大海原の祖なる龍   作:残骸の獣

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書きたいこと書いてたら女人島行く前の話が長くなりすぎたので分けて投稿します。

絶賛スランプなう




26 祖龍(お仕事中)、道を間違える

 

 

偉大なる航路 ジャヤ島 嘲りの街『モックタウン』

 

 

偉大なる航路の順路に位置するこの島は海賊達の横行する頻度が高く、また海軍支部も近くにないため政府の目も届かない無法地帯である。

一般人はその治安の悪さから近づきたがらない、しかし海賊達にとっては海軍に追われない安全な島として有名だった。

 

時刻は夕暮れ時、今日もモックタウンの酒場は無法者たちで大賑わいだ。

大声で騒ぎ、時には喧嘩も起きる、止めるものは誰もいない。この街ではいつもの事だから。

酒場の主人テリーは離れた四人席で机を壊しながら騒ぐ常連の男達を尻目にカウンター席の海賊らしき男達にラム酒を注いでいた。

 

 

「オイオイ、アイツら机を壊しやがった。店主さんよ、いいのかい追い出さなくて」

 

 

「あぁ、あの机はもう古かったから丁度いい。解体する手間が省けたよ。」

 

 

「おおぃっ!オヤジぃ!酒が足んねえろぉ!」

 

 

先程机を壊した男が叫んだ。

酔っ払って喧嘩になった挙句店の机を壊すなど通常なら出禁になってもおかしくないほどだがテリーは笑顔で男のグラスに酒を注ぐ。

 

 

「机はお代に入れときますからね。」

 

 

「まかしぇろぉ!今日は賞金首を始末したから景気がいいんらぁ!」

 

 

顔を赤くしながら意気揚々とまくし立てる男はどうやら賞金稼ぎらしい、ジャヤ島には海賊がこぞってやってくるのでこの島を拠点にしていれば楽に狩れるのだ。

 

グラスにラム酒を注ぎ終えたテリーはカウンターへと戻り、海賊達との会話を再開する。

 

 

「それにしてもお客さん、見ない顔だね。どこの海から偉大なる航路へ来たんだい?」

 

 

「俺たちゃ北の海からやって来たんだ。北の海は荒れててなあ…迷惑な戦争国家がハバを利かせ始めてから居心地が悪くなっちまってよ、それで偉大なる航路へ入ったのさ。」

 

 

「へえ、そうかい。戦争国家…ジェルマのことかい?」

 

 

「そうそう、よく知ってるなおっさん。」

 

 

「この島にゃ他所からやって来た海賊達が毎日やって来るからねえ、色んなことを話してくれるよ。」

 

 

「へえ!例えばどんなのがあるんだ?教えてくれよ!」

 

 

テリーの話に興味津々の海賊達は子供のように目を輝かせる。

何歳になっても御伽噺や冒険譚は男の冒険心をくすぐるものだ、彼らとて例外ではなかった。

 

 

「そうさなあ、空に浮かぶ島と黄金郷の話からするかい?それとも海底一万メートル、竜宮城の人魚姫の伝説かい?

それとも……海軍に伝わる怖ーい死神のお話がいいかい?」

 

 

「面白そうじゃねえかオヤジ。その話聞かせてくれよ、海軍に伝わる正体不明の死神…白蛇のことだろう?」

 

 

「…?ああいらっしゃい、空いてる席へ座りな。注文決まったら呼んどくれ。」

 

 

面白そうだ、と言ったのはカウンター席の男達とはまた別の海賊。先程入ってきたばかりで席を決めあぐねていたらしい。

4人組で来店した海賊達はカウンターから程近い4人がけの席へドカッと座り騒ぎ出す。

 

 

「いやいや、話を続けてくれよ。

俺達も昔新聞で見たぜ。

数多の有名海賊達を闇に葬り去った海軍の死神……最後に四皇カイドウとやり合ってからその噂で持ちきりだが…本当にそんな奴が存在するのか?」

 

 

「そうだねえ。噂じゃ本当に幽霊だとか、世界政府の作った架空の人物だともいわれているが…毎月上がる海賊達の首が証拠かね。

もし出会っちまったら…お前さん達じゃ命は無いかもしれないねぇ。」

 

 

「お?言ってくれるなオヤジ。

俺達の船長は懸賞金6000万ベリー『鬼金棒』ヴァージャン様のクルーなんだ。

お頭ほどではないにしろ俺達だってそれなりの修羅場は潜ってきたぜ。」

 

 

そうだそうだ!と残りの3人もマッスルポーズで自らの強さをアピールする。

『鬼金棒のヴァージャン』といえば偉大なる航路でも有名な賞金首だ。その巨大な二本の金棒から繰り出される一撃は山をも砕くと言われてる。

七武海の候補にも選ばれているんだぜ!と意気揚々と語る男達にテリーはラム酒を注いだ。

 

酒も入り、男達はどんどん饒舌になっていく。

 

それから少し時間が経ち、徐々に彼らに険悪なムードが漂い始めた。酒場では必ずといってもいいほど起きるのが些細な諍いによる喧嘩である。

勿論この酒場でも例外ではなく…

 

 

「黄金郷ォ…?馬鹿なこと抜かすんじゃあ無ェ、ありゃ『うそつきノーランド』の伝説だろォ!?」

 

 

「いや違うね、俺は見たんだ!

雲の中に浮かぶ巨大な人影を!ノーランドの伝承通りならジャヤ島の消えた大地、そこに黄金郷もある筈だ!」

 

 

「この島のだとォ?

ギャハハハハ!ンなモンあるわきゃ無ェだろォ!」

 

 

言い争っているのは先程までカウンターで酒を呷っていた海賊の男とヴァージャン一味の1人だ。テリーの始めた黄金郷の話を語るうち、それを夢見る海賊と嘲笑う海賊とで意見が真っ二つに別れた。

 

言い争いはヒートアップし、そろそろ2人が腰の拳銃を抜き放とうとしたその時、ズドン!!と大きな衝撃が店全体を揺らす。

 

 

「おお!?なんだこりゃあ?」

 

 

「地震か!?それにしちゃ揺れが浅すぎる…まるで誰かが思いきり地面をぶん殴ったような…」

 

 

怯える酒場の者達、しかしヴァージャン一味の者達は違った。

 

 

「…ハハハッ!お頭暴れてんな。」

 

 

「ああ、どうせ酒に酔ってその辺の海賊に絡んでんだろ。」

 

 

「酒癖の悪さはカイドウ以上だもんなwww」

 

 

ゲラゲラと笑うヴァージャン一味。

いくら海賊でもたった一人の力で島を揺らすほどの衝撃を起こせるものなのか……。

喧嘩していたことも忘れ、酒場の者達が呆気に取られる中…

 

再び響く轟音、そして店の扉をぶち破って何かが酒場の真ん中に転がり込んできた。

 

 

「うおおおおっ!?今度はなんだァ!?」

 

 

「誰かが店の扉をぶっ壊して飛び込んできやがった!」

 

 

「なんつー迷惑な……て、アレ?

お、お頭ァ!?」

 

 

驚く男達、その視線の先にいたのは先程まで自慢していた『鬼金棒のヴァージャン』その人だったのだ。

全身血まみれで息も絶え絶え、握っている自慢の巨大金棒は2本とも根本から折られ情けない姿を晒している。

 

 

「お頭ァ!どうしちまったんですか!?

アンタがこんなにボロボロになるなんて…」

 

 

「オイお前ら…俺を助けろ……

奴が…来る…死神が………やって来るゥ…ッッ!!」

 

 

途切れ途切れのヴァージャンの言葉を聞き取るより先に、カツリ…カツリとブーツの音が響く。

 

酒場の者達は皆息を呑み、視線は()()()に釘付けになった。

 

 

 

白亜の如き美しく長い髪に整った顔立ち、西洋騎士のようなバトルドレスに身を包んだ女性が酒場の入口に現れた。背に羽織る大きなコートには威厳ある『正義』の二文字が印され、その両手には血の滴る緋色の軍刀が握られている。

 

 

酒場の雰囲気に似合わぬその女性を見た全ての者達は思わず見惚れ、続いてぎょっと目を見開いた、何故ならば彼女の衣服は血にまみれ、本来真っ白であるはずの海軍コートの所々が真っ赤に染まっていたのだから。

まるでさっきまで何人も人を斬り殺した後かのように。

 

突然現れた目もくらむような美人の女が両手に刀を持って血塗れで酒場に立っている、そんな非常識な光景に周囲が唖然とする中、いち早く正気を取り戻した者が叫ぶ。

 

 

「やいっ!テメェ…何もんだ!

海兵なんかがこんな所になんの…」

 

 

「………道を間違えた。」

 

 

女性の発した澄んだ声に再び周囲の動きが止まる、にも関わらず彼女は続けた。

 

 

凪の海(カームベルト)まで行こうと思ったのだが、持ってくる永久指針を間違えてしまったらしい…まさかこんな辺鄙な所にまで来てしまうとは思わなかった。」

 

 

淡々と告げる彼女、ヴァージャンは怯えたように叫ぶ。

 

 

「逃げろォ……殺される!殺されるぅ…!俺達ぁ皆…死神に殺されるんだあ…!!」

 

 

まるで子供のように怯え泣き叫ぶヴァージャンをその紅い瞳でキッと睨みつけると彼は鶏の首を絞めたような悲鳴を上げた後静かになった。

そしてテリーの方へ向き直り頭を下げる。

 

「失礼、店主殿。

店の扉を壊してしまった…手元に現金がない故、代わりにこれを。

店の修理代に当ててくれ。」

 

 

そう謝って懐から取り出し、ゴトリとカウンターの上へ置かれたのは拳ほどの大きさの金塊だった。

これにはテリーも驚きの余り目を見開く。

 

 

「アンタ…一体これを何処で…」

 

 

「雲の海で少し、な。

心配しなくても後で返せとか言わないから安心してくれ。」

 

 

そう微笑む女性の笑顔は麗しく、顔に飛び散った血の跡が無ければテリーは年甲斐もなく彼女にときめいてしまっていたことだろう。

 

 

「てこたあ…黄金郷は本当にあるんだねえ、長生きしてみるもんだ。」

 

 

「随分落ち着いているんだな、周りはあんななのに。」

 

 

くっくっくっと笑って店の周りを見渡す。案の定と言うべきか、突然の出来事すぎて酒場の誰もが血塗れの女性を凝視しながら固まっていた。

 

 

「歳をとりゃ大体の事じゃ驚かなくなるもんさ、何か飲むかい?」

 

 

「ああ、じゃあ珈琲を…」

 

 

「待て待て待て!!オカシイだろ!?

なんでそんなに落ち着いてんだオヤジ!」

 

 

流石に我慢出来なくなってツッコミを入れたのはヴァージャン一味の1人だ、傷付いた船長を介抱しながらテリーと女性に怒鳴り散らす。

自分達の船長がボロボロの姿で店に飛び込んできたら無理もないだろう。

しかし女性は何食わぬ顔でテリーから出された珈琲の入ったカップを優雅に傾けていた。そんな彼女にますますヒートアップするヴァージャンの手下達。

我慢出来なくなった手下の1人が懐から拳銃を取り出し、女性を撃とうとした瞬間。

 

 

ボトリ、と拳銃を持っていた男の手首から下が床に落ちた

 

 

「……は?あああああああああああああッ!?」

 

 

切られた男は突然の出来事過ぎて理解が追いついていないらしい。間抜けな声を上げぽかんと無くなった手首を眺めていたがやがて脳が自分の右手が無くなっていることに気付き、驚きと痛みで絶叫した。

切られた手首の先から鮮血が吹き出し酒場を赤く染める、それから濃い鉄の臭いが当たりに充満し吐きそうになった者もちらほらといるが無理もないだろう。

 

 

「腕が!?俺の腕があああああああッッ!!」

 

 

「喧しい、邪魔だ。」

 

 

女性の声と共に風を切るような音、そして何かが落下する音。

今度は頭が床に落ちた。

 

 

「汚いな、珈琲に血が入ったらどうするんだ…」

 

 

吐き捨てるように言って避ける様に手首と頭の無くなった死体を蹴り倒す。

そんな彼女を見ながらいつの間にか目を覚ましていたヴァージャンは呟く。

 

 

「死神……海の…悪魔…白蛇ィ……」

 

 

「何ですって…?しろ…へび…?この女が!?」

 

 

3人になってしまった手下達はかつて噂に聞いたその名を思い出し、固まった。

 

 

大将白蛇。その容姿、年齢、全てが謎に包まれた海軍大将。

 

 

数年前、酒に酔って海軍を強襲した四皇カイドウをたった1人で追い返し、その後も数多の海賊の首を取ってきた海軍の死神、毎日のように新聞で報道されたその名を聞いてにわかに信じられないと言った表情で目の前の女性を見つめている。

 

 

「い、いや…嘘だろ船長…。

こんな女が…海軍の死神……?あは…あはは…冗談キツいぜ!」

 

 

引き攣った笑みを浮かべるもヴァージャンは今まで見たことないほど怯えていてまともに話せない。

今まで見たこともない船長の表情に海賊達は動揺した。

 

 

「お喋りな海賊だな、少し待ってろ。

珈琲を飲み終えたら他のクルー達の様に首を切り飛ばしてやるから…」

 

 

「う…うわあああああっ!!ぎっ…」

 

 

仲間を斬られ、恐れるあまり白蛇に剣を向け斬りかかった男を彼女は何のためらいもなく両断する。

左手にはコーヒーカップを持ち、椅子に座った状態にも関わらずその太刀筋は鋭く上半身と下半身が分断された男は恐怖の表情を浮かべながら息絶えた。

白蛇はふう、と溜息を吐き珈琲をまた一口含む。

 

 

「うん、なかなかいい腕をしている。

パーフェクトだ店主殿。」

 

 

あっとういまに人を2人斬り殺した白蛇は周囲の視線など気にも留めず珈琲の味を堪能していた。

 

 

「一応言っておくが私は酒に酔ったそいつに絡まれたんだ。仕事で先を急いでいるというのにしつこく絡んでくるものだから道のついでに間引いてやろうと思った、反省も後悔もしていない。」

 

 

そう言う白蛇の赤い瞳は仲間に抱えられなおも怯えながら彼女を見つめるヴァージャンを睨んでいる。

元はと言えば酒に酔い、暴れたヴァージャンにたまたま島を間違え通りかかった白蛇が絡まれただけの事。

政府の管轄ではないジャヤ島などにやってくる海兵は普通いない、ならこんな危険な場所に現れる海兵は余程の世間知らずか馬鹿の二択なのだ。

加えてヴァージャンも完全に海兵を舐めていた。

絡まれた白蛇は当然いつもの降伏勧告後、手加減などせず断った海賊達を斬り殺し最後に残ったヴァージャンを始末しようと交戦した後、この酒場へ彼が飛び込んだ。

 

 

酒場の海賊全員の空気が変わる、本能が命の危機を告げたのか臨戦態勢に入ったのだ。

 

このままいれば殺される

 

幾度となく命のやり取りをし、研ぎ澄まされた彼らの『生』への執着が「ここで戦わねば命はない」と訴えかけていた。

 

 

最後の一口珈琲を飲み干した白蛇は軽く伸びをした後、コキコキと肩を鳴らしながら無慈悲に言い放つ。

 

 

「さて、時間も無い。

そもそも私はこんな所で道草食ってる暇はないんだ。

首を出せ、志無き海賊よ。」

 

 

その言葉を合図に、酒場はほんの数分間戦場と化した

 

 

 

 

 

 

 

速報:俺氏、道に迷う。

 

 

持って来る永久指針(エターナルポース)間違えちゃったテヘペロ。

 

久しぶりの大将白蛇としてのお仕事。

イルミーナもテリジアもレムも連れず1人で行動するのは久しぶりだ。

祖龍姿に戻り空を飛びながら海を移動していたんだけど…。

見事に道に迷いました。

本当の目的地は女ヶ島のはずだったのに、何故か偉大なる航路のジャヤ島にまで来ちゃった…原作でルフィ達が寄る島だっけ、空島編の冒頭あたりに出てくる島だ。

ということは黄金郷も上にあるんかな?と思って上空一万メートルまで飛び上がったら……ありましたよ黄金郷。金ピカで眩しかった(小並感)

特に欲しくも無かったけど島に来た途端空島の住民達が騒ぎ出して「龍神様!」「龍神様だァ!」って言いながら捧げ物をいっぱい差し出してきたので仕方なく変な顔した小さな黄金の塊を貰っておいた。

 

……確か空島には原作でルフィ達が戦ってた敵がいたはずで、雷の能力者がいた気がするんだけど俺に接触して来たのはガン・フォールと名乗るペガサス?の様な馬に乗った爺さん騎士だった。

俺爺さんによく会うなあ…

なんか空島付近を飛び回っていた俺が怒っているのかと勘違いしていたらしい、空島で一番の美女を生贄に〜みたいな事言ってたけど俺氏は食人趣味とか無いので丁重にお断りしました、ハイ。

誤解を解いてその爺さんとちょっとだけ仲良くなり、空島を後にする。

 

そんでもって降りてきたジャヤ島で絡まれたのがコイツだ。

懸賞金6000万ベリーの…えー…名前なんだっけ…?忘れた。

テンプレな雑魚海賊だったからいちいち覚えてられるか、突っかかってきた取り巻きを斬りまくってたら逃げ出したから追いかけている内にアイツがこの酒場へ飛び込んだんだ。

 

「さて、時間も無い。

そもそも私はこんな所で道草食ってる暇はないんだ。

首を出せ、志無き海賊よ。」

 

 

祖龍補正(フィルター)のせいでどっかの冠位アサシンみたいな事台詞が出ちまった…ちょっと恥ずかしいな//

 

 

酒場の主人は一般人だしここで暴れるのはアカン…と思いながらも銃を向けてきた海賊は思わず切り飛ばしてしまったし、なーんか嫌な予感…

 

 

「た…大将がなんだ!この酒場にゃ海賊が山ほどいるんだ、囲ってヤっちまえ!」

 

 

おっ、そうだな!

 

武器を抜き一斉に飛びかかってくる海賊達、店の主人はカウンターの内側へ隠れてるみたいだし、向かって来る奴だけ斬るか。

 

 

〜3分後〜

 

 

 

……うーんこの

 

周りには死体の山、店の隅で震える攻撃してこなかった一般人達(多分)、そして酔いが覚めたのか尚更ビビってる…誰だっけキミ?

取り敢えず絡まれた落とし前は付けてもらわんとなあ、ンン?

 

 

「ほら、お前で最後だ。死ね。」

 

 

「ガッ!?オ…ォォ…」

 

 

首元に突きつけた影炎をゆっくり突き刺し、瀕死のデカブツ君に引導を渡してやる。

 

この調子じゃもうこの店は出禁だな

 

 

「迷惑かけたな店主殿、死体は外で燃やしとくから勘弁してくれ。」

 

 

そう言って店主さんに平謝りをし、海賊の死体を外へ運び出す。

全部運んだらあとが残らないように雷鎚使って跡形もなく消し飛ばした。

火葬って大事☆

 

 

去り際、唯一攻撃してこなかった猿顔の一般人(多分)2人に黄金郷の事をとやかく聞かれたので適当に返事しておいて俺はジャヤ島を飛び発った。

 

 

もういいや、今日は帰って明日出直そう。

 

 

……血塗れで帰ったからテリジアとステラに洗濯が大変だとめっちゃ怒られちゃった。しかも道に迷ったから仕事出来て無くてセンゴクさんにもちょっと怒られた…辛み。

 

 

明日はちゃんと女ヶ島行って白蛇のお仕事しよう…

 

 

 

 

直接白蛇に会いたいだなんて、変な事言い出す女帝だなあ

 

 

 







祖龍、七武海を本格的に招集し始める。

七武海再編始めました。原作通りのメンツになるかは疑問ですが…
アカン…最近の主はスーパーじゃねえ…コーラ補給しないと…

気分転換に他作品様を読ませていただいてるんですがやっぱりモンハンとワンピを絡ませるSSは読んでいて楽しいですね、主もそんな文章能力が欲しい…


次回、蛇と蛇姫



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