連載版 僕のヒーローアカデミア~希望の娘と絶望の転生者~   作:アゲイン

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どうもアゲインと申します。
ここから娘の紹介となります
よろしくお願いします


わたしは来た

 

 わたしは希望ヶ峰 希。敵の父を持つ普通とは言いがたい女だ。

 父は私が生まれてから活動を行っていなかったみたいだが、その職歴?はかなりのものらしく、わたしの知る範囲では、

 

 軍事基地強奪事件。

 三万人の暴動の扇動。

 衛星をハッキングして流星群を造る。

 全国規模の電波ジャック。

 

 など、かなり手広くやっている。その技術によりわたしが表の世界で生活できるように細工をしていたらしい。

 わたしの前で父はごく一般的な父親であったが自身が敵であることを私に隠すようなことはしていなかった。過去の事件がテレビに映る度、どのようにしてそれをやったのかを、まるで子供のように話すのだ。

 

 それを見るのはわたしの数少ない楽しみであったが、将来のことを考えるような年にわたしもなった。その時、何時までもこのまま父の庇護下で暮らして良いのか、そんなことが頭の中をグルグルとしだし、父に似ず頭の回転が悪いわたしはこんなことを思ってしまったのだ。

 

 ヒーローになり、父を隠居させてやろう、と。

 

 いつまでも父を働かせて良いものか? 父が働く=悪事を働くということである。汚い金で生きてきたわたしがこういうのも失礼な話なんだろうが、わたしが働けば父はもうそんなことをしなくてもいいのだ。

 つまりわたしがヒーローになって父に直接隠居を叩きつけてやるのだ。覚悟せよ父。

 

 むふー、と気合いが鼻から漏れていく。試験会場は目の前なのだ。

 

 

 

 

 さあ、早速試験である。説明会で若干騒がしかったが別に問題はなかった。

 

『ハイ、スタートー!!』

 

 説明役であったマイクヒーロー<プレゼント・マイク>のいきなりの合図にほとんどの人は出遅れる。でもわたしはそうじゃない。

 合図が耳に届いた瞬間、わたしの体は加速していた。そう、文字通りに。

 

 足の裏、背中、肩にかけて展開した推進機が恐るべき速度でわたしの体を押し出す。体勢を崩すことなく空へと飛び上がった。

 

 これがわたしの個性。

 『サイボーグ』

 これが---わたしだ。

 

 敵に指定された機械の群れを発見、上空より強襲。両手に展開したブレードで斬りかかる。抵抗はなく両断された。

 これも父との個性開発により様々な機械郡に変化するわたしの主戦力だ。

 

 こうして次々と対象を撃滅していくと、大きな振動と共にそれは現れた。

 あまりにも巨大なその姿、0ポイントターゲットのお出ましだ。

 

「でも、関係ないよ」

 

 どれだけ図体がでかくても、わたしの敵じゃない。わたしは建物の上に降り立ち、体の機能を変化させていく。

 より強力な力を出せるように、それを支えられるように。背後には巨大な支柱、前に出した両手にはそれ以上に大きな大砲。

 すでに周りに人が居ないのは検知している。気にすることなく力が振るえる。

 

「モード変換完了。サイクルエンドの発射までカウント3」

 

 砲門にエネルギーの光が宿る。いまかいまかと音が鳴る。

 

「2」

 

 砲身に走るスパークが音に加わる。後少し。

 

「1」

 

 輝く光は溢れるように、しかし球体を維持して、

 

「発射」

 

 周りの景色を飲み込むような閃光となって放たれる、破壊の一撃。

 それは音より速く敵に当たり、轟音が周囲に響いたときにはすでに対象は大穴を空け、沈黙していた。

 

 排熱のために体から湯気が上がる。これを撃った後は少し動きづらくなるが、まあ結果は示したのだ。周りの被害は極々軽微、これなら採用担当の度肝をも抜いていることだろう。

 

「おなかすいたな」

 

 




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