ブロリーに引き続きケフカを書いてしまいました
本編、ご覧ください
<瓦礫の塔>
ここは地上よりも遥か上空に〔出現〕した《瓦礫の塔》、その地に一匹の異形と14人の戦士が対峙していた。
「命...
夢...
希望...
どこから来て、どこへ行く...?
そんなものは、私が破壊する!!」
一匹の異形が吼えた、この異形、名は《ケフカ・パラッツォ》という。
今、ケフカは混乱の極みにいた、何故なら自分が欲してやまなかった《三闘神》の力、それが目の前のカス共に敗れようとしていたからだ。
「(何故だ.....! 私は神に、絶対に至ったのでは無かったのか!? ....私は....俺は....ぼくちんは....!!)」
「(いや!! 私はなったんだ!神に!! 絶対に!!!)」
不安を振り払うようにケフカはその者達の元へと向かった
「(........くそ)」
どのくらい時間がたっただろうか? 三闘神の力を取り込んだケフカは14人の戦士に敗北し、体の崩壊が始まっていた。
「(.....セリス)」
何故かつて、いや今敵対している女の名前が出てきたのだろうか? そしてケフカはその答えを見出だせないまま体が粒子となって空へと消えていった。
これが一人の男《ケフカ・パラッツォ》の最期だった
<?????>
そしてここでも一人の男と一人の少女が対峙していた。
「足りナーイ...もっと...もーっと壊さなきゃ!」
「ケフカ! もうやめて! これ以上の破壊は無意味よ!」
少女は叫んだ、なんとこの男は先程死んだケフカらしい
一体どうゆうことだろうか?
ケフカは少女の叫びにこう答えた
「意味のある破壊などつまらん!
意味もなく破壊するから楽しいんだよぉ!!」
その答えに少女は顔を背けた。
一体、何が彼をそこまで思わせるというのか
何故、破壊にこだわるのか
少女《ティナ》には分からなかった。
「滅ぶと分かっていて なぜ創る?...
死ぬと分かっていて なぜ生きる?...
死んでしまえば全て無になってしまうのに...」
「守るべき者がいるから.....生きている間にその意味を見つければ良いでしょう?」
「無駄だ....この世界も、お前達もいずれ消える...」
「 命――夢――希望――
どこから来て、どこへ行く?
そんなもので心満たされるわけがない!!
ハカイ! ハカイこそがぼくちんの生きる輝き!
ハカイ!ハカイ!ハカイ! ぜ~~んぶハカイだぁ!!」ボウ!
ハハ、ハハハハハハ.......!
彼が言い終わると彼の体が燃えて消えた、笑い声を残して、ティナはどうして彼が破壊することに執着しているのか理解した。 彼は―――
「壊れた心を....破壊することで埋めようとしていたの.....?」
彼女の問いかけに答える者はいなかった
そしてもう一人の《ケフカ・パラッツォ》が消えた。
彼が最期に破壊したものは《自分自身》だった
<次元の狭間>
ここは次元の狭間、世界に必要のないものが流れ着く場所。
建物...エネルギー...モンスターなどの異形の者達がここに流れ着いていた、辺りはただ静寂が広がっていた、だが。
――ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!――
静寂が続くと思われたこの場所に大きな異変が起ころうとしていた。
音が聞こえないはずのこの空間で大きな地鳴り....否、〈空間が悲鳴を挙げた〉
音が止むと巨大な穴が〈二つ〉出現した、その穴から何かが出てきた
「......」
「......」
ピエロを連想させる服装を纏った男、《ケフカ》が穴から出てきた、しかも二人。
彼らの中にはある三闘神の力が起こした悪戯か、やがて彼らの互いの距離が近づいていき衝突するかと思った瞬間、彼らの中心にして眩しい閃光が辺りを覆った。
「.......」
そして光が収まると先程の二人に比べ、全く無傷のケフカが《一人》いた。
無傷と言っても意識は回復しておらず、ケフカはこの空間で漂っていた
ーブゥゥゥウンー
するとケフカの前にまた穴が出現した、二人が出てきた穴より数倍巨大な穴が。
二人は抗うことが出来るわけがなく、その穴に吸い込まれていった
ーシュン!ー
穴をまるでそれが目的だったかのようにケフカを吸い込んだ瞬間に消えた
<次元の狭間>
次元の狭間でケフカが消えた場所を遥か上から見下ろす者がいた
「......力ある者、この世界で何を成す? 何を見つける?」
その問いかけに答える者がいるはずもなく、辺りは再び静寂が戻った
<天界〈神殿〉>
「......はぁ」
神殿の入口に立ってため息を漏らす美男がいた
彼の名は《ミカエル》、数多くの天使たちを束ねる長である。
そんな彼は今、大きな問題を抱えていた それは《神の死》
神は《天使》《堕天使》《悪魔》の三つ巴の戦争で魔王や堕天使の幹部達と共に死んでしまった、ミカエルは神が運営していた『システム』の管理に任命されたが、大きな問題があった。
「主は『システム』を私に託して下さいました...ですがシステムを運営させるには膨大な神力が必要......私はシステムを運営させる程の力がありません...どうしたらいいのでしょう」
はぁ、とまたため息を吐いてしまう
「《もう一人》主がいらっしゃればいいんですけどね」
なんて無いものねだりを言ってしまった、すると
ーゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!―
突如、神殿を大きな揺れが襲った
「!!!??」
余りに突然だったのでミカエルは反応できずにいた
やがて揺れが収まりミカエルに冷静さが戻った
「今の揺れは神殿の奥から......!!」バサッ!
今システムを失うのはマズイ! ミカエルは急いで神殿へと向かった
<神殿最深部>
「システムは!? 大丈夫です......か?」
神殿最深部へと辿り着いたミカエル、真っ先にシステムが無事か確認を行おうとしたが動きが止まってしまった、そこには
「......」
「......道化師?」
自分が確認したときには居なかったはずの者がそこで倒れ付していた
「!......大丈夫ですか!?」
ミカエルは急いでその者を抱き抱え、医療天使の元へと向かった
横目でシステムを見たがどこにも異常はないようだ、ミカエルは急いで飛んだ
ミカエルはこの時知らなかった、これから先彼を中心として何が起こるか、彼が侵した罪の大きさを。
感想よろしくお願いします!
これからはブロリー、ケフカと交互に書いていくつもりです
どちらも完結させますので応援よろしくお願いします!