うぇるかむとぅ天の国   作:わぁい

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感想が来ると嬉しいですね。
ダメと言われたなら精進するし、面白いと言われると更にやる気が起きるものです。


旅人の服があるだけ勇者はまだマシである

どうもこんにちは。北郷一刀です。

華琳さんに苗字がつきました。

本名が乃嶋華琳となるわけですね。

え?本人ですか?

それがですね?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・・。」キラキラ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いやぁ目を輝かせて名前書いた紙持ってるんですよこれが。

可愛いですね。どこでレベル上げしてきたのでしょう彼女は。

こっちのダメージを考えて欲しいですね。うん。

あっ、ふにゃっと笑って布団の上でコロコロし始めました。

 

 

 

 

「なにこの可愛い生き物。」(華琳さーんもどってきてー。)

 

本音と建前が逆になる一刀。色々と限界を超えている。

 

「・・・ハッ!」

華琳様ご帰還。

恥ずかしさからか布団に潜り込み顔だけヒョコリと覗かせる。

 

「畜生進化しやがった手がつけらんねぇ!」

 

2月のお昼頃。茶番は繰り広げられる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「さて華琳さん。次の問題があってですね?」

 

「え、えぇ・・・。」

 

二人は机を挟んで向かい合いながら話す。

まだ恥ずかしさが抜けないのか若干目をそらして華琳は次の言葉を待つ。

 

 

 

「女性の為の日用品などこの家には一切ないのですよ!」

 

「!?」

 

そう、一刀は一人暮らし。彼女が居たわけでもない。

衣類はもちろん、日用品はほとんど男性向けのもの。

華琳がこれから衣食住を共にするにはあまりにも準備不足すぎる。

 

「とっ、言う訳で!お買い物に行きたいとおもいます!!」

 

「おぉー。」パチパチ

一刀の気迫に押され思わず感嘆の声を上げ拍手をする華琳。

このシュールな光景はなんなのだろうか。

 

 

「ところで、私はこの寝巻きしかないのだけれど?」

 

「・・・・・・あっ。」

 

うっかり一刀さん。外出用の服が無いことに今気がつく。

流石に一刀の服は華琳には大きすぎる。

 

「まずいなぁ・・・どうしたものか・・・。」

 

一刀は頭を悩ませる。何とかならないものか・・・。

 

「・・・そうだ!日鞠ちゃんだ!」ポムッ

 

「ひまりちゃん?」

 

一刀は手をポムッと打つ。

こんなにも近くに頼れる女性が居たじゃないか。

 

「まだ寮にいるかなぁ・・・。」

 

一刀はスマホを取り出し電話をかける。

華琳は奇怪な顔をして一刀を見る。

 

「あっ、そうか携帯の本来の使い方見せるチャンスだよな。」

 

「???」

 

一刀は通話をスピーカーモードに切り替えて机の上に置く。

prrrrrrという初めて聞く電子音に華琳はビクンと驚くがその後はマジマジとスマホを凝視する。

 

「これが携帯なのね・・・以前見せてもらったものとは随分形が違うのね。」

 

「技術の進歩ってやつかなぁ。」

 

説明しようとするとガチャっと音が鳴る。

再びビクッとなる華琳。

 

 

「・・・・もしもし・・・?」

 

「あっ、繋がった。もしもし?日鞠ちゃん?俺俺、一刀だけど・・・。」

 

「・・・・・オレオレ詐欺・・・?」

 

「ちょっとまってなにこのデジャブ。詐欺じゃありません!切らないで!おねがいしますからぁ!」

 

一刀さん懇親の哀願。

華琳さんはというと

 

「あんな小さな箱から人の声が・・・。」

 

そうつぶやいて何か種があるのではないかと机の下やら部屋をキョロキョロと見回す。

 

「・・・ふふっ、・・・冗談だよかずくん・・・。」

 

くすくすと笑う声が聞こえてくると一刀はホッと胸をなでおろす。

 

「勘弁してよぉ日鞠ちゃん。」

 

「ごめんね・・・?かずくん・・・おこった・・・?」

 

「うんにゃ?全然?」

 

「そう・・・よかった・・・。」

日鞠ちゃん 初めて友人に冗談を言うことができ通話越しにガッツポーズ。

 

「ところで・・・どうかしたのかずくん・・・。」

 

「あっ、そうそう。ちょっと頼みごとがありまして。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「女性物の服かしてもらえないかなぁ?」

 

「・・・・・・・・・えっ?」

 

日鞠困惑。

一刀さん、自分の発言のやばさに気がつく。

 

(まずいよね?完全に変態さんの発言だったよね?あぁ・・・人生詰んだ・・・。)

 

冷や汗をだらだら掻きながら返答を待つ一刀は天を仰いだ。

 

「・・・わかった。・・・適当に見繕ってそっちに持っていくね・・・?」

 

「え?いいの?本当に?」

 

「かずくんの事だし・・・きっと事情があるんでしょ・・・?かずくんはたっちゃんと違って・・・真面目だし・・・。」

 

天使や。通話越しに天使がおるでぇ・・・。

一刀はそう思い滝のように涙を流す。

 

「ごめんね日鞠ちゃん。本当に助かるよ・・・。」

 

「ううん・・・。気にしないで?たっちゃんがいつも迷惑かけてるし・・・これぐらいさせて・・・?」

 

天使やない、女神や。女神様や。

一刀は日鞠の存在を神に感謝するのであった。

 

「それじゃあ・・・ちょっと待ってて?すぐに持っていくから・・・。」

 

「ありがとう!待ってるよ!」

 

「うん・・・じゃあ・・・またあとでね・・・?」

 

そういって通話が終わる。

画面には通話終了の文字が映し出される。

 

「ふいぃ~何とかなりそうだ。」

一安心して一刀は華琳に目を向ける。

 

「・・・・。」ジト~

 

「うん?」

 

ジト目でこちらを見てくる華琳様。

 

「・・・一刀。今の女性はだれなの?」

 

やや不機嫌そうに一刀にたずねる華琳。

ここまでくれば一刀も理由を察して説明をする。

 

「あぁ!日鞠ちゃんのことね!」

 

「そう、その日鞠とかいう女は一刀のなんなの?」

 

「日鞠ちゃんは俺の友達の及川ってやつの彼女・・・恋人さんだよ。」

 

「!!・・・そ、そうなの・・・先に言いなさいよ・・・。」

 

「ごめんごめん。」

 

そう言ってぽむぽむと華琳の頭を撫でる一刀。

一瞬ムッとしたがすぐに嬉しそうに華琳は一刀に撫でられる。

 

「日鞠ちゃんが来るまで待とうか。」

 

「そうね、どうせ暇なんだしこの携帯について教えてくれないかしら?」

 

「あぁ、ここれなんだけどさ・・・。」

 

そういって一刀の膝の上でスマホの説明を受ける華琳。

未来の技術を目の当たりにし、目を輝かせるのであった。




次回
人見知りさんと覇王様 ご対面です。
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