戦女神達の戦争 軍団、『彼の地にて』   作:電話圏外

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3話

 

 

 

「初代大統領様(エイブラムス)が日本の大地を戦争の為に侵攻するとはな…」

 

 

「ここは紛争地ですからね、何時ものデモすら来やしない」

 

「今はどうも言ってられん、首相は責任逃れの方が急いている。このままでは体の良い米国の本土と化すぞ…」

 

 

「不思議な魔法少女でも現れれば、ですね」

 

「彼か、政治には向いていないが、まあ、現場の判断だ。目をつむろう」

 

魔法少女のプリントされたTシャツで彼が撮影された一枚

それに隣国のトップの写真の記事だ

 

「何々、ああ、この記事か。隣国の書記長が急に乗り込んだっていう」

 

「民間人が大丈夫なら…だそうだ」

 

「今はあの集団のことについてだ」

 

 

 

 

「奴らたっかい高級スーパの肉食ってたってSNSで流れてましたよー」

 

「生き残りがまだ居るのか…」

 

 

 

「こっちは面白い事が分かった」

 

ササガワ参議院補佐官は二台操作していたスマホの右側を見せる

 

「なんだ、防犯カメラの映像…?」

 

「面白いことに、この行為に二次加工するまで、誰も気が付かなかったという事だ」

 

スマホの映像には

 

少女二人にスマホを構えた男が近くに寄っていく

 

次の瞬間、男は血を流し、倒れていた

 

死体袋に詰める軍服の大人、それに集まる集団に指示を出して最後にはトラックのコンテナに去って行く姿まで映っていた

 

 

 

「酷えな…」

 

「これは…」

 

男たちは絶句していた

 

 

「国際競技(・・・・)で防犯カメラの設置台数が増えたからな、様々さ」

 

「これが世間にばら撒かれるのも、総理の更なる責任追及も時間の問題」

 

「内閣解散は確実となった、ま、現在のパワーバランスから言って内容は変わらんがな」

 

「選挙をしている暇などないから…緊急時適応でお偉方の先生の繰り上げだ」

 

 

 

「これは、世界も日本も荒れるぞ…」

 

若き議員たちは国を憂いた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

先の映像から割れたトラックを警視庁一課の刑事が追っていた

 

「カーナビ…地図も古いわけじゃあないんですけどねえ」

 

「這ってでも行くしかないだろ、お前はヘリに指示しろ」

 

「了解」

 

車で向かった刑事二人の前には工事止めの看板と雑木林が並んでいた

 

刑事のそれは最早執念に近かった

 

 

 

 

 

 

 

 

「連絡によるとジャパンもフェイクを掴まされたようです」

 

「上層部はこれ以上この件には関わるな、と」

 

遠い米国の地でも国の内部問題と関わりの有る"新兵器"の出所を追っていたFBIも悔しさを滲ませていた

 

もう既に労働勤務時間外、優秀な部下も帰って宜しい、と声を出した

 

 

 

「ビッチ!あのゴーストは一体、世界で何を企んでいる!?」

 

 

各国諜報機関も追っている『謎の美女達の亡霊』

 

 

彼女たちが目立ったのはここ数ヶ月の事であった

 

 

 

 

 

 

 

「資金の動きに問題は無いか?」

 

 

「ダー、同志。彼女たちのマネーロンダリング(資金洗浄)は完璧です」

 

 

「よろしい、今度は我々が北上する番だ」

 

 

 

『彼女達』に接触を果たしたロシアの自治組織

 

暗躍することで、北の地でも新たな火種が生まれる事に為る

 

 

 

 

 

 

 

「世界を掌に廻している…全く以て恐ろしいお方だ」

 

 

まだ、まだ

 

 

 

 

 

 

まだ、世界は流動する、とシナリオライターの彼女は呟いた

 

 

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