連載版 僕のヒーローアカデミア~希望の娘と絶望の転生者~   作:アゲイン

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どうもアゲインと申します

明かされる衝撃の真実ーー!!
喪服の正体はAFOだった!!

そんな四十四話でございます

いただいた感想にはこの話でお答えしまさあ!


そもそもどういうことかというと

「・・・・・・あまり人混みでいうものじゃない」

「なに、気にするなよ」

 

 やあ、画面の前の皆様。

 どうも希望ヶ峰 絶だ。

 

 この脳内雑談は説明だから、まずは落ち着いて聞いてほしい。

 うん、「原作ブレイク」なんだ。済まない。

 今までいろいろしてきたけど、仏の顔とか信じてないし、謝って許してもらおうとも思っていない。

 

 でも、あの最後の一文を見たとき、君たちは、きっと言葉では言い表せない「おどろき」みたいなものを感じてくれたと思う。

 ガチャ沼、社畜、未来へのよくわからない不安。

 殺伐とした世の中で、そういう気持ちを忘れないでほしい。

 

 

 とかは特になにも思ってないんだよなー。

 

 

 じゃあ、弁明をしようか。

 

 

 

 

 そもそも、どうしてこいつのことをオール・フォー・ワン、めんどいからAFO、もといアフォがこうして普通の人間みたく外を出回っているかというと。

 

 

 簡単に言えば、本体ということではないのだ。

 

 

「それで、どうだい。体の調子は」

 

 この世界は進んだ技術があったりなかったりしている。呼吸器に問題があるこいつが厳ついマスクをつけていたり、元の世界じゃ到底無理なロボットがいたり。

 それは。

 そしてそれは、私という天才にとって、とても都合がよかった。

 何故なら、超技術ほど話を面白く陳腐にするものはないからだ。

 

「クローンだとは思えん完成度だろう」

 

 倫理観やらが邪魔をすることなく、禁忌に手を伸ばすことができる。

 

「そもそもどうやって私のDNAデータを」

「ドクターに頼んだらポンとくれたぜ?」

「あのサイコ野郎・・・・・・!!」

 

 いやー、嬉々として渡してくれたよ。そのお陰でえらく研究が進んだよ。

 

「最初に言っておいた通り、その体には個性が宿ってはいない。さすがにそこまでは再現できなかった。でも健康そのものだろう、感覚だってそのままだ」

 

 VR、という技術があるだろう?

 某ブラッキー先生が無双しちゃったりいちゃついたりフラグを立てたり殺し合いをしたり。

 変態ドM発明家が殺し合いをしたり。

 更正のためのものが悪用されて殺し合いをしたり。

 何かと殺し合いをしたりするあれだよ。

 

 その技術は、有り体にいえば『別の肉体を動かす』という技術と言えなくもない。

 それなら、より自分と近しい肉体であれば違和感を緩和して現実でその肉体を動かすことも可能ではないのか。

 その研究の一端が、この男というわけだ。

 

 

「一応動き回れるくらいにはチューンアップしているし、食後の運動はいかがかな?」

「・・・・・・なるほど、こういうことか」

 

 

 裏道を進みながら人混みを避けていた私たちだが、その周囲には幾人もの人影が囲んでいた。

 当然、それは敵ではない。

 そんなものはここに来るまでに追い払われているだろうさ。

 

 

「---モノクロームだな」

 

 

 この、ヒーロー達の存在によってね。

 

 

 

 

 クローン体の性能テストのため、こうして街に繰り出したのだが存外面白い事態にできたものだ。

 

「相澤君の通報に呼ばれてきたにしてはなんというか、いまいちなかんじだなー。どう思うアフォ、いけるかい」

「おいまて。君のその呼び方はとてもではないが看過できんぞ」

「だって長いじゃん。キャラ被ってるし」

「もっとましなものがあっただろう。どうしてそうなる?」

 

「---我々を無視するな!!」

 

 二人で漫才を繰り広げていたら空気を読めない一人が口を挟んできた。よし、煽りはまずまずといったところか。もっとやろうぜ。

 

「えー無視するなって言われましてもーそもそもいつからいたのかわかんないくらい影が薄いじゃなですかー。

 あ、そうかごめんね!

 私たちのキャラが濃すぎるからか!

 濃いキャラ過ぎてごめんねごめんねー。

 

 

 だってお前ら今後出てこないモブキャラだからさ」

 

 

「・・・っかかれ!!」

 

 煽りに我慢の効かなくなった名も知らないヒーロー達がそれぞれの個性をもって襲い掛かってくる。

 集団戦を主体にするタイプのようで連携に淀みはない。

 並みの敵であれば数で勝っていても勝負にならないだろう。

 何度もいうが、並みであれば、ね。

 

 

 

 

「はっ!」

 

 まず最初に、地面が割れた。

 震脚によって粉々になった破片は周囲の相手の行動を阻害し、吹き飛ばされる者もいる。

 そして、目の前から飛び込んできていた一人は次の攻撃の餌食になった。

 

「ふんっ!!」

 

 震脚が強ければ強いほど、打ち出される拳は強力となる。ここでは地面の破壊に力を使ってしまっているが、さほどのことはない。

 余剰のそれでことが足りる。

 

「くほぉっ・・・!!」

 

 慣性の法則に乗っ取って突き刺さった拳は容易く相手を吹き飛ばし、腹部を強打された彼は血反吐を吐いて気絶する。

 一瞬で仲間の一人が倒されたのが影響したのか、そこでヒーロー陣の動きが鈍った。

 それは絶好の機会であることは、言わずともわかることだ。

 

「ぬん!!」

 

 私の背後に迫った一人にも、流れるような動きで回し蹴りがぶちあたる。

 戦場はすでに、一方的な展開となっていった。

 

 

◆ 

 

 

 そこからはドミノ倒しのように、次々と倒されていくヒーロー達。死屍累々といった具合になった裏道には、破壊の後が深く刻まれている。

 その様子を眺めながら、間接の具合を確かめているアフォに近づく。

 

「いやー危ないところだった。まさか巻き込まれそうになるなんてね。あれわざとだよね絶対そうだよね殺意があったよね」

「むしろ何故死んでない? 君には全力だったんだが一発も当たらなかったぞ」

「残念でしたー幸運もまた才能ですー」

「じゃあ改めてミンチにしてやる」 

 

 ファイトポーズを取るアフォだが、そうじゃないだろ今は。

 

「戦闘データも録れたし、今日はここまでとしよう。ほれ、体返せ」

「・・・・・・ここじゃなくてもいいだろ。というより、一つ疑問なんだが」

 

 拳を閉じたり開いたりしながら聞いてくるが、いったいなんだ。もう十分だろう。決戦に向けてのお膳立てというかリハビリに貸してやってんだから我慢しろよな。

 

「この体、本当に生身か?」

「そんなわけないだろ。骨格はレアメタルで筋肉の密度は人の五倍だ。やったな改造人間」

「やっぱり殺そう」

「我が才改学園の科学力は世界一ィィィ! できんことはないイイィーーーっ!!」

YOU MOST DIE(きみはしななければならない)

「話せばわかるさ」

 

 この後滅茶苦茶追いかけられた。




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