覇王とイチャイチャしたい   作:初音 茜

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前の更新から一週間も空いてしまい申し訳ありません。
管制人格と主人公の戦い方をどういう風にするかで悩んでしまい思いのほか時間がかかってしまいました。
こういう戦い方にしたの?って思われる部分もあるとは思いますが読んでいただければ幸いです。

それではどうぞ


18:激突!管制人格vs未來

Side はやて

 

...ここはどこや?ウチは病院にいたはず。...アカン..それすらもはっきり断言できん程眠い...

 

「そのままおやすみを..我が主。後は私におまかせください。そのまま安らぎを」

 

そうなんか?なら任せてまうで?

 

「はい。どうぞおやすみください我が主」

 

その言葉を聞いてウチの意識は沈んでいった。

 

Side end

 

Side 未來

 

初っ端のスターライト・ブレイカーを相殺し再び睨み合う俺と管制人格。ただ睨み合っているだけにしか見えないがお互いに相手がいつ動いても対応できるようにしている。

互いに警戒しながらも動かない。そんな拮抗している空気の中リインフォースは口を開く。

 

「お前に一つ聞きたい。一切の迷いなく守護獣を殺したのはなぜだ?」

 

「人に危害を加えると言う事は自分がされる覚悟もあるということだ。なら殺されても文句は言われる筋合いは無い」

 

「...そうかわかった。なら我らに仇なす貴様には永遠の闇を与えてやる」

 

「やれるもんなら.....やってみやがれ!」

 

そう叫ぶと共に管制人格へ向け気弾を放つ未來。それを管制人格は涼しげに腕を振っただけで弾く。だが気弾はあくまでおとりにすぎない。本命は...

 

「おらぁぁ!!」

 

手に気を纏わせ殴りがかってくる未來を見て管制人格は自慢のプロテクションを張る。大量の質量兵器を一斉に受けてもびくともしない盾を。だが今回は相手が悪かった。

 

パリィン

 

「え?...グハァ!!」

 

未來の拳が触れた瞬間自分のプロテクションが簡単に破壊されたことに驚きを隠せず言葉をもらすが直後に顔を殴られる。そして殴られた時に体勢を崩してしまった事で隙を与えてしまう。そしてそこを未來が見逃すはずも無い。

 

「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ〜〜!!!!」

 

隙だらけの管制人格に一撃が重い拳でひたすら殴りかかる。その様子に情というものは存在しなかった。

 

「グハァ!!」

 

殴り飛ばされた管制人格はビルを何棟も貫いてようやく止まった。殴られた時に切ったのか口から血が出てきている。そしてその顔に出ている表情は・・・怒り。

漆黒に輝く古代ベルカ式の魔法陣を出現させ右手を天に向けるとあちこちで炎の柱ができる。そして.....

 

「ディアボリック・エミッション」

 

術者を中心とする球形の範囲内全てを純粋魔力攻撃する広域空間攻撃魔法。発動と同時に未來を範囲内に入れるとすぐさま攻撃を開始した。

 

「・・・沈め」

 

その一言と共に未來へ攻撃が迫る。迫る攻撃を見ながら未來は動かない。そして当たると管制人格が思った時には左脇腹を思いっきり蹴られていた。

 

「がはっ!!」

 

突然の痛みに息を吐き出し吹き飛びながらも自分がいた所を睨む。そこには伸ばした左足を戻している未來の姿があった。それを見て管制人格には一つ心当たりがあった。空中で態勢を立て直し未來を見つめながら呟いた。

 

「・・・今のが瞬間移動か」

 

「そうだ。先程の魔法は術者を中心に広範囲に攻撃を仕掛ける魔法。ならばその術者に近づけば攻撃を受けることは少ない。台風と同じだな」

 

「だがその技は気というものを消耗するはず!そう頻繁に使用できまい。プラズマスマッシャー」

 

「さすがの分析力だな。それにフェイトの魔力を奪ったんだから使えて当然って訳か。ギャリック砲!!」

 

ギャリリリリリリリリ!!

 

プラズマスマッシャーとギャリック砲がぶつかり合う。拮抗する中未來はすぐに瞬間移動で管制人格の後ろに出る。

 

「な!ま、また瞬間移動を!」

 

「警戒してるなら対処できるようにしやがれ!だりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃ!!!!」

 

「ガッ!...グッ!......ガハァ!!」

 

再び打撃の連打。管制人格は今度はプロテクションすら張れずにタコ殴りにされる。そして叩き落とそうとする未來が力を少し溜めた所を狙って高速移動で未來の後ろを取る。

 

「ちっ!瞬間移動でもないのにこのスピードか」

 

「フン!!」

 

わざわざ敵がこちらを振り向くのを待つ馬鹿はいない。管制人格は未來の呟きを無視して左手にディバインバスターを纏わせ未來の背中に打ち込んだ。

 

「ゴハァ!!」

 

地面が激しく揺れ未來が落とされた所は大きく陥没する。そして管制人格が様子を探ろうかと思ったが相手があれくらいでやられる玉ではないと判断する。そしてその考え通りに未來が陥没した地面から飛び出してきた。

 

「気円斬!!ハァ!」

 

手をかざし手の平に円盤のようなものを作った後それを投げつける。最初はプロテクションで防ごうとした管制人格だが警鐘が避けろと告げたのでそれに従いギリギリで避ける。避ける際に少し当たっていたのだろう。左頬が少し切れていた。それを確かめて管制人格は口を開いた。

 

「危なかった。今のを受けていたら真っ二つだったな」

 

「さすがに場数は踏んでないってか?戦って見た感じお前はプロテクションに頼ってる傾向があったから受けると思って使ったんだがな」

 

「その考えはある意味間違っていないが状況に応じて戦い方等変える。今のお前のようにな」

 

「なに?」

 

「今のお前はシグナムを倒した際に使っていた魔法を使用していない。その魔法よりも今の姿の方がいいと判断したからそうしたのだろう?」

 

「その読みは半分当たりだ。お前を相手にする時はこの姿でなければ対抗はできないだろうと踏んだ。そして残りのハズレの部分は俺は気を放出する技を使う時はデバイスは展開できない。だから使用していないのではなく使用できないんだ」

 

「そんな制限があるとはな。だがそれを差し引いても気という物に興味が湧いたぞ。まぁそれを詳しく知る時間は私には残されていないがな」

 

「...長い年月を経てそういう考えに至ったんだろうがそれならばなぜ泣く?少なくともその涙は諦めてるようには見えんが」

 

「これは私の涙ではない。主の心の嘆きの涙なのだ。最初に言った通り時期に暴走が始まり私の意識は無くなる。そうなれば世界は終焉を迎えるだろう。そうなる前にお前に永遠の闇を見せる事が私の最後の務めだ」

 

「・・・・・」

 

「お前は確かに強い。だがいくら貴様でも永遠の闇に放り込まれれば2度と出てくることはできん。勝敗は決していっても主の願いだけは叶えさせてもらう。そしてそれが叶い世界に終焉を与えた後は再び私は眠りにつき新たな世界に旅立つだろう」

 

「......言いたいことはそれだけか?」

 

「なに?.........グフッ!」

 

管制人格が返事をしたのと同時に腹部に気と魔力を纏わせた拳が入る。

 

「グ..ヌヌ..貴様!?」

 

「いつまでも下らねえ事をべちゃくちゃ喋りやがって。お前の言う終焉とか俺は一切の興味がない!てめぇが泣いてるのにそれが自分の涙じゃねえとか言ってる奴が説き伏せるような事言ってんじゃねえよ!」

 

「だ..まれ..。貴様が何と言おうと運命は変えられぬ。潔く我が内で眠るがいい!」

 

「てめぇの言う運命なんざ知るか!俺の運命は俺自身が決める!解放(エーミツタム)【雷華崩拳】」

 

ネギのオリジナル技である雷華崩拳を受け管制人格は言葉を発する暇なく再びビルを貫通して吹っ飛んでいった。超サイヤ人2での雷華崩拳はネギが使った時の4倍以上の威力を持つがガードをされているのはわかっていたので致命傷を与えてはいないと判断し未來は管制人格を吹っ飛ばした方向を見ながら小さく呟いた。

 

「リインフォースよ。今の俺はあくまで時間稼ぎで戦っているにすぎない。お前のような奴と話をするのにはぴったりな奴が復活するまでのな」

 

そう言って未來は空を見上げた。

 

Side end

 

Sideアースラ

 

管制人格と未來の戦いを見ていたアースラの面々は言葉を発することができなかった。だがクロノがいち早く復活し言葉を放つ。

 

「な...なんなんだこの2人の戦いは...。それに声は聞こえないが恵さんの話し方が変わっている気がする。あの姿が関係しているのか...」

 

クロノの呟きに答える者は無く静寂が包み込みそうになった瞬間治療室にいるプレシアから連絡が入った。

 

「(提督さん!フェイトとなのはって子が意識を取り戻したわ!)」

 

「わかりました。すぐにそちらに向かいます。クロノは私と一緒に来なさい。他の面々は待機よ!」

 

「はっ!」

 

指示を出し管制室を出るリンディとクロノ。残された面々は再びモニターに視線を戻すのだった。

治療室に入るとフェイトもなのはも横になったままだった。リンディが来たことで体を起こそうとする2人を制し現在の状況を説明する。

 

「・・・という訳で今は未來さんが1人で闇の書の意志と戦っています。今のところ未來さんが圧倒していますが我々の目的は闇の書の主の救済と事件解決です。事件解決の為にお2人の力を貸していただけますか?」

 

「もちろんです!!」

 

「・・・・・」

 

リンディの問いに迷いなく頷いたなのはだがフェイトは黙ってしまう。

 

「フェイトさん?」

 

そんな様子のフェイトにリンディは話しかける。

 

「...リンディさん。私もお姉ちゃんやはやて達を助けるために戦いたいです。ですがご存知の通り私は魔力を蒐集されてしまいました。飛ぶことすらできない私では力になれないのが申し訳なくて...」

 

そう言ってフェイトは俯いてしまう。

そんなフェイトを見てリンディは声をかけようとするがそれはプレシアに阻まれた。

 

「...フェイト。これを食べなさい」

 

そう言って巾着袋から豆を取り出す。

 

「母さんこれは?」

 

「これは気を失った貴方達を運び出す時に未來から渡された物よ。2人が意識を取り戻したら食べさせるようにとしか言われてないからどういう物なのかすら私にもわからない。でも未來が何の意味もない物を渡すとは思えないから食べてみなさい」

 

そう言ってフェイトとなのはに豆を渡す。

 

「わかりました母さん。お姉ちゃんを信じて食べます」

 

「私も信じます」

 

未來から渡されたという事で今のこの状況で役に立つ物だと信じて2人は豆を口に入れ噛み砕いた。すると・・

 

「「「「!?」」」」

 

豆を噛み砕いた瞬間なのはの体の傷は完全に無くなりフェイトからは機械を使わずとも魔力が完全に戻っているのが確認できた。

そのあまりの出来事に4人は言葉を失った。

 

「あ、ありえない。豆を食べただけで傷が無くなり魔力が完全回復するなんて!」

 

全員の思いをクロノが吐き出す。だが自分自身の体の調子を確かめたフェイトとなのははお互い顔を見合わせた後大きく頷きそれぞれの愛機を手に持って勢いよく立ち上がった。

 

「レイジングハート」

 

『all right』

 

「バルディッシュ」

 

『yes.sir』

 

「「行こう!」」

 

『『yes.my.master』』

 

2人の様子を見て動けると判断したリンディはプレシアも連れて管制室へと戻った。

フェイト達が復活した事で物語はいよいよ中盤戦へと突入する。

 

Side end

 




時間が空いた割には短くて申し訳ありません。
超サイヤ人の戦い方ってとてつもなく難しい物だというのを今回感じました。
自分なりに今後も書いていくつもりなので今後ともよろしくお願い致します。

【豆】
ドラゴンボールを代表するアイテムで正式名称は仙豆。
一粒食べれば10日は飲まず食わずでも生きていける程の優秀な豆。
今回は魔力を回復させる効果を付属しました
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