覇王とイチャイチャしたい   作:初音 茜

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11:魔王復活!

Side リンディ

 

私はクロノと恵と名乗った人物との戦闘を見て開いた口が塞がらなかった。

息子という事もありクロノの戦闘スタイルは熟知している。彼はいつものように戦いエクスキュージョンシフトは使えばほとんどの敵を倒せたほどの切り札である。

なのにそれを彼女は魔法を使い天から虹色のオーラが彼女を包んだと同時に着弾したと思われた時にはクロノに感知させずに後ろを取っていた。

そして何より一番驚いたのはクロノの砲撃を受け流すように撃った丸い球体がクロノを引きずり込み動こうとしたクロノに電撃を浴びせたことだった。

 

相手を引きずり込んで動いたら電撃を浴びせる魔法なんて聞いたことがない。やはりこの子は油断ならない相手だと思っている間にクロノが降参し勝負は終わった。

とりあえずクロノが帰ってきたら頑張ったねと労うことにした。

 

Side end

 

Side 未來

 

クロノが転移し結界が解除された後バオウに追跡されない結界を展開してもらい全員で手を繋いで瞬間移動する。

なのはとアルフは(なぜ帰るのに手を繋ぐんだ?)と不思議そうな顔をしていたが景色が一瞬で変わった時は口をあんぐり開けて驚いていた。

その反応を楽しんだ後夕飯を食べたかと聞くとまだだと言うので夕飯を作り済ませた(ちなみにメニューはカレーライスでアルフには骨付き肉を3本程渡した)

 

そして夕飯を済ませた後早速なのはに話を振る

 

「それでは高町さん。治療を始める前にあなたが魔力を奪われた時の状況を教えてもらえますか?」

 

「はい。あの時私は赤い服を着た女の子と戦っていたんです。あの子はとても強くて最初は私は防戦一方でしたけど少しずつディバインバスターやアクセルシューターを当てて反撃を開始しました。でもそれすらも段々読まれていって私が最大出力のディバインバスターを撃ったらあの子はデバイスをとてつもなく大きいハンマーみたいにしてディバインバスターごと私を叩き落としたんです。その時には既に動くことはできなくてあの子が近づいてきて十字架が表紙にある本を取り出して小さい声で蒐集って言ったと思ったら私のリンカーコアから魔力が奪われていって気を失ってしまいました」

 

「話してくださってありがとうございます。提督さんからは無理に蒐集された影響でと言うことを聞いていましたし高町さんのお話を聞いた後でも魔導師としての人生を終わらせられてしまう程の状態では無さそうなので治せると思います」

 

「本当ですか!?」

 

「ええ。ただ少し時間はかかりますよ」

 

「かまいません。よろしくお願いします!」

 

「承りました。それでは早速治療を開始しましょう。付いてきてください」

 

そして一行は地下室に訪れた。初めて見る機械に驚くなのはをスルーし治療用の服に着替えてもらってメディカルに入れ説明する。

 

「高町さん。入口を閉めたら治療の液体を注入しますが酸素マスクは付けますので怖がらないでください。それとデバイスは預かります。あと治療は少し時間がかかりますので睡眠状態にして行います。何か質問は?」

 

「ありません」

 

「それでは酸素マスクを付け治療を開始します」

 

説明を終えなのはに酸素マスクを付けて入口を閉める。

 

「リンカーコア治療開始!」

 

ゴポゴポゴポ

 

液体が入り始めだが事前に言われた事もあってなのはは落ち着いて液体に浸かる。そして満杯になった事で酸素マスクから睡眠薬のようなものが出されなのはは眠りについた。

 

Side end

 

Side なのは

 

クロノ君と恵さんの試合を見た私は驚きを隠せなかった。クロノ君の強さは私やフェイトちゃんよりも遥かに上。

そのクロノ君が事前に勝てないと言っていたとは言え恵さんに少ししかダメージを与えられずに負けるということが信じられなかった。

でもクロノ君は満足したように恵さんに挨拶し次に戦う約束をさりげなく取り付け体からプスプスと煙を出しながらアースラに帰っていった。

その後帰るから手を繋いでという意味不明な事に疑問を覚えながらも一応繋いでそれを確認した恵さんは額に指をつけたと思ったら景色が一瞬で変わった事で魔法に慣れた私でも驚かずにはいられなかった。

そして家の中に付いてすぐ夕食を食べたかと聞かれまだと答えたらカレーが出てきたのでとりあえず食べることにした(美味しかったです)。

夕食後恵さんは真面目な表情になり魔力を奪われた時の事を教えて欲しいというので話すとリンディさんから聞いていた情報と私の話を統合して治療はできるだろうと言ってくれた。

付いてきてと言われたのでそのまま地下室に行くと見たことない機械があってそこに入る前に着替えをするように言われたので渡された服に着替えて中に入る。

 

そして説明を受け質問は?と言う言葉にないと告げると治療が始まり私の意識は沈んでいった。

 

Side end

 

Side 未來

 

なのはをメディカルに入れてリビングに戻ってきた一行は今度はアルフと話すことにした。(ちなみにレイジングハートは主の傍にいると言うので地下室に置いてきた)

 

「それではアルフさん。お話をしましょう」

 

「ちょうどいい。こっちも色々聞きたかった所なんだ。まずプレシアは生きている上になぜか若返っているしアリシアも生き返っている。それにあんたの事についてもね。きりきり教えてもらうよ!」

 

「わかりました。っとひとまずこの姿は解除しておきましょう」

 

そう言って武装形態を解除する。するとアルフは鳩が豆鉄砲を食らった様な顔で見てくるが無視して始める。

 

※お話中

 

「別の世界から転生してきて不具合で虚数空間に転移した。そこでプレシア達を見つけて助け出しさっきなのはを入れた機械でプレシアの病気の治療と若返り、アリシアを蘇生って突拍子もなくて信じられないけど目の前の光景見たら信じざるを得ないだろうね。それにさっきまで私と同い年くらいの女かと思ってたのがフェイトとほとんど変わらない女の子とはね。本当に驚いたよ」

 

「アルフさん。俺はフェイトやアリシアからお姉ちゃんって呼ばれてますが男です」

 

「・・・・・・ええええええええ!!!?本当に!?本当に男なのかい!?」

 

「はい。」

 

「アンビリ〜バボ〜・・」

 

(なぜその言葉?)

 

信じられない物を見たというような感じで少し放心しているアルフの意識を戻しこの事を他言無用にすることを伝えその日は解散となった。未來は知らなかったがアルフとプレシアは2人で話をして和解したようでテスタロッサ家の部屋で寝ることになった。

 

【翌日】

 

朝食を済ませ一家団欒をしている中未來はアルフに聞く。

 

「そう言えばアルフさん。アルフさんは動物形態と人間形態になれるんですよね?」

 

「私のことはアルフでいいよ未來。さん付けもいらないし敬語もいらない。それと質問の答えはyesだけどどうかしたかい?」

 

「それじゃあお言葉に甘えて。フェイトから聞いてたんだけど出会ってからずっと人間形態しか見てないから動物形態も見てみたいのでなってもらえないかなって思って」

 

「なんだそんなことかいお易い御用さ。それじゃあ行くよ」

 

※アルフ変身

 

「これが動物形態さ。満足かい?」

 

「・・・・子犬みたいになる事ってできる?」

 

「子犬?やったことないから試してみないと分からないけどやってみるよ」

 

※子犬モードに変身

 

「っとこれでいいのか・・」

 

「はぁ〜〜〜子犬モードのアルフ可愛いよ〜〜♪」 ナデナデ

 

「ち、ちょっと未來何すんだい!!いきなり抱きついてきて頭を撫でるなんて、、、撫でるなん、、て、、はふぅぅ〜

 

「ア、アルフ?お姉ちゃん?」

 

アルフが子犬モードになった瞬間未來はフェイトでも視認できない速度でアルフに抱きつき頭を撫で始める。戸惑っていたアルフだが気持ちいいのかアルフの顔は段々と笑顔が綻んで気持ち良さそうだった。

それを見てフェイトも自分の頭を撫でて欲しかったが未來はアルフに夢中でお腹や頭、顎といった撫でるとこでメジャーな所を撫で回しアルフもそれを喜んで受け入れていた。ナデラー未來誕生である。

 

一通り撫でるのに満足した未來はようやくアルフを解放しアルフはふにゃけた顔ではぁーはぁーと満足気な表情だった。

途中から完全放置していたテスタロッサ家は未來が満足して戻って来るのを見て切り出す。

 

「あら。ようやく終わったのかしら未來。にしてもアルフがあんな風になるとは未來の撫でテクが凄すぎるのかしらね」

 

「子犬や子猫とか好きなんでついついやってしまいました。少し反省してます」

 

「お、お姉ちゃん。私も撫でてくれない?」

 

「?。あぁいいよフェイト」 ナデナデ

 

「・・・ふにゃ〜」

 

「あ!お姉ちゃん私も私も!!」

 

「はいはい。」 ナデナデ

 

「ふにゃ〜」

 

テスタロッサ姉妹は猫と化した。

 

そんな一家団欒を過ごしている中遂に時間が来る。

 

ビーーーーーーーーー!

 

なのは(魔王)の治療が完了した事を告げるブザーがなる。

一行は放心を続けるアルフをリビングに残して地下室に降りる。(未来は再び大人モードに)

そしてレイジングハートに一言告げてメディカルの操作を開始し液体を抜いて入口を開けるとなのはは酸素マスクを外して外に出る。

ただ出てくるだけなのに恐怖をもたらす魔王にしか見えなかった。

 

思考の隅で未來がそんな事など考えているとは思わない魔王改めなのはは体の調子が戻っていることを確認した後拳を握りしめ天井を見上げていた。それはまるで自分を倒した子とやっとお話ができると言うことに喜んでいるようだった。だが自己診断ではいけないと未來に聞く。

 

「恵さん。私のリンカーコアはどうなりましたか?私的には治っていると思いますし体の調子もいいのですが」

 

「問題なく治ってますよ高町さん。ですがしばらくはリハビリですね。いきなりリンカーコアを酷使しすぎるとまたダメになってしまうので」

 

「わかりました。本当に!本当にありがとうございました」

 

「ふふっ♪どういたしまして」

 

その日は芹沢家で様子を見ることにして昼食の為リビングに戻ってきたがアルフがまだ撫でられふにゃけた顔でいるのを見てなのはは絶句しドン引きした。

アルフが元に戻ったのは夕方にさしかかってからだった。

 

 

 

 




アルフが合流しこれでテスタロッサ家はリニスがいない為完全とは言えませんがある程度元通りになりました。
次回は原作よりかは早いですが出したい人がいるのでその人を出します。
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