Fate/Game Master   作:初手降参

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実は、CRのアサシンをジャックにするパターンとCRのアーチャーをケイローンにするパターンも考えてました
ジャックは流石にガバガバ外科手術はドクター的に不味いかと思って没にして、ケイローンはエミヤの方が話を進めやすかったから没にしました



第二十話 清廉なるHeretics

 

 

……太陽が、昇った。

与えられた自分の部屋で外を眺めていたアヴェンジャーは、そろそろ計画の開始だろうと立ち上がり、外に出る。

 

そこで、マシュとすれ違った。

彼女は、やはり暗い顔をしていた。

 

 

「……どうした、マシュ・キリエライト」

 

「……いえ、ただ……私も、黎斗さんから指示を受けただけです」

 

「どんな指示だ」

 

「……」

 

 

マシュは、アヴェンジャーの問いには答えずそっぽを向いた。大方、CRの妨害だろうと考えたアヴェンジャーは、それ以上は何も追求せずにマシュに一本煙草を差し出す。

 

 

「……いえ、私は吸わないので」

 

「構わん。取り合えず持っておけ」

 

 

そしてアヴェンジャーはそれをマシュに押し付けて、階段を下りた。

 

人間は誰も居はしないロビーで、カリギュラが待っていた。その姿は、バーサーカーというには落ち着いているように思えた。アヴェンジャーは彼と並び立ち一瞬だけ視線を交えて、どちらともなく歩き出す。

 

 

「さて……バーサーカー、カリギュラ」

 

「何、だ?」

 

 

自動ドアを潜ると同時に、アヴェンジャーが声をかけた。特に何も恐れるものはない、警戒するものもない二人は霊体化すらせずに街道を歩く。

 

 

「一つ聞きたかったんだが……お前は、檀黎斗をどう思っている」

 

「……」

 

 

カリギュラはそう言われて、少しだけ考えた。とはいっても、狂った頭ではろくに考えられられはしないが。それでも、言えることがあった。

 

 

「……檀、黎斗……神。彼こそ、ローマにして、神、だ」

 

「……そうか」

 

 

……かつて、カリギュラを狂わせたのは月だと謳われた。月が、ローマの悪習に囚われる前にカリギュラを守ったのだと。

そして、カリギュラを設定する際に彼を狂わせたのは黎斗だ。つまり……カリギュラを狂わせた月こそ、黎斗と言えるのだろう。

アヴェンジャーはそう思い至り、皮肉げに笑った。

 

───

 

「花家医院が本格的に受け入れを開始するって!!」

 

「分かりました!! 今すぐ重病患者の輸送を開始します!!」

 

 

その時、聖都大学附属病院では丁度患者の大規模輸送が始まっていた。大我の病院がとうとう受け入れ準備を整えたらしく、向こうからの連絡が入ったのだ。

とはいえ、この連絡もゲンムコーポレーションに傍受されている。患者の安全を考慮して、向こうからはエミヤが監視に入ると言っていた。こちらは既に貴利矢とマルタが出向いている。

 

 

「パラド、ストレッチャーをあるだけ持ってきて。患者さん達を救急車に乗せるから」

 

「はいはい」

 

 

永夢がそうパラドに指示を出した。パラドは二つ返事で了承し、患者を運ぶためのストレッチャーを運びにかかる。

 

 

   プルプル プルプル

 

「……ん?」

 

 

……しかし、突然永夢のポケベルが鳴ったのでパラドは動きを止めた。連絡してきたのが、黎斗神だったからだ。パラドは耳を傾ける。

 

 

「……どうしましたか」

 

『……ゲンムのサーヴァントが二体接近している。現在裏口まであと300メートル!!』

 

「何ですって!? また襲撃ですか!?」

 

 

思わず永夢はポケベルに叫んだ。もう患者の移動は開始している、今更中止は出来ない。そして、患者が皆ゲーム病患者である以上、経験のあるCRのドクターは皆移動に付き添う必要があった。

永夢は慌てて辺りを見回し……そして、パラドを見る。つい一昨日、戦うなと言ったばかりの彼を。

 

 

「……永夢」

 

「パラド……」

 

「任せろ。ここは、俺が引き受ける。ああ、取り合えずはゲンムのバグヴァイザーを使うから安心しろよ」

 

 

パラドはそう言った。永夢は引き留めようとしたが、現状は彼に頼る他なかった。

永夢は、サンソンを引き連れて飛び出していこうとするパラドに、ビルドガシャットは使うなと呼び掛けるので精一杯だった。

 

───

 

 

 

 

 

「っ、とっと……ギリギリ間に合ったみたいだな」

 

「そのようですね……ここで、止めないとっ!!」

 

 

それから一分もせずに裏口から飛び出したパラドとサンソンは、すぐに待ち構えていた二人のサーヴァントに気がついた。

ゲンムのバーサーカー、カリギュラ。そしてもう一人、パラドも扱うガシャットで返信する外套の男。

 

 

「さて……出迎えにしては、数が少ないな」

 

「お前ら……何の用だ」

 

「当然、マスターである檀黎斗からの指示をこなしに来た。それだけだ」

 

「っ……」

 

 

事も無げに、外套の男はそう言った。サンソンはその剣を強く握り、パラドも黎斗神の元から借りているバグヴァイザーを取り出す。

 

 

「生憎だが、他の奴等は用入りだからな。……俺達と遊ぼうぜ。バーサーカーに──」

 

「……アヴェンジャーだ」

 

「……そうか。じゃあ……頼んだぞ、アサシン」

 

 

次の瞬間、サンソンが飛び出してカリギュラへと斬りかかった。その剣はカリギュラの首を捉え、しかし刃は容易くその腕で弾かれる。

初撃で失敗した。パラドはアサシンの周囲に警戒しながら、いざというときに使えるようにビルドガシャットに手をかけ、ガシャコンバグヴァイザーのビームガンを構える。

 

 

『『ガッチョーン』』

 

『Knock out fighter!!』

 

『Perfect puzzle!!』

 

「……行くぞ」

 

「余の、行いは……運命で、ある……!!」

 

『バンバンシューティング!!』

 

『ゲキトツ ロボッツ!!』

 

 

そして、アヴェンジャーとカリギュラが共にその腰にバグヴァイザーL・D・Vを装填した。さらに各々のガシャットの電源を入れ、変身する。

 

 

「「……変身……!!」」

 

『マザル アァップ』

 

『赤い拳強さ!! 青いパズル連鎖!! 赤と青の交差!! パーフェクトノックアーウト!!』

 

『バグル アァップ』

 

『ババンバン!! バンババン!! バンバンバンバンシューティング!!』

 

『ぶっ叩け 突撃 猛烈パンチ!! ゲ キ ト ツ ロボッツ!!』

 

───

 

「何だって!?」

 

『だから!! 今聖都大学附属病院がゲンムのサーヴァントに襲われています!! 至急来てください、貴利矢さん!!』

 

「あ、ああ分かった!!」

 

 

貴利矢はその時エミヤと落ち合って、どう道を護衛するかの相談をしていたのだが、永夢からの連絡でそうも行かなくなった。

この場をエミヤに任せて開けるのも、それはそれで不味い。しかし──そう考える彼らの元に、一人のサーヴァントが現れる。

 

 

「……待って」

 

「何だ姐さん、今──」

 

 

マルタの視線の先に、女がいた。その名は、マシュ・キリエライト。彼女が黎斗から言い渡された命令こそ、聖都大学附属病院の援軍になり得るサーヴァントの相手、だった。

 

 

「……ごめんなさい」

 

『ブリテン ウォーリアーズ!!』

 

 

そう言いながら、マシュはガシャットの電源を入れる。

マルタと貴利矢は顔を見合わせる。まさかここまで危機を重ねてくるとは。……しかし、エミヤだけはマシュに違う目を向けていた。

 

 

「……まさか、守護者か?」

 

「何だアーチャー、何か手があるのか!?」

 

「……ここは、私に任せてくれ」

 

 

そしてエミヤは、貴利矢にそう呟く。その手には、既に投影した一組の剣が握られていて。その目は、後輩のみをじっと見つめていた。

 

───

 

 

 

 

パラドとサンソンは、確実に善戦した。バグヴァイザーと然程強くないサーヴァントだけで、二人の仮面ライダーと二十分は渡り合ったのだから。

しかし、それだけだった。戦力差は圧倒的、勝てなかった。

 

 

『Buster chain』

 

「はああっ!!」

 

「っ──」

 

 

殴りかかってくるアヴェンジャーに対してパラドはバリアを展開するが、容易く割り砕かれて彼は力なく転がる。しかしすぐに立ち上がり、彼は膝についた砂を払った。

 

 

「……仕方ない、か。悪いな永夢」

 

『仮面ライダー ビルド!!』

 

 

このままでは、勝てない。そう思った。だから、やるしかないと考えた。パラドは近くに隠していたゲーマドライバーに手を伸ばし──

 

 

 

 

 

「おおっと、ちょっと待ったちょっと待った!!」

 

『ギリギリ クリティカル フィニッシュ!!』

 

「っ、レーザー!?」

 

 

病院の四階から飛び出してきたレーザーターボが、空中で弓を射る。アヴェンジャーとバーサーカーはそれを弾くが、少しだけライフに響いた。

 

 

「……護衛は? お前がいなくても大丈夫なのか?」

 

「今は仕方ねぇだろ。……当然俺もあっちにいた方が安心なんだが、アーチャーがこの場は引き受けるって言ってな」

 

「……そうか」

 

 

パラドは並び立ったレーザーターボとそう言葉を交わした。

現在の真黎斗ならば、道路を変質させて救急車を妨害するなど容易。それを知っているレーザーターボとしてはあの場を離れるのは心苦しかったが、それでもこの病院にも患者が残っている。

 

 

「それに、俺だけじゃない。……姐さん!!」

 

 

そして、レーザーターボは天を仰ぎ、叫んだ。それにつられて、一同が天を見上げる。

 

 

 

 

 

何もない。ただ、青空が広がっているだけ。

 

 

 

 

 

「愛を知らぬ哀しき竜よ……ここに、星のように!! 愛知らぬ哀しき竜よ(タラスク)!!」

 

「っ!?」

 

「後ろかっ!?」

 

 

アヴェンジャーが後ろを向いた時にはもう遅い。態々遠回りをして後方に回っていたマルタの宝具は、もう二人の鼻先まで迫っていて。

 

 

『Buster chain』

 

『Buster chain』

 

「駄目だ、間に合わ──」

 

   ガガガガガガガガ

 

「──!!」

 

 

当然、抵抗も出来ず。アヴェンジャーとバーサーカーは共にタラスクに撥ね飛ばされ、そしてレーザー撥ね飛ばされた先でレーザーターボに斬りつけられるという目に遭った。

 

 

「……ハハッ、乗せられちゃった?」

 

「っぐぅっ……!! 確かに、想定外だったな」

 

「捧げよ……その、魂、捧げよ!!」

 

 

その場から飛び退きながら体勢を整えるアヴェンジャーとバーサーカー。あっという間にレーザーターボとマルタとタラスクが戦場に加わり、二人の優位は崩された。しかし、二人に大した焦りはなく。

 

───

 

「うーん、曖昧な所ね、マスター。勝てると思う?」

 

「マシュ・キリエライトが真面目に働けば容易かったが……この状況でも、ここで勝つことに集中すれば出来ないことはない。ファントムの分の令呪も注ぎ込めば、あの二組は容易に潰せる」

 

「……その言い方なら、そうはしないのよね?」

 

「そうだな」

 

 

モニターで戦況を観察しながら、真黎斗とナーサリーはそう言葉を交わす。現在は、二人とも聖都大学附属病院の攻撃は行っていない。

代わりに……黎斗のパソコンには、支配領域の全ての携帯電話、スマートフォンの画面のデータが映っていた。

 

 

「……目的は、別のことにある」

 

 

そして真黎斗はそう言いながら、『日本政府より連絡』の文字を入力する。そしてその下に『今すぐ外に出てください』、と、打ち込んだ。そして、巨大なエンターキーを叩きつける。

 

 

「……送信完了。……頃合いか」

 

───

 

『マッスル化!! マッスル化!! マッスル化!!』

 

『1!! 2!! 3!!』

 

 

アヴェンジャーの手元のパラブレイガンにマッスル化が三重にかけられる。アヴェンジャーはそれによって巨大になったパラブレイガンを振りかぶりながら、腰のバグヴァイザーに手を伸ばした。

 

 

『パーフェクト ノックアウト クリティカル ボンバー!!』

 

「はああああああっ!!」

 

「お願い、タラスク!!」

 

 

全身に力を籠めての強引な打撃。そんな一撃であっても、タラスクは受け止め、弾く。アヴェンジャーはマルタとタラスク、そしてサンソンにパラドを同時に相手していた。その隣ではレーザーターボがバーサーカーを圧している。

 

 

「っ……」

 

 

そしてとうとう、アヴェンジャーのライフゲージが赤色になった。アヴェンジャーは少しだけ苛立たしげに舌打ちをし、その場から飛び退く。

彼は待っていた。真黎斗の、本当の命令の決行を。

 

 

「まだか、檀黎斗……!!」

 

 

 

 

 

『……令呪を二画重ねて命じる』

 

 

その刹那、バーサーカーとアヴェンジャーの脳内についに真黎斗の声が響いた。打ち合わせ通りのことだった。

 

 

『宝具、我が心を喰らえ、月の光(フルクティクルス・ディアーナ)壊れた幻想(ブロークン・ファンタズム)で使用し、君自身ともろとも爆発せよ』

 

 

……その命令も、確かに打ち合わせ通りだった。

 

 

「神……おお、神が、見える……!!」

 

『バンバン ゲキトツ クリティカル ストライク!!』

 

「うぉ……うおぉ……うがあああああああ!!」

 

   カッ

 

「っ、熱い……!!」

 

 

突如バーサーカーが、叫びながら巨大な右腕を振り上げた。基本的にはロボットの腕の形状であるそれは自爆に際したバーサーカーから放散される熱で変形し、砲台を形作る。

天に向いた砲台。そこに狂気とエネルギーが溜まっていく。溢れていく。バーサーカーの限界と共に爆発する爆弾にして拡散兵器。

 

 

「……やはり、残酷なことだな。去らばだ、カリギュラ」

 

 

その姿を見届けることなく、アヴェンジャーはその場から消え失せる。しかし一人消えた所で、誰もバーサーカーには近づけなかった。

熱が溢れる。あれが爆発すれば、病院は一堪りもない。というか、既に壁が溶け始めている。その場にいるのは皆バグスターだから助かっているものの、人間がいたなら確実に全身火傷だろう。いや、バグスターでも、近づけば危ない。

 

それなのに。

 

 

「……アサシン!?」

 

「僕が行く。僕が、行ってきます」

 

 

サンソンが駆け出した。彼はバーサーカーから溢れる熱量も意に介すとこなくバーサーカーに近づき、そのバグヴァイザーをもぎ取ってパラドに投げ渡す。しかし、それでも一度起動した宝具は、解除されず。

 

 

『ガッチョーン』

 

「何やってるんだアサシン!! 戻れ!!」

 

「……マスター!! 令呪を!!」

 

「何だって!?」

 

「バーサーカーを押さえ込めと令呪を下さい!!」

 

 

サンソンの体が、ぶれ始めていた。しかしサンソンはそれに構わず、病院を背にしてカリギュラに抱きつき、爆発の勢いをその身に受けようとしていた。

 

 

「駄目だアサシン、そしたら、お前は……!! お前も、道連れになるぞ!!」

 

「それでも、いいですから!! 早く!!」

 

 

……サンソンの脳裏には、戦うパラド(同類)の姿があった。共に、命の償いを探している、サンソンと似た境遇の同類。

今ここで、彼を助け彼の助けたい人々を助けられるなら……それは、良いことだとサンソンには思えた。

 

 

「……っ……マスター!!」

 

「……令呪をもって命ずる、バーサーカーを、押さえ込め!!」

 

 

……パラドは、そう言ってしまった。サンソンの望みに、負けてしまった。

 

 

「っ……うおおおおおおおおおおおっ!!」

 

 

サンソンはその言葉を聞き届けて、少しだけ嬉しそうにカリギュラを押さえ込む。少しでも、病院を守れるように。

 

パラドも彼に報いようと、病院の全体にバリアを展開した。それは今のパラドには厳しい行動だったが、それでも全力を尽くす。

 

……そして。

 

 

「がああああああっ!!」

 

「あああああああっ!!」

 

   カッ

 

───

 

   グラグラッ

 

「酷い揺れだ……」

 

「急いで患者を運ばないと!!」

 

 

その時、病院内は揺れていた。物理的にだ。廊下の角度は元々当然のように0度だったのがいつの間にか3度程になり、落とした器具が転がる程度にはなっていた。

まだ、患者は全員移送出来ていない。エミヤがゲンムのシールダーと交戦していると聞いた為に遠回りも余儀なくされている。余裕がなかった。

 

 

「暫くはこの棟は放棄しないといけませんね」

 

「背に腹は代えられない、か……」

 

 

永夢と明日那がそう言葉を交わす。その顔は苦くて。

 

 

   カッ

 

   グラグラグラグラッ

 

「きゃあっ!?」

 

 

また、廊下が傾いた。

 

───

 

 

 

 

「……余の、命……捧げ……」

 

 

……カリギュラが、消滅した。爆発の煙が止むのと同時だった。

彼はその腕より熱と共に爆発を解き放ち、ゲームエリア中に攻撃を放った。そしてまた、彼の近くの空間を消し炭にした。

……しかし、サンソンが身を張って守った病院は、耐えていた。患者は皆、無事だった。

 

そのサンソンは、パラドのバリアに叩きつけられていた。パラドが慌ててバリアを解除し、サンソンに駆け寄る。

 

 

「アサシン!! 大丈夫かアサシン……!!」

 

「マスター……」

 

 

……その足は、もう金の粒子になっていた。

 

 

「アサシン、耐えろ!! まだやりたいことあるんだろ!! 言ってただろ!?」

 

「……良いんです。ああ、これこそ道理というものだ」

 

「何言ってるんだよ!!」

 

 

パラドがサンソンに声をかける。肩を揺さぶる。しかし、サンソンはもう何も望まない。

もう、腰まで消滅していた。

 

 

「……マスター。貴方と会えたことは、僕にとって幸運でした。貴方は僕を、認めてくれた。僕と、同じだった」

 

「アサシン……」

 

 

シャルル=アンリ・サンソン。フランス革命に立ち会った、清廉なる異端者。その顔には、もう満足しかない。バグスターの仮初めの命は、それでも彼の望みを遂げさせた。

 

 

「……ありがとう。その道に、祝福があることを祈ります」

 

 

……そして、サンソンは完全に消滅した。

CRのアサシン、脱落。

 




次回、仮面ライダーゲンム!!


──マシュ、真黎斗と対立

「何故役目を果たさなかった……!!」

「私は……」

『何かあったなら、私の元へ来るといい』


──増え続ける患者

「癒しの水増やして!!」

「ベッド増やすぞ!!」

「薬が足りない!!」


──そして、CRに来訪者

「これよりサーヴァントの魂を解析する」

「……何故、お前がここにいる」

「お前は……ゲンムの……」


第二十一話 Real Heart


「ガシャットの使用権を剥奪する!!」

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