機動戦士ガンダム00 The human race's reformation 作:K-15
ヤークトアルケーを相手にセム2機を起動させたティエリア、機体重量も軽くなり機動力も少しばかり良くなる。
何よりも3対1の状況に持ち込むのが最大の目的である。
セムによるGNビームマシンガンとセラヴィーの片方しかないGNバズーカで弾幕を貼り、ヤークトアルケーを追い詰める。
追加武装の施されたヤークトアルケーは運動性能が低下しており、ビームの集中砲火を避けきれない。
「クソッタレ!行けよファング!」
思い通りに行かない機体にサーシェスは悪態を付くと、腰部に増設させたGNコンテナから格納されている12基のGNファングを全て放出させ、ビーム刃が牙を剥く。
だがファングは敵へは向かわず、ヤークトアルケーのGNコンデンサーに噛み付いた。
ビームの威力を最小限に弱めて、刃が装甲に突き刺さり穴が開く。
マニピュレーターで損傷したGNコンデンサーを掴み、パワーで無理やりに引き剥がした。
「舐めんじゃねぇ。俺の方が上なんだよ!」
12基のファングは片方のセムに、もう1機のセムには重量を無理やり軽くしたヤークトアルケーが迫る。
ファングを撃ち落とそうとセムはGNビームマシンガンを向けるも、高速で縦横無尽に動きまわる多数のファングを捉えられない。
銃口から発射されたビームはかすりもせず、ビームの刃が両脚部の膝から先を切断していった。
アンバックが正常に作動しなくなったセムは姿勢制御が出来なくなり、宇宙の海に溺れる。
それでもファングを落とそうとトリガーを引くが、ビームは闇に飲まれてしまう。
ファングは胸部、背部、メインカメラと次々に刺さり、GNビームマシンガンを握っているマニピュレーターも破壊されてしまう。
為す術のなくなったセムにビームの刃を突き立てたファングが上半身と下半身を分断した。
ティエリアの脳量子波も受信出来なくなり、宇宙のゴミに変わった。
もう1機のセムに迫るヤークトアルケー、ティエリアはセムが1機破壊されてしまったのをわかりながら2機で迎撃しようと試みる。
セラヴィーのGNバズーカと背部のGNキャノンの威力は一撃でモビルスーツを落とせるだけの威力はあるが、セムにはそこまでの攻撃力は施されていない。
武器はGNビームマシンガン、GNキャノン、ビームサーベルしかなく、両手には武器とシールドを握っているせいでGNキャノンは咄嗟には使えない。
サーシェスはセラヴィーを無視して戦闘力の低いセムを先に倒しに行った。
GNビームマシンガンの弾をシールドで受けきり、強引にGNバスターソードが届く射程圏内へ近づく。
「コイツでお陀仏!」
何十発も弾を受けたシールドは半分に割れ、使い物にならない。
左腕からパージし振り捨てて、巨大なGNバスターソードの切っ先がセムの装甲を捉える。
容易に装甲を貫いた切っ先は腹部に深々と突き刺さり、セムは人形の様に力を失った。
「こんな人形で俺に勝てるとでも思ってんのか?えぇっ!!」
GNバスターソードのグリップを両手で握りバットの様にスイングするヤークトアルケー。
深々と胴体に刺さったGNバスターソードから抜け落ち、セムはセラヴィーまで飛ばされる。
コクピットのティエリアのモニターには、破壊されたセムが手足をぶらぶらとしながら回転して流されてきた。
「こんな所で止まれない!お前にも負けられない!」
トリガーを引きGNバズーカの高出力ビームで、飛んできたセムにビームを直撃させた。
機体は爆発しGNコンデンサーにまだ貯蔵されていたGN粒子が周囲に拡散した。
炎と緑の粒子が視界を眩ませ、その奥でヤークトアルケーが右肩に背負っているGNハイメガランチャーのエネルギーをチャージする。
スローネアインではドッキングしてエネルギー供給を受けないと発射出来なかったが、トランザムを発動させることで単機でも撃てるよう改良された。
機体が赤く発光し、視界が開けるのをサーシェスは舌なめずりして待つ。
「いいぜ、来い!来いよ!」
GNメガランチャーの銃口が睨み、両者の視界が次第に良くなっていく。
その瞬間鋭いビームが発射された。
ビームは真っ直ぐにGNメガランチャーの銃口に突っ込んだ。
「何処からだ!?長距離狙撃とでも言うのか!」
「悪いな、射撃は俺の得意分野なんだ」
遠くから寸分の狂いなく狙撃されたGNメガランチャー、ビームの先にはケルディムが居る。
「援軍か?」
「ティエリア、こっからは俺がやる。スメラギからの指示だ」
「だがコイツは……」
アリー・アル・サーシェスは仲間の仇、ティエリアは自分の手で勝負を付けたかった。
憎しみの感情を、彼が死んでからずっと心の中で引きずって生きてきた。
その為に今まで生きてきたと言っても過言ではない。
サーシェスを倒す事に執着するティエリアだが、頭の中に声が聞こえてきた。
声の主は5年前に居なくなっていしまった彼の声。
『少しは人間らしい表情も出来るじゃねえか』
「ロックオン……」
『出来が良いとは言えないが、少しはアイツの事も信用してやれ。それに今はやる事がある。そうだろ?』
「あぁ。わかった」
懐かしい彼の声にティエリアの心は癒やされた。
今の自分がやるべき事が何なのかを、改めて理解させてくれた。
決心の固まったティエリアに、サーシェスの姿はもう映らない。
「ロックオン、ここは任せる。僕はヴェーダを奪還する」
「了解。任された」
ティエリアはサーシェスの相手をロックオンに任せて、自分は敵本拠地のヴェーダを目指す。
戦闘空域から離脱するセラヴィーを逃がすまいと追いかけるが、GNスナイパーライフルのビームが飛んできて行く手を阻む。
「テメェの相手は俺がやる!こっから先には行かせねぇ!」
「上等だ。ガンダムは潰す!」
放出していたファングを12基全てケルディムへと向かわせる。
牙を剥くファングにロックオンも新装備のGNライフルビットを6基展開させた。
ライフルビットはケルディムの元を離れて迫り来るファングへと照準を合わせる。
ビームライフル1丁ほどの大きさがあるGNライフルビットは遠隔操作出来る武器の中では強力な部類に入る。
銃口から放たれたビームは安々とファングを破壊し、さらにGNスナイパーライフルのビームが的確な射撃で貫いていく。
「言っただろ。射撃は俺の得意分野なんだ」
「だったらこう言うのはどうだい?」
ヤークトアルケーは背部にマウントされているもう1本のGNバスターソードを取り出し両手に握らせた。
二刀流でケルディムへ接近戦を仕掛けに行く。
高速で迫るヤークトアルケーにGNライフルビットの銃口を向けるが、相手はそれよりも反応が早かった。
近づくやいなや大型のGNバスターソードを軽々と振り回し、脚部に隠されたビームサーベルが赤い輝きを放ちGNライフルビットを叩き落としていく。
「オラオラオラオラ!次はテメェの番だ!」
「くっ!ハロ、シールドビット展開だ!」
「しゃらくせぇんだよ!!」
ロックオンの声に反応して、右肩に装備されているGNシールドビットがケルディムの前に壁を作る。
だが2本のGNバスターソードが大きく振り上げられ、一撃でGNシールドビットは縦に一刀両断されてしまった。
格闘戦を防ぐ手段のないケルディムはGNスナイパーライフルを投げ捨て、腰部のGNビームピストルを両手に握る。
折りたためるグリップを引き伸ばし、ビームピストルとしてではなくハンドアックスにして、振るわれたGNバスターソードを受け止めた。
「やっぱモビルスーツは白兵戦でないとなぁ!」
「こんなヤツに負けてて、ガンダムマイスターとして務まるか!トランザム!」
性能の上がったケルディムが高速で移動し、GNバスターソードが空を切る。
ヤークトアルケーの背後まで回りこみ、両手に握るGNビームピストルをマシンガンの用に連射した。
機体から爆発が起こり、機体が流されていく。
アンバックとスラスター制御で機体の姿勢を戻すヤークトアルケー、でもその姿は二刀流以外は改良前とほとんど変わっておらず、追加武装は機体から剥がれ落ちた。
「やってくれたな。でもこれで軽くなった。こっからが本番だぜ!」
///
意識共有領域から意識の戻った刹那と沙慈。
視界に映るのはGNソードⅢが貫こうとしていたモビルアーマーの装甲を、寸前の所で止めたいた。
気がついたらトランザムは解除されており、目の前の機体も活動を停止している。
「沙慈、意識は戻ったか?」
『大丈夫、なんともないよ』
通信越しに伝わる沙慈の声を聞いて刹那は安堵する。
(マリーダ・クルスがうまくやってくれたのか)
意識が戻っているのを確認した刹那はコクピットからの遠隔操作で、オーライザーのハッチを開放した。
エアロックが解除されハッチが大きく口を開ける。
『どうしたの刹那?』
「お前はルイス・ハレヴィの所へ行け。後のことは俺1人でやる」
『でも、そうしたらオーライザーの制御が!?』
「ある程度なら機械のオートで出来る。モビルスーツの戦闘は俺の役目だ。お前にはお前のやることがある」
『刹那……ありがとう』
沙慈は最後にそう言い残すとシートベルトを外して、コクピットから飛び立った。
戦えない彼が、自分でも出来ることを探した結果がオーライザーのパイロット。
短い間ではあるが自分の愛機として今までずっと乗ってきたが、今はもう心残りはない。
足で蹴った慣性で宇宙をゆっくりと進みながら、待っている彼女を思い浮かべる。
決して振り向きはせず、コクピットへ繋がるハッチへ接触した。
「待ってて、ルイス。今から行くから」
刹那は沙慈が接触したのを確認したら、この空域を後する。
彼もまた前だけを見て、後ろには決して振り返らない。
視界に見えるのは敵の本拠地、ソレスタルビーイング号へと飛ぶ。
『俺達にはまだ、放っておけないヤツが居る』
「そうだ、ロックオン。俺たちの戦いに決着を付ける」
脳量子波を通じて、かつての戦友が声を掛けてきた。
刹那は頷き、リボンズ・アルマークとの最後の戦いを挑みに行く。
///
雑念を振り切ったティエリア、セラヴィーは本拠地目前へと迫る。
全長15キロを超える要塞は、モビルスーツ1機など物の数に入らないほど巨大だ。
「見つけた。ここからなら内部に侵入出来る」
モビルスーツが1機入れるだけの侵入口をモニターに映す、シェルターで蓋をされているがセラヴィーの高出力ビームでなら破壊して中に入れる。
一目散に侵入口へと機体を向かわせるが、もう少しの所で侵入口が自動的に開放された。
「なんだ?」
開放されたその場所から現れたのは1機のモビルスーツ、白い装甲と禍々しいまでに赤い背中の装備。
擬似GNドライヴの赤い粒子が拡散し、姿形からガンダムと言える。
右手に握るビームライフルがセラヴィーを照準に捉えた。
「その機体、パイロットはティエリア・アーデか」
「お前は!?」
ティエリアはこの声の主を知っている、脳量子波で伝わる感覚を忘れては居ない。
目の前に居る敵こそ、自分たちが倒すべき相手。
トリガーを引いて放たれたビームはセラヴィーの右脚部に直撃し、分厚い装甲を意図も容易く破壊した。
「決着を付ける時が来たようだ。君たちソレスタルビーイングは消え去る運命。このリボーンズガンダムによって!」
「ぐぅっ!リボンズ・アルマーク、キサマがガンダムに乗る資格はない!」
スラスターで姿勢制御をしながらGNバスーカとGNキャノンから3本のビームを発射したが、メインスラスターを吹かしたリボーンズガンダムはシェルターから飛び立ちビームは入り口に直撃して爆発を上げた。
今までとは違いリボーンズガンダムには2基の擬似GNドライヴが備わっており、他のモビルスーツとは一線を越す性能が備わっている。
高い機体性能とパイロットの技能で、ソレスタルビーイングのガンダムとも対等以上に戦えた。
「ふふふ、無駄さ。行け、フィンファング」
背部に装備されている4基の大型GNフィンファング、板状のそれは機体から切り離されると自我を持っているように飛び回った。
セラヴィーを4基が囲いながら飛び、ティエリアは目の前の敵に集中出来ない。
「立ち止まっている時間はない。意地でも突破させてもらう!」
撃ち落とそうとGNバスーカをGNフィンファングへ向けるが、構えを取った時には銃口の先には何もない。
背後からフィンファングのビームが放たれ、残っていた左脚部を破壊する。
破壊の衝撃で姿勢を崩され、機体が流される。
「うわぁっっ!」
何も出来ないセラヴィーに追い打ちを掛け、リボーンズガンダムのビームライフルがGNバズーカごとマニピュレータを撃ち抜く。
残されている武器も残り僅かで機体も満足に動く状態ではなくなったが、ティエリアは目の前の敵から目を離さない。
「まだ動けなくなった訳ではない。僕にはまだ!」
「遊びにももう飽きてしまったよ、ティエリア・アーデ。ここで終わらせる」
左マニピュレーターで背部のGNビームサーベルを引き抜き、メインスラスターの出力で一気に接近する。
2基の擬似GNドライヴがオリジナルGNドライヴと同等以上のエネルギーを与えて、大出力のビームサーベルが装甲に突き立てられる。
左腕をシールド代わりにしても数秒と持たずに鉄の装甲を溶解し、先端が胸部にまで突き刺さる。
両手足のなくなったセラヴィーにもはや戦闘力と呼べる物はなく、完全な死に体と化した。
だがリボンズはその手ですぐにとどめを刺そうとはせず、脳量子波で感じる敵の反応にわずかの時間動きを止めた。
「この感覚は、来たか!」
次の瞬間にビームの砲撃がリボーンズガンダムに飛んできた。
セラヴィーに突き刺したビームサーベルを引き抜き回避行動に移り、戦うべき相手を視界に捉える。
「刹那・F・セイエイ!このリボーンズガンダムでキミを断罪する!」
「使命ではない。俺の意思で、キサマを止める!」
「やれる物なら。うん?」
チラリと見た動かないセラヴィー、四脚のなくなったモビルスーツのコクピットのハッチは開いており、中のパイロットは見当たらない。
ティエリアはガンダムを捨てて、リボーンズガンダムが現れたシェルターへ単身で向かっていた。
「ガンダムを捨ててでも、ヴェーダを取り戻す気か。やらせんよ」
生身の体ではモビルスーツの攻撃どころか、動作1つでも簡単に死んでしまう。
手加減も容赦もせずビームライフルの銃口を小さな人間に向けようとするが、ダブルオーガンダムは既にリボーンズガンダムへ肉薄している。
GNソードの一閃にビームサーベルが交わり、両者の機体に閃光がほとばしる。
「もう終わらせる!ここで!」
「戯言を!人類を導くのはこの僕だ」
///
先に内部へと潜入したスメラギ、内部構造もわからず全長15キロもあるこの要塞で目的のヴェーダを見つけ出すのは至難の業だ。
しらみつぶしに探していても埒が明かないので、見つけた部屋のコンピューターを使って内部を詮索した。
狭い部屋に機材しか置かれていないが彼女にはそれで充分だった。
酸素が供給されている部屋ではヘルメットのバイザーを開けてパネルを指で叩く。
「これだけ広いと、何処を探したらいいのか」
パネルを叩く音と酸素を循環される機械の音以外は何も聞こえない部屋、次々に開示されていくデータの中にはプトレマイオスを撃った主砲やモビルスーツの格納庫なども表示された。
でも今は関係のないデータの閲覧で時間を掛けている場合ではない。
「見つけた。これね」
そこはモビルスーツが1機格納出来るだけのスペースがあり、太陽光発電システムのエネルギーがわずかではあるがここにも回されている。
「場所もあまり離れていない。状況的に見てもつじつまが合う。行くしかない」
確証は持てないが確立として見れば高い場所を見つけ、スメラギはマシンガンを握りこの部屋を出た。
無重力で床を蹴って前の通路へと進みながら、あまりにも静かな敵地に不安を抱える。
内部へ侵入してから妨害と言える物は何一つなく、誰も中に居ないのではないかと感じる程に。
「何もしてこないのがかえって不気味だわ。逃げたの?いいえ、ありえない。必ずどこかで仕掛けてくる筈」
警戒心を強めながら進むも、結局誰も何もスメラギを襲ってきたり妨害してきたりしなかった。
見つけた部屋の前に立ち、エアロックを解除しようとパネルに触るがビクとも反応しない。
「しょうがない。一か八かね」
マシンガンの安全装置を解除し引き金に指を掛け、銃口を扉のパネルに向けた。
連続した銃声と銃口から光るマズルフラッシュが視界をボヤけさせながら、鉛弾は狙い通りに発射される。
薄い鉄板でしか覆われていないパネルは容易に貫かれ、中の回線や基板も破壊され供給されている電力がバチバチと火花を上げる。
壊れたのを見たスメラギは引き金を戻し、構えを解いた。
扉を両手で掴み全身を使って渾身の力で扉を横へと動かす。
両目をつむり、呼吸を止めて自分が出せる力を全て引き出した。
ゆっくりとではあるが動き出した扉、1秒に2ミリ程度しか動かないがそれでも確実に入り口は開いてきている。
3分の1程扉が動いた所で力を緩め、止めていた呼吸を再開させる。
肩を動かしながら肺に空気を送り込み真っ暗な部屋の中へと滑りこむ。
でも中にはヴェーダと思わしき物体は見当たらない。
モビルスーツの残骸らしき物が横たわっているだけだった。
「ここにはヴェーダはない。でもアレは赤いモビルスーツ?」
気になったスメラギは横たわっているモビルスーツへと近寄った。
左肘から先はなく、至る所の装甲が破損している状況。
胴体からは腕や足、頭部がバラバラに切り離されておりこのままではとても動かせられず、丸い脱出ポッドが傍らに転がっている。
これも装甲と同じ赤い色をしていた。
「見たことのないモビルスーツね。開発途中にしても変よね」
初めて見るモビルスーツに少しだけ関心を示すスメラギ、修理や開発が出来るように設備は備わっておりそれらを操作するコンピューターを見つけるとそこへ向かった。
事前に調べた通り電力は供給されており問題なくコンピューターは作動し、横たわっている赤いモビルスーツのデータを閲覧しようとする。
「MSN‐04 サザビー、これがこのモビルスーツの名称。でも開示出来るデータが少なすぎるわね」
表示されるデータはモビルスーツの設計図にしては情報量は不足しており、とても開発段階とは思えない仕上がり。
ソレスタルビーイングはこのような機体を開発し強奪された経緯などないし、アロウズにもこの機体を開発したなどの情報は確認されていない。
残るはイノベイターが独自に開発した可能性だが、設計図を見る限りではそれも怪しかった。
「こんなモビルスーツ、一体誰が作ったの。まさか!?」
スメラギに1つの可能性が頭の中を過った。
(開示出来るデータが少なすぎる機体が私たちの近くにも1機だけ存在している。それは……)
それはサザビーとは対極の真っ白な装甲、開発の経緯から機体の性能すらはっきりと掴めていない。
そして共通する技術がサザビーにも使用されている。
「サイコフレーム」
いよいよ最終局面。次回の投稿もちょっと時間が掛かりますがしばしお待ちを。
ご意見、ご感想お待ちしております。