連載版 僕のヒーローアカデミア~希望の娘と絶望の転生者~ 作:アゲイン
娘がついに正体を明かす
そんな四十五話でございます
記念企画のほうも期限が来ましたのでいただいたもので書いていこうと思います
できる限り早くお見せできればと思います
愉快犯、モノクロームの犯行により改造人間の体を手に入れたオール・フォー・ワン。
別の体で全力疾走を繰り広げた彼は加減を間違え、ダウンして回収されてしまった。
そんな、次の日のことであった。
◆
襲撃から回復したヒーロー科の生徒の面々は、教室に集合されられていた。
何故だか怖い顔をした担任、相澤の号令によるものである。
そしてその隣には、見慣れない格好をした少女が佇んでいたのだから彼らの疑問は最高潮であった。
「それでは授業を始めます」
「「「(いや、だれだよ?)」」」
クラス一同、当然の一致であった。
「・・・・・・希望ヶ峰、遊ぶんじゃない」
「形から入るタイプなので」
「「「ええええええええええ!!!!!!!」」」
クラス一同、驚愕の一致であった。
声をあげないものもいたがみんなの心は一つであることが証明された貴重な瞬間である。
どうしてここまで驚いているかというと、彼女の格好が普段とあまりにも解離しているからだった。
特徴的だった髪がピンクに染まり、服装はタイトスカートの女教師然としたものになっている。
悪くもないのに眼鏡などをしており、人相をさらにわかりにくくしている。
煌めく化粧、ちらりと開かれた胸元、怪しく光るリップ。
簡単にいうならば『江ノ島 盾子ver女教師』を想像していただければいいだろう。
このように、およそ十代の少女が出せる魅力を超越していたために学友と認識できなかったのである。
さて、唐突なネタバレにより放心状態となった数名の意識が覚醒したところで、本日の議題に入るとしよう。
「・・・・・本日こうして全員に集まってもらったのは他でもない。昨日の敵連合のことについてだ。
希望ヶ峰、ポーズをとるな」
相澤の呼び掛けにより集合させられた理由を知り、ほとんどのものは表情を厳しくさせる。
しかし何人かはたわわな胸を強調したポーズをした希に視線がいっているのでお叱りの声がかかる。
「今回は襲撃に参加していたとされる三人のことについて、希望ヶ峰から話があるのでこのような場を設けた。
希望ヶ峰、踊るな」
三人、というところに反応するのはその相手をしていたメンバーだ。特に飯田、爆豪は直接その脅威を身に染みて感じているので特に反応が大きい。
しかし何人かは踊る希のほうを見ていたのでお叱りを受ける。
「・・・希望ヶ峰。後は頼むぞ」
「よろしいですとも」
「・・・・・・これも血統か」
ふざけていたと思ったらいきなり真面目になるやがる。
そんなところばかり似やがって、と内心で毒をぼやきつつ、教室の隅へと退散する。正直連日この家族に付き合うのは骨が折れる。
相澤は痛みが発生する目をほぐしながら、疲れた精神を休めせることにした。
◆
「それではこれより襲撃犯の組織、才改学園の首謀者についてお話します。わたしの父です。以上」
「「「あっさりいったーーー!!!?」」」
よし、掴みは上々といえるだろう。
「ど、どういうことなんだね!?」
真っ先に立ち上がり質問をしてきたのは学級委員長の飯田君だ。そういえば一対一で相手をしていたんだか。
「わたしがヒーローを目指す一番の目的は、わたしの父であり第一級犯罪者、モノクロームこと希望ヶ峰 絶を捕まえること」
そういうわたしのことを懐疑的な視線が包む。まあ、こんなことをいきなり話されて素直に理解できる人は少ないだろう。
「こちらをご覧ください。父です」
「「「正体明かしてきたーーー!!!?」」」
分かりやすくするためにプロジェクターで父の姿を晒すことにする。たしかこれらは全盛期のものだとか。カメラ映りを完璧に意識しているのがさすがだ。一分の隙もない。
「えー、このように父はヒーローとして活動してきた経歴を持ち、こちらの内情についてある程度以上の理解と知識を有しています。ヒーローとしての思考と敵としての思考、両方を併せ持ち、それを悪意をもって執行する非常に質の悪い相手です」
画像を変えて父の経歴を映し出す。
「こちらがヒーローとしての経歴、そしてこちらが敵としての経歴です。
それぞれ有名なものとしては、
『偽神悪鬼事件』、『暴走列車事件』、『連続頭部入れ換え殺人事件』といった、警察主動とされている難解事件の解決に携わっています。これはヒーローとしてです。
次に敵としては、
『軍事基地強奪事件』、『三万の行軍事件』、『裏切りの夕日事件』あたりが有名ですね」
どれもが世間を賑わせた大事件である。あくまで有名なものだけでもこれなのだ。
そんな人が、明確な敵として表舞台に再臨したのだ。
それも、組織を作ってだ。
「そして才改学園は、父が作り上げた無個性たちの組織だと思われる」
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