花の魔法使い(ロリコン)の恋物語   作:ジャック・ザ・リッパー

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花の魔法使いは、悪魔である 後編

アリシア蘇生から一日が経過した。僕は、契約に従いアリシアの様子を見に行くことにする、フェイトも連れてだが。

 

「フェイト、早速だが仕事を頼みたい。仕事内容は、アリシアの様子を見てプレシアに報告するから、その間アリシアの面倒を見て貰うことだ。なに、面倒を見ると言っても絵本を読んであげたりお話しするだけで構わないよ。」

 

「......わかりました。」

 

早速『世界跳躍』(ワールドジャンプ)で時の箱庭に移動した。アリシアの検査は、数分で終わった。そして、プレシアからアリシアの様子を伺いながら今後どうするかを小一時間話し合ったら家に帰る日々が続いた。その小一時間の間に、フェイトとアリシアは仲良く会話するようになっていた。まぁ、アリシアは長い間体を動かしていないせいでうまく話せていないが、フェイトが根気強く聞いているお陰だろう。

 

そうやって、いったり来たりを繰り返す一ヶ月も直ぐに過ぎていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アリシアの検査の最終日前日、プレシアはアリシアからこんな言葉を聞かされた。

 

「何でフェイトは、私たちと一緒に暮らせないの?」

 

「アリシア......、フェイトの事は忘れなさい。あの子は、私達の家族じゃないのよ。」

 

「違うもん!フェイトは私の妹だもん!一緒に暮らすの!そんなこと言うママなんか、だいっきらい!」

 

「......分かったわ、一度掛け合ってみるわ。」

 

プレシアには、分からなかった。初めは、アリシアにあの時のような優しい笑顔を向けられたが、今ではその笑顔はフェイトに向けられることが多かったのだ。

だが、アリシアがフェイトに会える日が残り少なくなるにつれて、笑うことが少なくなっていく。その事が、プレシアにとって理解出来なかった。

 

そして、最後の検査が行われた。少年がアリシアの検査をしている間に、プレシアにフェイトが話しかけてきた。

 

「お母さん。いえ、プレシアさん。」

 

「......何かしら?」

 

「今日が、私が会いに来れる最後の日だから、言わせて貰います。今まで、本当にありがとうございました。私は、プレシアさんは私を何とも思っていないかもしれませんが、私にとっては大切なお母さんでした。何も出来ない駄目な子供でごめんなさい。どうか、お姉ちゃん達と一緒に元気でいてください。」

 

フェイトは、涙を流しながらプレシアに頭を下げていた。その時、プレシアは思い出した。アリシアとの約束を、フェイトがいつもフェイトとして私に笑いかけていたことを。

だが、直ぐに少年が検査を終えてプレシアの元にやって来た。

 

「検査は、これにて終了です。問題はもうないようなので、帰りますね。お疲れ様でした。」

 

「待ってちょうだい、話ならまだあるわ。」

 

プレシアは、やっと気付いた。また、自分から大切なものを捨てようとしていた事実に。もう手放すものか、そう決意して少年に契約について持ちかけた。

 

「契約の対価を変えたいのだけど、良いかしら?」

 

「......構いませんよ。何を対価にします?」

 

「私は、フェイトの代わりに私のこれまでの研究成果全てを捧げるわ。これなら、対価に釣り合う筈「無理です、全く釣り合いません。」なっ!?」

 

「たかが何時の日か完成するであろうクローン技術と、あなたの大切な娘、釣り合う筈がないでしょう?もっと考えてから言ってください。」

 

「な、なら、もう一度契約を!フェイトを返してちょうだい!」

 

「生憎、契約は一人ひとつとなっております。しかし、その契約をした場合はアリシアにはもう一度死んで貰いますがよろしいでしょうか?」

 

「......この、悪魔め!」

 

「最初に説明した通り、あくま(・・・)で等価交換による契約ですから。言っておきますが、僕を攻撃した場合もアリシアは死にますよ。勿論フェイトも帰って来ません。」

 

少年の話を聞かされ、苦渋を飲まされた様な顔をするプレシア。まさかの母親が自分を必要としてくれている事に驚くフェイト。もう駄目なのか、そう考えたプレシアだが、ある人物の登場により頭の中が真っ白になった。

 

「なら、...私が、契約する。フェイトを...妹を、返して。」

 

点滴用のスタンドを支えにして必死な表情で歩いてきたアリシアだった。無理に体を動かしたせいで、言葉も途切れ途切れだ。フェイトとプレシアは、急いでアリシアを支えようと近付いた。

 

プレシア達に支えられたアリシアは、少年に契約を持ちかけた。少年は、アリシアに近付いて話しかける。

 

「僕と契約すると言ったね?だが、君に対価を払えると思えないのだが?」

 

「対価は、今は払えないけど、必ず払います。だから、フェイトを返してください!」

 

そして、ここでまさかのフェイトも頭を下げてきた。

 

「私からもお願いします!私も頑張って働きます。だから、アリシアと契約をしてください!」

 

少年は、その言葉を聞いて少し悩んだ。数分後、少年の答えが帰ってきた。

 

「分かりました。アリシア、あなたには僕の元で働いて貰います。別に、働くと言っても家政婦のようなものですから安心してください。期間はそうですね、人生の半分はこれで決まると言われている二十歳になるまでで構いません。フェイトと二人で協力しながら働いてください。」

 

「じゃあ、フェイトは!」

 

「はい、お返しします。ですが、契約を破られるといけないのでフェイトは僕の近くで暮らして貰います。ですがご安心を。あなた達には、我が家の近くにあなたたちの家を用意しますので、そこでなら家族仲良く暮らしてもらっても構いません。これにて、『失われた家庭の修復』(・・・・・・・・・)の契約は完了です。」

 

その後は、働くのはアリシアの体が人並みに回復してからということで契約を結んだ。最後に、プレシアは少年に質問した。

 

「あなたはさっき、契約は完了ですって言ったわよね?最初からこのつもりで?」

 

「さあ、どうでしょうね?」

 

少年はそう答え、フェイトを連れて行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

僕は桜庭優花、普通の花の魔法使いさ。突然だが、今回の僕の計画を説明しよう。

 

先ずは、プレシアにアリシアの蘇生を持ち掛ける。ここまでは完璧だ。プレシアは、死ぬ気でアリシアを蘇生させる事に力を尽くしているのだ。蘇生できる可能性を捨てる筈がない。

 

だが、問題が無かったわけではない。プレシアは、アリシアの蘇生の代償をフェイトにしようとしたのだ。まぁ、これ事態は予想内の誤算だ。

フェイトも、自分からこっちに来ると言ったのだから同意の元で来てもらったは良いが、いつも無表情で無反応、夜は親に捨てられた事実に涙で枕を濡らす等、大変だった。なので、フェイトに仕事と称してプレシア達の所に連れて行った。プレシアに会うに連れてフェイトは、少しずつ反応を示すようになった。

 

ここで僕の計画を第二フェイズに進める。

フェイトにアリシアと仲良くなってもらおう作戦である。元々、原作では子供三人を引き取るフェイトは面倒見の良い性格である。ベットから動けないアリシアと仲良くなれる筈だ。ある程度仲良くなってもらったら、検査終了前日辺りに僕からアリシアにフェイトが君の妹であると告げれば第三フェイズは始動する。

 

プレシアにアリシアをけしかけた後は、フェイトにこう伝えるだけで良い。

 

「明日は、プレシアやアリシアと会える最後の日になる。最後の日だから検査は何時もより長めにする。その間に、プレシアに自分の思いを伝えなさい。もう会えなくなるんだ、最後くらい自分の気持ちを伝えてもいいんだ。」

 

その後はフェイトはプレシアに気持ちを伝え、うまく行ったのだが、1つ忘れていたことがあった。あれ?このままだと、僕がフェイト達とサヨナラバイバイしちゃうじゃん。僕は、プレシアの提案を断り結構焦ったが、アリシアの登場により僕の元で働くということで何とかなった。

 

「ふぅ、疲れた。危ない橋は自分から進んで渡るべきじゃないね。」

 

また家族一緒に暮らしたいと涙を流しながら願う少女達の顔を思い出しながら、僕はこう締め括った。

 

「女の涙は武器と言うけれど、僕は彼女達の笑った顔の方が好きだね。彼女達に涙は似合わない。」

 

幸せそうに眠るフェイトの寝顔を見ながら、僕は一人格好つけていた。

 

 

 

 

この男、根は優しいのである。




最初の方は三人称にしてみた。
書くの下手だなぁと思った。

次は久しぶりになのはが登場します。
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