連載版 僕のヒーローアカデミア~希望の娘と絶望の転生者~ 作:アゲイン
遅れてすんませんしたぁあ!!
用事を片付けるのに時間が掛かってしまいこのような時間になってしまいました!
本当にすいません!!
爆豪くんの決意
そんな五十二話でございます!!
朝早く目覚めた爆豪は早朝の訓練に参加するために学校へと向かっていた。
希からの指示である。
何をするにも時間が掛かっていいことはない、できる限りのことは教えるがその後は自分でやらなければならない。そのためにもやれる時にはやる。
そう事前に言われては無下にできるわけもなく、自分から頼み込んだ手前拒否もできずにこうして行動しているのだ。
「(強くなるためだ・・・)」
一番になる。
その目標にできることは何でもする。
例えそれが越えなければならない相手からの教えでも、それを糧にもっともっと強く、高みにいるヒーローたちに、憧れのオールマイトに匹敵する奴になってやる。
胸に秘めた決意を原動力として、爆豪はさらに早く地面を駆けた。
◆
「あっ!」
「・・・チッ」
嫌な顔を見てしまった。
彼の前には相変わらず冴えない顔をした緑谷 出久が驚いたような態度で固まっている。
「・・・ふん」
「ま、待ってよかっちゃん!!」
絡んでいる時間がもったいない。
そう思って訓練場に向かおうとすれば緑谷からストップがかかる。気に障る存在との絡みなどごめんだが、どうにもそうはさせて貰えない。どうしても聞かなければならない、気迫のこもったそれは、ここに来てから身に付けてきた度胸もあって尻込みすることなくこちらの歩みを止める。
「・・・なんだクソデク」
「あ、あのさ。希望ヶ峰さんたちと特訓するって本当?」
「・・・なんでそんなことが気になるんだよ?」
「そ、それは・・・その・・・」
爆豪が素直に応えたのが以外だったのだろう、どもりながらであったが、はっきりとした口調で疑問を口にする。
「かっちゃんだったら、一人でやると思ってたから」
至極当然な疑問だった。今までであればそうだっただろう。どんな困難であっても、自分一人の力でまずはやりとげる。
そんな自分であっただろう。
今までであれば。
「勝つために決まってんだろ」
「勝つため?」
理解したのだ。今までの自分では、あの女に勝てないと。
「あいつの親父が組織した連中と戦った。あんだけ自信があったのに手も足も出なかった。俺以外にもいた、それなのに遊ばれていた。それが個性を持った敵なら、まだ納得したはずだ。
でも無個性だった。前のお前みてぇーな無個性にだ」
「・・・っ!?」
それは衝撃をもって彼らの間に駆け抜けた、恐ろしい事実だった。
希から語られた様々な事柄は、その脅威をまざまざと見せつけてくれた。
緑谷もまた、ありえないという思いがあったことを否定出来ない。
元々オールマイトですら無理だと断定した、無個性のヒーロー。
今でこそ個性を得てその道を進み始めた彼だが、最初はそのことに心折れたものだ。
それが、敵として確かな戦闘力をもって現れたのだ。
無個性でも、個性に勝てる。
そんな夢物語が、現実に起こってしまった。
「わかんだろ。奴らは強ぇ」
爆豪は拳を握って目の前に構えた。
悔しさ。情けなさ。至らなさ。
それがための、享受という選択であった。
「そんな奴らが何百といやがる。そいつらが行動を開始するのにどんだけ時間が掛かるかなんてわからねぇ。なら、できることをしねぇで後悔するなんてことを俺は許せねぇ。
今度こそ、完膚なきまでに勝つ!」
そのためにやるだけだ。
言うだけいって、爆豪はその場を去った。
迷いなどなく、しっかりとした足取りで。
緑谷もまた、その姿から感じるものがあった。強くならなくてはいけない。ライバルに置いていかれないように。
彼もまた、自分を鍛えるために行動を始めるのだった。
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