死神は少女に優しく問いかけました。
「へー、こんなに料理や農作業関連の本があるのか……後で借りようかな」
「むー、つまんないー」
「ルーミアはそろそろ降りてくれよ」
「ここが一番落ち着く」
「そーなのかー(棒」
俺と(背中にしがみついている)ルーミアは大図書館の中を散策していた。
「それにしても、よくこんなに本集められたな」
かれこれ5分は歩き続けてるが、まだ部屋の端は見えて来ない。その間、本棚が本一つとして空いている事は無かった。
「しかも、読めなかったけど俺でも知ってる有名な呪いの書とかあったし…どうなってるんだ全く…」
愚痴をこぼしながら、ルーミアを背中から引き剥がそうとしたその時……
______ワタシトアソンデクレル?
「「!!!!!!」」
俺達の丁度右側から、『殺気の様な何か』を感じた。
ルーミアも感じたらしく、顔が真っ青になっている。
「は、白…」
ルーミアの身体は恐怖で震えていた。俺は自分の感じている恐怖を押さえ込んで、優しくルーミアの頭を撫でた。
「大丈夫、殺気で死にはしないさ。ルーミア、悪いけど一応の為に美鈴達を呼んで来てくれないか?」
「わ、わかった」
ルーミアはフラフラになりながら来た道を戻って行った。
俺はルーミアが見えなくなった事を確認すると、改めて『殺気の様な何か』を感じた方向を向いた。
「…遊んでくれる…か…」
俺はリクエストに答える為に歩き始めた。
___________
「…ここか…」
俺はすぐにその場所を見つけた。図書館には似つかわしくない重厚な鉄の扉、この先がどうやらあの『殺気の様な何か』の発生源らしい。
「行くか…」
俺はゆっくりと扉を開けた。扉の先には地下へと続く階段があった。
俺は一段ずつ、何かを噛みしめる様に階段を降りて行った。
何分経っただろうか。
長かった階段は終わり、代わりにまた重厚な鉄の扉が姿を現した。
「スゥー……ハァー……よし、覚悟は決まった」
俺は目の前の扉をゆっくり、ゆっくりと開けて、部屋の中を見た。
部屋の中はまるでお嬢様のお部屋だった。かなり広めの部屋の地面に敷き詰められた真っ赤なカーペット。西洋製のかなり大きなベッド、その周りには何十匹の縫いぐるみがあった。
そして部屋の中心に、1人の幼女が縫いぐるみで遊んでいた。
身長的にはルーミア程だろうか。黄色の髪に赤の上下、何より特徴的だったのは背中から生えた翼だった。その翼にはまるで七色の宝石の様な物がぶら下がっていた。
「君か、俺を呼んだのは?」
「うん、私だよ」
少女はこちらを振り返った。
そして無邪気な笑顔でこう質問して来た。
「ねぇ、私と遊んでくれる?」
……一方その頃のルーミア……
「こ、ここはどこだ〜」
迷子になっていた。
Q.今回短過ぎません?
A.話の区切り的にここで切るしかなかった
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