連載版 僕のヒーローアカデミア~希望の娘と絶望の転生者~ 作:アゲイン
投稿誤爆しました
一度消させていただいて、改めていつも通りの時間に投稿いたしました
深夜のことなのであまり気にしなくてもよいかと思いますがもし迷惑をかけた方がおられるなら申し訳ありませんでした
改めて
娘、はりきって戦う
そんな三十三話でございます
立ち上がったとはいえ多くの敵を相手してきた相澤先生の動きは鈍い。個性も多用してきただろうからかなり辛いだろう。それならわたしが前衛を勤めるべきだ。
脳無は先に突っ込んだわたしに狙いを定めて攻撃を仕掛けてくる。
速い。
オールマイトを倒すというだけの大口を叩くだけのことはあるということだろうか。
「すぅー・・・ふぅー・・・」
それでも慌てることはない。どうやらこの相手、考える力がないように伺える。命令されてから動いていたことからロボットみたいな相手だというのは的を射た表現のようだ。
バカみたいに単純な攻撃。
当たれば確かに致命傷だろうが、そうはならない。
「---こっちもいるぞ」
殴りかかったのとは反対の腕を縛り付けるのは先生の武器。彼は脳無の体を開かせるように背後を駆ける。もちろんそれだけでは意味はない。とてつもない力を持つこいつにはその程度のことでは効くはずがないことは彼が一番理解している。
だからこれはこういうことだ。
「こう、かな?」
瞬間、宙に舞う脳無。
わたしがやったことは、さっきまで戦っていた宮造から学んだ新しい戦法。
力には種類があり、流れがあり要点がある。
それを戦闘に用いた戦い方を、あの戦いの中でわたしは学んだ。
「・・・さすがにキツい」
両手でも厳しかったがなんとかなった。
やったことは簡単で、ようはこいつの力を利用したのだ。
殴りかかってくる腕の軌道を読み、後押しをするだけ。すると脳無の振るう力を越え、相澤先生の動きもあり上半身は回転してしまう。宙を舞うほどになったのは驚いたけど。
「まさか父はこのことを想定していた・・・?」
「馬鹿言ってる場合か!!」
おっと、ついつい思考が。
転倒させただけで無力化できた訳ではない。すぐにでも立ち上がってくる。
「起き攻めは基本」
攻撃するのは支点となる足だ。機動力を削いでしまえば脅威度は下がる。いつだって高機動高威力のユニットほどウザいものはない。
「って再生持ちじゃん」
この野郎、なんてふざけた存在なんだ。斬りつけた足がすぐに回復していく。なんだ、この怪力が個性じゃないのか!?
「一旦離れろ」
「言われなくてもっ!?」
まずい、捕まれた。よりにもよって脚だ。さっきいったことを自分がされるとは何かの皮肉だろうか。しかしこれでは。
「ぐぅう!!」
「希望ヶ峰っ!!!」
思いきり叩きつけられた。これは、本当にまずい。
背中から地面に落とされ背部ユニットにかなりの損傷、脚は引きちぎれる寸前だ。機械の体でよかったというべきか、痛みを感じにくいおかげで意識は途切れない。
「っくそ!」
「ちぃぃ!!」
相澤先生が助けようとするも決定打のない先生ではそれは叶わず、もう一度というように、わたしは持ち上げられる。
想定が甘かったか。まさかここまでの脅威を持っていたなんて。
そして容赦なく、とどめをさすために振り下ろされる。せめてもう少し時間を稼げないかと抵抗するもまるで意に介さない。
そんな、ここまで、だというの?
「ーーーーーーーーぁぁぁあああ!!!」
諦めそうになっていたわたしの思考を遮ったのは、自棄っぱちなまでの勇気の咆哮。
まるで本当のヒーローみたいだと、なぜかその時は思った。
「---SMAAAASHッ!!!」
聞き覚えのあるその雄叫びは、風を起こしてやってきた。
「っ効いてない!?」
でもそれは儚い希望。とどめをさすのを止めはしたけれど、それ以上のことはなく。
「---離せやボケぇ!!!」
だけど、助けはそれだけではなかった。
わたしと共に掲げられた脳無の右腕。それが極光に焼き斬られてわたしごと落ちていく。
「あぶないっ!」
素早く回収されて元いた位置とそう変わらない場所に避難できた。そこで初めて助けに来てくれた二人を見る。
「・・・もじゃ髪君、中二野郎」
「緑谷なんだけど!?」
「ふざけてんのかてめぇ!!」
各々戦場に似つかわしくない表情で顔を合わせた。勿論冗談だ。
緑谷 出久。
伊留御 寧士。
二人のクラスメイトが、こうして最前線へと参戦した。
読了ありがとうございました
感想など大歓迎ですので遠慮なくお願いします
いや、本当に間違えました
ちょっとランキングに乗っている方に評価していただいたので浮かれてました
後書きからの感謝というのはどうなんだろうと思いますが
7576氏
高評価、ありがとうございました
ご期待にそえるような作品にしていくためにも今後も邁進していきます