さて、今回は勉強会です。
あと、今週木曜までテストがあり、それまで更新できるかわかりません。
ではどうぞ~
私は着替えるのもめんどうだったので、体育着のまま教室に戻る。
「おお、大丈夫だった?」
「うん、平気だよ。」
朧ちゃんが聞いてきたので平然を装う。
実をいうとまだ痛い。
「日代さんごめんね?」
後ろから声をかけられる。
振り向くと、ボールを当てられたと思わしき人がたっていた。
「大丈夫だよ。よそ見してた私も悪いし…。」
「ほんとごめんね?」
彼女はそう言って席に戻っていった。
さてさて、授業頑張りますか。
放課後~。
授業も終わったので、私はグループのみんなとドーナツ屋に来ている。
いつもは部活などで帰りが揃うことはなく、一人で帰っている。
今日揃っているのは、テスト週間で部活が禁止だからだ。
最初はテスト勉強という名目で集まったのだが、結局おしゃべりしている。
まあ、そんなものだよね普通は。
この日はしゃべって終わり、6時半ぐらいに解散となった。
勉強とはいったいどこにいったんだ…。
さて、こんにちは。
待っていました日曜日!
私は駅に向かいつつ、身だしなみを確認する。
大丈夫かな?派手すぎたりしてないよね?
私は三度確認するぐらいに緊張している。
だって初めての私服姿だもん。
比企谷君って派手なの苦手そうだからなるべく大人しめで来てるんだけど…。
っと、そんなこと考えてたら駅に着いてしまった…。
現在時刻は…9時50分!それなりな時間かな。
さて、比企谷君はいるかな?
…いた!柱のところに寄りかかっていた。
私より早いなんて…もしかして楽しみだったとか?
そうだったら嬉しいな。
せっかくだし驚かそう(笑顔)
私は柱の影に隠れる。
目標確認!距離1メートル!突撃開始!
「おはよ!比企谷君!」(ダキッ)
「うおっ!日代か、…いや近いから離れてくれ!」
「ちぇっ、しょうがないなぁ。」
仕方なく私は離れる。
だがしかし、私は比企谷君の手を繋ぐ。
「おい、離してくれないのか?」
「ダメかな?」(ウワメヅカイ)
「…あざとすぎだろ。」
「失礼な、うわー心が痛いなぁ。傷つけられたなぁ。しょうがないから、手を繋ぐことで許してあげよう!」
「嘘だろ…。」
「拒否権はないよ。」
「俺の人権どこいったんだか…。」
比企谷君は諦めたらしく、そのまま繋いでくれた。
嬉しさで心が100%!
「ところで比企谷君、私にいうことはないかな?」
私は服をアピールする。
「お、おう。に、似合ってるぞ。」
「ありがとう!」
露骨過ぎたが素直に嬉しい。
「で、どこで勉強するんだ?」
「ふっふっふ、図書館だよ!」
「まあそうだろうな。」
「と、いうわけでレッツらゴー!」
私たちは図書館に移動し、勉強スペースへ行く。
「さて、勉強しますか。」
「そうだな。」
「比企谷君って何が得意なの?」
「国語だな。ちなみに数学はできない。」
「えっ、私と逆じゃん。」
「そうなのか。まあ、始めようぜ。」
「うん。もしわからないとこあったら教えてね。」
「俺にできる範囲でな。」
そうして私たちは勉強を始めた。
どれくらい時間がたっただろうか。
たまに質問しながら集中して勉強していた。
こんなに集中したのは久しぶりだ。
「そろそろお昼にしない?」
「そうするか。時間は…2時か。」
そんなに勉強していたのか。
「比企谷君どこか希望ある?」
「サイゼ…といいたいところだが任せる。俺はあまり女子が好きそうなところ知らないからな。」
「なるほど、じゃあ私が決めていい?」
「ああ。」
図書館からでて、10分ぐらい歩く。
目的地到着だ!
「ここだよ。」
「ここか。なんかリア充っていう感じじゃないな。」
「比企谷君そういうの苦手そうだからね。」
「ああ、だからよかったよ。」
「ならよかった。じゃあ入ろう。」
店に入り、2名と伝える。
そのまま案内され、メニューを置かれ、店員さんは戻る。
「時間が時間だったからすいてるね。」
「そうだな。」
「選ぼうっか。」
「おう。」
メニューに目を移し、選ぶ。
少しして、
「決まったか?」
「うん、決まったから呼ぼう。」
すみませーんと店員さんを呼び、注文する。
比企谷君はサンドイッチセット、アイスコーヒー。
私はカルボナーラとミルクティー。
「食べた後どうしよっか?」
「まあ、どこかでまた勉強ってのが普通だろ。」
「そうだね。でもこの時間だと、図書館の席空いてなさそうだよね。」
「どうするか…。」
「あっそうだ!私の家はどうかな?」
「えっ、いいのか。こんなやつうちにあげて…。」
「今日は姉がいるからね。あと、比企谷君ならリスクがあることはしないでしょ?」
「まあ、その通りだか…。」
「と、いうわけで私の家ね。」
タイミングよく料理が来て、食べ始める。
30分ほどで食べ終わり店を出る。
「よし、行こう!」
「…うす。」
私の家に向かって歩く。
ひたすら歩く。
…、さっきから比企谷君下向いてなにもしゃべらないんだけど。
もしかして嫌だったかな?
いや違うな、単に恥ずかしいだけだね。
20分ぐらいかけて歩くと私の家に到着だ。
「ここだよ。」
「お、おう。」
ガチャと音をたててドアを開ける。
「ただいま~。お姉ちゃんいる~?」
「はいよー。なんだい?勉強してたんじゃないの?」
そう言ってリビングからでてくる。
「いや~、ご飯食べた後図書館行っても席うまってそうだったからさ、家にしようかと。家ならお姉ちゃんに教えてもらえるし。」
「なるほどね。で、そちらは?」
「彼は今日一緒に勉強してた比企谷君。」
「お、お邪魔します…。」
「どうぞ上がって~。あっ、私は藍(あい)ね。日代藍。」
「は、はあ、よろしくお願いします。」
「リビングでいいよね、お姉ちゃん?」
「はいよー。」
リビングへ向かい椅子に座る。
「比企谷君はここ。」
私は隣の椅子をポンポンと叩き、誘導する。
「えっ、マジか。」
「なら私の隣にする?」
と、お姉ちゃんが隣に誘ってくる。
比企谷君すごい焦ってる。
「比企谷君早く。」
「お、おう。」
半分強引に隣へ座らせる。
「何を教えればいいんだい?」
「う~ん?あっ、せっかくだし比企谷君に数学教えてあげて。」
「りょ。」
「えっ…、…よろしくお願いします。」
「任せて。」
こうしてまた勉強を始めた。
たまにお姉ちゃんに質問しつつ、テスト範囲を進めていく。
どれくらいたったかわからないが、ふとお姉ちゃんがそろそろ休憩にしようと言ったので顔をあげる。
「うわっ、もう6時か。」
「集中してたね2人とも。」
「そうだね。」
上から比企谷君、お姉ちゃん、私だ。
「私、そろそろ夕飯作るけどどうする?」
「じゃあ、比企谷君もどう?」
「…迷惑じゃ…なければ。」
「ぜーんぜんかまわないよ。むしろ食べていってほしいぐらいだし。」
「よし決まりだね。お姉ちゃんお願い!」
「任された。」
お姉ちゃんが料理を作り、私と比企谷君で皿などの準備をする。
30分ほどで料理ができ、机に並べられる。
メニューは唐揚げ、野菜炒め、味噌汁という感じだ。
「じゃ、食べよう!」
「「「いただきます。」」」
比企谷君は唐揚げを口にはこぶ。
「っ!お、おいしいです。」
「ならよかったよ~。」
「流石お姉ちゃん。」
そのまま談笑しつつ、ご飯を食べ終わる。
「ごちそうさまでした。」
「はい、お粗末さまでした。」
「この後どうする?」
「長居するのも悪いから帰るよ。」
「そう?別に居ても大丈夫だよ?」
「いや、妹も家で待たせてるし帰るかな。今日は助かった。」
「それならよかった。また来てね!」
「また機会があれば…な。」
絶対来ないなこれ。
まあ、無理言って来てもらうか。
「あ、帰る前に連絡先教えてもらっていい?」
比企谷君はどうぞと言ってケータイをお姉ちゃんに渡す。
交換が終わると、
「今日はありがとうございます。お邪魔しました。」
「はーい、じゃ、またね。」
「比企谷君また学校でね。」
と、挨拶をしてドアから比企谷君が出ていく。
バタンとドアがしまると同時に、
「白、いつの間にあんな男子を?」
お姉ちゃんが問いつめてきた。
「…っ、戦略的撤退!」
私は逃げた。
「逃がさないから。」
お姉ちゃんの目が本気だった。
まあ、結局捕まって全部話したけどね。
お姉ちゃんには逆らえない…。
いかがでしたでしょうか?
今さらではありますが、プロフィールをのせときます。
日代 白(ひしろ しろ)
誕生日 1月31日
身長 157㎝
得意教科 数学
苦手教科 国語
趣味 お菓子作り 読書
座右の銘 大切なものはすぐ近く(灯台下暗し的な)
性格 自分よりも相手のことを優先する。そのためか自分のことをあまり話さない。周りをまとめる力はあるので高校でも学級委員をしている。
容姿 黒髪でショート。見た目がいいので人にモテることが多い。高校の1年の中でトップ5にははいる。わかるぐらいにはあるらしい(どこがとは言わない)
備考 学級委員
日代 藍(ひしろ あい)
誕生日 10月29日
身長 165㎝
得意教科 強いていうなら英語(大体全ての教科の点がいいので)
苦手教科 強いていうなら理科(少しだけであまり苦手とは感じていない)
趣味 ウィンドウショッピング&買い物(というか出かけること)
座右の銘 最小限で最大限の力を
性格 要領よく、効率よく物事を進め、楽をしようとする。また、相手にはっきりというため嫌われることがある。男女関係なく馴染めるほどのコミュニケーションはある。
容姿 黒髪でロング。見た目がかなりよく妹よりもモテる。かなりある(どこがとは言わない)
備考 総武高校3ーA
どうでしょうか?
自分的にはこんなイメージです。
ではまた次回