今回もほとんどが管制人格と主人公の戦いになります。
超サイヤ人2だと無双みたいな感じの強さだとは思いますがこのssではそこまでの強さにはしていません。
それではどうぞ
Side アースラ
治療室を出て管制室に戻ってきたフェイト達。そしてメインモニターに映る未來を見てフェイトとなのはは驚きを隠せなかった。
「え!?あれがお姉ちゃん!?画面越しなのにこの威圧感を放つなんてあの姿は一体・・・」
「・・・・・」
家族であるフェイトは超サイヤ人2となった未來の姿に驚きつつも言葉を放つが1度しか会ったことがないなのははあまりの威圧感に声を出すことはできなかった。
そんな2人の様子に無理もないとは思いつつもこのままでは事態は動かないのでリンディは説明を始める。
「今からフェイトさん、なのはさん、プレシアさん、クロノの4人を海鳴市に転送します。転移したら結界の中に侵入し闇の書の意志の元へ向かってください。それと今無限書庫でユーノさんが闇の書の対処法を調べてくれています。その連絡が来るまでどうか踏ん張ってください」
「「はい!」」
「クロノ」
「わかっています。艦長」
「そしてプレシアさん。どうかよろしくお願いします」
「任せなさい提督さん。子供を守るのが大人の役目よ。病気も治って若返ったのだからどんな無茶だってしてみせるわ」
「・・・はい。お願いします」
そう言ってプレシアに頭を下げるリンディだが頭では別の事を考えていた。
【この事件が終わったらその若返る方法教えてもらおう】と。
やはり若さというのは女性にとって永遠の悩みなのだ。
4人が話し終えた後エイミィから報告が伝えられる。
「艦長!転送準備完了。いつでも行けます!」
「了解!それでは皆さんどうかお気を付けて」
「「「「はい!(ええ)」」」」
リンディの言葉に元気よく返事した3人と頷いたプレシアは転送ポートに乗り込んだ。
【海鳴市上空】
結界内に直接転移はできないので原作通り上空に転移し重力に従って落ちるフェイト達。
「ごめんねレイジングハート。病み上がりだから迷惑かけちゃうかもだけど」
『大丈夫です。私がサポートしますから』
「うん。ありがとう」
「バルディッシュ」
『No.problem』
「ふふ♪ありがとう」
愛機と数少ない言葉を交わす。そのやりとりだけでも信頼関係が窺えた。
「さぁ行こう。母さん、なのは、クロノ。終わらせよう。この悲しい事件を」
「うん。フェイトちゃん」
「もちろんよフェイト」
「当然だ」
そして決意を固め愛機を突き出しその名を叫ぶ。
「レイジングハート・エクセリオン!」
「バルディッシュ・アサルト!」
「「セ〜〜ットア〜〜ップ!!」」
『『Standby lady set up』』
BJを纏い飛行を開始したフェイト達はクロノが結界の一部を破壊して中へと侵入する。入った瞬間遠くで大気が振動するような音が響きそちらの方向に進むにつれて倒壊したビルや陥没した地面、白い砲撃や黒い球体の攻撃がぶつかり合うのが見えてきた。
最終決戦の場に向け4人はスピードを上げた。
Side end
Side 未來
煙が晴れた所を見ると左手でお腹を抑え右手で左の二の腕に触れている管制人格がいた。だがガードした上からでも多少のダメージが入ったのか苦痛の表情をしていた。あるいはガードした腕が痛むのかはわからないが。
時間にしてほんの数秒かはたまた数十秒か。管制人格は立ち上がりゆっくりと浮上した。
「今の技は危なかったぞ。まともにくらってたらそこで終わっていただろうな」
「雷華崩拳を受け止めるだけでもすげぇっての。で?まだやるの?」
「当然だ。言っただろう。勝敗は決していようと主の願いは叶えると。それにそろそろ時間も迫ってきたようだしな」
「何?」
時間が迫ってきたと言って管制人格は自身の左腕を見る。それに釣られて見ると管制人格の左腕を紫色の触手の様なものが渦巻いていた。
「それは?」
「これがナハトヴァール。闇の書の闇だ。今はまだこのような形だが私の意識が無くなった後真の姿を表すだろう」
「・・・ならそいつが出てくる前にお前を叩けばいいだけだ!」
「残念だがそれは無理だ。例え私を倒そうと暴走は止まらぬ。破壊し尽くすという運命からは逃れられんのだ。数百年という歴史がそれを証明している」
「・・運命運命言ってるけど要はお前がそれに抗う根性がねえだけだろ?なぁ根性なし。
それに数百年の歴史とか言ってるけどそれは抗った時間ではなくてお前が根性なしだという事を証明する時間なだけだろうが」
「・・・貴様は私が苦しんだ数百年という時間を根性なしという一言で片付けるというのか?・・・ふざけるな・・・ふざけるな〜〜〜!!!」
自分が生きてきた時間を、想いを完全否定され管制人格は今までとは比べ物にならない程の怒りの表情を表す。
「うああああああああああ!!!!」
雄叫びを上げながら向かってくる管制人格へ未來は気弾をひたすら連発するがそれらは躱され当たりそうな物はシールドによって弾かれる。
そして2メートルの距離まで詰め寄られた事で気弾を撃ち込むのをやめ気を纏わせた両腕でガードをすると管制人格の拳が撃ち込まれ金色のオーラと漆黒の雷が拮抗する。
(お、重い!さっきまでとは比べ物にならない威力だ)
未來がそう考えていると管制人格は雄叫びを上げながら2発目をガードされている両腕に打ち込む。するといとも簡単にガードを弾かれるとその勢いで吹き飛ばされビルを何棟も貫通した後海に出て海面を何度もバウンドした後いつの間にか海上に出現していた木の幹のような所にぶつかってようやく止まった。
重い一撃をうけ慢心したかと反省していると殺気がしたので顔を左側に傾ける。すると顔があった場所に赤い刃が突き刺さっていていつの間にか目の前に管制人格がいた。
体制を立て直そうと上に飛び上がろうとする未來だが管制人格は未來の足を掴みそのまま海面へ叩きつけ掴んだまま今度は木の幹に思いっきり叩きつけた。
「がっっ!」
「お前が・・・。お前がいなければ!!」
そう叫んで未來を少し離れた木に向け投げつけ黒い魔力弾を撃ち込む。だが木に当たる直前に未來は舞空術で飛び立ち魔力弾を避けた後管制人格と距離を空けた。
少し離れた木の上に着地し見据える。管制人格の攻撃は効いていたのだろう。道着がボロボロになっていた。
「俺がいようがいまいがきっかけが闇の書であることに変わりはない。何より守護騎士が俺の家族に手を出さなければ俺も進んでお前と戦うことはなかった。違うか?」
「黙れ・・黙れ黙れ!過程がどうであれお前が主の敵であることに変わりはないのだ!我は魔導書!我が力の全てを忌まわしき敵を打ち砕くために!!」
そう言って再び漆黒の古代ベルカ式の魔法陣が出現し傍に闇の書が現れ光る。
『Diabolica Emision』
闇の書がそう言うと最初と同じように管制人格の掌から黒い球体が現れどんどん大きくなっていく。だが最初と唯一違うところはその大きさ。
最初のは地上から見る月のような大きさだったのに対し今回はその倍以上の大きさとなっていた。
「・・・こいつはやばいな。はぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
やばそうな攻撃の気配に未來は迎撃すべく気を高める。
「今度は瞬間移動もさせぬ。闇よ・・・沈め・・・」
球体が圧縮されたと思った後すぐにその質量が爆発し未來に襲いかかる。
「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!シューティング・ソニ〜〜〜ック!!!」
両手をクロスさせそこからかめはめ波よりも太い白い気功波を撃ち出す。
互いの距離はそこまで空いていない。よってすぐに互いの攻撃はぶつかった。
ドォォォォォォン!!!
「「ぐぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬ!!!」」
拮抗している中未來は気づいた。自分達以外の気が結界内に現れたことに。そして誰が来たかを判断して思わず笑う。
「ククク。あはははははははは」
「何が可笑しい。気でも狂ったか」
「い〜や狂ってねえさ。俺が笑ったのは今のお前にぴったりな奴がようやく来たから思わずな。でやぁぁぁぁぁぁ」
「何?・・くっ!馬鹿な!?」
ディアボリック・エミッションを押し返し管制人格にダメージを与えた未来は顔を感じた気の方へと向ける。
そこにはフェイト、なのは、プレシア、クロノが猛スピードでこちらに向かってきているのが見えた。
Side end
Side フェイト
母さん達と結界内に突入しお姉ちゃんが戦っている方角へ向け飛行を開始した私はお姉ちゃんが闇の書の意思の攻撃を押し返した所で合流した。
あのお姉ちゃんがボロボロになるほどの戦いの最中ではあるがどうしても言わなければいけない事があるのでお姉ちゃんに頭を下げる。
「あの、、お姉ちゃんごめんなさい。せっかく鍛えてもらったのにあっさりと負けて魔力まで奪われちゃって。お姉ちゃんがくれたあの豆がなかったら私は戦うことすらできなかった。今度は絶対に足でまといにはならないから!」
そう言うとお姉ちゃんは私の頭にポンと手を置いた。
「・・フェイト。お前は足でまといなんかじゃない。もちろんプレシアさんもアリシアも高町さんもクロノさんもな。もっと自分に自信を持て。負けたっていいじゃないか。負けたならそこからどう学ぶかが重要なんだからな」
そう言っていつもの優しい笑顔で言ってくれた。といってもいつも通りなのは笑顔だけで後は全然違うので違和感はあったが。
「うん。私頑張るよ」
バルディッシュを握りしめ強く誓いを立てた。
「あ、あの、、、恵さん。私からもお礼をしたいのですが」
「そういう話は後にしましょう高町さん。今はそれよりもやるべき事があります」
「あ、、はい、、」
なのはには申し訳ないと思いつつも時間がないので簡潔に自分が考えているプランを説明する。
「そ、それはいくらなんでも博打すぎやしないか?!」
「ダメだよお姉ちゃん!いくらなんでも危険すぎるよ!」
「そうよ未來!わざと闇の書に吸収されてはやてって子に管理者権限を取り戻させたとしても未來が戻って来れるという保証はないのよ!」
「みんなの言う通りですよ恵さん。今ユーノ君って子が闇の書さんの対処法を調べてくれてるんです。その連絡が来るまで持ちこたえるしか」
上からクロノ、フェイト、プレシア、なのはが自分の意見を述べる。だが、、
「この状況では幾分か無茶をしないといけないし周りの状況を見ても安全な場所なんてない。ならやれるだけの事をやるしかないだろう。それと高町さん。その連絡がいつ来るかわかるのですか?」
「そ、それはわかりませんがユーノ君なら早く対処法を見つけてくれるはずです!」
「では連絡が早く来たとしましょう。ですが既にそれを実行する程の魔力、体力が残されていなかったら?」
「・・・・」
「そういうことです。ましてや相手はプレシアさんクラスなのに加え高町さんやフェイトの魔法も使える。そのような相手にいつ来るかわからない連絡の時間稼ぎというのは骨が折れます。ならできる限りの手は討つべきなんです。それにあの子には高町さんが相手するのがぴったりだと思います」
「え!?私がですか!?」
「えぇ。高町さんのO✩HA✩NA✩SHIが必要なんです」
「・・・なんか字が違う気がするのですが」
「・・気のせいです。どうですか?今この場には自分を除いて3人もトップクラスの魔導師がいるんです。なんとかなると思いませんか?」
「・・そう、、ですね。わかりましたやってみます」
「なのは!?」
「本気か!?」
決意を示したなのはにフェイトとクロノは驚きの声を上げる。そしてその2人になのはは顔を向け自分の意思を伝える。
「フェイトちゃん。クロノ君。恵さんは私達を信じて闇の書さんと戦うのを任せるって言ってくれてるの。その信頼に私は応えたい!何より・・・」
再び上昇してきた管制人格を見て力強く叫んだ。
「泣いてる子は放って置けない!!」
決意の目をして管制人格を睨むなのは。それを見てフェイトやクロノはやれやれといった表情になった。
「全く。君はそうなるとテコでも動かないからな。わかった。それで行こう」
「相変わらずだねなのは」
その3人の様子を黙って見ていた未來はプレシアに向き直る。
「・・プレシアさん」
「何も言わなくていいわ未來。あなたの言うことも一理あるのだから信じる道を進みなさい」
「・・・はい」
「戯言は終わったか?」
認知されているにも関わらず放置されていた管制人格が痺れを切らしたかのように話しかけてきた。プレシアを除いて初対面となる3人は管制人格のプレッシャーに険しい表情となる。
「悪い悪い待たせたな。おかげで終わったぜ。それと夜天よ。お前は俺を吸収させたがっていたな?」
「・・別にお前の為に待っていた訳ではない。それと吸収したかったのではなくただ殺すつもりなのだが」
「おお怖っ!でも俺も死ぬ気はないのでね。吸収で我慢してくれ。それにこの子達が俺が吸収された後お前の相手をする。今のお前にはぴったりの相手だからな」
「・・・よかろう。それでもある意味主の思いを達成する事に変わりはない。それにそやつらが私にぴったりだと?」
「あぁ。お前のような頑固者には特にな」
「・・・・蒐集」
未來の頑固者発言に顔をムスっとさせた管制人格は返事を返さず闇の書を開き未來を闇の書に吸収しだした。
「「未來!(お姉ちゃん!)」」
「大丈夫だフェイト。プレシアさん。みんな後は任せたぞ」
そう言って未來は闇の書に蒐集された。
いかがでしたでしょうか?
超サイヤ人2にしてはそこまでの強さではないとは思いますが無双すぎるのも好きではないのでこんな形にしました。
次回「祝福の風 リインフォース」