連載版 僕のヒーローアカデミア~希望の娘と絶望の転生者~   作:アゲイン

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どうもアゲインと申します

娘、対策を練る
クソ雑魚オリ主の回想

そんな十八話でございます


わたしと模擬戦 その三

 あの電飾野郎のことは置いて、今は編成されたメンバーについて考えるべきかな。関わりたくないし。

 わたしと同じ敵役のメンバーである二人に向かって話しかける。

 

「よろしく」

「ああ、よろしくな」

「がんばろうね!」

 

 道着のような服装なのが尾白くんだろう。それに比べ、葉隠ちゃんは手足にしか防具を着けていない。いくら透明だとはいえ、彼女はこの格好に疑問を抱かないのかな? 

 

「あの中で一番気をつけるべきは轟だろうな」

 

 尾白くんはあまりぱっとしない顔立ちだけど、その肉体はよく鍛えられていて鋭さを感じる佇まいだ。おそらく格闘技を主体とした戦闘スタイルなんだろう。

 彼のいう通り、ヒーロー側の最大戦力は轟くんだ。テストで見た彼の個性はこの模擬戦においてかなりの脅威になるだろう。

 

「でもやりようはいくらでもある」

「なにか考えがあるんだね!」

「うん」

 

 まあその辺りは会場についてからにしよう。彼らを伴ってわたしは戦場に向かうのだった。

 

 

 

 

 ヒーローチームとして参加することになった俺はここに来るまでのことを思い返していた。

 

 伊留御 寧士としてこの世界に転生して、この身に宿した強力な個性で原作の奴等を越えるようなヒーローになって、男の夢であるハーレムを作るのが俺の野望だった。

 

 思惑通り雄英高校に入学できたが、そこで予想していなかった事態に遭遇した。

 オリ主である俺以外にも、転生者がいたのだ。

 

 おそらく神様転生とやらでいろいろ好条件をつけてきたタイプの奴だろうその女は、隠すことなく力をひけらかしてきやがった。クソ!! むかつく女だぜ!!

 灸を据えてやるために放課後呼び出して実力の差を分からせてやるつもりだったが、小賢しいことに不意を突かれて気絶させられちまった。

 

 目覚めたときには相澤の野郎の顔があり、ゲロの臭いがさらに気分を最悪にした。どうやらあの女、相澤にチクっていたようで俺のやったことはある程度バレてるみたいだった。

 そこから長いお説教をくらい、クタクタになって家に帰る頃には辺りは暗くなっていた。

 

 そして今日も相澤に加え校長の根津にネチネチと素行を責められ、こんな時間になっちまった。

 でも、好都合だ。

 

「おい、いくぞ」

「・・・ああ」

 

 こっちには最強格の轟がいる。あっちには雑魚しかいねぇし原作の展開通りなら瞬殺されてる。障子もいれて三対一でなぶってやるぜ。

 待ってろよクソ女ぁ・・・・・・!!

 

 

 

 

「---ていう感じで行こうと思っているんだけど。どうかな?」

「・・・凄いな。あの短時間でそこまで考えてたのか」

「これならいけるよ!」

 

 わたしの対策について話せば、絶賛の声と共に受け入れられた。特に疑問点もないみたいだしこの作戦でいこう。

 

「尾白くんには負担が掛かっちゃうけど・・・」

「気にしないでくれ。しっかりサポートしてくれるんだろ? それなら問題ないさ」 

 

 なかなかに男気に溢れたことをいってくれる彼は、ここまで説明した作戦でその中核を任せることに最初は驚いていたけれど、自分が負う役割を聞いてからは瞳に強い意思の光を宿している。

 やる気に満ちたいい顔だ。あの野郎とは比べるまでもなく、こういうのをイケメンと呼ぶべきだろう。

 

「透ちゃんもお願いね」

「任せてよ!」 

 

 元気よく返事を返してくれる彼女も重要な役割がある。それにあっさりと名前呼びをさせてくれたこのコミュニケーション能力、侮れない。透明でありながらここまでの存在感を放つ彼女はクラスのムードメーカーと言えるだろう。

 熱感知による顔の造形も可愛い系のつくりをしている。他のみんなに見せれないのが残念だ。

 

 

『双方準備は整ったかな? それでは第二試合を始めよう!!』

 

 

 タイミングよく通信機から聞こえてくるオールマイトの声。どうやらあちらの準備も終わったらしい。

 

「それじゃあ打ち合わせ通りに」

「わかった」

「やってやろー!」

 

 こうして、それぞれの役割を果たすべく私たちも動き出した。




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