現実は厳しいですね・・・
こんばんわ、北郷一刀です。
ドラッグストアからの帰り道で貂蝉からもらったカードの事を思いだしたので確認に行ってみることにしました。
せっかく外に出たんだしやることやっておきましょう。
「また店が開いてるわ・・・もう日も暮れているのに・・・。」
「これがコンビニでごぜーますよ華琳さん!」
「こんびに・・・そういえば貴方がいつだか作戦の名前に挙げてたことがあったわね。」
「そそ。その名前はこの店の仕組みから取ったんだ。」
コンビニ作戦
それは一刀が対呂布軍用に考えた作戦。
各陣営に攻める時間を割り振ることで1日中攻め続ける中々にエグイ作戦。
相手に休ませる隙を与えないという数にものをいわせた作戦。
一刀はその由来はこの店の仕組みだと言った。
「・・・覚悟を決めましょう・・・。」
「うん。何を決めてるかわからないけどそんな物騒な店じゃないからね?奇襲とかもないからね?」
華琳さん勘違いである。
「自動ドア・・・ではないのね・・・。」ホッ・・・
(・・・ちょっとホッとしてる・・・。)カワイイ
「なにかしら?」ギロッ
「なんでもありませんっ!どうぞ御入店くださいませ華琳様っ!」
日本へ来ても覇王様の気に衰えはなかったそうな。
華琳様御入店。
ッシャッセーー
「清潔感がある店ね。」
「食品が多い店だからね。汚いと色々問題が・・・。」
「まぁ未来もそういう観点は変わらないのね。安心したわ。」
華琳は店内をキョロキョロと見学。
その間に一刀は貂蝉からもらったカードの確認のためATMへ赴く。
(やっぱりキャッシュカードで間違いなさそうだ。)
「あら。これは何一刀。」
「あぁこれはATMっていってお金を振り込んだり引き出したり出来る機会なんだけど・・・。」
「なんでお金がでてくるの?」
「そこはまず銀行ってものから知らないとなぁ・・・。」
雑談しながらぽちぽちと画面を操作。
残高照会をしてみる一刀。
ピロン
「・・・。」
「・・・一刀。円って文字の前に並んでるものは何なの?」
華琳はアラビア数字などわからないので一刀に素の質問をする。
しかし返答は無い。
「・・・一刀?」ヒョコッ
「・・・・・・・・。」チーン
「ちょっと!?一刀!?」
「・・・・・・・・。」ヨーグルトデスカ?
「・・・戻って来なさい。」パァン!
「いたぁい!!」
一刀帰還。
「・・・いやぁ夢かなぁって。」
「あら。じゃあもう一回目覚まししておく?」
「ダイジョウブデスモウイイデス。」
もう一度ATMの画面に視線を戻す一刀。
そこには確かに40億の表示があった。
「・・・ハッハァ!コリャドッキリですねぇ!カメラドコダァオイ!」
「・・・。」スゥ・・・
「私の夢は現実です。」シャキッ
「よろしい。説明なさい。」
そりゃ覇王様が手を振り上げりゃあ降伏しますよ。えぇ。
とりあえず日本という国で1人の成人が一生にかかる費用を説明したのちに現在一刀さんが手に入れてしまったお金の総額を説明。
今度は華琳さんもフリーズ。
現状どうしようもないので帰宅することに。
「すげぇや銀行口座って本当に上限無かったんだね。」
「知らないわよ!それよりもどうするのよあの量のお金を!」
「どうするもなにも普通に生活するって。」
「あら。意外と冷静なのね。」
「申し訳ないけど袁紹さんみたいになるのは・・・。」
「・・・私が悪かったわ一刀。」
「理解早いっすねぇ華琳さん。」
身の程知らずは身を滅ぼす。
嫌というほどその生きた実例を見た一刀。
お金はありがたく貯金させていただくことに。
「・・・ご飯にしよう華琳。」
「・・・そうね。今難しく考えても進展は無いわね。」
考えても仕方ないという結論に至った二人は夕食を作る事に。
「おっしゃぁ!華琳に本場の和食を食べさせてやるぜぇ!」
「あら楽しみね。」
~1時間後~
「完成です。」ドヤァ・・・
「・・・へぇ。美味しそうじゃない。」
スタンダートにご飯・大根の味噌汁・焼き鮭・ほうれん草の煮物(母上様作)・ブリ大根・納豆
まるで朝食のようなあっさりメニュー。
「「いただきます。」」
暖かいうちに召し上がるのは食材への礼儀ですね。
「食べやすいわね。油っ気が少ないのね。」
「和食の良い所はそこだね。病気のときでも食べやすいよ。」
「この煮物の味付けは見事ね・・・。」
「あっ。それ母さんが作ったやつだ。」
「貴方の母親がこれを?教わりたいものね・・・。」
「・・・そっちのブリ大根は?」
「・・・まだまだ甘いわね。」フッ
「畜生!」
こうして楽しい夕食の時間は過ぎて往き・・・
「あっ、華琳。前にも言ったことあるかもだけどいつでもお風呂入れるからね?」
「本当なの!?」ズイッ
「わぁ食いつきすげぇ。」
向こうじゃ毎日入れるものではなかったのでそれはそれは嬉しそうに目を輝かせたそうな。
さっそくお風呂の説明に入る一刀。
「狭いのは勘弁してね。庶民の風呂なんてこの程度だからさ。」
「狭い代わりに毎日は入れるなら、私は後者を選ぶわ。」
即決である。風呂は偉大であった。
その後基本的な使い方・シャンプー等の使い方を教える一刀。
覇王様さっそくご入浴。
(日鞠ちゃん下着も貸してくれたんだ・・・。)
ええ子や・・・と感動しつつお風呂終了を待つ一刀。
夜は更けてゆく。
~更に1時間後~
お風呂上り艶々の華琳様。
良いものね・・・と現代科学の力に感謝していたとか。
一方一刀は10分入浴。カラスの行水である。
ささっと就寝準備へ。
「もう11時か、早いなぁ・・・。」
「・・・そうね・・・。」
明らかに元気の無い華琳。
窓の外をボーっと見つめる。
「・・・華琳、大丈夫?」
「・・・一刀・・・お願いがあるの・・。」
何でしょうと布団の上で胡坐をかいて待ち状態の一刀。
「・・・一緒に寝てくれないかしら・・・?」
おずおずとお願いする華琳。
俯いているもののふざけた様子は無く真剣な願いだった。
「・・・うん。おいで。」
そういった瞬間ポスンと身体に重みが加わる。
不快感は一切無く朝と同じように2人で布団に入る。
「華琳さ・・・。」
「?」
「寝て起きたらまた戻ってるんじゃないかって思ったんでしょ?」
「・・・貴方はいつも変な所で察しがいいわね・・・。」
「特技だからね。」
「うるさい、バカ・・・。」
どうやら当たりらしく、可愛く一刀を罵倒しながら頭をグリグリと押し付ける華琳。
「大丈夫だって。華琳は消えないよ。」
「・・・なんでそんな事が言えるのよ・・・。」
「勘です!」
「・・・まったく・・・貴方は・・・。」
あきれたように笑う華琳。その顔にもう不安は無かった。
「でも・・・信じるわ・・・その勘をね・・・。」
「うん。北郷さんに任せなさい。」
「・・・おやすみなさい・・・一刀。」
「おやすみ華琳。また明日。」
一刀は気持ちよさそうに眠る華琳の頭を撫でながら目を閉じる。
明日は何を教えてあげようか。どんな場所に連れて行ってあげようか。
期待に胸を膨らませながら眠りにつくのであった。
次回、ら○ぽーとへ行く
買い物回です。
豊洲か・・・船橋か・・・