ラブライブ!サンシャイン!!~the Beginning of New Games~ 作:颯朱
現在、「東方霊士録 ~the Story of Ghost Warrior.」を"執筆中"の私ですが…
絶賛スランプなうでございます。
どうしようと迷った末に出た答えが、
「あっ…完全オリジナルストーリーだから進まねぇんだ…」
てな訳で、本作品では原作「ラブライブ!サンシャイン!!」のストーリーに沿ったエピソードで進行していこうかなと思います。
ちょくちょく番外編も入れようかなぁ…(検討中です)。
まずは主人公がAqoursに出会う前のお話。
本編どうぞ。
Before Story Ⅰ.
ヒーローって、誰の事を言うのだろう…?
テレビでよく見る、仮面の戦士や鎧の騎士は、単なる空想に過ぎない。
いわば、心の英雄だ。
では、この三次元空間、所謂現実世界のヒーローとは誰なのだろうか?
いや、そもそもこの世界にヒーローなんているのだろうか…?
そんなヒーローに、"俺"は憧れていた。
※
8年前─
少年は肩に袋を掛け、白昼のビル街を走っていた。
少年「ハァ…ハァ…やっと…買えた……。」
袋の中には、ラッピングが施された小さな箱が入っていた。
その少年、
この日は大事な友達の誕生日。自分が生まれて初めて、誰かにプレゼントをあげると言う、ちょっとした記念日でもあるのだ。
朱は友達の喜ぶ笑顔が早く見たいのか、いつも以上に走るスピードを早めた。
しかし、周りを見なさ過ぎたせいか、すれ違った人と肩がぶつかってしまった。
通行人「っ!痛っ!!」
朱「あっ!!すいません!!大丈夫ですか!?」
通行人「え、ええ。大丈夫。ごめんなさい。」
朱「俺の方こそ、周り見てなくて…本当、すいません!!」
そう言って朱は振り返り、再び走り出した。
見たところ先程ぶつかったのは丁度同い年ほどの女の子であった。
「悪い事をしてしまったな…」と、後悔の音を漏らしながら再び走るスピードを上げた。
しかし、突如として鳴り響いた轟音によって、朱はブレーキをかけられた。
朱「えっ…?何の音?」
恐怖を感じ周りを見回すと、どうやら音の主は真上の様であった。
朱「てっ…鉄骨?」
丁度そこではビルの新設工事が行われており、その作業中に数本の鉄骨を結んでいた紐が切れてしまったそうだ。
身の危険を感じて朱は引き下がるが、直後、彼の目に移った景色は、彼の進行方向を変えた。
鉄骨の落下地点にいたのは、先程自分と衝突してしまった、自分と同い年ぐらいの少女だった。
少女は何一つ言葉を発していなかった。
いや、発することも出来なかった。
それを見た朱の防衛本能が目覚め、いつの間にか彼は、少女に向かって走り出していた。
そして、走った勢いのまま、
少女を突き飛ばした。
ガシャアアアアアン!!!!!!
一瞬にして暗闇に包まれた朱の視界が少しずつ明るくなっていく。
朱「あの、子は…………?」
朦朧とする意識の中、自分を埋める鉄骨の隙間から、少女の安否を確認した。
彼女はゆっくりと立ち上がり、駆けつけた母親に泣きながら抱きついた。
朱「……よかった……………。」
意識が再び薄れていくのを感じた。
朱「これで……俺も…………なれたかな……?
ヒーローに……………。
父さん………………………。」
景色が完全に暗転した。
有難うございました。
一度はしてみたかったこういう設定。
いざ書くとなると描写に物凄く困りますね…こりゃ大変だわ。
中編に続きまぁす。
キャラ紹介は中編が終わってからでいいですか…?
<大丈夫だ、問題ない。