どんな人生でも好きなことして生きられれば最高さ   作:はないちもんめ

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息抜きで書いてみました。

続くかは未定です。


0.0 物語の始まりは何時も唐突

「これで四つ目か、よし依頼は完了だな」

 

目的のものを掘り出し採掘作業が終わったので、荷物を片付け帰る準備をする。

 

突然だが、俺は転生者だ。

 

とは言っても別に神様に転生させられたとか、そんな話ではない。ただ、死んで気が付いたら子供の姿でこの世界にいただけだ。

 

え?聞いてない?あら、そう。

 

まあ、とにかく、その後何だかんだあって此処がリリカルなのはの世界だとは知ったが、知ったからと言って、親も戸籍もない奴が真っ当な仕事に就けるはずもなく、裏家業の何でも屋的な仕事をして生計を立てている。

 

ぶっちゃけ、万事屋みたいなもんだ。別に銀髪でもないし、ツッコミ眼鏡もゲロインも味方にはいないが。

 

「たくよー、取り締まりが厳しくなってるから仕事の大変さは上がってるのに報酬の額は上がんないとは・・これも不景気って奴のせいなんですかねえ」

 

世知辛い世の中になったもんだと思いながら、俺は洞窟を出る。

 

そこには今までの暗闇が嘘のような満天の星空が

 

「そこのセクハラ違法発掘業者止まりなさい。私は時空管理局執務官のティアナ・ランスターです。両手を上げて速やかに投降しなさい」

 

待っておらず、待っていたのは執務官でした・・・というか

 

「誰がセクハラだこの野郎、てか、また、お前かよティアナ。そんな仕事ばっかやってたら婚期逃すぞ」

 

俺の言葉で額に青筋を浮かべたティアナは、急に笑顔になり言い放った。

 

「死ね」

 

「うおっ!?」

 

有言実行と言わんばかりに自らのデバイスであるクロス・ミラージュをぶっ放してきた正義の味方であるはずの執務官に俺は戦慄が走る。

 

「危ねえな!殺す気か、馬鹿野郎!執務官がそんなことをして良いと思ってんのか!!」

 

「先ほどのあなたの発言は侮辱罪に当たります。それに加えてあなたの場合、逃亡歴もあります。なので、捕まえてもまた逃げられる可能性が高いですし、何よりあなたが生きているのは私の精神衛生上良くありません。という訳で死んで下さい」

 

「半分以上お前の私見じゃねえか!!そんなんだから、お前は何時までたっても半人前なんだよ!イチゴパンツから卒業出来ねえんだよ!」

 

「イチゴパ!?だ、だからその話は止めてって前から言ってるでしょ!?てか、何年前の話をしてんのよ、この最低セクハラ男!!本当にぶっ殺すわよ!!」

 

「さっきから銃乱射してる奴が今更何言ってんの!?うお、あぶねえ掠った!じゃあ、言わないでやるから今日のお前のパンツ見せてくれよ。何色だ?ん?」

 

「見せる訳ないでしょ、このダメ人間!!てか、本当に捕まりなさいよレイン!!何でか知らないけど、あんたが色々やった後の後始末は私の担当みたいになってんのよ!残業がとんでもないことになってんのよ!目の下に隈できてんのよ!私の休日返しなさいよ!!」

 

「俺はしーりーまーせーんー。皆の税金で生活してんだから残業くらいで文句言ってんじゃねえよ、この野郎!」

 

「文句を言わせてる元凶が言うんじゃないわよ!!てか、あんたのせいでプライベートの時間がなくなって、ほとんど仕事しかしてないわよ!」

 

会話だけ聞けば余裕があるように聞こえるかもしれんが、俺には全く余裕がない。

 

このチンピラ執務官喋りながらも一切休むことなく弾丸を打ち続けている。

 

そんなに恨まれる覚えは…沢山あるけど、捕まるのも殺されるのもごめんだ。

 

何かないかとバッグの中身を探すが、最近補充をしてなかったから録なものがない。んー、何かないか…お、あった。ふははは、これがあれば「スターライト」ん?何だこの嫌な感じは。

 

その予感に従って、ティアナの方を見てみると魔力を集結させている。てか、これは

 

「うおい、マジかお前!?一般市民にそんなもん撃つんじゃねぇ!!てか、それ非殺傷設定だよね?殺傷設定じゃないよね?」

 

「うっさい、あんたが一般市民な訳ないでしょーが!それと最後の質問には良い答えを教えてあげるわ、レイン」

 

ニコッと嬉しそうに笑うティアナは本性を知らなければ思わず赤面してしまうほど綺麗だが、本性を知ってる俺としては全く綺麗だと思えない。それどころか、青褪める。

 

「その答えとは?」

 

何となく予想しながらも一応問いかける。

 

「喰らえば分かる。ブレイカー!!」

 

ギャア、あの馬鹿本当に撃ちやがった!?あんなもん喰らったら死ぬ!早く発動しなきゃやべぇ!間に合うか!?間に合えよ、コンチクショウ!!

 

その直後レインの視界は光に包まれた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「また逃げられたか・・・」

 

本当にゴキブリのような生命力だ。何度追い詰めても今回のようにギリギリの所で結局逃げられてしまう。あの生命力は間違いなく人間を超えている。

 

「ティアナ執務官。追いますか?」

 

「良いわ。どうせ、あのバカのことだからこの辺りにはもういないでしょうし」

 

何時の間にか近くに来ていた局員に追うのは止めるように指示を出す。無駄なことはしない主義なのだ。

 

「はあ、そうですか。それでは大変申し上げにくいのですが」

 

「分かってるわよ。あいつの事後処理でしょ?まあ、今回は違法採掘だけだから気楽なもんよ」

 

思わず苦笑が出る。確かに面倒なことには変わりないが、何時もに比べたら軽いものだろう。

 

「いや、あのそれに加えて」

 

「ん?」

 

「レインは此処に来るために民間の宇宙船を盗んでおり、そのことに対する被害届が出されています。そして先程大破したその宇宙船が見つかりました。恐らくレインが壊してしまったのでしょう」

 

「・・・」

 

「加えて、獲物を横取りされないように他の採掘業者を手当たり次第倒したらしく洞窟の中は死屍累々になっています。加減はしていたらしく死者は出ていませんが」

 

「・・・」

 

「この報告を聞いたフェイト執務官からは栄養ドリンクが大量に届いています。『頑張って』だそうです」

 

「・・・」

 

「ティアナ執務官・・・」

 

もの凄く可哀想なものを見る目で見られる。もう笑いしか出てこない。ああ、また残業続きの毎日か・・・

 

「ティアナ執務官、お気を確かに!!もう目が完全に逝っちゃってる人になってますから!!戻ってきて下さい!!」

 

部下の声がとても遠くから聞こえる気がする。ああ、今日も空は綺麗ね。

 

「大丈夫よ、気にしないで。何時もの事だから」

 

その言葉を聞いた部下の目から涙が零れるのが確かに見えた。私ってこんなキャラじゃなかったはずなのに・・・

 

 

 

 

 

 

あの野郎、次会ったらどうしてくれようかしら。

 

 

 

 




気分が乗ったら続きを書きます。
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