ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか。 ♦︎ 龍の力を宿す少年の物語♦︎   作:Akutu0119

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かなり久々の更新になってしまいました(>人<;)


猛牛と大切断

 アークがベル、ヘスティアと出会い冒険者となりダンジョンに潜るようになって一週間程の時が過ぎ、今日もアークはダンジョンに潜っていた。

 

 そんなアークは現在七階層のとあるルームでキラーアントの群れと交戦を繰り拡げていた。冒険者達からは新米殺しと呼ばれる巨大な蟻。鎧のように硬い外皮と低級レベルのモンスターであるゴブリンなどとは比較にならない攻撃力を兼ね備えたモンスターだ。

 そしてキラーアントの最も厄介な能力なのが窮地になると救難信号(フェロモン)を発し仲間を呼び寄せてくる為、一撃で仕留めるか限りなく速攻で倒すのが望ましい。

 

「ギギギッ」

 

「ッ!」

 

 アークは襲いかかってくるキラーアントの爪での振り下ろしの一撃を両手で持った刀で防ぎ横合いに弾いた。

 

「ギギッ?」

 

「はぁぁッ!これで終わりだ!」

 

 爪を弾き、そして返す刀でキラーアントの胴体を右薙に斬り裂き、間髪入れず二つに分かれた胴体の上半身を真上から両断した。

 

 キラーアントの群れを殲滅した瞬間、アークに休息を与えまいとするかの様に周囲の壁からビキッとした嫌な音が大量に、そして同時に鳴り響いた。

  怪物の宴(モンスターパーティー)、十階層より下の階層から発生するようになるモンスターの瞬間的な大量発生。七階層では起こり得ないのだが、それに酷似した状況がアークに牙を剥く。

 

「休憩させてはくれないってか?上等だ、相手になってやる!」

 

 ルームにはキラーアント、ニードルラビット、パープル・モスなどのモンスターが二十数体産まれ落ちておりアークの発声をきっかけに一斉にアークに雪崩れ込んできた。

 

鳴り響け(ライトニング)

 

 (インドラ)を発動したアークは迫り来るモンスター達と闘いを開始した。

 一直線に突撃してくるニードルラビットの角を横合いにかわし、すれ違いざまに刀を振り下ろしニードルラビットの胴体を両断、上空から仕掛けてくるパープル・モスに対し刀から左手を放し空いた左手で腰に携えている鞘を逆手に持ち、身体を勢いよく回転させパープル・モスへと鞘を叩きこみ怯ませ、その勢いを使い右手に持つ刀で回転斬りをパープル・モスへと見舞った。

 

 一瞬の攻防でモンスターを塵に帰したアーク、そんなアークに危険を感じたのかモンスター達は周りを囲みつつも距離をとっている。

 

「そっちから来ないならこっちから行くぞ!」

 

 仕掛けてこないモンスター達を見遣りアークは自らモンスター達に飛び込む。アークが向かった先にはキラーアントが4匹群れて固まっている。

 向かってくるアークを迎撃しようとキラーアントは前脚の爪を横薙ぎに振るってくるが、アークはしゃがみ込んで横薙ぎを躱わし足の外皮と外皮の繋ぎ目を狙い爪を切断、そのまま首元に斬撃を放ち頭を斬り落とす。

 

 同胞が次々に斬り裂かれ葬られる様にモンスター達は半ば自棄になったかのようにアークの元に殺到し、アークはそれを迎え撃ちに刀を振るっていった。

 

 アークは七階層のルームでのモンスター達との闘いを終えた後、八階層に下り探索を続けていた。そして八階層のとある通路に差し掛かった時、アークは今までに感じたことのない感覚に足を止めた。アークから20M(メドル)程先にある曲がり角、そこから《《それ》》は姿を現した。

 

「ヴォアァァアァァ!」

 

 曲がり角より雄叫びと共に現れたのは筋肉を隆起させた巨大な体に赤銅色の体皮をもつ牛頭人体の怪物(モンスター)---ミノタウロスだった。

 

 十三階層から下に広がる領域、中層。その中層の一五階層から現れギルドからLv2にカテゴライズされている中層域最強モンスター。Lv1の駆け出しの冒険者では太刀打ちすることなど不可能な猛牛---それがミノタウロスである。

 

 冒険者になって半月のアークもそれは例外ではなく取るべき行動も自ずと決まって来る、すなわち全力疾走での逃走。そしてアークは全力疾走でミノタウロスに《《攻撃を仕掛けた》》。

 

(敵の方が強いなら逃げるだけじゃいつかは追い詰められる。なら先手必勝で攻撃していって倒しにいく方が逃げるにしても分があるはず!)

 

 自論を元にミノタウロスに攻撃を仕掛けるアークは腰よりやや低い位置に刀を構えた後、身体から力を抜き重力のかかるままに前に倒れ込む。そして前に倒れ込む力と自身の脚力を最大限に利用し超高速でミノタウロスに突撃する。

 

鳴り響け(ライトニング)!」

 

「ヴォアアァァ!」

 

 アークの超高速の突撃を迎え撃ちにミノタウロスは左の剛腕を振り下ろす。(インドラ)を纏いミノタウロスの攻撃を避けたアークは渾身の力で刀を左斬上に振るった。そしてアークの渾身の斬撃を受けたミノタウロスは()()だった。

 

「んなッ⁉︎」

 

 自身の渾身の一撃が全く効かない事に驚愕しその身を固めるアーク、そんなアークにミノタウロスは右腕を横薙ぎに振るう。まともに一撃を貰えば不可避の死を突きつけられる一撃。驚愕で固まった体をどうにか動かしギリギリのところで回避し後退する。

 

「くっ・・・思ったより硬いな。だったら鳴り響け(ライトニング)!」

 

 再び(インドラ)を唱えたアークは今度は自分の刀に(インドラ)を纏わせ、こちらに向かってくるミノタウロスに攻撃を仕掛ける。真上から振り下ろされた右腕を斜め前方に躱し刀を袈裟斬りに振るう。そしてその一撃はミノタウロスに確かな傷を負わせた。

 

「ヴァアアァ⁉︎」

 

「よしっ、これなら・・・いける‼︎」

 

 ミノタウロスの剛腕の攻撃を上手く躱しながらアークは(インドラ)を纏わせた刀で斬撃を重ね着実にミノタウロスへと傷を負わせていく、しかし刀を振るいながらもアークの脳裏には一つの懸念があった。それは現在進行系でギシギシと嫌な音を鳴らす刀にあった。

 

 (インドラ)の力で確かに斬撃は威力を増した。攻撃の効かない敵に対し攻撃を届かせるという素晴らしい力だが、その(インドラ)の力に刀が耐え切れず悲鳴を上げてきていたのだった。

 

(闘いが長引いてくれば刀が保たなくなるかもしれない、だからその前にここで一気に押しきる‼︎)

 

 そんなアークの全力の猛攻に対しミノタウロスはアークに背を向けて走り出した。

 

「逃がすと思ってんのかよっ!」

 

 背を向けて走るミノタウロスを逃さまいと疾走するアーク。ミノタウロスの背中に迫り刀を振り下ろそうとしたその時、不意にミノタウロスが反転、獰猛な笑みを浮かべアークに右の拳を突き出してきたのだった。

 

「くっッ⁉︎鳴り響け(ライトニング)‼︎」

 

「ヴルァアァァア!」

 

 勢いがつきすぎた為に回避が間に合わないと判断したアークは(インドラ)を自身と刀に全開で纏わせ全力の斬撃を放った。その瞬間ミノタウロスの拳とアークの斬撃が激突した。

 拳と刀の激突は互いの攻撃を弾くに終わった、しかしアークに関してはそれだけでは済まなかった。

 

(くっッ⁉︎ヤバい、今ので腕が痺れてやがる⁉︎)

 

 激突の影響からアークは行動の選択肢を削られていく。そしてミノタウロスが次に取った行動---再びの右の正拳に対し防御する他なかった。

 アークは痺れが残る腕をどうにか動かして刀を構え迫るミノタウロスの拳に相対した。再び激突した拳と刀だったが先程とは違い完全に防戦一方なアークであり、そしてここにきて遂に残酷な現実---Lvの差が現れた。

 (インドラ)でミノタウロスへと肉薄していたアークだったがアークはまだLv1、対するミノタウロスはLv2。たったLv1の差、しかし圧倒的な力の差はアークを刀もろとも吹き飛ばしていき結果アークは後方の壁に激突していった。

 

「がっっ⁉︎ぐっ、がはっ・・・⁉︎」

 

「ヴォアァァオォォオッ‼︎」

 

 勝利の雄叫びかのように咆哮しながらゆっくりとこちらに向かってくるミノタウロス、壁に激突しながらも刀を支えに体を起こすアーク。刀で拳を防ぎなんとか直撃だけは避け即死は免れたもののその身体には確かなダメージが与えられており今の状態では先程までのような戦闘は行えないのは目に見えていた。

 

(このまま戦闘を続けていけばおそらく、いや間違いなく俺は・・・死ぬ。・・・・・・それだけは御免だな。ごめん、ヘスティア・・・約束は破っちまうけど許してくれよ。)

 

 心の中でヘスティアに謝罪を告げたアークは目前に迫ってくる死の象徴(ミノタウロス)を前に瞳を閉じ己の意識へと潜っていった。

 

 瞳を閉じたアークは己の意識の深層---内なる世界に存在する扉の前に立っていた。それは龍との邂逅で手に入れた最後の力を制御する為の扉。そしてアークは扉に手を掛け力を解き放った。

 扉を開け内なる世界から戻ったアークは瞳を開く。開かれたアークの瞳は瑠璃色(アウイナイト)の瞳ではなく金色の瞳に変わり、纏う雰囲気も先程までのアークとは異なるものになっていた。そしてアークはミノタウロスへと疾走し再び闘いに身を投じていく。

 

鳴り響け(ライトニング) (インドラ)‼︎」

 

 ミノタウロスの左前方に倒れこむように駆けるアーク、向かってくる目の前の獲物(アーク)の命を今度こそ奪うためミノタウロスは右の拳を振り下ろしアークもろとも地面を砕いた。

 否、()()()()()()()。振り下ろされた拳の先には砕かれた地面だけがあり、そこにあったはずのアークの姿は無く見失ったということにミノタウロスは愕然とした様子で動きを止めた。

 

 ミノタウロスが静止したほんの僅かな、だが致命的な隙をアークは逃さなかった。ミノタウロスの拳が振り下ろされる刹那、アークは一気に急転換、急加速を行いミノタウロスの視界からあたかも消えるかの様に右半身後方の死角に移動していた。

 そうして出来たチャンスを逃さまいとアークはミノタウロスの右腹部を狙い渾身の斬撃を放ち、その斬撃はミノタウロスの右腹部を斬り裂き、鮮血を撒き散らしていった。

 

「ヴルァアオォォオ⁉︎」

 

 実の所ミノタウロスにとって先程までの闘いは命の危険を感じるようなものではなかった。アークの斬撃で傷こそ負わされてはいたがダメージはそれほどなく、獲物(アーク)を如何に追い詰め仕留めるかを愉しむものでしかなかった。

 そうして狙い通り獲物(アーク)を追い詰めあとはただ嬲り殺すだけとなったその時、目の前の獲物(アーク)の纏う雰囲気が変わった。そして獲物(アーク)の動きに翻弄され、先程とは比較にならない自身の命に迫る斬撃を受けたミノタウロスは様変わりした事態に混乱したまま左腕を振るっていく。

 

「ヴォオォォオオ‼︎」

 

「はぁぁあぁぁッ‼︎」

 

 迫るミノタウロスの左腕の薙ぎ払いにアークはその左腕の先、左手首を狙い身を屈めながら刀を振るう。そしてその斬撃はミノタウロスの左腕から手首を斬り落とした。

 

「ヴオォッ⁉︎ヴオァァァア‼︎」

 

 腹部、左手首と立て続けに斬撃を受けたミノタウロスは叫び声をあげ怒り狂ったかのように頭部にある角をアーク目掛けて振るった。

 アークは角の攻撃を刀の腹で流すように捌くと、その場で小さく回転し左腹部にも斬撃を見舞いバックステップで距離をとった。

 しかし距離をとったその瞬間、刀からピシリッと甲高い音が鳴った。音の鳴った方を見ると刀の中程に亀裂が生まれていた。

 (インドラ)を付与した幾重もの斬撃、ミノタウロスの攻撃への防御、ここまでの闘いで刀に強いてきた負荷が刀の限界を越えその刀身に亀裂を走らせていたのだった。

 

(多分、全力で振るえて後一振りくらいだな・・・)

 

 自身の刀の限界を理解したアークは最後の一撃を放つ為、刀を鞘へと収め刀を腰の位置に構えた。刀を鞘へ収めそこから放つ極東より伝わりし斬撃---抜刀術。強さを求めて様々な剣技や歩法を調べ学んだ中でアークが最も得意とする、最後の一振りになるならと選んだとっておきの技。

 

 そしてミノタウロスも眼前の獲物、否(アーク)の抜刀術の構えに何かを感じとったのか己に残されている右腕を地面につけ四つん這いの姿勢をとった。それはミノタウロスが追い詰められた際に見せる全力の攻撃態勢であり、その姿は猛牛の名を冠するミノタウロスに相応しいものであった。

 

 構えをとった両者は微動だにせず静かにその時を待つ、そしてダンジョンの壁から岩が落石し地面にぶつかったその瞬間、両者は前へと駆け出した。

 まもなく訪れる(アーク)猛牛(ミノタウロス)の闘いの決着・・・だがその闘いは予期せぬ形で決着を迎える事になるのだった。

 ミノタウロスとの距離が残り5M(メドル)を切りアークは生きて帰るため、全身全霊の力でその一太刀を振るうべく強く、強く刀の柄を握りしめた、その時。

 

「みーーつけたぁー!おぉーりゃぁー!」

 

 急に聞こえてきたその声は決着間近の緊迫した空気などまるで意にも介さないどこか間の抜けたもので、予想外の声に一瞬意識を奪われたアークだったがすぐに闘いに意識を戻し抜刀を行おうとした。

 

 しかし、そんなアークにまたしても予想外の事態がおこる。それは今まで闘ってきたミノタウロス、その首が胴体から斬り離される光景、そしてミノタウロスの首と胴体を切断した刀が自身に向かってくる光景だった。

 

「ッく⁉︎・・・うぉぉおぉぉ‼︎」

 

 思わぬ事態に動転するアークだったが直ぐさま集中し直し飛んでくる刀に向かって抜刀術を放った。刀と刀が激突し、キンッと甲高い音を鳴らし飛んできた刀は弾かれ壁に突き刺さり、そしてアークの振るっていた刀もついに耐え切れず中程から折れていた。

 

「ふー。・・・危なかったけどなんとかなったな」

 

 直面していた危機を乗りきったアークはその場に腰を下ろし休息をとろうと座り込むと先程まで金色の光を灯していた瞳が普段の瑠璃色(アウイナイト)の瞳に戻っていった。そしてそんなアークへと駆け寄る一つの人影があった。

 

「ごめーん‼︎ミノタウロスを見つけてよっしゃああ!と思って思いっきり湾短刀(ククリナイフ)投げちゃったんだけど、まさかミノタウロスの影に他の冒険者がいると思わなくて。大丈夫だった?怪我してない?」

 

 駆け寄ってきた人影---褐色肌の少女は開口するや凄まじい勢いで話し始め、アークはその少女の天真爛漫な様子に呆気にとられていた。

 

「ねぇねぇキミ、聞こえてる?あっ!もしかしてやっぱり湾短刀(ククリナイフ)でどっか怪我してるんじゃ⁉︎」

 

「あー、ちょっと驚いてただけだ。アンタが投げた湾短刀(ククリナイフ)はどうにか弾いたからなんともないよ。っと、自己紹介がまだだったな。俺はアーク・シファーだ」

 

「そっかー、それなら良かったぁ。あたしはティオナ・ヒリュテっていうんだ、よろしくねー」

 

 お互いの自己紹介が済んだ後、休息をとっているアークの隣にティオナは腰をおろすと自身がミノタウロスを探していた経緯を皮切りにアークにあれやこれやと矢継ぎ早に話しかけ質問しながらしばし雑談に花を咲かせっていった。

 

「しかしアークって凄いんだねー。だってまだLv1なのにミノタウロスと互角に戦えてるし、しかもしかも冒険者になってまだ半月なんでしょ?ん〜〜見てみたかったなー、アークがミノタウロスと闘ってるところ。あとさ、あとさ・・・」

 

 終始自分をベタ褒めしてくるティオナの元気一杯な会話(マシンガントーク)に相槌をうちながらアークはティオナと共に本拠地(ホーム)に戻るべく足を進めていた。

 アークがティオナと共にダンジョンから帰還しているのには理由(わけ)があり一つ目としては何故かティオナに気に入られ会話が終わらずにいるのと、二つ目はアークの持つ刀が折れていたからだった。

 

 

 時間は遡ること三十分程前・・・休息を十分とったアークが身支度を整えていた時の事。

 

「あーー⁉︎アークの刀折れてるじゃん!も、もしかして刀が折れたのってあたしが投げた湾短刀(ククリナイフ)のせいなんじゃないの⁉︎」

 

「まぁ刀が折れたのは湾短刀(ククリナイフ)を弾いた時だけどミノタウロスと闘ってる時から無茶な使い方してたから自業自得な訳でティオナのせいではないから」

 

「けどそうは言ってもやっぱりあたしのせいな気がするしなぁ。うーーーん・・・そうだ‼︎その刀じゃ満足に闘えないだろうからあたしが地上までアークと一緒に行くよ‼︎」

 

「いやいや、大丈夫だって。別に折れてはいてもなんとか闘えるだろ・・・」

 

「よーしっ、そうと決まったら早速出発ー‼︎ほら行こう、アーク」

 

 半ば強引にティオナに押しきられた形ではあったもののアークはティオナのその好意に甘えることになり今に至るのだった。道中幾度かモンスターと遭遇したが第一級冒険者であるティオナにとっては何の障害になるわけもなく悠々と進んでいき、程なくして二人は地上への帰還を果たしたのだった。

 

「ん〜〜〜!久々の外の空気だーー‼︎やっぱり外の空気は気持ちいいなぁ♪♪ あ、そういえばアークはこのまま真っ直ぐ本拠地(ホーム)に帰るの?」

 

「いや、帰る前にダンジョンで手に入れた魔石を換金してアドバイザーに報告しに行くつもりだ」

 

「そっかぁ、じゃあここで解散だね。あたしも仲間のみんなと合流しなきゃいけないし」

 

「正直なところティオナが一緒にいてくれたお陰で無事にダンジョンから戻れた。ありがとうな、ティオナ」

 

「いやーそうな風に改まって言われるとなんか照れるなぁ。アークとおしゃべりできてあたしは楽しかったよ!よしっ、それじゃあまったねー‼︎」

 

 最後の最後まで常に元気満点なティオナと別れたアークはギルドの換金所を目指し足を進めていった。

 そんなアークの去って行く後姿をしばらく見つめていたティオナだったが、後方から聞こえてきた仲間達の声をきっかけにティオナも仲間達の元へと足を進めていった。




最近仕事が立て込み忙殺される日々が続いておりましたがやっとこさ落ちつきが出来たのでゆっくりとですが更新していきますのでよければ再びお付き合いよろしくお願い致します( ・∇・)
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