一応3話位で天竜人の話は完結の予定。
オリキャラが出る、独自設計も出る予定、原作との乖離激しくなりますので注意で。
マリージョア
世界を二分する巨大な大陸、赤い大地に存在するこの街は、別名「聖地」とも呼ばれている。
この街に住まう者達の名は通称「天竜人」。かつて世界政府を創造した王の子孫たちがそう呼ばれ、この特別な土地への永住を許可された。
言わば此処は世界で最も安全な土地。それ故に危機感を失った世界最高の権力者たちは腐敗していき、誰からもそれを指摘されることなく育っていった子孫達は、まるで無能な暴君のようだ。
大量の奴隷を玩具のように弄ぶ
自分は人ではなく〝神〟だと信じて疑わない、法の届かぬ腐敗した絶対権力者。彼等は自分達の身の安全と揺るがぬ地位に溺れたのだ。
それがどれほど人の道を外れ、堕ちているのかも知らず
聖地マリージョア近郊、ここらは奴隷を収納しておく小屋もなく騒がしい声は聞こえない閑静な邸宅街。
その一件、大理石で作られ、広々としたベランダに設えられた茶室のような空間に着物姿の少女が1人、静かに茶を嗜んでいた。
藍色の腰までかかる長髪をし、整った顔立ち、ワノ国から内密に取り寄せた藍染めに赤のコントラストの入った着物も相まって、その姿はまるで日本人形のよう。
「……私の前で気配を殺すのはお止めなさい、ステューシー。」
茶を立てる手を休めないまま、静かに呟く少女に応えるように、いつの間にか現れた白のスーツに身を包んだ女性が畳に正座していた。
「失礼致しました、アマテラス宮。
こればかりはついクセで…」
「敷地内でくらい警戒を解いても罰は当たりませんよ?
…哨戒ご苦労さま、お飲みなさい。」
「はっ、有難く頂きます。」
差し出された茶をステューシーは丁寧な手つきで回し、作法に従い味わって飲み干した。
「けっこうなお手前で。」
「お世辞はいいです。それより、首尾はいかが?」
「ご希望通り視察の予定を取り付けさせました、明日には使いの者がやってきます。ですが彼女は明日に大事な会議があるそうで…」
「なら私も同席しましょう。私は
「ですが集まる連中は皆野蛮人で…」
「いいでしょう?私が行きたいと言ったのです。」
「…そう伝えます。」
ステューシーの答えに満足したのか、アマテラス宮と呼ばれた少女は顔を上げる。赤と翠の虹彩異色の瞳がきらりと光り、優しく微笑んだ。
「よろしい、下に降りるのは久しぶりです。
…絶対にスーツは着ませんから。」
「駄目です、着て頂かないとお父様の面目が立ちません。」
天竜人は赤い大地の下へ降りる際、同じ空気を吸わないよう専用の防護スーツとシャボンのヘルメットを着用する。これは天竜人達の常識だ。
現代で考えればちょっと何言ってるのかよく分からないだろうが、彼らの間ではそういう事になっている。
「あのデザイン嫌いです、ならもっとセンスのあるデザインに作り直すようベガパンクにでも依頼して。」
「機能性は彼の折り紙付きですので…」
「嫌」
「アレで今聖地で最も流行のファッションですよ?」
「嫌」
「どうしてもですか?」
「い・や」
「……もうっ、お父様には内緒ですよ?」
天竜人のワガママはいつもの事だが、この少女の強情ぶりにはこちらが根負けするしかない。なにより話が進まない。
観念したようにステューシーが項垂れると、思惑通りと言わんばかりに少女はにこやかな笑みを見せた。
「現地までは奴隷を?」
「あまり大仰にはしたくありません。
大人数で行っても余計警戒させてしまうでしょうし、護衛兼移動役は貴女と…ヤタガラスに任せましょう。」
ぴゅうううッと少女が指笛を吹くと、彼方の空から黒い翼をはためかせ、太陽の様な赤い瞳を宿す通常の2倍ほどの大きさの烏が舞い降りた。
それは少女のすぐ横にある止まり木に3本の脚でしがみつき、なれた仕草で彼女に向けて頭を垂れる。
その頭を少女が優しく撫でると、クルルと心地さそうな声を上げた。
「あなた以外の〝0〟をわざわざ動かす必要はありません。
これは私の興味本意なのですから。」
「…仰せのままに、アマテラス宮。」
下地民に興味を持つなど、普通の天竜人からすれば有り得ないことだ。
だが父をして〝異端〟と蔑まれてきた彼女には今、どうしても会ってみたい人物がいた。
…そも、自分には特別な才能があるらしい。数多の人間が死ぬ程の苦労を掛けねば会得できぬかの潜在能力を、私はその血と才能だけで見出した。
災害で聖地の一部が崩落する未来も、聖都で魚人が暴れ回る未来も、全て予見していたが、彼女の記事を目にした途端、靄が掛かったように、未来が見えなくなってしまった。この謎を解明するためにも、私は彼女に会わなければいけない。会ってその目で見極めなければいけない。
きっと、それは私の〝運命〟なのだろう
「ふふふふ…楽しみです。
誰よりも自由なあのお方、一体どんな人なんでしょう。
こんな家など早く潰して、私も自由になりたいものですね………アマス。」
「その口調嫌いなのは知ってますから無理なさらないで下さい。」
◆
海軍訓練学校 運動場
海軍本部内の一角、広大な敷地の半分ほどを占める広い運動場では、大人数の訓練生達がたった1人の将校相手に勝負を挑んでいた。
1人のうら若い女性に寄ってたかって襲い掛かる訓練生達、何も知らない者が見れば
まるで蜘蛛の子を散らす様に彼女の攻撃で訓練生達が次々と吹き飛び、倒れ伏していく。
「はいクエント、マティス、コルネ、ミリアムも脱落。
ほれほれどうした訓練生諸君、このままだと昼飯を食える者がいなくなるぞ?」
「う…ウオオオオオッ!!」
大柄な男の振り抜いた拳を最小限の動きで躱し、続くラッシュも鼻歌まじりに避け続ける。業を煮やしたのか、大振りの一撃を加えようとした隙を突いてミラのでこぴんが男の額に撃ち込まれ、巨体が軽々宙を待った。
「あべしっ!?」
「これでケインも昼飯抜きっと…」
手にしたバインダーにはこの訓練に参加している者のリストが記されている。そこから「ケイン」の文字を見つけ出し、バッテンを付けるミラ。
その隙を狙い、今度は3名の訓練生がミラへと駆け寄った。
「おっと…」
走らせるペンを止めぬままひょいっと首を引くと、ゴム弾が目の前を通り過ぎていく。続け様に左からは拳が、右からは木刀が、ミラへ向けられていた。
「残ったのはお前ら3人だけか…」
「ふ…ッ!!」
「モサァッ!!」
突き出された拳をバインダーで受け止め、反対側の木刀を摘むように指2本で受け止めたミラ。それなりに重い一撃だったのか、地面がミシミシと音を立てた。
「ぐっ…ぐぐぐぐ…」
「なんという力…木刀が…動かんッ…!?」
「はーいお2人様ごあんなーい。」
「そりゃどうですかね…アイン今だッ!!」
「了解ッ…!!」
作戦通り両手の塞がったミラの正面、少し離れたところに現れたアインと呼ばれた女性がゴム銃の引き金を引いた。
弾は一直線にミラの胴体目掛けて撃ち込まれ、このまま直撃するかと思われたその刹那。
「ほいっと」
「なんと!?あ痛ぁっ!!」
木刀の重心をずらし、バランスを崩した訓練生は撃ち出された弾の射線に入り、彼の背中に直撃。地面を転がりながら背中の痛みに悶えている。
「わ!ごめんビンズ!?」
「バカッ…余所見するなアイン!
うわっ…!?」
今度はバインダーで防いでいた拳を掴み、そのまま放り投げる。彼はもんどりうってアインの隣へ着地した。
「くそっ!作戦失ぱ…「ジェイク坊、アウト」なっ…ぽげらッ!?」
前を向いた瞬間、彼の額の位置には既にミラの中指が置かれており、弾けるような音が聞こえた後、ジェイクはでこぴんで吹き飛ばされ頭を強打し気を失った。
「ビンズ、ジェイクもオシマイっと…
アインは…戦意が無さそうだし、これで全員昼飯抜き確定だな。
諸君、ご苦労さん。今日も無事、クエスト失敗だ。」
ミラの宣言を受け、へなへなと地面にへたり込むアイン。
「はぁ〜…今日もお昼抜きかぁ…」
他の訓練生達もフラフラながらも立ち上がり始めた。その光景を眺めていた海軍教官、ゼファーが一喝する。
「さっさと立てガキ共!
午前の特別実習はこれで終わりだ。先約通り、ミラ特別教官に一撃も与えられなかったお前達の昼飯は抜きになった!見返したきゃア一発当ててみろ。では解散!」
そう言ってゼファーとミラは何やら話しながら運動場を後にした。並んで歩く姿はさながら〝美女と野獣〟と言ったところか…
「いててて……派手に吹っ飛ばしてくれたなミラさん。」
「拙者も修行不足でござる、もっと精進せねば…」
気が付いたのか、頭を抑えたジェイクと背中の痛みに堪えながらビンズがアインの下へ歩み寄ってくる。
「今日も昼飯抜きか…」
190cm超えの細身だが筋肉質なガタイに、父親譲りの薄紫色の短髪が印象的な青年、ジェイクは「はァ…」と深い溜息を吐いた。
「ごめんなさい、私が決めきれていれば…」
「いや、アインを責めてる訳じゃない。
でも改善点が見つかった。実弾だったらビンズを失ってたろ?」
「…ごめんビンズ、背中痛くない?」
「心配ご無用、ワノ国の男児は頑丈でござる故。…おっと、今のはご内密に。」
そう言って気丈に振舞ってみせるビンズ。
ピンクのアフロヘアーという派手な出で立ちの彼だが、その先祖は嘗てワノ国を追われた抜け忍の数少ない末裔らしい。ジェイクと同じく、アインが背中を預けられる大切な友人だ。
アイン、ビンズ、ジェイクの3人は浮かない顔をして、取り敢えず水分だけでも補給しておこうと食堂へと向かった。
此処は海軍本部訓練学校、海兵を志す者達が日々鍛錬を積む正義の学舎。
若者達はいつの日か、自分が正義の味方として世に羽ばたくのを夢見て、今日も訓練に励んでいる。
◆
「天竜人の…視察ですか?」
「あァ。俺もコング元帥がボヤいてたのを聞き齧っただけだが、そう言ってた。」
久しぶりに顔を出した海軍兵学校、訓練生達との軽いトレーニングも終わり、砂埃が嫌だったからシャワーを借りてさっぱりした後。ゼファー先生の執務室にて、彼からそんな事を言われたぞい。
説明しよう!天竜人とは…
世界政府創設者の末裔達にして世界一の脳足りん共、ではなくちょっとオツムが弱い絶対権力者達の事だ。
連中は滅多に赤い大地の下へは降りてこないが、奴隷を買う時はシャボンディ諸島周辺に出没する。
もし運悪くエンカウントしてしまった場合、一般人は取り敢えず道を譲って土下座してればやり過ごせる。海兵の場合、如何なる階級でも最敬礼で迎え、目の前で天竜人が何をやらかしたとしても黙ってそれを見ていなければいけない(ココ重要)。
そう、どんな事でもだ。たとえ従えている奴隷に暴行したとしても、たとえ気に入った一般人を誘拐紛いの方法で強制的に聖地へ連れていこうとしても。たとえ…
気まぐれに一般人を撃ち殺したとしても
海兵はそれを黙って見ていなければいけない、だって天竜人だから。それだけの理由だ。もし何かの気の迷いで手を出してしまった場合、海兵はその場で射殺、海賊の場合は海軍大将の出動案件となる。
…うん、理不尽だよネ。分かるとも。
過去に一度、まだガープ中将の下で仕事していた下積み時代の話だが、シャボンディ諸島へ出向いて〝天上金〟という天竜人へ献上される莫大な金を護衛する任務があった。その時俺氏は副官のボガードさんに言われて、他の女海兵達と一緒に極力船から出ないようにと忠告されていた。
なんでも天竜人に目をつけられたら聖地へ強制的に連れていかれるらしい。連れていかれた女性はおもちゃにされちゃうんだってさ、主にR-18な意味で。
違法な薬品とかえげつないプレイで廃人になるまで弄ばれるらしい、そんで飽きたらその辺にポイだ。その話を聞いた女性陣が皆青ざめてた。
人権くんが息してない!
その後部下が全員引くくらい強い怒気を孕んで帰ってきたガープ爺さんによると、天上金を運んでいる最中、天竜人は暇だと言って膝まづいてた一般人を退屈しのぎに5人ほど撃ち殺して遊んでいたらしい。
……ここまで話せばおわかりいただけただろう。天竜人はぐうの音も出ない程クズだ。公務サボって18連休とか、話し合いの場でろくな案も出さずヤジばかり飛ばす無能な貴族連中なんて比にもならないくらいに。
JOJO的にいうなら「吐き気を催す邪悪ッ!!」って奴なのだ。
そんな歩く厄災の塊が、わざわざ海軍本部の様子を見に下まで降りてくる。
厄ネタの匂いがプンプンするぜェ〜!!
これには流石のスピード〇ゴンも苦笑いする事だろう。
「お前さんは見た目だけは人並み以上にいいからな、特に気を付けておかないと……おっと伝電虫が鳴ってやがる。」
見た目だけって…酷ない?
ミラちゃん、品性が服着て歩いてるようなもんやで?
「………ガチャッ)ゼファーだ。…何?今一緒にいるが……マジかよ。分かった、本人に伝えとく。」
ゼファー先生、何故伝電虫で話しながらこっちチラチラ見てるんすか。怖いじゃないっすか。
ガチャリと受話器を置いたゼファー先生、重々しい雰囲気を出しながら言い放つ。
「センゴクから呼び出しだ、至急アイツの所へ行け。十中八九、天竜人の話だろう。」
「…了解しました。」
行きたくないです(迫真)
………………
「ミラ、よく来たな。勘のいい君なら察していると思うが…」
「マリージョアを更地にしてきます、探さないで下さい。」
「確保ォーーッ!!!!」
部屋に入るなりそう告げて出ようとしたら案の定押さえつけられた。なんかデジャヴ。
入口にはおつるさんとセンゴク大将が陣取ってて、ガープ爺さんに羽交い締めにされた。
ていうか片脚が凍ってんだけど?クザンにーさん?何してくれとん?
頭にきたから凍った脚の傍を覇気込めてゲシゲシ踏んづけていると、子安ボイスの悲鳴が執務室に響く。
「痛っ!?いってェ!?ちょっ…ミラッ!!覇気込めて踏むの止めっ……折れる折れる!?」
「クザン中将、セクハラは極刑だぞ。」グリグリグリ
「顔をふぶファッ!?」
踏んづけてしまったのはどうやら顔だったようだ。このままグリグリしてやろう。勿論覇気アリアリで。
「そのままでいい、聞いてくれミラ。
明日、天竜人が海軍本部を視察にやって来る。その案内に君が指名された。」
「ねぇ俺そのままなの?ミラに顔グリグリされたままなの?」
「何故わざわざ私を…」
「あっこれ俺居ない体で話するヤツか…」
下から声が聞こえる気がするけとそんな事は無いよネ。
「恐らくは〝コレ〟のせいだろうな…」
そう言ってコング元帥が見せてきたのはちょっと前の食堂新聞、野球挙で遊んだ時のアレね。
「どんな手段を使ったのかは知らないが、これがマリージョアへ渡り君の事が知られた可能性が高い。」
なんてこったい、マイナー新聞だと思って油断してたワイ。
「まあそのうちバレるだろうとは思っていたが…で?私を指名した天竜人とはどんな人物なのですか?」
「随分あっさりしているな…
連絡は〝0〟を使って行われたらしい、仕向けた天竜人は『アマテラス宮』という名前だそうだ。」
アマテラス宮…ねぇ
「女性ですか。」
天竜人は男なら名前の尻に「聖」、女なら「宮」が付くからこのアマテラスとかいうのは女だ。それ位しか情報がない。
天竜人の素性って基本隠されてるからね。知りたくもねーけど。
「情報が少なすぎるな…」
首をひねっていたその時
「失礼致します、給仕長二名入りますわセンゴク大将閣下。
お姉様、お待たせいたしました。
お呼びとあらば即参上、貴女の愛の奴隷テリジアでございますわって何やってんですのクザン中将羨ましい!?そこを代わりなさいッッ!!今すぐにッ!!」
「みらーきたよー。」
おっといいタイミングで我がメイド達の登場だ。呼んどいて良かった。変態がなんか言ってるけど知らん。
「2人ともご苦労。早速だがテリジア、五老星と連絡とるから伝電虫貸せ。」
ズボォッ!!
「にょっほぉ//」
変な声上げるな変態。
いつも通りテリジアの腹の中から五老星専用電伝虫を引っ張りあげて受話器を上げた。
フェーゲラィ!!フェーゲラィ!!フェーゲラィ!!フェーゲラィ!!
…そういやコイツはこんな呼び出し音だったな…
ガチャッ
『……君が何を言いたいのかは分かる。』
「じゃあ手っ取り早く頼む。」
『昨夜、〝0〟から天竜人視察の要請が入った。こちらには許諾以外の選択肢は用意されていない。
名はアマテラス宮、彼女が君に目をつけている。
我々の知りうる限り、彼女は特殊な趣味趣向を持ち合わせてはいない。よって君の身に危険が及ぶとは考えにくいが…』
天竜人って偶にヤバイ趣味持ってる奴いるらしいからネ、食人とか拷問とか…
「で?続きは。」
『アマテラス宮の家系は嘗ての世界政府建設者、その直属の末裔だ。つまり〝自分達から世界を変えようと動いた者達〟の子孫にあたる。故に天竜人の中でも強い権力を持っている。
…それこそ、彼女の愚痴で国一つをこの世から消滅させられる程のな。まあ君には関係の無い話だが。』
「そんな事は分かっている、どうせお前達が心配しているのは相手の方だろう?」
『……むぅ』
五老星は押し黙った。
天竜人が傍若無人なのはいつもの事、問題はカッとなった俺氏が衝動的に天竜人をコロコロしちゃうのが心配なんやろ?
『……最終的に判断するのは君だ。
だが人間として彼らを擁護するならば…天竜人は腐った果実ばかりではない。
それだけは伝えておく。』
「ふむ、それが当たり障りのない回答だろうな。
私としても事を荒立てたくはない。
が、私にも限度があると覚えておけよ?」
あんまり無茶やったらマリージョアが本当に赤い大地になっちゃうゾ♪
『……肝に銘じておこう、では。』
ガチャリと受話器が降りた。
どうやら天竜人訪問は避けられない案件みたいだ。致し方なし、適当にあしらって帰ってもらうことにしよう。
コング元帥の胃に穴が空く前にね。
訪問の日程は明日だよな、明日…明日は……
「ん?そう言えば明日は…」
「ああ、俺達が話そうとしたのはそれなんだ。
明日は七武海招集日、アマテラス宮は彼等も是非見たいと言ってきている。」
「おっふ…」
俺の胃にも穴が開きそうだゾ…
次回更新は来週の土曜が目標…!