるの貴方は・・・。」

 

ギャーギャーと口論しながら、しかし幸せそうに歩く二人を街頭が照らす。

こうして華琳の日本初日の夜は更けていく。

 

(母上様・・・俺は今すごく幸せです・・・。)

 

夜空を見上げてそう思う一刀だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ごめんなさい一刀・・・。水素水とやらを間違えてかごに入れてたみたい・・・。」

 

「ポイしてきなさい。」

 

最後まで締まらない二人だった。

 

 




次回 就寝
続きます。
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