覇王とイチャイチャしたい   作:初音 茜

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今回は守護騎士達の覚悟と魔王とアルフが未來達と合流します。
原作でははやての足を切断といった話はありませんので付け足した感じです。
真っ黒クロスケメインで初登場!


10:守護騎士の覚悟と黒の執務官

未來がアースラとの通信を行っていた同時刻シグナムとシャマルははやての定期検診の為2週間ぶりに病院を訪れていた。

本来ならいつも通りに検査を行いいつも通りの結果を聞いて帰るのだが今日は違った。

 

Side シグナム&シャマル

 

「え?」

 

「あの、石田先生。今なんと仰いましたか?」

 

担当医の石田先生の診断結果を受け入れられず思わず聞き返すシャマル。だが何度聞いても結果は変わらない。

 

「非常に申し上げにくいのですがはやてちゃんの足の状態の悪化が急激に進んでいます。近いうちに入院をして精密検査を行いその結果次第ではやてちゃんに決断をしてもらわなければならないかも知れません」

 

「「決断?」」

 

嫌な予感が2人を襲う。そしてそれは現実となる。

 

「精密検査の結果次第では生きる為に最悪足を切断という形に・・・」

先生から告げられた残酷な現実にシグナムもシャマルも椅子から転げ落ちそうだった。あの優しい笑顔を向けて話しかけてくれる主が足を切断という究極の選択を迫られている。

主なら私達と一緒にいるということを選び切断という手段を取るだろうと容易に想像できた。シャマルは本当に切断以外で手はないのかと問いただしても答えはNoだった。

さらに石田先生は続ける

 

「もっと言うと足を切断したからといってはやてちゃんの病状が治るとも言いきれません。検査の結果では異常はないのに足が動かないという原因不明な状態である以上切断した後も他に病状が移ってしまう可能性もあります」

 

医師としての責務を全うしている石田先生だがその説明をする顔もシグナム達と同じく険しく辛いものだった。人を救える立場でありながらそれができない自分に歯がゆさを感じずにはいられなかったからである。

とにかく足を切断というのはまだはやてには言わないで欲しいというシグナム達の要請を石田先生は了承した。

その後はやてと合流し石田先生に見送られながら病院を後にし帰宅する。

夕飯を食べ片付けや入浴等を終えてはやてが寝たのを確認したシグナムは残りの守護騎士を集め病院で言われたことをヴィータとザフィーラに伝える。

 

「い、いやだ!!はやての足を切断するなんて絶対にさせねぇ!!」

 

「ああ!絶対にその方法を主に選択させる訳にはいかん!」

 

2人のはやてに対する思いを聞いたシグナムは提案をする。

 

「ヴィータ、シャマル、ザフィーラ。これからやることは主の命に完全に逆らう事になる。以前は管理局に悟らせないのと主はやての命によりヴィータの1件を除き魔導師は狙わないようにしていたが今後は魔導師に狙いを付けて蒐集を行う。当然管理局も黙ってはいないが主はやての足を治すためには闇の書を完成させることしか思いつかない。とてつもなく辛く大変な事になるがやるか?」

 

「「「当然だろ!(だ!)(に決まってるわ!)」」」

 

「わかった。では明日から蒐集を開始する。今はどういう風に蒐集に行くかとメンバーを決めよう。我ら全員で行ってしまっては主はやてに気づかれてしまうし何より主はやてを1人にさせてしまう」

 

そう言って話し合った結果旅の鏡でリンカーコアを捕捉し蒐集を行えるシャマルを含めたシグナム、ヴィータの3人で行き、ザフィーラははやての傍にいることに決まった。

ずっとそのメンバーで固定するのはきつい為はやての傍にいるメンバーはローテーションする事にした。

 

話し合いも終わり守護騎士達も寝床につく中全員の思いは一つだった。

「「「「絶対に(主)はやての足を治してみせる!心を鬼にしどのような結果になろうと達成してみせる!!」」」」

 

そしてそれぞれ眠りについた。

 

Side end

 

Side 未來

 

アースラとの通信を終えた翌日の朝俺達は以前フェイトとなのはが別れの挨拶をした海鳴臨海公園に来ていた。フェイトにとって思い出の場所なのでここを選ぶのは自然といえる。そして、、

 

転移魔法が浮かび上がり目の前に肩に変なトゲトゲを付け真っ黒のBJをつけた少年が現れた。

 

「時空管理局所属 クロノ・ハラオウンだ。フェイトを迎えに来た」

 

自己紹介をされたのでこちらも返す。といっても偽名だが

 

「クロノさんはじめまして。地球生まれの魔法使い 大海 恵と申します」

 

偽名を使うと事前に知らされていたテスタロッサ家の面々は心中笑いを堪えていた。

 

(なんだその偽名はw)と。

 

当然そんな事をテスタロッサ家が思っていることを知らないクロノは用件を済ませようとする。

 

「それでは大海さ・(恵でいいですよ)それでは恵さん。フェイトさんをお預りします。夜6時になのはとアルフを連れて再びここに来ますのでその時はよろしくお願いします」

 

「了解しました。フェイト気をつけて行ってくるんだよ」

 

「ブフッ、う、うんお姉ちゃん行ってきます」

 

「?」

 

なんで笑ったのかわからなそうなクロノだが時間なので転移魔法を起動しフェイトもその中に入る。

 

「それではまた夜に」

 

「またね母さん、姉さん達♪」

 

シュン!

 

フェイト達が転移した後笑いを堪えながら未來の肩に触れるプレシアと手を繋ぐアリシアに未來は帰ったら覚えてろよと言いたげな表情で瞬間移動した。

 

Side end

 

Side クロノ

 

僕は母さんに命じられアースラに戻るフェイトを迎えに1年ぶりに海鳴臨海公園に来た。

そこには昨日母さんに恐怖を感じさせた黒髪ツインテールの女性とテスタロッサ家が揃っていた。

一応初対面なので自己紹介から始める

 

「時空管理局所属 クロノ・ハラオウンだ。フェイトを迎えに来た」

 

そう告げると向こうも自己紹介を返してきてようやくここで名前を知ることができた。

大海 恵という名であることを知れたのは大きかったが時間もあるので連絡事項を伝えようと苗字で呼んだら名前でいいというので名前で呼び改めてここに戻ってくる時間を伝えると向こうも了承しフェイトを送り出そうとするが呼ばれたフェイトはなぜか最初に吹き出していた。が、ちゃんと挨拶をしてこちらに向かってきたので転移魔法の準備をしフェイトがその中に入ったのを確認した後それではまた夜にと言ってアースラに転移した。

 

アースラに転移した後すぐにフェイトをなのはとアルフに会わせに向かい3人が涙を流して感動の再会をしている間にフェイトを2人に任せ僕は母さんの元に向かった。

 

「艦長。ただいま戻りました」

 

「おかえりなさいクロノ。それでフェイトさん達はどうだったかしら?」

 

「久しぶりの再会ですから積もる話もあるでしょう。しばらくなのはとアルフの3人にしてきました。それとご報告があります」

 

「そうですか。了解しました。報告を聞きましょう」

 

「まず彼女の名前は大海 恵というそうです。今まで頑なに名前を名乗らなかった割にはあっさり名乗りました。それと彼女は自分のことを魔導師とは言わず《地球生まれの魔法使い》と言っていまして」

 

「おそらくその名前は偽名でしょうね。それに守護騎士と戦ってた時に使っていた赤い本は紛れもなくデバイスでした。なのに魔導師と言わず魔法使いと言ったと言うことは他にも力がある可能性がありますね」

 

「ええ。それは僕も思います。先程面と向かってみてよくわかりました。今の僕では彼女には勝てないと。彼女はプレシアよりも実力は上です」

 

「でしょうね。むしろ私よりも何倍も強いでしょう。これは下手に相手を刺激しない方がいいかもしれないわね。とりあえず当初の予定通り夜6時に3人を送り出す準備をしておいてください。それまでは3人はそっとしておいてあげましょう」

 

「はっ!それと艦長。一つお願いがあります」

 

「なんでしょう?」

 

「なのは達を送った時彼女と戦わせていただけませんか?今の僕では彼女には勝てないのはわかっている。ですが彼女と戦う事で成長できそうな気がするんです」

 

真剣な眼で自分を見る息子に了承の意を示す

 

「わかりました。私は許可しますが本人の許可がないとどうしようもありません。なのであった時に直接交渉してみなさい」

 

「ありがとうございます!それでは失礼します」

 

そう言ってクロノは退室していった。

その様子を見て息子の更なる成長を信じて私は微笑むのだった。

 

部屋を後にしたクロノは再びフェイト達の元に戻ってきた。3人は仲良く話していたが自分に気づいて反応を返してくる。

 

「お?クロノやっほ〜♪」

 

「「クロノ(君)お疲れさま」」

 

どうやら3人ともだいぶ落ち着いて話せたようだ。なのでその輪にお邪魔してフェイトに話を聞くことにする。と言っても細かい詮索はしないようにと艦長から命令されている為手短に済ませる

 

「フェイト。一つ聞きたいことがある」

 

「何?申し訳ないけど母さんやお姉ちゃん達の事は言えないよ」

 

「いや、それは艦長からも釘を刺されているから知っているさ。僕が知りたいのは恵さんの強さについてだ」

 

「お姉ちゃんの強さ?」

 

「あぁ。さっき対面してみて今の僕では勝てないのはよくわかった。だから身近にいたフェイトから見て恵さんはどれくらい強いのか聞いてみたかったんだ」

 

「お姉ちゃんの強さは私や母さんが本気で闘っても勝てないよ。むしろ一撃入れることすら出来たことないし」

 

「「なんだって!?」」「ええ!?」

 

強いのはわかっていたが自分があれだけ恐怖を感じたプレシアが本気を出して勝てない相手というのとフェイトの強さをよく知っているなのはとアルフが驚きの声を上げる

 

「何回か闘ってるけど一撃も入れられないから母さんもキレてサンダーレイジを無闇やたらに乱発することもあったし」

 

「そ・・そうか。ところで恵さんはどういう風に戦うんだ?」

 

「それは言わないよクロノ。それにクロノはお姉ちゃんと戦うつもりなんでしょ?なら実際に戦うまで待ってみなよ」

 

「いや、僕が戦う気でも向こうが了承してくれるかはわからないからな〜」

 

「お姉ちゃんなら面と向かって言えば大抵は了承してくれるよ。むしろ手の込んだことされて言われた方が断られるから」

 

「わ、わかった。ありがとうフェイト。それじゃあそろそろ僕は準備とかに戻るから3人は時間までゆっくりしててくれ」

 

「「「わかった(の)」」」

 

僕は3人の元を離れ準備に向かうのだった。

 

そして約束の6時5分前にアースラのロビーに3人が来た

 

「「「クロノ(君)お待たせ〜♪」」」

 

「来たな。時間も丁度いい」

 

「それじゃあリンディさん。行ってきます」

 

「ええ。いってらっしゃいなのはさん。治ることを祈っているわ」

 

「ありがとうございます。」

 

「とりあえずあのクソババアに会ったら1発ぶん殴ってやる!」

 

「やめといた方がいいよアルフ。多分以前とは違って瞬殺されるから」

 

「・・・(マジで?)」

 

フェイトの容赦ないツッコミに冷や汗を流すアルフ。それを聞いてとりあえず殴りかかるのはやめようと決めた。

 

「それじゃあ艦長。行ってまいります」

 

「いってらっしゃい。気をつけてね」

 

「はい!」

 

そうして4人は転送ポッドに乗り海鳴臨海公園に転移した。

 

Side end

 

Side 未來

 

約束の6時が迫ってきたことで5分前に海鳴臨海公園にやってきた。

そして6時丁度に朝と同じように転移魔法が現れ光が消えるとクロノ、フェイト、なのは、アルフが立っていた。

 

なのはとアルフは警戒心を持っているのがわかる。まぁ仕方ないが。

 

とりあえずその2人は無視してクロノと話す

 

「時間ぴったりですね」

 

「さすがに遅れるということはしません。それでは恵さん。3人をよろしくお願いします」

 

「わかりました。なのはさん、アルフさんはじめまして♪大海 恵と言います」

 

 

「・・・高町なのはです」

「・・アルフだよ」

 

警戒してますって声で名前を名乗る2人だが今はそれでいいと判断しクロノに向き直る。

 

「それではクロノさん。これで私達は失礼します」

 

「すみません。その前に一つだけ個人的にお願いがあるんです」

 

「個人的にですか?」

 

「はい。お願いというのは恵さん。あなたと戦わせていただけませんでしょうか?」

 

「はい?私と戦うですか?」

 

「そうです。初めて会った時からあなたが僕よりも強いのはわかっていました。それにフェイトからもあなたの強さは伺っています。ですがどうしてもあなたと戦ってみたいんです。手合わせお願い出来ませんでしょうか?」

 

真っ直ぐに自分の思いを告げるクロノに伝える言葉は一つ

 

「わかりましたクロノさん。やりましょう」

 

「ありがとうございます」

 

「それじゃあ他のみんなは離れてて」

 

そう言うと離れていく他のメンバー。そしてみんなが離れたことを確認したあと2人はデバイスを起動する

 

「...武装形態」

 

未來の足元に古代ベルカ式の真紅の魔法陣が展開される。それを見て驚く者はテスタロッサ家以外の面々。

 

「「「な!?(ええ!?)」」」

 

驚いている面々をスルーし私服姿にしていたBJを戦闘用に変えていく。以前は自分で作っていなかった為あのような格好になったが戦いが終わった後に作ったのでこれは未來が考える初めてのBJである。そのBJのデザインは武装形態となったアインハルトの物と色違いであった。(ちなみに最初はズボンにしていたのだがテスタロッサ家の大反対というかフェイトとアリシアの涙を見たプレシアに強制的にスカートにさせられた)

色はもちろん真紅。ところどころにアインハルトの魔力光をイメージしたラインが入っている(胸はないよ)

 

変身が完了し改めてクロノと向かい合う。

驚きを隠せなかったクロノだが気持ちを切り替え今は受けてもらった戦いに意識を集中する。

 

「まさか古代ベルカ式の使い手だったとはな」

 

「そこは気にすることはないよ。それとこの手合わせのルールとかはあるのかな?」

 

「相手が気絶するか降参するまでです。当然死亡させることはできません」

 

「了解」

 

クロノは元々BJは展開しているため愛用のS2Uを構える。

未來も左手に赤い魔本を手に取り構える。

手合わせのはずなのにその場には真剣勝負の空気が漂っていた。

そしてプレシアの開始の合図と共に戦いが始まる

 

「2人とも準備はいい?それでは始め!!」

 

「スティンガーレイ!」

 

高速な光の弾丸を発射する直射型射撃魔法を放つクロノ。

威力自体はそれほど強くはないが、速度とバリアの貫通能力が高いため、対魔導師用としては優秀な魔法である。ひとまずこれで様子を見る

 

未來も本に魔力を込め呪文を唱える

 

「ザケルガ!」

 

一直線の貫通能力持ちの電撃を出す

 

速度はクロノの技の方があるが威力は負けているためザケルガにあっという間に突破される。だが突破した先にはクロノはもういない。

 

一気に懐に攻め込むクロノ

 

「ストラグルバインド!」

 

対象の動きを拘束し、なおかつ対象が自己にかけている強化魔法(変身魔法等)を強制解除する捕獲魔法。

展開した魔法陣から伸びる魔力で編まれた縄で対象を捕捉する。

射程・発動速度・拘束力に劣る面がある。だが大人モードになっている未來にとっては絶対に捕まってはならないバインドである

 

「ザケル!」

 

バインドを交わし接近したクロノへザケルガとは違い広範囲に電撃を放てる呪文を使う。至近距離で電撃が迫っているにも関わらずクロノは笑って対処する。

 

「ブレイクインパルス!」

 

単体目標を粉砕する近接魔法。

杖または素手での接触により、目標の固有振動数を割り出した上で、それに合わせた振動エネルギーを送り込んで粉砕する魔法である。

 

杖でザケルに触れた瞬間振動エネルギーを送り込みザケルを粉砕する

 

「っ!」

 

予想外の方法でザケルを破られ隙ができた未來にクロノは次の攻撃を畳み掛ける。

「ブレイズキャノン!」

 

熱量を伴いながら、対象を破壊する直射型砲撃魔法を放つ。本来であれば遠距離から使う魔法であるためそれを至近距離で使えばどうなるかは必然。

 

「「ぐっ!!」」

 

クロノ程ではないが未來にもダメージが入る。

未來にダメージが入ったことでプレシアとフェイトはとても驚くが戦っている2人は気づかない。

しかしやられっぱなしの未來ではない。ダメージを受けた後すぐさまクロノに突撃。

格闘戦に移行し回し蹴りの要領でクロノを吹き飛ばした後呪文を唱える。

 

「エクセレス・ザケルガ!」

 

お返しと言わんばかりに直射方の呪文を使う。

吹き飛ばされている最中の為クロノはまともに受けてしまう。

だが攻撃を受けている時も吹き飛ばされている時も未來から目を離さない。すぐに体勢を立て直す

 

「スティンガーブレイド・エクスキューションシフト!」

魔力刃「スティンガーブレイド」の一斉射撃による中規模範囲攻撃魔法。 確認できるだけでもその数は100を越えている。

 

「打ち砕け!!」

 

一斉に魔力刃を発射するクロノ

 

「ラウザルク!」

カッ!

 

未來に雷が落ちて虹色のオーラが未來を包むと同時にクロノの魔法が炸裂する

 

「恵!!(お姉ちゃん!!)」

 

「す、すごい、、」

 

「クロノも凄いがあの子も凄い」

 

見学組がそれぞれの反応を示す中クロノはじっと未來がいた場所を見る。そして煙が晴れた先には・・誰もいなかった。

 

「何!?」

 

「テオザケル!」

 

「ぐあああああああああああ!!」

 

後ろから、しかも至近距離での電撃。ダメージを受けた事よりも手応えがあったあの攻撃をどうやってかわしたという疑問しかなかったが未來の姿を見て解決した。

 

(身体を包むようにあった虹色のオーラが消えている。っということはあのラウザルクという技は身体強化を上げるものか。ギリギリでかわして後ろをとったのか!!)

 

クロノの予測は当たっていた。未來はまさにその通りに動いたのだ

 

体勢を立て直し考えるクロノ。

 

(くそ!あの技がある限りそう簡単に技は当たらない。となるとバインドで動きを封じて今度こそ当ててやる!)

 

作戦を決めディレイドバインドを設置しながら未來に接近する

 

「ブレイズキャノン!」

 

きっとさっきの直射型の電撃を出してくると予想し相手の攻撃とぶつかった時にそれを囮に接近しディレイドバインドかストラクルバインドを使おうと決めたのだが未來が使って来た呪文はというと

 

「マーズ・ジケルドン!」

 

薄い電気の膜を帯びた球体をブレイズキャノンの下側を抉るように進む技を放ってきた。

予想とは違った攻撃に作戦を中止し一旦距離を取ろうとしたが突如強力な磁力に引っ張られ抗うことが出来ずにみるみるその球体に近づいていき電撃に備えてガードを固めたクロノはその球体の中に入ってしまう。

衝撃がない事で相手の攻撃を受け流し捕まえる魔法だと当たりをつけたクロノは破ろうと動く。だがその読みは半分当たりで半分ハズレだ。

 

マーズ・ジケルドンは確かに角度を合わせて打ち出せば相手の攻撃を受け流すことはできる。たがこの呪文の最大の強みは相手を磁力で引き寄せて閉じ込めた後動くと強烈な電撃を浴びせる事にある。よって破ろうと激しく動けばどうなるかというと。

 

「ぎゃあああああああああああああああああ!!!!!!」バリバリバリバリ      

 

「ク、クロノ!」

「・・・・(〇ケット団?)」

 

「「「あちゃ〜、お姉ちゃん(恵)とうとうあの呪文使っちゃったか」」」

 

アルフが心配するような声を出している中なのはは気球に乗っている時に電撃を受け「〇な感じ〜」と叫びながら飛んでいく某悪の組織の下っ端三人組を思い出していた。そしてテスタロッサ家の反応も冷ややかだった。

 

この呪文は術者が解除しない限り解けることはない。よってクロノがこの中に入ってしまった事で勝負は終わりを告げる。

 

「まだやりますか?」

 

「ハァハァ。いや、もう充分です」

 

プスプスと焦げた臭いを発っしながらクロノの降参により手合わせは終わった。

術を解除し立ち上がったクロノと握手を交わす。

 

「さすがです恵さん。僕の感は間違ってなかった。この経験を糧に強くなって見せます。またいつか手合わせお願い出来ますか?」

 

「ええもちろんです。その時はよろしくお願いしますね」

 

「こちらこそ」ガシッ(握手)

 

その後他のみんなが近寄ってきた。最初は警戒していたなのはとアルフだが戦闘を見て多少は解いてくれたのだろう。目が少しキラキラしていた。

 

そして満足したクロノと挨拶を交わし彼がアースラに戻るのを見送った後未來達も帰宅したのだった。

 




クロノとのバトルでした。
クロノはKYと言われたりしてますが割と好きです。
次回はなのはが復活します
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