ラブライブ!サンシャイン!!~the Beginning of New Games~   作:颯朱

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一ヶ月ぶりですね。颯朱でございます。


2週間ほど前、家族旅行の一環で静岡の海を見てきました。

うん。ゴミとか一切無かった。




さて、新たにお気に入り登録して下さった、イナクトさん、アーペさん、新生仮面ライダーさん、カズ_トさん、M.Rさん
本当に有難うございます!



本日より、第2話となります。

そんじゃまどうぞ。


#2 転校生をつかまえろ!/帰国子女はNo Thankyou!?
Chapter 1


Loading.........

 

 

 

 

 

朱「何で…お前がここにいるんだよ……幻舞っ!!!」

 

 

 

???「久しぶりだな…朱月。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

     #2 転校生をつかまえろ!

         /帰国子女はNo Thankyou!?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

HR後───

 

 

 

そこでは2人の青年が向かい合っていた。

 

朱「『幻舞』………!」

???「何ヶ月ぶりかなぁ…君と会うのも。」

朱「ああ、全くだ……………

 

 

 

 

心配させやがってコノヤロー!!」

 

 

突然朱が黒髪の青年に抱きついた。

 

曜「え゛っ!?」

 

朱「もう半年経つぜ!?あの時はマジで焦ったからな…ねぇ?(あかり)君。」

燈「おいおい、記憶の掘り下げはやめてくれ…。」

千歌「二人共、知り合いなの?」

燈「知り合いって言うか、まぁ…。」

朱「去年ゲーム大会で知り合ってさ、それ以来。」

曜「たったそれだけで!?」

燈「ま、色々あってさ。

あ、じゃあ改めて………転校生とは紹介されたけど、一応共学化試験生の…………

 

 

 

藍原 燈(あいはら あかり)です。よろしくお願いします。」

 

 

朱や燈曰く、ゲーマー同士は一度会ったら顔を忘れない…………………らしい。

 

 

 

 

 

 

 

 

数日後・放課後───

 

千歌と曜は中庭でダンスレッスンを、朱は彼女達の正面からビデオを撮っていた。

 

 

千歌「1・2、1・2、1・2、1・2、1・2………。」

曜「また(・・)駄目だったの?」

千歌「うん。でも!あと一歩、あと一押しって感じかな!」

朱「本当かぁ…?」

 

 

彼女らが何を話しているのかというと、先日転校してきた梨子を、千歌がスクールアイドル部に勧誘したという事だ。また(・・)と言われている以上、ことごとく失敗している。遡ると、転校してきた日にいきなり勧誘した所、頭まで下げてバッサリ断られているのだ。

 

ダンス用の曲が1節終わったところで、曜が音楽プレーヤーを止め、ベンチに腰掛けた。

 

 

千歌「だって、最初は………

 

 

 

 

梨子『ごめんなさいっ!』

 

 

 

 

だったのが、最近は………

 

 

 

 

梨子『…ご、ごめんなさい。』

 

 

 

 

………になってきたし!!」

朱「引いてんじゃねぇか。」

千歌「大丈夫!いざとなったら…ほいっ!」

 

千歌が音楽の教科書(#1 chapter3参照)を突き出した。

 

千歌「何とかするし!」

曜「それは…あんまり考えない方が良いかもしれない。」

朱「恐らく、千歌が(・・・)使うことはないだろうな。いよっ…と。」

 

朱がビデオの確認を終え、曜の隣に腰掛けた。

 

千歌「朱君?今のどういう意味!?」

朱「ははっ!冗談だって!気にすんなよ。

それより、曜の方はどうだ?完成したか?」

曜「え?あ、うん!描いてきたよ!」

 

 

 

 

 

 

◇朱 side

 

 

 

 

曜「どう?」

千歌&朱「「うーーん………」」

 

 

教室に戻った所で、曜が不敵な笑みを浮かべながら俺達にスケッチブックを見せるが、そこに描かれていたのはアイドルとは程遠い、警察官の衣装だった。

 

 

朱「ま、まぁイラストとしては上手いんだけど…」

千歌「うん…衣装というより制服に近いような……スカートとか無いの?」

曜「あるよー!はいっ!」

 

 

続いて曜が見せたのは、ミニスカ婦警さんのイラストだった。

いや、確かにスカートだけども!

 

 

朱「いや…これも衣装というより……」

千歌「もうちょっとこう…可愛いのは……」

曜「だったらこれかなっ!ほい!」

 

 

 

次は来るか!?と期待した俺だったが………

曜はその期待を此処ぞとばかりにへし折ってきた。

スケッチブックに描かれていたのは…

 

 

 

 

 

自衛隊の女性隊員のイラストだった。

 

朱&千歌「「武器持っちゃった!!」」

曜「可愛いよね~!」

千歌「可愛くないよ!寧ろ怖いよ!!」

朱「もうちょっとアイドルに近いような物を…」

曜「…と思って、それも描いてみたよ!ほいっ!」

 

 

と言って曜が出したのは、またまた制服…ではなく、フリルの付いたワンピースタイプの衣装だった。オレンジ色だし、これは…千歌のかな?

 

 

千歌「わぁ…凄い!キラキラしてる!!」

曜「でしょー!?」

朱「確かにすげぇけど、これ作れるのか?」

曜「うん!勿論!何とかなる!」

千歌「ホント!?よーっし!挫けてる訳にはいかない!」

 

 

再びやる気を見せた千歌を見て、内心ホッとしていると、教室のドアが開けられた。入ってきたのは…燈だった。

 

 

朱「ん?どうした燈?」

燈「朱!ちょっといいか?」

朱「お、おう。んじゃお前ら、ちょっと席外すな。先帰っててもいいぞ。」

千歌「分かった!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

朱「で、どうした?空き教室なんかに呼び出して…。」

 

 

急かす様に燈に連れてこられたのは、使われてない空き教室だった。

 

燈「うん。ちょっと…。

 

 

 

 

 

 

 

 

朱って、いつからライダーなの?」

朱「ヴぇっ!?な、何だよいきなり!?」

 

 

ちょっと待て!新学期始まってまだ一ヶ月経ってねぇぞ!?もうバレたか!?

 

 

燈「実は、理事長に色々聞いてさ……」

朱「えっ…………………ハァ…。」

 

 

駄目だ。もう完全にバレてらぁ。

理事長も知ってて何で聞かなかったんだよ。

あの人は…何か、見かけ通りの口の軽さだな。

 

 

朱「あぁ…一応先月から…………」

燈「えっ?そうなの?

実はここだけの話、今回共学化の試験生に選ばれた人って、結構君みたいな人が多いらしいんだ。隣クラスにいる試験生も………。」

 

 

 

 

 

 

 

 

『─────っですわ!!』

 

 

 

キィィィィィィィィィィィン!!!!!!!

 

 

燈「うわっ!?」

朱「なっ!……んだぁ?」

 

突然放送用のスピーカーから爆音が鳴り響いた。

 

 

 

 

絢瀬絵里(あやせ えり)東條希(とうじょう のぞみ)星空凛(ほしぞら りん)西木野真姫(にしきの まき)!こんなの基本中の基本ですわよ!?』

 

 

燈「この声………生徒会長?」

朱「…だよな。確実にこれはダイヤさんの声だ。」

 

 

どうしたんだ?突然μ'sのメンバーを叫んだりして…。

 

 

『す、凄い…』

『生徒会長、もしかしてμ'sのファン…?』

『当たり前ですわ!私を誰だと………!ンンッ!!(咳払い)一般教養ですわ一般教養!!』

 

 

 

朱「(…やっぱファンじゃん。)」

 

 

 

『とっ、とにかく!スクールアイドル部は認めませんっ!!!』

 

 

キィィィィィィィィィィィン!

 

 

 

 

朱「だああああああもうっ!!キー音やめて!!ちょっと止めてくる!!ありがとな燈!」

燈「えっ!?ちょっ……!」

 

 

直ぐにでもこの脳を揺さぶる爆音を止めようと、俺は生徒会室に急いだ。

 

 

 

 

 

◇朱 side off.........

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

千歌「前途多難すぎるよぉ………。」

 

その後千歌達と合流した朱は、バス停前の堤防で、来るべきバスを待っていた。

曜の話によると、朱が席を外した後、千歌達は生徒会長に再び部活動申請をしたらしく、その時千歌がμ's(ミューズ)を『ユーズ』と呼び間違えた事で生徒会長を怒らせたそうだ。

 

 

曜「じゃあ……辞める?」

千歌「辞めないっ!!!」

曜「だよね!」

 

朱「だけど、流石にμ'sを『ユーズ』って読むのは… 」

千歌「仕方ないじゃん!!調べたらあれギリシャ語なんだよ!?一発で読めるほうが凄いよ!」

朱「おっ、褒めてくれるのか?そりゃどうも。」

千歌「えっ!?朱君読めたの!?」

朱「まぁ…ね。」

千歌「そんなぁ…………ん?」

 

 

ふと、彼女達の前を、見覚えのある一年生が通っていった。

 

 

千歌「あっ!花丸ちゃーーん!!おーーーい!」

花丸「あっ…!こんにちは。」

千歌「はァ…!!やっぱり可愛いぃ~!!ん?

んんん??」

 

 

よく見ると、花丸の後ろの木に、別の誰かの影があった。

 

 

千歌「…………あっ!!ルビィちゃんもいるーー!」

ルビィ「ピギィッ!?」

 

 

すると、千歌はバッグからキャンディーを取り出し、ゆっくりとルビィに近づけた。

 

 

千歌「ほ〜らほら、怖くな〜い………食べる?」

ルビィ「ん…?わあっ!」

 

 

美味しそうなキャンディーを見て目を輝かせたルビィは、早速キャンディーに手を伸ばした。

しかし、手に取ろうとしても、千歌がすかさず後ろに引っ込め、なかなか渡そうとしない。

そうするうちに、ルビィは木の影から離れ、千歌の目の前まで来た。

 

すると突然、千歌の目の色が変わった。

 

 

千歌「ふふんっ!とぉーーーりゃっ!!」

 

 

キャンディーを空高く投げ上げたのだ。

 

 

ルビィ「あっ……!!!」

千歌「フフッ!捕まえた!!」

ルビィ「え?うわあぁっ!?」

 

 

空高く上がったキャンディーに目を奪われている隙に、千歌がルビィを捕まえる様に抱きしめた。

 

 

朱「ちょっ……。飴で後輩を釣るなよ………。」

千歌「エヘヘッ!やっと逢えたぁ〜!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バス内───

 

 

 

 

花丸「スクールアイドル?」

千歌「うんっ!すっごく楽しいよ!興味無い?」

花丸「あっ、いえ。マルは図書委員の仕事があるずら(・・)…………いや!!あるし…………………。」

千歌「そっかァ……ルビィちゃんは?」

ルビィ「へっ!?あ、ル、ルビィはその………お姉ちゃんが………。」

朱「お姉ちゃん?」

花丸「ルビィちゃん、ダイヤさんの妹ずら。」

千歌&朱「「えっ!?」」

千歌「あの生徒会長の!?」

曜「何でか嫌いみたいだもんね…スクールアイドル。」

ルビィ「はい……………………。」

 

朱「余り無理は言えねぇよ。今は曲作りを何とかするしか無い。」

曜「確かにそうだね。何か変わるかもしれないし。」

千歌「そうだねぇ…。花丸ちゃんは何処で降りるの?」

花丸「今日は沼津までノートを届けに行く所で…。」

朱「ノート?誰の?」

花丸「実は、入学式の日…………………」

 

───────────────────────

 

 

 

 

 

 

善子\ヨハネ/『堕天使ヨハネと契約して、貴女も私のリトルデーモンに……………なってみない?フフっ。』

 

 

 

 

 

 

───────────────────────

 

花丸「それっきり、学校にこなくなったずら。」

朱「あぁ〜………木から堕天したあの子ね。」

曜「そうなんだ…。」

 

 

 

キィィィィィッ!!!!!!

 

 

 

 

 

突然、バスが急ブレーキをかけた。

 

「うわあぁっ!?」

 

 

朱「皆大丈夫か!?」

千歌「う、うん。何とか……。」

曜「どうしたんだろ、いきなり………。」

朱「っ!!」

 

 

朱が何かを感じた。

 

 

朱「悪ぃ!ちょっと外見てくる!」

千歌「えっ!?ちょっ、朱君!?」

 

 

バスから降りた朱が見たものは、身体にノイズがかかりながらも、フラフラと歩く成人女性だった。

 

 

朱「まさか、ゲーム病か!?」

女性「あうっ!?」

 

 

突然苦しみ出した女性から、バグスターが増殖し、巨大なコモンバグスターに変化した。

 

 

朱「なっ!?ちょ、此処で切除はキツいってのに!!」

千歌「朱君!!大丈夫!?」

曜「えっ…な、何あれ!?」

 

 

バスから千歌達が降りてきて、朱の元へ駆け寄る。

 

 

朱「止まれ!!」

千歌「えっ?」

朱「これ以上近付いたら危険だ!」

 

 

 

 

 

朱「(マズイ………此処で変身したら………

でも、患者が目の前にいて、助けない訳には……。

………だああああもう!仕方ねぇ!)」

 

 

 

曜「朱君──?」

朱「お前ら………今から見る物全部、絶対誰にも言うなよ?」

千歌「えっ…?」

朱「お前らまで──巻き込む訳にはいかない!」

 

 

朱はゲーマドライバーとガシャットを取り出した。

 

 

『Mighty Action X!』

 

 

周辺にゲームエリアが広がる。

 

 

曜「ええっ!?何コレ!?」

千歌「わあっ!!チョコブロックだぁ!」

ルビィ「ピギィッ!?」

花丸「ずらぁっ!?」

 

 

朱「変身ッ!!」

 

 

『ガシャット!!』

『レッツゲーム!メッチャゲーム!ムッチャゲーム!ワッチャネーム!?』

 

『I'm a 仮面ライダー!!!』

 

 

「「「「ええええええ!!!???」」」」

 

 

朱「こうなりゃヤケクソだ!

最高のショー(Perfect Game)、見せてやる!!」

 

『ガシャコンブレイカー!!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???「ん?あれは…………。」

 

 

 

 

 

 

朱「フッ!ハァッ!!」

 

ガシャコンブレイカー・ハンマーモードでコモンバグスターに猛攻を仕掛ける朱だが、一向に「HIT!」の表示が出ない。ダメージを与えられてないのだ。

 

 

朱「んだよコイツ!めっちゃ固ぇな!!ぐあっ!!?」

 

 

コモンバグスターの巨大な腕に薙ぎ払われ、地面に叩きつけられる。

 

 

朱「不味いな…これじゃ無駄にカッコつけた意味ない…。こうなりゃ!」

 

 

エナジーブロックを砕き、「マッスル化」のエナジーアイテムを取得。再び朱はコモンバグスターに飛び掛かる。

しかし、それを読んでいたコモンバグスターの目から、ビームレーザーを浴びてしまう。

 

 

朱「ああああああああ!!!!」

千歌&曜「朱君っ!!!」

ルビィ「ど、どどどどうしよう……!!」

花丸「ずらぁ………ん?」

 

 

 

 

ふと、花丸の隣を、一人の若者が通り過ぎていった。

 

 

 

 

朱「が、はぁ…!!ハァ……ハァ……ん?」

 

 

 

ビームレーザーを受けて跪く朱もそれに気づいたが、花丸とは違う印象を受けた。

入学式の日、隣に立っていた試験生だった。

 

 

???「お前を少しでも信じた俺が馬鹿だった。天才ゲーマー『朱月』もこんなものか。」

朱「何だとテメェ!!」

???「テメェだと?入学式の日に自己紹介した筈だぞ。名前ぐらい覚えろ。」

 

 

 

「俺の名は華鏡。華鏡 勇雅(かがみ ゆうが)だ。」

 

 

 

『TADDLE QUEST!!』

 

 

ガシャットの起動音と共にゲームエリアが広がり、周囲に宝箱型のエナジーブロックが出現した。

 

朱「ライダーガシャット!?」

千歌「まさか、あの人も……!?」

 

 

華鏡「変身。」

 

 

 

『ガシャット!!』

『レッツゲーム!メッチャゲーム!ムッチャゲーム!ワッチャネーム!?』

 

 

『I'm a 仮面ライダー!!!』

 

 

 

 

 

 

 

 

華鏡「只今より、コモンバグスターにおける患者摘出手術、及び、バグスター切除手術を始める。」

 

 

 

 

空色の騎士、仮面ライダーブレイブ・クエストゲーマーが朱の前に立ちはだかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

Do you want to Save?

 

>Yes.

.No.




はい。ブレイブ適合者初登場回でございました。


華鏡 勇雅の名前に関して
華鏡:華=テレビ版「仮面ライダーエグゼイド」鏡灰馬役・博多華丸より一文字
鏡=同じく鏡飛彩から一文字
勇雅:勇=仮面ライダーブレイブ→勇者
雅=主が個人的に好きな2号ライダー「仮面ライダーファイズ」草加雅人より



誤字・脱字等ございましたらコメントお願いします。

次話をお楽しみにぃ。

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