《Sword Art Online 》戦慄の2年間   作:インフィニティ

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オリキャラの紹介とか全然やってませんね。すいません。そのうち紹介しまーす。


コンビ結成

 

 

そのとき、俺は何が起こったのか全くわからなかった。

 

周りには次々と強制転移されてくるプレイヤー達が集まって来ていた。

 

「おいおい......全プレイヤーいるんじゃないか?」

 

この中央広場の広さからして現SAOユーザー1万人が入るには十分な大きさだろう。

 

転移してきたプレイヤー達は皆、同じ言葉を口走っていた。

 

「ログアウトボタンがねぇぞ!」

 

「はやくログアウトさせてくれー!」

 

「GMでてこいやぁ!」

 

「はやく強制ログアウトさせろー!」

 

様々な声が飛び交う中、一人の男が言った。

 

「お、おい!上!!」

 

見上げると、空に赤いアナウンスメッセージがある。

 

その赤いメッセージは瞬く間に広がり空を紅に染め上げ、どろどろした赤黒い液体が流れ出してきた。

 

液体は1つに集まり形を作っていく。

やがて、顔無しの赤ローブが現れた。

 

そして......

 

「私の世界へようこそ」

 

「......は?」

なんだその挨拶は、まずは謝罪だろ。

VRゲームでログアウト不可って重大なバグだぞ。

俺の疑問はそっちのけで赤ローブはしゃべり続ける。

 

 

「私の名前は茅場晶彦。今やこの世界をコントロール出来る唯一の人間だ」

 

 

「茅場......!?」

俺はのどが詰まりそうになった。

 

俺はその名前を知っている......

 

すると、この世界の支配者は言った。

 

「君たちはすでにメインメニューからログアウトボタンが無くなっているのを知っているだろう。これはソードアート・オンライン本来の仕様である」

 

「仕様だと......?」

俺は今にも崩れそうだった。

 

「諸君は今後、この城を極めるまで、ゲームから自発的にログアウトはできない」

 

俺が混乱している中、赤ローブはしゃべり続ける。

 

「......また、外部からのナーヴギアの解除や停止もありえない。もし、それが試みられた場合......」

 

一斉に場が静まりかえるのがわかった。

 

「ナーヴギアの信号素子が発する高出力マイクロウェーブが諸君らの脳を焼ききる」

 

場が凍りついた。

脳を破壊する......つまり死。

 

だがそんなこと出来るわけが......いや......出来る......ナーヴギアの原理は電子レンジと同じだ。

 

だがコンセントを引っこ抜けばそんなこと出来るわけ......!

 

再び絶句してしまった。

 

あるじゃないか......内蔵バッテリーセルが......。

 

その後赤ローブは脳破壊の条件などを述べた。

 

俺はただ呆然と......立ち尽くしていた。

感覚が遠のいていく。

 

いつのまにか赤ローブは消え空は茜色に戻っていた。

 

「......!!!」

俺の中で何かがふっきれた。

 

生き残るんだ。

なんとしても。

 

俺は広場を抜けただ走っていた。

そして街の門を抜けフィールドへ出た。次の村、ホルンカへ行くためだ。

 

 

今のレベルは4。

充分安全に突破出来る。

 

そんな中。

先の方でライトエフェクトが見えた。

 

「プレイヤー?」

 

だんだん姿が見えてくる。

 

「あ、あれは......まずい!!」

 

俺が見たのはプレイヤーを囲むウルフ。

 

その数5体。

ウルフこそ、レベル2の雑魚だが数匹に囲まれると集団戦法をとってくる難敵である。

 

俺は走りながら剣を抜き横に構える。

 

剣が青い光を纏いウルフ二匹を《ホリゾンタル》横薙ぎにしHPを吹き飛ばす。

 

残り3匹を一撃で片付け、剣を納めた。

 

赤いフーデッドケープを羽織ったソードマンを見るとHPがイエローゾーンに陥っていた。

 

「危なかったな、大丈夫か?」

しゃべりかけながら俺はポーションを飲ませる。

 

「......ありがとう......」

透き通った声から女の子であるのはすぐにわかった。

 

こんなとこにソロで女の子??

まじでか。

 

「ここらはソロだとウルフに包囲されて危ない、せめてホルンカまで俺とパーティ組まないか?」

 

そう言い、俺はパーティ申請を送る。

 

「ホルンカまで......」

 

なんだ不服か?

俺は心の中で呟きながら

「そうだけど......あ、パーティが嫌なら組まなくてもいいけど......」

 

「......いや、大丈夫。」

そう言い、パーティ申請を受諾する。

 

おれのHPバーの下に追加でHPバーと名前が表示される。

「Lightning......ライトか。よろしく。」

 

「えぇ、よろしく......あなたは......Ryo......リョウね。」

 

「ところでライトは、なんでこんなとこまで?ホルンカにいくのか?」

 

「えぇ、秘薬クエを......!」

ライトが言葉を詰まらせる。

 

俺には察しがつく。

彼女はβテスターだ......俺と同じ......

 

「そうだな、俺もアニブレははやく手にいれたいからな。」

 

「......あなたもβテスターなの......?」

恐る恐る聞いてくる。

 

「じゃなきゃソロでここまで来ないよ」

苦笑しながら答える。

「そろそろ行こう。夜になる。」

 

「えぇ......」

 

俺たちは敏捷値の許す限り次の拠点となるホルンカへ急ぎ、なんとか到着することができた。

 

「とりあえず、今日は宿に泊まろう、秘薬クエは明日にして。」

 

そう言い宿に入り、部屋を二つとってそれぞれの部屋に入った。

 

俺が装備を解除してベッドに寝ようとしたその時ドアをノックする音が聞こえた。

 

「ねぇ、リョウ..ちょっといい......?」

その声は何かに怯えてるようだった。

 

「とりあえず入って。」

ドアを開けライトを招き入れる。

 

俺は彼女の顔を見て、目を見開いてしまった。

......泣いていたのだ......。

 

「ど、どうしたライト.....?」

焦りながらも尋ねる。

 

「......私......怖い......。この世界が......。」

 

俺は黙って話を聞く。

 

「今日だって......リョウがいなかったら、私......私......」

顔をぐしゃぐしゃにしながら今にも消えそうな声だった。

 

「......俺だって怖いよ......」

ライトの顔をまっすぐ見る。

「だけど......進まなきゃ......いけないんだ。」

俺の声も震えてる

そうだ、俺も恐怖している。このデスゲームに。

「でも、はじまりの街にとじこもって死を待つくらいなら......俺は剣を振りたい......」

そうだ、戦うんだ。

自分に言い聞かせ言葉を紡ぐ。

そして俺は......ライトをじっと見る

 

「ライト、俺とコンビ組もう。」

 

「......へ?」

目の前の金髪の少女はすっとんきょうな声を上げる。

 

そりゃ上げるよないきなりコンビ組もうなんて言われたら。

 

「生き残るのにもレベルを上げるのにもコンビを組んだほうがいいとおもうんだ。」

 

「私......なんかでいいの?」

 

「あぁ、今日の戦闘でわかったけど、ライトとは連携がうまくとれる。できれば組んでほしい」

 

すると少女は少しむずかしい顔をして、そして

 

「......私でよければよろしくお願いします......」

 

「あぁ。それと普通にタメでいいからな。改めてよろしくライト。」

俺は手をさしのべた。

 

「よろしくね、リョウ......♪」

ライトが俺の手をとりぎゅっと握る。

 

ここに、後に攻略組で《紅蓮の双翼》と呼ばれるコンビが結成されたのだ。

 

 

 

 




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