不安なバトルシーンです。
ヒューム「今のを避けるか・・(力を見誤ったか?)」
クラウ「驚きましたね。(気の制御ですか)」
先程の2人からの強烈なプレッシャー、それとは反対に仮面の男からのプレッシャー・もとい気は雑魚とまではいわないが、そこら辺の武人レベルである。
「お前らが九鬼紋白の護衛か?」
クラウ「私たちを知らないのですか?」
ヒューム「正確には俺だけだが」
「邪魔者は排除する」
いい終わると同時にクラウディオの方に飛び出す。
クラウ「私から狙うのは正しい判断ですが、その程度の・・っな!?」
ドガン!!
静かな夜に初めて重い音が響く
クラウ「っかは・・!」
吹き飛ばされるクラウディオ。
ヒューム「ッチ!」
すかさずヒュームが蹴りを放つ、2連・3連・・たがそれは全て空を切る。
「・・・」
2人が相対する。
そこに、口から血を垂らしたクラウディオが戻って来る。
「その程度のスピードでは私には当たりませんよ・・・か?」
クラウ「・・ッツ、油断しました」
否、クラウディオは決して油断などしていない。男が力を隠している事は最初に分かっていたこと、しかし男が飛び出し距離が半分を切った瞬間“消えた”。そう、消えたのだ。
クラウの目を持ってしても見えない程のスピードなのか、消える技なのかは分からない。
ヒューム「見えたか?」
クラウ「・・・いえ、正に消えたというやつですかね」
ヒューム「ふん、面白い赤子だ」
またまだ赤子扱い。
クラウディオも一撃貰ったが焦っている様子はない。
それもそのはず、この2人、九鬼従者部隊序列零番にして最強といわれる男ヒューム・ヘルシング。そして序列三番のクラウディオ・ネエロである。
「ふぅ・・10億は簡単には手に入らないか」
戦いはまだ始まったばかり。
~とある山奥~
??「ん?今何か大きな気がどこかで・・気のせいか?」
ジジイ?「こらモモ!集中せんか!」
百代「うるせぇ、じじぃ!だいたいこんなジッとしているだけの修行なんて意味無いんだよ!」
じじぃ「また減らず口を・・時間を増やされたいのか!」
百代「くそぉ・・あぁ戦いてぇ!」
百代という女性は文句を言いながらも修行を再開する。
じじぃ「まったく・・(しかしこの気、ヒュームとクラウディオかの?もう一つは何か変わった気を持っておるな・・)」
孫娘に飽きれながらも冷静に気を探る、恐ろしいじじぃである。
~九鬼邸前~
クラウ「次はこちらからいきます」
いつの間にかクラウディオの手から何かが伸びていた。
「ワイヤーか」
クラウ「ご名答」
クラウは男に瞬時に近づき連打を放つ。しかしこれも全て躱す仮面の男。
クラウ「その回避力は素晴らしいですが、今回は受けるべきでしたね」
「・・!?」
連打を回避しながらもワイヤーには注意していた。
上半身への連打、だがワイヤーは下半身に伸びていた。
「ッチ」
足に意識がいく。
ヒューム「遅い!!」
バランスを崩した男に蹴りを放つ、しかしそれも上半身をズラし躱す。
だがかわした先にあるのはワイヤー。
クラウ「終わりです」
ワイヤーで男を縛る。
ヒューム「ジェノサイドチェーンソー!!」
回避不能の蹴りが男に迫る。
完璧な連携、2人は呆気ないと感じつつも勝利を確信した。
「・・・桜花幻影」
バシュンッ!!
~とある部屋~
紋白「そろそろ30分・・ふぁ・・寝るかの」
欠伸をしながら窓からの夜風にあたる。そして夜風で舞ってきたのは。
紋白「・・桜?」
桜の花びらだった。
バトル前半戦でした。
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