【クラス】 :ライダー
【マスター】 :ロージス・エネルベイ
【真名】 :バルバロス・オルチ
【属性】 :秩序・悪
【キーワード】 :銀腕の義手
:ギャリオット
:『赤髭』
【ステータス】 :筋力C 耐久B 俊敏B+ 魔力C+ 幸運E 宝具B
【スキル】 :嵐の航海者A+ 襲撃A++ 勇猛C
【出典】 :史実
【スキル:襲撃】
襲撃とは霊体化しながら敵に近づくことが出来、攻撃するまで姿を消すことができる。しかし、相手に感知させられないのはスキルを発動してから三分の間だけである。それ以上の行動は自身の能力の低下を招き、ステータスがワンランク下がる。
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バルバロス・オルチ
オスマン帝国領の現在におけるレスボス島の出身であり、1518年にアルジェリアのトレムセンで戦死した。
オルチの一団は1000人のトルコ人海賊やキリスト教からの改宗者、ムーア人などを擁していた。1512年にスペイン軍の籠もる稜堡――大砲を主要防御兵器として使えるように造られた城を攻城する際、銃弾を左腕に喰らってしまい失うことになる。
オルチは身長はあまり高くないが頑強な身体を持ち、赤色の髪と髭を生やしている。無益な殺生はしないタイプではあり、戦場で戦うのは必要だからといった面持ちで望む。仕事人気質。今回の召喚ではマスターの本質を見抜きながらもそれもよしとして付き合っていた。
【宝具】
ランク:B
種別:対軍宝具
レンジ:1~10
最大補足:100人
由来:バルバロス・オルチが成した大偉業の再現である。僅か千人ちょっとでありながら七千人を皆殺しにした海戦がもとであり、相手の数が自分たちより多いと威力が上がる。
ギャリオットとガレー船で計百船で敵を囲み、千人余りの骸骨兵で足止めしながら砲弾で包囲殲滅をする。一方的に攻撃ができるためかなり強力。おまけに骸骨兵は船の船員であることから、船を沈めない限り無限沸きしてくるというやっかいな代物である。
ギャリオット単体であれば嵐の航海者を持っているのもあって海でなかろうと奔らせることができる。
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ロージス・エネルベイ
簡単に言えば重度のブラコン。ちなみに年齢は34歳だったりする。
彼もまた戦争孤児であり、魔術師≪ウィザード≫として育てられた。エネルベイ家というのは地上における聖堂教会の活動に尽力していた由緒正しい家系。彼らが拾われたのは、災害に彼らの子供が殺され、後継者がいなかったためである。兄には商才があり、ロージスにはウィザードとしての才覚があり本家では重宝された。
兄はその商才を買われたのか西欧財閥のある有力者の娘と婚姻する事になるが、西欧財閥が聖堂教会を取り込むために乗っ取りを計画していたのも事実である。結局のところ政略結婚だったのだが、本人は幸せだったようだ。
結果として、兄は殺されることになりそれを知ったロージスは怒りのままに、兄と結婚した家系の人間を皆殺しにする。それによって、当然西欧財閥は体裁を守るためロージスを破門しテロリストとして粛正対象にするが、取り逃がしてしまった。
彼の本心からの願いはもう一度兄と会うことである。
彼がやたらと女性に差別的なのも事件の影響がある。アーチャーのマスター――ライン・スヴァイスには同じ戦争孤児であったことが原因なのか酷いこだわりを見せていた。
陵辱に関しては、完全な趣味である。