ラブライブ!サンシャイン!!~the Beginning of New Games~ 作:颯朱
ようやくアニメ本編に入ります。
この話で何人Aqoursが出てくるかなぁ…。
あ、それと、お気に入り登録して下さった、
koroさん、アスティオンさん、ともまるさん、狼牙竜さん、ナツ・ドラゴニルさん、ペコーシャさん、
本当に有り難うございます!!!
そんじゃまぁどうぞ。
Chapter 1
普通の私の日常に───────
突然訪れた、奇跡───────
何かに夢中になりたくて──
何かに全力になりたくて──
脇目もふらずに走りたくて──
でも──
何をやっていいか、解らなくて──
吹き飛ばし、舞い降りた──
それが───!
ラブライブ!サンシャイン!!
~the Beginning of New Games.
#01 輝きたい!/始まりのFanfare!
※
◇朱 side◇
浦の星学園・体育館─
『続きまして、本日より共学化試験生として入学する、5人の男子生徒を紹介します。』
司会のアナウンスと共に、俺は壇上に上がった。
朱「うわぁ……。周囲の視線が………。」
見たところこの体育館に居るのが全校生徒の様だった。
これで全員なのか?ざっと数えても……100人いないんじゃないか?
???「おい……おい!」
朱「ヴぇっ?あっ!す、すいません……。」
まずい、ボーッとしてた……。
ええっと、自己紹介だよな…。
朱「えぇっと…き、今日からこの学校に転校…転校じゃねぇか。えっと……まぁいっか。水無月 朱です。
まぁ…気軽に下の名前で呼んでも構わないんで。
宜しく御願いします。」
やっべ、スッゲェ雑になった…。
それでも生徒からは歓迎の拍手を頂いた。
でも何でだろう…
それ以降の記憶がほぼ無い。(多分緊張してた。)
◇朱 side off...◇
※
浦の星学園・校門前─
理事長室での用事(主に教材・制服の配布)を終えた朱は、「取り敢えず帰って荷物整理するか。」と、早々に校舎を出た。すると、予想通り沢山の生徒が部活勧誘に力を注いでいた。
朱「にしても、理事長が生徒を兼任してたとはな……なかなかの経済力をお持ちの様で…。」
『スクールアイドル部でぇーす!!』
朱「……ん?今の声…千歌か?」
聞き覚えのある声を耳にした朱は、その場所に向かった。
千歌「春から始まる、スクールアイドル部ぅー!
宜しく御願いしまーす!貴女も!貴女も!!スクールアイドル始めませんか!?
輝けるアイドル!!スクールアイドルぅ!!!」
彼女も懸命に勧誘をしているが、誰も興味を示そうとはしていないようだ。
海風だけが虚しく通り過ぎていった。
朱「……何やってんだぁ?」
曜「あ、朱君…。」
お、曜もいたのか(疲れ果ててるけど)。
すると、千歌が弱々しい声で、
千歌「うぅっ…スクールアイドル部でぇーす…。」
朱&曜「「ん?」」
千歌「今、大人気のぉ…
スクールアイドルでぇーーーーー すぅ!!」
朱「あぁ…
※
数時間前・十千万・千歌の部屋───
◇朱 side◇
千歌「うわあ゛あ゛っ!!」
あ、コケた。
朱「おいおい気をつけろよ?」
千歌が盛大に尻餅をついたのは無理もない。東京のスクールアイドルのダンスを完コピしようと、只でさえ滑り易い、畳の上で踊っていたからだ。
美渡『こんな田舎じゃ無理だって!』
しいたけ『ワンッ!!』
朱「美渡姉に言われてんぞー。あとしいたけ(飼い犬)にも。」
千歌「ぅいったーーー、イタタタ…。」
曜「大丈夫?」
千歌「平気平気!もう一度っ!ふっ!」
諦めの悪い千歌は、もう一度ポーズを取る。
それを俺と曜がスマホの画面に映るスクールアイドルと照らし合わせ……
曜「あー、多分…出来てると思う!」
千歌「いよっし!」
朱「まぁ出来てるって事にしとくか。」
千歌「ちょっと!雑だよ朱君!!」
仕方ないだろ…目の前にいるのは内浦のわんぱくガールだぞ?スクールアイドルには程遠いじゃん。
曜「本当に始めるつもり?」
千歌「うんっ!」
そう言うと千歌は『スクールアイドル
千歌「新学期始まったら、直ぐに部活を立ちあげる!」
朱「やる気だけは一流だな…。ってか漢字間違ってんぞ。」
千歌「嘘おっ!?」
朱「ったく……他に部員は?」
千歌「ううん、まだ。曜ちゃんが水泳部じゃ無ければ誘ってたんだけど…。朱君だってこの前『バスケ部に入る』って言ってたし……。」
曜「そっか。中学からずっとバスケやってたしね。」
朱「まぁな。でも千歌……
何でスクールアイドルなんだ?」
千歌「何で?」
曜「私も思ってた。だって、今までどんな部活にも『興味無い』って言ってたでしょ?どうして?」
すると千歌は突然立ち上がり、俺たちに向かって振り返り……
千歌「エヘッ♡」
朱「質問に答えろよ。
ってか、此処でこんなに時間潰してていいのか?今何時だ…って……!」
今まで気づかなかったが、既に短針は『8』を示していた。
3人「「「もうこんな時間!?」」」
朱「ヤベェぞ!バス逃す!!」
曜「わあああ!千歌ちゃん急いで!」
千歌「うわぁぁちょっと朱君押さないで!」
完全に冷静さを失った俺達は、不覚にも旅館の玄関から外に飛び出してしまった。
志満「こら!こっちの玄関使っちゃダメって言ってるでしょー!」
3人「「「ごっ、ごめんなさーい!」」」
前を見ると、俺達が乗るべきバスが、すぐ目の前を無情にも通過していった。
曜「ああああ待ってぇー!」
千歌「のっ、乗りますよぉーー!」
朱「置いてかないでくれー!」
3人「「「行ってきまーーーす!」」」
後で志満姉にちゃんと謝っとこ……。
◇朱 side off...◇
※
3人「「「ふぅーー……。」」」
朱「まっ、間に合ったァ〜。」
千歌「危なく無駄になるとこだったよぉ〜。」
すると千歌はバッグから何枚かのチラシを取り出した。見ると、『スクールアイドル陪大募集!』と書かれていた。
曜「そんなのまで作ったんだ!?」
朱「まーた漢字間違ってるし…。」
千歌「早い方がいいでしょ?はぁ〜!楽しみだなぁ〜!」
正直朱は、千歌が一人で出来るのかどうか、若干心配であった。千歌が一人でやる行動の成功率が低い事を、予め知っていたからだ。
曜「ん~、でもぉ~…。」
千歌「なになにぃ?」
朱「…仕方ねぇな。」
曜「いよっしゃ!今日は千歌ちゃんの為に、一肌脱ぎますか!」
朱「おうよ!」
※
現在──
曜&朱「スクールアイドル部でぇーす……。」
やはり彼女達の周りには生徒が誰ひとりおらず、只寂しく海風が吹くばかりだった。
曜「大人気ぃ、スクールアイドル部でーす……。」
千歌「はぁー…。」
朱「全然だなぁ……。」
現状を知った朱からも、思わず溜め息が零れた。
すると……
千歌「ん?」
ふと目の前を、一年生と思われる2人組が通り過ぎていった。
一方は鮮やかな赤い髪のツインテールに、エメラルド色の瞳。もう一方は小麦色のセミロングヘアー。
曜「美少女………?」
曜がそう呟いた時、既に千歌は俺達の視界から消え、彼女達の元へ向かっていた。
曜「うわぁたっ!!」
朱「ちょっ、曜!!」
親友の支えを失った曜はバランスを崩した。
それに素早く反応した朱が慌てて曜を左手で支える。
曜「あ、ありがと…朱君。」
朱「礼には及ばん。ってか、あいつ急にいなくなるなよ……。」
◇千歌 side◇
千歌「あのっ!!スクールアイドルやりませんか!?」
何だこの子達!めっちゃ可愛い!!妹にしたいぐらいだよ!見たところ新入生だよね!
気付いたら私は目を輝かせて彼女達の元へ向かっていた。
小麦髪「ずらっ!?」
千歌「"ずら"?」
小麦髪「いっ、いえ!!」
千歌「大丈夫!悪いようにはしないから。貴女たち、きっと人気が出る!間違いない!!」
小麦髪「いや、でもマルは……。」
うーん、流石にいきなりじゃ厳しいかな……?
おっ?後ろのツインテちゃんが私のチラシじっくり見てるぞ!これは………。よしっ!
千歌「サッ!」バッ!!
おーおー!食いついてるよー!
千歌「サッ!ササッ!!」バッ!ババッ!!
これはスカウトの価値あるかも!!
千歌「興味あるの!?」
ツインテちゃん「ライブとか、あるんですかっ!?」
千歌「ううん。これから始めるとこ。だから、貴女みたいな可愛い子に是非っ!」
ツインテちゃん「へっ…………?」
そういって私はツインテちゃんの手を取った。
すると、彼女の顔が突然蒼くなっていき……。
小麦髪「ずらっ。」
あれっ?耳塞いでるけど、どうしたんだろ……!
ツインテちゃん「ピギャアアアア!!!!!!!!??????」
うわっ!何?なになになに!?
小麦髪「ルビィちゃんは究極の人見知りずら……。」
究極の……人見知りぃ?
???「うわぁぁぁぁぁぁぁあああ!!!あうっ!!」
うわっ!今度は何!?って……桜の木から誰か…落ちてきてるぅ!?
親方ぁ!空から女の子が!!
???「くっ、うぅぅぅぅぅ………ぐあっ!?」
バサッ!!
あっ、バッグが頭に……。
ていうかこの子、お団子ヘアーだ……可愛かったりするかも…?
千歌「ちょっ、色々大丈夫…?」
お団子っ娘「うぅ……ハッ!?」
突然彼女の目の色が変わった。
お団子っ娘「フッフッフッ…ここはもしかして、地上?」
全員「へっ!?」
千歌&朱「だっ、大丈夫じゃ、ない……?」
お団子っ娘「という事は、貴女達は下劣で下等な人間という事ですか…。」
こっ、これが本物の厨二病……?
千歌「それより足、大丈夫?」
お団子っ娘「いっ……!ったいわけ無いでしょ!?この身体は単なる『器』なのですから。」
千歌「えぇ…?」
お団子っ娘「『ヨハネ』にとっては、この姿はあくまで仮の姿…。
朱「『ヨハネ』?」
お団子っ娘「おっと!名前を言ってしまいましたね。『堕天使ヨ…』」
小麦髪「『善子』ちゃん?」
お団子っ娘「へっ……?」
よっ、善子…ちゃん?
小麦髪「やっぱり善子ちゃんだ!!花丸だよ!幼稚園以来だね!!」
善子「はっ…は・な・ま・るぅぅぅ!?
にっ、人間風情が、何を言って…え?」
花丸「ジャーンケーン……ポンッ!!」
その手を覗いてみると、善子ちゃんは親指、人差し指、薬指の3本を立てていた。
えっ…?なにこれ?
花丸「その"チョキ"!!やっぱり善子ちゃん!」
えっ!?これ"チョキ"なの!?
てっきり『全部』とか言うやつかと……。
善子「善子言うな!!いい?私はヨハネ!ヨハネなんだからねーー!!」
花丸「あっ!善子ちゃーーん!」
そう断末魔を残して善子ちゃんは走り去っていった。
それを追うようにさっきの2人組も走っていってしまった。
千歌「あの子達………後でスカウトに行こう!!」
朱「懲りねーなぁ……。」
曜「アハハ…」
???「貴女ですの?このチラシを配っていたのは。」
千歌&曜「え?」
声のした方を振り返ると、そこには黒髪ロングのちょっぴりカッコイイ娘が、私達のチラシを手に取っていた。
???「いつ何時、スクールアイドル部なる物がこの浦の星学園に出来たのです?」
千歌「貴女も新入生?」
曜「ちっ、違うよ千歌ちゃん!!その人は新入生じゃなくて…3年生!しかも……」
あれ?上級生だったんだ…。って、
千歌「嘘っ!?
生徒会長……?」
生徒会長「フフッ。」
千歌「どうしよう!やっちゃったよ朱君!!って………あれ?
朱君?」
気付いたら朱君はその場から消えていた。
Do you want to Save?
>Yes.
.No.
おおーー、4000文字超えた。
はい、有難うございました。
やはり戦闘シーンはとことん引っ張ってくスタイルの颯朱で御座います。
次回は確実に朱君が'返信'…違う違うこっちじゃない。'変身'する予定です。
次話をお楽しみにぃ。