ラブライブ!サンシャイン!!~the Beginning of New Games~ 作:颯朱
今回で第1話は終了ですかね。
あ、そうそう。気付いたらUAが1300超えてました。有り難うございます。
そんじゃま本編どうぞ。
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朱「前回のあらすじぃ。
バカ千歌と謎の少女がぁ、太平洋に沈没ぅ。以上ぉ。」
千歌「雑過ぎるよっ!」
◇朱 side◇
内浦・南海岸───
???「くしゅんっ!」
結局あの後、千歌と少女は俺が『伸縮化』のエナジーアイテムで引き上げて救出した。二人共気絶してたから、俺がライダーだってことはバレてない。
うん。多分…タブン、バレてない。
ったく、こんな事の為に持ってきたんじゃ無いっつーの…………。
千歌「大丈夫?沖縄じゃ無いんだから……。」
朱「流石に競泳水着一枚じゃ風邪ひくっつの…。
海に入りたかったらダイビングショップがあるんだし…。」
すると、少女が突然口を開いた。
???「'海の音'を聞きたいの……。」
千歌&朱「'海の音'?」
海の、音………。なんだろ。
イルカの超音波でも聞くつもりなのだろうか……。
そんな馬鹿な…。
千歌「どうして?」
???「…………………………………………。」
少女は答えようとしなかった。
まぁ、プライバシーってのがあるし…無理ないか。
千歌「わーかった、じゃあもう聞かない……。
海中の音って事!?」
???「フフッ。」
???「私ね、ピアノで曲を作ってるの。でも、どうしても海の曲のイメージが浮かばなくて………。」
朱「ほぅ。作曲かぁ。すげぇな………。」
千歌「ここら辺の高校?」
朱「いや…東京だろ?」
???「えっ!?何で知ってるの!?」
千歌「朱君まさか、ストーカー!?」
朱「違うわ!!…姉貴の友達にいたんだよ、その制服来てた奴が。」
綺麗に畳まれた少女の制服に乗せられた、学年別のリボンを見れば分かる。流石にどこ高までは分からんが……。
おい、誰だ今本気で"こいつ変態だ"って思ったやつ。『混乱』のエナジーアイテムぶち込んだろか?
千歌「ていうか、東京からわざわざ?」
???「わざわざっていうか……。」
千歌「そうだ!じゃあ誰か『スクールアイドル』知ってる?」
???「スクールアイドル?」
千歌「うん!ほら、東京だと有名なグループ沢山いるでしょ?」
確かにな、A-RISEとか、Midnight catsとか……。
???「何の話?」
千歌&朱「………えっ?」
少女からの衝撃の一言に、しばしの間、俺達の間に沈黙が流れた………。
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千歌「まさか知らないの!?」
朱「スクールアイドルだぞ!?学校でアイドル活動して、大会が開かれたりしてるのに!?東京なんて正にスクールアイドル激戦区じゃないか!!」
???「有名なの?」
千歌「有名なんてもんじゃないよ!ドーム大会が開かれるくらい超人気なんだよ!!
って、私も詳しくなったのは最近だけど……。」
???「そうなんだ…。私、ずっとピアノばかりやってきたから、そういうの疎くて……。」
朱「それなら見てみるか?」
???「えっ?」
朱「何事も"百聞は一見にしかず"、だろ?」
千歌「そうそう!『なんじゃこりゃー!』ってなるから!」
???「なんじゃこりゃ?」
千歌「『なんじゃこりゃ』!」
そう言って千歌は、少女の眼前に音楽プレーヤーを差し出した。それは、『μ's』と書かれたスクールアイドルの曲だった。
???「うーん、これが………。」
千歌「どう?」
???「どうって、なんというか…………普通?」
千歌&朱「…………………………。」
???「あぁいえ!!悪い意味じゃなくて!!
アイドルって言うから、もっと、芸能人みたいな感じかと思ったっていうか……。」
朱「だよな。」
???「えっ?」
千歌「だから…………衝撃だったんだよ。」
◇朱 side off.........◇
千歌「貴女みたいにずっとピアノを頑張ってきたとか……大好きなことに夢中でのめり込んできたとか……将来こんなふうになりたいって、夢があるとか……
そんなの一つも無くて。」
千歌「私ね……普通なの。
私は、『普通星に生まれた普通星人なんだ』って…。どんなに変身しても、普通なんだ、って…。そんな風に思ってた。それでも何かあるんじゃないかって、思ってたんだけど…………。気がついたら、高2になってた…。」
千歌「『まずっ!このままじゃ本当にこのままだぞ!!普通星人を通り越して、『普通怪獣チカチー』になっちゃうー!』って!」
すると突然、千歌が少女に急接近してきた。
千歌「がおーーーー!!」
???「うわっ!?」
千歌「フフッ!
びーっ!どかーん!!うぉーーっ!しゅしゅしゅしゅーっ!どーーん!!アハハッ!!」
???「フフッ!」
朱「怪獣というよりは、珍獣だな…。」
千歌「そんな時、出会ったの…………
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音ノ木坂学院スクールアイドル・
統廃合の危機を救うべく立ち上がり、第2回ラブライブで優勝した、今やスクールアイドルの代名詞とも言えるグループだ。
千歌「皆んな私と同じような、何処にでもいる普通の高校生なのに……キラキラしてた。
それで思ったの。」
千歌「皆で心を一つにして、一生懸命練習してステージに立つと、こんなにも格好良くて、感動できて、素敵になれるんだ!って。」
千歌「スクールアイドルって……
こんなにも、
こんなにも!
こんなにも!!
キラキラ輝けるんだ!って!!」
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千歌「気付いたら全部の曲を聞いてた。毎日動画見て、歌を覚えて、そして思ったの!
私も仲間と一緒に頑張ってみたい。
この人達が目指した所を…私も目指したい…。」
千歌「私も………『輝きたい!』って!」
???「有難う…。なんか、『頑張れ』って言われた気がする。今の話。」
千歌「本当に?」
???「ええ!
スクールアイドル、なれるといいわね。」
千歌「うんっ!あ…私、高海千歌。あそこの丘にある、『浦の星学園』って高校の2年生。」
朱「其奴と同じく2年の水無月朱。共学化試験生だ。」
???「二人共同い年ね。
私は桜内梨子。高校は………………………
音ノ木坂学院高校。」
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翌日───
曜&朱「もう1度?」
千歌「うん。ダイヤさん(生徒会長)の所に行って、もう1回お願いしてみる。」
曜「でも…。」
朱「多分また滅多打ちにされるぞ?」
千歌「諦めちゃ駄目なんだよ!あの人達も歌ってた。『その日は絶対来る』って。」
曜「…本気なんだね。」
朱「流石は自慢の幼馴染みだな。」
千歌のやる気を再確認した曜と朱は互いに頷き、千歌から申請書を奪った。
千歌「あ!ちょっと!!」
朱「まぁ待てよ。」
曜「私ね。小学校の頃からずーっと思ってたんだ。千歌ちゃんと一緒に夢中で、何かやりたいな、って。」
千歌「曜ちゃん……。」
曜「だから、水泳部と掛け持ち、だけど!!」
曜は千歌の背中に申請書を置き、指名欄に自分の名前を書き足した。
曜「はいっ!」
千歌「曜ちゃん……。うぅっ。」
朱「ちょっと待った。」
曜「えっ?……あれっ!いつの間に!?」
曜達の気づかぬ間に、朱が申請書を奪っていた。
朱「久しぶりに幼馴染みと再会したんだ。手助けの一つや二つ位やらせろっ!」
すると今度は曜の背中に申請書を押し付け、自分の名前を書き足し始めた。
曜「うわっ!?ちょっと、朱君!?///」
朱「ごめん曜、ちょっとくすぐったいぞ。
昔から憧れてたんだよ。誰かの為に何かするって事に。だからさ………。」
朱は名前を書き終え、千歌に申請書を差し出した。
朱「俺の夢、叶えさせてくれよ。千歌、曜。」
千歌「朱君………ありがとぉーー!!」
感情が爆発した千歌は、2人を抱き締めた。
朱「ちょっ、おい!千歌!!」
曜「うわぁっ!く、苦しいよ……。」
千歌「よーーし!絶っ対凄いスクールアイドルになろうね!」
曜&朱「うんっ!「おっしゃ!」」
ピチョン………。
不意に、水の音がした。
3人「ん?」
音のした方、真下を見ると、3人の名前が書かれた申請書が、水溜りに見事に浸水していた。
千歌&曜「うわあーーーーーーーーーっ!!」
朱「…………………………嘘ぉん。」
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生徒会室───
ダイヤ「よくこれでもう1度持ってこようという気になりましたわね……。」
朱「あ、紙の事言ってます?まぁ色々ありまして…」
ダイヤ「違いますわ。人数の問題です。1人が3人になっただけですわよ?」
千歌「やっぱり、簡単に引き下がってはダメだと思って!きっと生徒会長は、私の根性を試している
じゃないか、って!」
朱「(なんてポジティブシンキング……。)」
ダイヤ「違いますわ!!『何度来ても同じ』と、あの時も言ったでしょう!?」
千歌「むぅ…どうしてですっ!?」
ダイヤ「この学校には、スクールアイドルは必要無いからですわ!」
千歌「何でですっ!?」
曜「まぁまぁ……。」
朱「こりゃどうしようもないな…。」
曜が止めようとするも、2人は睨み合う目を逸らそうとしない。
ダイヤ「貴女に言う必要はありません!大体、やるにしても曲は作れるんですの?」
千歌「曲?」
ダイヤ「ラブライブに出場するには、オリジナルの曲でなくてはいけない。スクールアイドルを始める時に、最初に難関になるポイントですわ。」
朱「あれ、よくご存知ですね、生徒会長さん。」
ダイヤ「こっ、この位一般教養ですわ!
これまで発表されたスクールアイドルの曲は一切使用出来ない。
東京の高校ならいざ知らず、うちの様な高校だと、そんな生徒は………。」
※
2年教室内───
千歌「1人もいなぁ〜い………。」
試しに同クラス内で作曲の出来る生徒を探した所、誰一人名乗り出る事は無かった。
千歌「生徒会長の言う通りだったぁ………。」
朱「大変なんだな、スクールアイドル始めるのも。」
千歌「うぅっ、こうなったら!」
突然千歌が、机の引き出しから音楽の教科書を引っ張り出して頭上に掲げた。
千歌「私が!何とかして!!」
曜「出来る頃には卒業してると、思う。」
千歌「だよねぇ………。」
千歌「(せめて、
千歌が先日海岸で出会った、作曲の出来る東京の少女の事を脳裏に浮かべていると………。
担任「はーーい!皆さん!
ここで転校生を2名紹介します。」
不意に開かれた教室のドアから、見覚えのあるワインレッドの少女と、黒髪を首まで下ろした青年が入室してきた。
担任「今日から、この学校に編入する事になった…………」
???「くしゅんっ!、失礼…!
東京の、音ノ木坂という高校から転校してきました…くしゅんっ!」
千歌の中で、何かが輝いた気がした。
梨子「桜内梨子です。よろしくおねがいします。」
千歌「ワァ…!!奇跡だよっ!!!」
梨子「え、あっ、貴女はっ!?」
2人の少女が、奇跡の再会を果たした。
朱「……………………………………………。」
曜「? 朱君?」
朱の様子が気になった曜がふと後ろを振り向くと、朱の机が、小刻みに震えていた。
曜「………朱君?」
朱「何で…………!」
すると、梨子と一緒に入室してきた青年が朱を見つけ、不敵な笑みを浮かべた。
朱「何で、お前がここにいるんだよ…………!
『
謎の青年「久しぶりだな………『
それが、全ての始まりだった。
【See you Next Game.】
あ、1話全部入れてなかった。
て訳で、本作品のキーマン登場のchapter 3でした。
誤字・脱字報告、感想、お待ちしております。
次話をお楽しみにぃ。