機動戦士ガンダム00 The human race's reformation 作:K-15
「俺の事よりあの人を、こんなもの!」
まどろみの中で思い出すあの時の記憶、現実とも夢とも付かない不思議な空間。
亡霊の呪縛に身動きの取れないバナージに彼女の姿が見えた。
「違うマリーダさん、俺の事は後でいい!」
リボンズに連れて行かれるルイスを助けて欲しいと力の限り叫んだ。
でも彼女はバナージの言う事は無視し彼を亡霊から逃すのを優先させた。
「ごめん、沙慈さん」
遠ざかっていくリボンズとルイスの姿、もう助ける事は出来ないと悟ったバナージは小さな声で言葉を漏らす。
そこで彼の夢は途切れてしまう。
(何が困難は乗り越えられるだ、結局は何も出来なかった。ルイスさんを助ける事だって!ニュータイプと言われていても万能にはなれない。俺はもうここまでなのか?)
自身のニュータイプとしての能力に限界を感じてしまう。
昔も今も変わらない、誰も救う事が出来ないで居る自分が嘆かわしい。
1人の力では人も世界も変わりはしない。
「情けない姿だな。そんな事で姫様を守るなどよくも言った物だ」
よく知った声がバナージの頭の中に響いてきた。
けれども意識共有の時の様な相手の存在を感じ取れるまではわからない。
「この声は?」
『あの時お前が亡霊に連れられなかったのは私の力だけじゃない。お前自身の心の強さだ』
「想いだけでは変わらなかった。俺1人では無理だったんだ」
『人はわかり合って繋がっていける。お前とも繋がっている人達が居るだろう』
「俺と繋がっている人、待っていてくれる人」
覚醒していく意識の中で思い出すのは今までに出会ってきた人たち。
父であるカーディアスの最期の願い、プトレマイオスで始めて友人になれた沙滋、学友のミコットとタクヤ、ガンダムマイスターとして世界の変革の為に戦っている刹那。
人と人との繋がりがやがては大きな力となり世界をも変えていく。
「わかりました、俺はもう迷いません。父さんやみんなの想いをユニコーンに……だから見守っていてください―――」
///
「気が付いたの?私の声が聞こえる?」
「マ……マリー……ダ……さん」
薄らと目蓋を開けると眩しい光が差し込んでくる。
目の前には長髪の女性が光の逆光で影となり見えた。
(暖かい、懐かしいこの感覚は母さんと居た頃だ)
幼少期に父と離れ母と共に過ごした数年間、貧しい生活の中でもとても幸せだったのを覚えている。
バナージの母であるアンナ・リンクスは息子をビスト一族には関わらせたくはないと思い彼を1人で育ててきた。
アンナが病でなくなり身寄りのなくなったバナージは再び間接的ではあるがカーディアスの下へ、ビスト一族へと戻って来る事となる。
それは運命だったのかもしれない、逃れる事の出来ない運命。
「バナージ君、私の声が聞こえる?」
「ここは……何処ですか?」
「ここはカタロンの基地からすぐにある一軒屋を間借りしているの。それとごめんなさい、マリーダと言うお方はいらっしゃいません」
力を振り絞り意識を覚醒させ眠っていた体を起き上がらせる。
自分を纏っていた布団が肌蹴ると今寝ていた場所はベッドなのだと認識した。
ピントの合わない目でぼんやりと周囲を見渡すと木目調の壁や生活観の漂う匂いがした。
「良かった、もう3日も眠り続けていたのよ」
「アナタは確か?」
「アナタはバナージ・リンクスくんね、刹那から少しだけ話は聞いています。私はマリナ・イスマイールと申します。一緒にソレスタルビーイングの艦に乗っていたのだけれど顔は合わさなかったかしら?」
「すみません、俺はユニコーンで出撃していたから多分」
「ううん、良いのよ。私も気が付かなかったから同じです」
年上であるマリナだがバナージにそんな事を感じさせないように対等な目線で話をする。
物静かな声は安らぎを与え相手を安心させる不思議な空間を作り出す。
その事にバナージは感覚で気が付いていた。
目が覚めたときに感じた懐かしい感覚は彼女が作る優しさなのだろう。
「マリナさん、俺は何でここに居るんですか?記憶があやふやで思い出せないんです」
「アレはアフリカタワーが崩れていた時、私は空を見上げるだけで何も出来なかった。ただみんなが無事なように祈るしかなかった。でも突然、空に虹の光が出てきたの」
「虹の光」
「えぇ、見た事の無い景色でそう表現するしか私にはわからないけれど、それはとても綺麗だったわ。虹の光はどんどん空に広がってアフリカタワーが見えなくなるぐらいに。みんなが光に見とれていたらいきなり地面が揺れて物凄い音が響いて、見に行ったら全身白色のモビルスーツがあったの」
「それが俺の乗っていたユニコーンなんですね。今は何処に?」
「ここの指揮をしているクラウスさんに聞けば教えてくれると思うわ。後で紹介するから」
ありのままの現実をマリナはバナージに話した。
まだ誰もアフリカタワー襲撃の時に起こった奇妙な現象、虹の光についてわかっていない。
現場に居たバナージですら憶測でしか考えがまとまらない。
(虹の光、サイコフレームの光の事なのか。サイコフレーム同士が共振すれば考えられるけどこの世界にはユニコーンしか持っていない。だったら何で?)
「それよりもお腹は空いていない?今からみんなの晩御飯を作るから一緒にどうかしら?」
軽く自分の腹部に手を添える、3日間飲まず喰わずで寝たきりの状態が続いていた彼の体。
ここに満足な医療機器などある筈もなく点滴などもされずに本当に寝ているだけだった。
マリナに言われてやっとバナージは喉が渇いている、空腹なのだと気が付いた。
「親切にありがとうございます。頂いてもいいんですか?」
「もちろんよ、すぐ隣がキッチンだから一緒に行きましょ」
ベッドから床に足をつけて立ち上がるのを見るとマリナはゆっくりと歩き始める。
けれども寝てばかりいた体を自由に動かすには少し筋肉が鈍っていた。
最初の1歩を踏み出すと思わずふらついてしまい倒れそうになる。
「大丈夫?やっぱりもう少し安静にしていたほうがいいのかしら?」
「すみません、ちょっと体が慣れていないだけです。もう大丈夫ですから」
「そう、何かあったらすぐに言ってね」
マリナを心配させないようにと大丈夫だと言う事を伝えるがすぐには無理だろう。
もう1度足を踏み出すと今度は問題なく床に足を付く事ができた。
(服も変わっている。世話になりっぱなしだな)
彼女の続いて部屋を出るとにぎやかの子供の声が聞こえて来る。
言っていたように出てすぐの通路を歩いて数秒でキッチンに着く事が出来た。
木で作られたテーブルとイス、ガスコンロやオーブンも備え付けられている。
「木で出来ているのか、この建物自体が。壁も床も」
「にいちゃんだぁれ?」
振り向くと小さな子供が1人バナージの後ろに立っていた。
ヨレヨレの服を着て親指の爪を噛んでいる。
「この子は?」
「紛争で家族と離れ離れになってしまった子供達よ。ここで出来る限りの面倒を見ているの。彼の名前はコナー、後男の子2人と女の子が居るわ」
「ごはんまだ~?」
「ちょっと待っててね、すぐに作るから。バナージ君も」
「はい、お願いします」
マリナはそう言うと掛けてあったエプロンを羽織ると調理を始める。
残されたバナージとコナーはただ待つしかない。
「ねぇ、にいちゃん」
「え、どうしたの?」
「にいちゃんもモビルスーツに乗れるの?」
ただの好奇心にしか過ぎない、でも本当の事を応えてもいいのかと躊躇する。
バナージは約束した、もう迷わないと。
「そうだよ」
「すっげ~!ねぇねぇ、あの白い角が付いたヤツ乗りたい!」
「子供がモビルスーツになんか乗ったらダメだ」
「にいちゃんだって大人じゃないじゃんか」
「モビルスーツはおもちゃじゃないんだぞ。もし何かあったらみんなが悲しむ、わかるな?」
「ぶ~!にいちゃんのケチ!」
「コラッ、そんな言い方しないの!」
料理を作っているキッチンへもう1人の女性がやって来た。
メガネを掛けた知的な女性にコナーは震えた。
「うぇ~、マリナさまぁ」
「まったく口が悪いんだから」
「シーリン、戻ってきていたのね」
「えぇ、他の子たちも連れてきたから早く食べましょ」
マリナは抱きついてきたコナーを優しく撫でてあげるとコンロの火を1度消した。
鍋から湧き上がる湯気からはコンソメのいい匂いが漂ってくる。
料理の匂いを感じて彼女と一緒に付いて来た3人の子供達も無邪気に喜んでいる。
「やったぁ!飯だ、飯だ!」
「ゲン、行儀が悪いですよ」
「そうよ、みんなの分もあるんだから」
「わ、わかってるよ」
3人の中で一番大柄な子、ゲンは他の2人に注意を施されるが食欲は抑えきれないようだ。
誰よりも早くにイスに座るとマリナが作る料理が出てくるのを待っている。
「マリナさん、この子たちがさっき言っていた?」
「えぇ、ここで保護させて貰っています。さっきの子がゲン、もう1人の男の子はミッチ、女の子はエイミーよ。それと彼女がシーリン、私の昔からの友人です」
「アナタ目は覚めたようね?」
「はい、保護してもらってありがとうございます」
「悪いけどキミとあの機体は勝手に調べさせてもらったわ、バナージ・リンクス君。後で少し話しがあるのだけれどいいかしら?」
問いかけるように話しかけるシーリンの言葉には有無を言わさぬ迫力があり、マリナもバナージもそれを感じている。
「ちょっとシーリン、バナージ君はまだ―――」
「いいですよ、俺も聞きたいことがあるので」
「そう、なら後で付いてきて貰うわよ。けれどその前に食事にしましょう。さすがに私も疲れたわ」
バナージは臆する事なくシーリンの言葉を呑んだ。
病み上がりのバナージを心配するマリナだが彼の決意はもう揺らがない。
(この人はこういう人なんだってなんとなくわかる気がする。じゃなきゃ子供はあんな風に人に接したりしないもんな)
用意されたテーブルをアイミーが布巾で拭きミッチは使用する食器を用意してくれている。
「マリナさま、準備が出来ました」
「もうみんな待ってるよ」
「ミッチ、アイミーいつもありがとう。もう出来上がったから待っててね」
マリナは出来上がった料理を鍋から用意してくれた食器へと取り分ける。
熱々と湯気の上がるスープからは食欲をそそる匂いが部屋に漂ってくる。
それを見てバナージとシーリンも空いているイスへ腰を下ろした。
「今日はポトフを作ってみたの。上手に出来ているかしら?」
「アンタが一番料理出来るんだから自信を持ちなさい」
「そうだよ、マリナさまのがいちばんだよ。シーリンのねえちゃんのは―――」
「何よコナー、文句あるの?」
「別にぃ……」
その一言だけでコナーは口を閉ざし黙ってスプーンのスープを飲み込んだ。
「いつもこうやってマリナさんが作ってるんですか?」
「えぇ、みんな他の事で忙しいから料理とかは全部私がしているわ」
「そうなんですか。プトレマイオスに居た頃に食べてた物は電気で暖めてあったから、火で作ったのは違うんだと思って」
「そうかしら?」
「そう感じます。体の内側から暖まるような」
「……本当なら私は皇女にならずに音楽家になりたかった。子供たちと歌を歌ったりピアノを演奏したり」
遠い昔を見るように寂しそうな目で彼女は語りだした。
彼女は元々は一般家庭の出であり国の政権とは無縁のはずだった。
それでも彼女が皇女に選ばれてしまったのはアザディスタンの改革の為に古くから引き継がれていた王家の血筋が必要だった。
それがマリナ・イスマイール、そして国の王女となる。
けれども政治とは無縁のマリナに政治家としての、女王としての力など知れていた。
軌道エレベーター建設によるエネルギー問題、クルジス共和国との外交問題、保守派改革派と分断した国内の勢力もまとめなければならない。
アザディスタンで初めての女性王女で国民から支持を得たマリナだがそれだけで現実は変わらない。
化石燃料に依存していたアザディスタンには太陽光エネルギーの恩恵を受け入れられなかった。
内紛による一般人の犠牲も計り知れず良くない方向ばかりへと傾いていく。
そして最後は国全体を焦土化され解体されてしまう。
「私の祖国、アザディスタンはもうない。私はこのまま普通に生活していたい」
「マリナ、厳しい事を言うけど国がなくなったのはアナタの責任よ。もうどうしようもなかったかもしれない、けれどそれは国の女王が背負うべき責任なのよ」
「シーリン、私は女王になんてなる気はなかった。昔のように――――」
「マリナ、そうやって逃げるのは構わないわ。でもそれでは何も変わらない」
「違うのシーリン、私は―――」
「同じ事よ、過程はどうであれアザディスタンがなくなったのは女王のアナタの責任」
国の女王としての責任、まだ若い彼女には重過ぎるのかもしれない。
目には見えない重圧に押しつぶされそうになる毎日に、今の状況は精神的には楽なのかもしれない。
「にいちゃん」
「コナー?」
重苦しい空気に耐えかねて隣に座っているバナージの服の裾を引っ張った。
それを感じ取ってバナージは優しく笑みを浮かべるとコナーの頭をぐしゃぐしゃと撫でた。
「マリナさんは国の女王だったんですか?」
「そうよ、もう過去の話だけれど」
「関係のない俺がこんな事を言うのも変ですけれど、状況に潰されないで下さい。今の自分に出来る事を最大限にすれば利用なんてされない筈です」
「私は状況に流されてしまったの。古い血筋が通っているせいで女王に選ばれてしまった」
「それでも女王にならない道だってあったはずです」
「でも私がしなければ結局はアザディスタンはなくなっていた。こうするしかなかったのよ」
(この人は普通の女性なんだ、ミコットやタクヤと同じ。オードリーのように決意が感じられない)
幼い頃から帝王学を学んできたオードリー、いずれは再びジオンを束ねて地球連邦軍と戦う為にその教育も徹底している。
16歳と言う年齢でもジオンを束ねる女王として周囲に大人たちもそう接してきた。
残されたジオン残党の為に、いずれ訪れるジオン再考の為に、宇宙と地球圏を束ねる為に。
どちらが正しい等と決まってはいない、それでも覚悟のない者にそれだけの重荷を背負うのは難しい。
「血筋が通っていたのは偶然かもしれません、でも女王になるって決めたのは偶然ではないはずです。アナタをそう決意させたのは何なんです?」
「偶然ではない決意……」
「以前俺にそう言ってくれた人が居ました。俺がガンダムに乗る決意をさせたのは何だって。オードリーって言う同い年の女の子が居るんです。俺はその子を守りたくてユニコーンに乗りました。マリナさんにだって何かあるはずです、偶然ではない何かが」
マリナは目線を落とすと銀色に鈍く光るスプーンを見つめた。
自分が女王になった理由、考えてもすぐには答えが出てこない。
その事実に気分は益々落ち込んでしまいそうになる。
「私が女王になった理由、決意……」
「「「「ごちそうさま!!!」」」」
子供たちの大きな声が部屋に響き渡った。
器に注いだスープは空になっており綺麗に完食されている。
4人はイスから降りると一斉にバナージに近寄って行った。
「ねぇ、にいちゃん。あの白いモビルスーツ見たい!」
「僕からもお願いします!」
「見るだけでいいの!」
「なぁ、頼むよ!」
取り囲まれてしまい身動きの取り辛いバナージは助けを求めるように視線をマリナとシーリンに向けた。
けれどもマリナは先ほどの話を引きずっており暗い表情のまま下を向いている。
状況を読み取ったシーリンはしょうがないとばかりにイスから立ち上がった。
「モビルスーツは車で5分ほど離れた所に隠してあるわ。アナタは道がわからないでしょ?」
「いいんですか、そんな事して?」
「そうでもしなきゃずっと言い続けるでしょ、この子たち。車を用意するから待ってて」
シーリンが許可してくれたのを聞いた子供たちは大きな声で喜びはしゃいだ。
///
「あのおんなぁ!!よくもこの僕に!!!」
リボンズは頭を手で押さえながら自身の感情を爆発させた。
「こんな事、こんな事僕は絶対に認めない!あんな出来損ないの、ニュータイプの成り損ないなんかに!純粋種のこの僕が!」
リボンズの割れんばかりの怒声は部屋中に響き渡る。
普段の落ち着いた態度の彼からは想像も付かないような荒れ様、怒り心頭のリボンスだが勘は衰えてはいない。
「キサマ、何を見ている!」
「気付いていらしたのですね」
部屋の隅にはソレスタルビーイングの協力者であるはずの王留美の姿があった。
呼び出されて彼女は柱の影からゆっくりと歩いてくる。
「気分が優れないようで」
「お前の考えている事などすぐにわかる。目障りだ、消えろ!」
「それでは私は失礼させて頂きます」
リボンズに罵声を浴びせられても顔色1つ変えずに彼女は笑みを浮べて何もなかったかのように部屋から出て行く。
横目で睨みながら彼女を見続けその姿が見えなくなっても怒りは収まらない。
「あの女狐、リジェネと絡んでいるようだが思い通りにはさせない。それにしてもこの頭痛は不愉快だ」
頭の中を蛇が這いずり回るかのような感覚がリボンズに纏わり付いて離れない。
頭部からは汗が流れ自分の手を濡らしていく。
「確かマリーダとか言ったなあの女、2度と忘れない!」
///
リボンズに言われて部屋から出て行った王留美はそのまま廊下を歩いて行く。
歩いていった先で彼女を待っている人物が居る。
「随分ご立腹のようだねリボンズは」
「女に怒りをぶつけて、あれで純粋種とはよく言ったものです。そう思いませんか?リジェネ・レジェッタ」
「リボンズにはいずれこの舞台から退場していただきます。例の機体の完成も近い、悟られぬように注意しないと」
「私は変われるのですね、この世界も」
「えぇ、そうです」
不気味に笑うリジェネの心の奥底に宿る野望に誰も気付いていない。
リボンズも知らない水面下で計画は進んでいる。
(変革する時代、その未来にアナタは必要ない)
「それでこれからはどのように動くのです?」
「時が訪れるまで大人しくしています。僕はこれから機体の状態を見てきます」
「私はモビルスーツに興味はありませんのでお1人で」
「そうですか。では今日はこれでお別れです」
リジェネは背を向けると王留美を1人にしてその場を去っていく。
残された王留美は離れていくに連れて小さくなっていく背中を見届けると懐から通信機を取り出した。
慣れた手つきでパネルを押すと数秒後に相手へと繋がった。
『はい、御用ですかお嬢様』
「探して欲しい人が居るの。頼めるかしら?」
『誰なんです、ソイツ?』
「白いモビルスーツ、ユニコーンのパイロット。バナージ・リンクス」
『ふ~ん、あの角付きのパイロットねぇ』
「データは後で転送します。頼みましたよネーナ」
『ラ~ジャ、お任せください』
ネーナから了解を得ると通信を切りもう1度懐に収めた。
「せいぜい役に立ってください、私の未来の為に」
ご意見、ご感想お待ちしております。