これをみないなんて人生の九割九分損決定!?
放送局:ミッドチルダ
放送時間:20XX年㋆㏠㈰6:30~
※全部嘘です
いっけな~い、遅刻遅刻!
わたし高町なのは、私立聖祥大学付属小学校に通うごくごくフツウの小学三年生!
海鳴市でナンバーワンの人気を誇る喫茶翠屋の看板娘としてご近所さんから県外どころか異世界まで名前が知れ渡ってたりするけど、そんなの誤差の範囲だよねっ?
そんな巷で将来はボンキュッボンになること間違いなしだと噂になってる美少女街道を悠々自適にお散歩しているわたしだけど……まずい、このままだと学校に遅刻しちゃうよ~!
もう、なんでよりにもよってお父さんとお母さんが結婚8年目?くらいの新婚旅行に泊りがけで行ってるときに限って目覚まし時計が壊れちゃうの!?
お兄ちゃんとお姉ちゃんは今日日直だから先に行ってるって昨日言ってたけど、でもでもっ、朝学校に行く前に起こしてくれてもいいと思うの!ぷんぷん!
スクールバスはもうとっくに最寄りのバス停を通り過ぎてるし、家から学校までそう遠くはないとはいっても美少女であるわたしが全速力で街中を走るなんてはしたないことできないよ~!このままじゃ間違いなく遅刻確定!ちょっとドジなところもあるなんて、そんなのばれちゃったら美少女度急上昇で世界に名を遺すトップアイドル街道までお散歩することになっちゃう~!!
でも大丈夫!ごくごくフツウの美少女高町なのはは、周囲の一般ピープルより美少女だからちょっとだけトクベツなところもあるの!それは……。
「レイジングハート、セットアップ!」
この地球の平和を守る美少女魔法少女、リリカル☆なのはに変身することができちゃうのだ!のだのだ!
「あっ、なのはちゃん!バスに乗ってこないから遅刻しちゃったのかと思ったよ~」
この紫色の髪の毛が特徴的だけどわたしより数段劣るかわいい女の子はお友達の月村すずかちゃん。チャームポイントはカチューシャかな?
「にゃはは、ちょっと寝坊しちゃって…でも、間に合ったからセーフだよね!」
「もう、そんなわけないでしょう?日ごろから早寝早起きを心掛けていれば遅刻なんてするはずがないんだから!遅刻じゃなければセーフ、なんて甘ったれたこと言わないの!」
こっちの言い方がちょっとキツめのツンデレ娘は同じくお友達のアリサ・バニングスちゃん。たまにアリサ・ローウェルって名前が浮かんでくるけど気のせいだよね?ツンデレが少しうざいときもあるけど基本的には優しいツンデレさんなんだよ!
「うぅ~、アリサちゃん厳しい…」
「そんなことだと、今日くる転校生に下に見られたって仕方がないんだからね!」
「転校生?」
アリサちゃんの言葉をつい往復しちゃった!ちょっと抜けてるところもあるなんて、これじゃあ大物芸能人からプロポーズされて玉の輿に乗っちゃうよう!
そんな当たり前のことはともかく、転校生か~。この学校に転校生なんて珍しくて、つい気になっちゃうな~。どんな子なんだろう?ま、美少女魔法少女であるわたしよりかわいい子なんてそうそういないから関係ないんだけどね!
「はじめまして、フェイト・テスタロッサです。よろしくお願いします」
な、なんだって~~~~~!?
この転校生さん、アリサちゃんより艶やかな金髪、すずかちゃんより柔らかくて心地いい雰囲気、そしてなにより、わたしと同レベルの美少女だよ!
でもでもっ、美少女魔法少女っていうアイデンティティが被るなんてことそうそうないだとうし、やっぱりわたしの敵じゃないだとうけど……。
「やっぱり、そんな気はしていたんだ。あなたも魔法少女だったんだね」
な、なんだって~~~~~!?
金髪美少女転校生魔法少女なんて、詰め込みすぎてわたしが霞んじゃうよぅ!どうしよう、このままじゃ美少女魔法少女の座があぶない!
転校生ちゃん、美少女魔法少女の座をかけて、勝負だよ!
先に地球に突如落ちてきた古代遺産ジュエルシードを全部集めた方が勝ち!絶対に勝って栗色ツインテが愛らしい喫茶翠屋の看板娘美少女魔法少女の座を守り切るんだ!
ついでに地球の平和も守っちゃう!これぞ一石二鳥!
「いっけ~、レイジングハート!スターライトブレイカー!」
※人に向かって砲撃魔法を放つのは危険だからマネしちゃだめだぞ☆
「___って感じの魔法少女アニメを日本で言うニチアサ枠で放送しようと思うだけど、どう?」
「どうじゃないでしょ頭沸いてるんじゃないの、はやてちゃん」
起動六課のとある会議室、急に隊長命令で呼び出されたから書類仕事を適当にスバルに任せていたのがバレたのかと不安に思いながら入室したら過去の自分がメインとなっている魔法少女アニメのPVを突然みせられた私はつい大きなため息を吐く。
小学三年生の時に出会った大切な友人の一人、八神はやてちゃん。
同い年なのに一つの部隊の隊長になってしまった自慢の友人が最近年頃の女の子なのに目の下に隈、髪の毛はぼさぼさ、制服も皺だらけとかいう女子力底辺を爆走していたから不安に思っていたのに、まさかこんなものを作っていたがためのものだったなんて……。
「え~、これで未来の管理局員を英才教育しようって計画だったんやけどなぁ……」
「こんなもので英才教育できるわけないし、英才教育って言い方ちょっと微妙だから変えた方がいいんじゃないかな?それに……」
先ほど見せられたPVをもう一度思い返す。そして目の前の彼女に、はやてちゃんに向けて言う。
「小学生だった頃のわたしは『海鳴市でナンバーワンの人気を誇る喫茶翠屋の看板娘としてご近所さんから県外どころか異世界まで名前が知れ渡ってた美少女』じゃなくて『全世界が認める栗色のぴょこんとしたツインテールが可愛らしい海鳴市でナンバーワンの人気を誇る喫茶翠屋の看板娘兼美少女コンテストに出場すれば優勝確定だから毎年審査員に抜粋されるほど周囲が認めるご近所さんから県外、県外から異世界までその名を轟かす超時空魔法少女リリカル☆なのは』だからそこんとこ間違えないでくれる?」
「アッハイ」
※この文章は現実と原作には一切関係ありません。
Twitterでちょっと?前にはやった「いっけな~い!殺意殺意!」ってアレをみて大昔の少女漫画のテンプレってどんなだっけ?ってなったのが最初の切っ掛け。
ところで桃子さんと士郎さんって結婚何年目なんですかね?トラハやったことないからいまいちわからなくて適当な数字を入れてしまった…。
誤字脱字文章がおかしい場所があったらこっそり教えてください…。
正直書いててめっちゃ楽しかった。後悔も反省もしていない。