天災ウサギと普通になりたかったバケモノ   作:ソーミア

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バケモノにふさわしい機体になってると思う・・・んだけどなぁ


クラス代表決定戦〜セシリア戦〜

〜一週間後〜

 

この一週間で一夏君のレベルアップを全面的にサポートした

肉体面は箒さんに知識面は僕が担当した

別に箒さんに任せなくても良かったんだけど束さんからの指令があったので任せることにした

束さんが言うには

 

「いっくんと箒ちゃんをくっつけさせたいんだ〜よろしく!あと、ちゃんと毎日連絡しないとダメだゾ!」

 

笑って誤魔化したけどね

ま、これからの戦いに集中しようか!

一夏君のISはまだ届いていないらしいので僕から先に戦うことになった

 

「それがお前の専用機か」

 

織斑先生が僕のISを見てそう呟く

真っ黒の機体

装備は何もないと言うイカれ具合

 

「そんな機体で戦えるのか?」

 

「まぁ、見ててください!先生よりいい動きできるとは思ってないですけど!」

 

先生が見てる中で戦うのは緊張するけど大丈夫勝てる勝てるー

 

「やっときましたわね!?あんなに大口叩いたので逃げたかと思いましたわ」

 

「ごめんごめん待たせたかな?大丈夫一歩も動かないからさ!」

 

「むきっー!どれだけ私をバカにしますの!」

 

僕は定位置につく

すると僕のISから機械音声が流れる

<スキャン 完了 インストール 開始>

すると僕の何も装備していなかった機体が相手の機体

ブルーティアーズと全く一緒の形・装備に変わった

 

「何なんですのそれ!?」

 

「これが僕の機体フル・レプリカだよ」

 

フル・レプリカ

相手の形・装備に同じになる

ここまでだったらチートもいいところなのだが・・・

相手の性能よりも格段に下になってしまう欠陥品だ

正々堂々不利な条件で強制勝負という束さんお手製

僕専用の本気で戦える仕様になっている

それに加えて今回は動けないハンデ付き

勝てるのかなー

 

「攻撃してこないならこっちから行くよ」

 

ブルーティアーズの主力武装スターライトmklllを装備し相手に向かって撃つ。この時レプリカの性能上ロックオンができないというクソ仕様だったが届きはするのでロックオンせずに撃つ

これをセシリアさんは余裕で避ける

 

「何ですの?そのへなちょこな攻撃は」

 

「はは、おっしゃる通りで」

 

相手も同じ装備で撃ってくる。スピードも威力もやはり上のご様子

動いて回避運動を取ることはできないので近接武器を呼び出してレーザーの軌道をずらす

まずい、これは本当にまずい

はぁ、遊べる余裕もなさそうだし

 

「ごめんね?本気出すね」

 

そうセシリアさんに通信を入れると同時に装備を展開する機体の名前でもあるピット型の武器ブルーティアーズで相手を取り囲むように撃つ

 

「きゃ!この装備も同じですの!?」

 

そしてロックオンできないレーザーライフルでブルーティアーズと波状攻撃を繰り出す

 

「ど、同時に!?私よりも扱いが上手いなんて!?」

 

「っく!このままじゃ終われませんわ!!」

 

相手もブルーティアーズを展開しようとするがその前に全て撃ち抜く

あれを出されたら流石に負ける

かなり一方的な試合展開になっちゃったなぁ

 

「じゃあ、最後にプレゼント見せてあげるね」

 

「ハァ・・・ハァ・・・プレゼント?」

 

僕はビットとレーザーライフルをセシリアさんに向けて撃った

セシリアさんはそれを何とか避けようとしたその瞬間

レーザーが曲がり全弾命中した

BT偏光制御射撃(フレキシブル)

と呼ばれる高難易度の技だ教科書に載ってたからやって見たら案外できるものだった

セシリアさんのエネルギーが0になり試合終了のブザーがなる

 

「BT偏光制御射撃・・・」

 

「ぶっつけ本番でやって見たけどできるもんだね」

 

「ぶっつけ本番!?あなたあれがどれほどの技術がいるかわかってますの!?」

 

「え!?いや、全然?」

 

「・・・あなたどれだけバケモノ染みてますの・・・」

 

バケモノか・・・

そう呼ばれるのも久しぶりだなー

でも、この子から言われて悪い気はしない。だって全く怯えがないし敵意だって感じられない

昔は敵意や恐怖の感情がごちゃ混ぜになった目で言われてたからなぁ

 

「ここにもっとバケモノがいるでしょ?」

 

俺は上で見ている織斑先生に視線を向ける

 

「違いありませんわ」

 

僕たちは笑って握手をした

こんなに歓声をもらったのは初めてだ

 

「今度ブルーティアーズの特訓に付き合ってくださいね」

 

「僕なんかでよければ君の力になるよ」

 

「あなたから教わることは多すぎますわ!次の試合も頑張ってくださいね」

 

セシリアさんからは試合が始まる前までの敵意は消えていた

セシリアさんが応援してくれたんだ次の試合を頑張ることにしよう

一夏君とのハンデ無しの試合を・・・




あぁ・・・あぁ・・・我らが一夏さんの運命やいかに
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