はやての関西弁はこんな感じかなってノリなので多めに見てください
ではどうぞ
Side シャマル
朝にシグナムとヴィータちゃんが蒐集に行ってからかなりの時間が経過していた。
はやてちゃんが定期検診だった為私は参加はせずに付き添って夕方6時前に帰宅してはやてちゃんが夕飯の支度をしている間にシグナムとヴィータに念話で問いかけてみるも全く反応がなかった。
結界が展開されていようとも私達の間では念話はできるので問題なく届くはずなのに。
ヴィータちゃんはともかくシグナムが念話を返さないと言うことは今までなかったのでとてつもなくやばい状態だとは思ったけど2人を信じて待つことにした。
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けれど2人から一向に連絡は無く刻一刻と時間だけが過ぎていく。
現在時刻は8時半。テーブルにははやてちゃんが作った美味しいご飯があるのだがどれも全て冷たくなりはやてちゃんも顔を暗くして俯いてしまった。
「シャマル。なんでシグナムもヴィータも帰ってこおへんねやろ?今まで帰りが遅くなることはあっても必ず連絡が来てはったのに今日はあらへん。もしかして事故にでもあったんやろか?」
そう言って再び顔を俯かせるはやてちゃんに私は胸が締め付けられる思いだった。蒐集の事を伝えることはできない為はやてちゃんを励ます言葉も上っ面になってしまっているのをわかっていながら伝える。
「だ、大丈夫よはやてちゃん。確かにいつもなら連絡してくると思うけどたまに忘れてたとかあったりするかもしれないでしょ?それにシグナムもヴィータちゃんもはやてちゃんの料理楽しみにしてるんだから必ず帰って来るわよ」
それを聞いてもはやてちゃんの表情は晴れなかった。私はそれ以上何も言えずザフィーラも同様の表情(狼形態だけど)で何も言わずはやてちゃんを見つめていた。部屋に響く音は時計が時を刻む音だけだった。
Side end
Side 未來
シグナムの治療が終わり地下室に降りた未來達。
そしてメディカルの液体を抜いてシグナムを出すとすぐに地下室にある仮眠室的な所に行き、服を渡しシグナムを部屋の中に入れて着替えをするように伝える。
着替えを終え出てきたシグナムと話を始める。
「治療をしてもらって申し訳ない。ありがとう未來」
「いや、まぁ自分がつけた傷ですからこれくらいはしようと思っただけで」
「戦闘でついた傷については気に病むことはない。こちらはそれを覚悟の上なのだからな」
「はは、わかりました。それとレヴァンティンもお返ししますね」
レヴァンティンをシグナムに返す
「済まないレヴァンティン。私の力不足で負けてしまったな」
『気にしないでください。次挽回しましょう』
「フッ♪わかった。次こそ勝とう。ついてきてくれるかレヴァンティン?」
『もちろんですマスター』
愛機とちょっとした会話を交わすシグナム
「あの、申し訳ありませんがお話がありますシグナムさん」
未來に言われて表情を戻すシグナム
「わかった。話を聞かせて欲しい」
そう言われて先程ヴィータに話したことと同じことを伝える。
「なるほど。気という力に瞬間移動か。非常に興味深いな」ニヤリッ
バトルジャンキーの血かはたまた騎士としての血かわからないがほくそ笑むシグナム
それを見て原作通りだなと思う未來はとりあえず伝えなければいけないことがあるため切り出す。
「とりあえずあなた方をここに連れてきた経緯等は話しました。後ほどお聞きしたいこと等あれば後日話しましょうか。もう遅い時間ですしね」
((ビクッ!!))
未來の遅い時間という言葉を聞いてシグナムとヴィータは恐る恐る壁にかかる時計を見る。そこに刻まれていた時刻は・・・9時半。
そして時間を確認した2人の顔から血の気が無くなっていく。なぜそうなるかを知っているのは未來だけだった。
「ど、どうしたんですか?」
尋常ではない様子に思わずフェイトが問いかけるとギギギと聞こえてきそうな感じで未來を見るシグナムとヴィータ。
「「ヒィッ!!」」
自分が見られているわけではないのに思わず悲鳴を出すテスタロッサ姉妹。だが2人はそんな姉妹には目もくれず未來に土下座しながら頼んだ。
「「未來たのむ!瞬間移動で私達を夕飯前に送って欲しい!!」」
「いや、あのですね...」
「たのむ!!今帰ってもはやてに合わせる顔がねぇ!」
必死な様子の2人の思いに応えてあげたいが現実は残酷であるためきちんと伝えなくてはならない。
「瞬間移動はあくまで同一時間上を行き来する技なので過去に行くことはできないんです。お力になれず申し訳ありませんが...」
未來の申し訳なさそうな宣告を受けてシグナムとヴィータは膝をついて燃え尽きた。いつも優しい笑顔を向けてくれる主に悲しい思いをさせてしまった。今もきっとお腹を空かしているのにずっとテーブルの前で私達の帰りを待っているであろう小さな姿を思い浮かぶだけで罪悪感が半端なく二人をおそう。
ガクガクと涙を流しながら震える2人を見てテスタロッサ家が同情して未來に聞く。
「未來。本当に手はないの?瞬間移動は無理でもあなたの魔法でなんとか」
「プレシアさん。魔法は万能じゃない。それはプレシアさんご自身が一番よくわかってらっしゃるはずでしょう?」
そう言われてしまってはプレシアとしては黙るしかない。だがそれを聞いたアリシアが疑問の声を上げる。
「ならお姉ちゃんのあの能力で過去に行く機械か時間を戻すやつって作れないの?」
「・・・・・あっ!その手があったか!!」
打開策があるかもしれないような未來の声に再びシグナムとヴィータが詰め寄る。
「ほんとか!?本当に時間を戻せるのか!?」
「ちょちょちょ!近いですって。やってみないとわからないですけど可能性はあります!」
2人を引き離しバオウに聞く。
「バオウどうかな?どちらかのアイテムを作ることはできる?」
『そればっかりは俺にもわからねえけど過去に行くよりも時間を戻す方がいいとは思うぜ。過去に行ってもそこには別の2人がいるわけだから混乱するだけだしな。範囲を主の家を中心に半径何メートルかに搾って主のみに効果が現れるようにすれば俺達には影響は出ないし守護騎士達も記憶は残したまま戻るから解決できる気もするが』
バオウのアドバイスを受けてその方向で行くことにする。
「わかったよバオウ。とりあえずやってみる」
少しみんなから離れて能力を発動する未來。
作成を始め手元の光が収まると未來の手にそのアイテムが収まっていた。それは、、
【時の魔術師】
「「「「「「・・・・・・」」」」」」
物凄く冷たい空気が地下室を包み込む。
「そ、それが時間を巻き戻すアイテムなのか?」
ヴィータが聞いてきたがなんといって言いかわからない未來。
だがすかさずバオウが言う
『相棒。疑問はわかるがそれは問題なく時間を戻せるから使って大丈夫だぞ』
「なんでそう言えるの?バオウは知ってるでしょ?このカードがどういう物なのかを」
『確かに知ってるけどよく見ろよそのルーレットの所を。そこ見りゃ1発でわかるって』
そう言われて時の魔術師のルーレットを見るとそこには、
「は?全部当たりだと!?」
そう。本来なら上下左右にしか当たりがないのにその時の魔術師は全てのところが当たりになっていた。これなら外れようがないはずなのだが一抹の不安が未來にはあった。
「ヴィータ、それにシグナムさん。このカードを使えば時間を戻せます。ですがこれはいくら当たりしかなかろうと博打のカードです。それでも使いますか?」
それを言われても2人には選択肢等なかった故に即断で言い切る
「「使う!必ず成功させてみせる!!」」
2人の覚悟を見た未來は時の魔術師を2人に渡した。
「そのカードを持って主の家の前に行き、【時の魔術師よ!三時間前に我ら2人を導きたまえ!タイムマジック!】って言ってそのカードを天に掲げてください。そうすれば時間が戻るはずです」
「「本当に!?あ、ありがとう!本当にありがとう!」」
「とにかくすぐに試してみてください。お気を付けて」
「「わかった。本当にありがとう未來。この恩は必ず!
」」
慌てて出ていく2人を見送り姿が消えたのを見てプレシアが切り出す
「未來。どうしてあなたが見てる前であのカードを使わせなかったの?あとあの恥ずかしいセリフを言わないとダメなんて結構シビアなのかもね」
「嫌な予感がしたからです・・あと別にあのセリフ言わなくても戻したい時間とタイムマジックって言うだけで使えますよ」
「・・・・」
そう言われプレシアはジト目で見るが未來はどこ吹く風といった表情だった。ちなみに無事に時間を戻した2人は夕飯前に戻れた為未來の危惧は徒労に終わったのだった。
ただ他の守護騎士は戻す前の記憶は残っている為シグナム達はシャマルとザフィーラに物凄く怒られたのであった。
ふと思いついたので遊戯王ネタぶっこんで見ましたw
原作ではやてとの約束を破りそうみたいな描写があったと思って今回のお話でした。
あと結構勢いで書いてたりするので何か主人公にして欲しい的なアイディア等ありましたがぜひコメントでよろしくお願いします。
感想もお待ちしております