よろしくお願いします。
真夜中、一人の男が歩く。
??「・・・そろそろか」
その男の姿、黒のシャツに黒のズボン、靴、手袋、マントまで黒である。
ただ、腰にある刀と首からぶら下げている小刀そして夜風に舞う髪が、銀色に光っていた。
~とある部屋~
少女?「・・・・」
一人の少女が机に向かっている。
執事?「紋様、そろそろ寝ないと明日に響きます」
どこからあらわれたのか男が言う。
紋白「ヒュームか・・・もう少しだけやらせてはくれぬか?」
ヒューム「ふぅ・・・後30分で寝てもらいます」
そう言ってヒュームと呼ばれる男は部屋をでた。
紋白「すまぬ」
申し訳なさそうに言いながら、紋白と呼ばれる少女は机にむかう。
~廊下~
??「熱心すぎるのも困ったものですな」
また、どこからあらわれたのか男が言う。
ヒューム「クラウか、まぁ紋様の気持ちが分からない訳ではない」
クラウ「・・そうですな、ですが身体には気を付けさせなければ」
ヒューム「わかっている」
そう、子供ならとうの昔に寝ているこの時間、少女・・紋白がほぼ毎日勉強しているのには理由があった。
紋白・・九鬼 紋白は九鬼 帝と妻局の子ではない、妾の子である。故に紋白は母親・九鬼 局からあまりかまってもらえなかった。
紋白は努力した、母親に振り向いて欲しかった。だが、いまだにその成果はあらわれない。
自分がもっと頑張ればいつか振り向いてくれる。少女はそう信じ続ける。
クラウ「では、後は任せますよ」
ヒューム「あぁ」
クラウ「では・・・・「!?」
そう、それは微かな殺気。
クラウ「・・やれやれ、今日は休めそうにないですな」
ヒューム「紋様の勉強が終わるまで後22分、余裕だ」
クラウ「おゃ?ヒュームも行かれるのですか?」
ヒューム「気を見た感じただの赤子のようだが・・気晴らしだ」
クラウ「可哀想な侵入者ですな・・」
そしてその場から2人が消えた。
~とある会議室~
男A「そろそろか」
B「しかし、No.100を捨ててよかったのですか?」
A「いなくなったところで戦力に影響はでない、それにあの何を考えているのか分からない顔がムカつくしな、裏切られる前に潰しておく」
B「確かにそうですが・・(彼にはまだ何かありそうな感じでしたが・・)、何れにせよ今回の任務で彼の人生が終わることは間違いないでしょう」
A「わざわざあの2人を選んだのだ、死は逃れられんだろう」
B「・・・可哀想な男だ」
??「No.100、ターゲットまで残り100」
No.100?「・・・応答なし、ッチ、この2つの気・・話が違いすぎるだろ・・報酬が10億の時点で気付くべきだった・」
任務内容は殺害、手段は問わない、報酬10億。
対象は九鬼紋白。
「確かに護衛2人が強いとは聞いていたが、これなら10億も頷ける。はぁ・・俺はもう用無しってか?」
武に関わってなくても、本能で勝てないと思わせる。それくらいのプレッシャー。
勿論、青年も先程からこの異様なプレッシャーを浴びている。
だが、歩みを止めることはない。
「人殺しはこの任務で最後だ、さっさと金もらって平和にくらしたいね・・ターゲット、女じゃなければいいけど・・紋白の時点で8割女だな・・」
そう言って青年はマントの中から白銀の仮面を取り出し、感情を殺すかのようにゆっくりと顔に装着した。
「殺す」
クラウ「残念ながら、それは無理ですね」
ヒューム「やっぱりただの赤子か」
「・・・」
クラウ「一応聞きますが、九鬼財閥に何か用ですか?」
「九鬼紋白の殺・!?」
瞬時に半歩下がる。
静かな夜に風切り音が響く。
クラウ「なんと?!」
ヒューム「ほぅ・・」
そこには、蹴りを“外した”オッサンが感心した顔で立っていた。
短いですが、どうでしょうか。
コメント、アドバイス受け付けます。