fate/Alter blossom がっこうぐらし!編 作:九十九夜
どうぞ生暖かい目で見てください。お願いします。
あ、あと、感想とかもらえると嬉しいです・・・。
PM11:00
ある女性向けマンションの一室で、ひたすらに一人で酒を飲む女性が一人。
「なあああにがやっぱり巨乳がいい。よ。あのピーーー野郎がっ。」
足元、テーブルの上共に缶ビールやら酎ハイやらの缶が山の様に積まれている。
当然というか、この酒類を現在進行形で摂取している女性は既に泥酔と言っても過言ではないような酔い様であったが、残念ながらここに彼女を止めてくれる誰かは存在しなかった。
この、ほぼ泥酔状態の女性は南雲桜。現在はOLをしている28歳、独身である。
彼女は今日、(今となっては元が付くが)久々に彼氏と会う約束をしていた。
張り切っておしゃれをして早めに待ち合わせ場所のカフェテリアの席に座っていると彼がやってきて一言。
「俺、他に好きな子ができたから、別れよう。大丈夫。君なら一人でもやっていけるさ。」
来て早々口を開いた彼から放たれたのは一方的な別れの言葉だった。
呆然とする桜をそのままに彼はあの子には俺が付いていてやらないと駄目だから・・・。と一気に捲し立てるように喋った後、早々に席を立ち、出て行った。
このままなら未練たらたらでどうしてだのと電話越しに泣き叫びそうなところではあったのだが、近くの席に待機していたらしき彼の友人とみられる男二人との合流時の会話を耳に入れて、目が覚め、同時に憤慨した。
「おーお疲れ。うまくいったか?」
「ダイジョブダイジョブ。アホ面晒して固まってたから。」
「しっかしお前もうまくやるもんだよな」
「さっきの人といい後輩といい、結構かわいいよな」
「だろだろ。容姿はさっきのやつもまあまあいいんだが・・・いかんせんこれがな・・・」
言って手で胸元に楕円を描く。
「ちょっと前まで貧乳はステータスだとか思ってたけどやっぱ巨乳だよなー。」
このあたりで桜の中で何かがぶちりと切れた。
後の事を彼女自身あまり覚えてはいないがなんか(元)彼氏が顔面腫らして泣きながら土下座してたことだけが鮮明に思い出された。
ここ数週間の記憶がない。しかし、消化不良となっていた怒りの感情の向くままにこうしてアルコールを摂取することと相成ったのである。
幼馴染の兄ちゃん二人が心配して定期的に様子見に来てくれているが流石にこんな愚痴を延々と聞かせるわけにもいかず、黙々と・・・ではないが酒を煽っている。
こんっと強めに缶を置くと不意に何かが棚から落ちた。
拾い上げると、それは紫色の長い髪の抜群のプロポーションの少女を模したフィギュアだった。確か、fate/extra cccとかいうゲームに登場するBBとかいうキャラクターだったか。
暫しその人形を見つめた後、桜はため息を吐いた。
「せめてもう少し胸があればねえ・・・。」
名前は同じなのに・・・と若干名残惜し気に人形を元の位置に戻した。
そのまま布団に入る。
此処までが、彼女が正しくその世界で過ごした最後の記憶だった。
プロローグ・・・と言いますか本当の本当にはじめの所だけ書かせていただきました。
次か、その次あたりに設定を乗せれればと考えています。
閲覧ありがとうございました。