どんな人生でも好きなことして生きられれば最高さ 作:はないちもんめ
「人間たち。私と共に正解へと旅立とうじゃ」
「死ね、パチもん野郎が!!」
「ない、ほげぶぅ!!」
「お客様ぁ!?」
したり顔で語ってるパチもん野郎の顔面に全力の拳をぶちこんだ。
「な、何をするんだい真道」
「誰が真道だ、パチもん野郎。お前いい加減にしろよ、こんなあからさまにパクリにきやがって。オマージュで済むと思ってんのか?」
「き、君が何を言っているのか私には分からないけどね真道。ここで君に会えたのも何かの縁だ。共に異界へと行こうじゃないか」
「何時までそんなキャラ気取ってんだよ、この野郎。本物だとしてもお前とっくにやられてるんだよ。スーパーJKにボコボコにされたんだよ。毎週楽しみに見てたのにあんな終わり方しやがって。視聴者なめんなよ?最終回で新キャラ登場して、ラスボスがそいつに負けて終わりとか一番やったらいけないやつだろうがぁー!!」
「それ私には関係な、そげぶぅ!!」
思いのままにパチもん野郎の顎にアッパーを喰らわせた。面白いように吹き飛んで行く。涙目になっているが、そんなこと俺には関係ない。
「分かったならさっさと異界でも実家でも良いからとっとと帰れ。もう新クール始まってんだよ。お前の出番終わってんだよ。レクリエ○ターズと違ってお前の出番は1クールしかねーんだよ」
「ちょっとその言い方酷いだろ!あの人だってな、頑張ってたんだよ!確かに超展開ではあったけどさぁ、良いじゃん別に!あそこまでの超展開なら、むしろアリだろ!」
「キャラぶれてるぞ。ザキュニナのキャラがさ迷ってるぞ」
「はっ!!?んん、こほん。何を言っているのか良く分からないな真道。私にも分かるように話してくれるかい?」
「今更なんだよ。今更ザキュニナキャラを取り戻そうとしても無駄なんだよ。もう、ザキュニナには戻れないんだよ」
「そんなことはない。私には異界から持ってきた三つの道具があるからね」
「へえ。どんなのだ?」
「1つ目が異界のエネルギーを無限に取り出せるオムだ。これがあれば人間はもうエネルギー源に悩むことはない」
「ただの電池だろ。しかも単3の。おまけにイ○ーヨーカ堂のシール付いてるじゃねーか」
「二つ目が、人間が眠らないですむサンシだ。これがあればもう人間は眠らないですむ」
「いや、眠眠○破って書いてあるけど?何?寝ないで済むってのは眠気を覚ます効果しかないの?」
「最後の三つ目。これは本当に凄いよ。ナイミスハインだ。これは目に1滴垂らすだけで乾燥した目がスッとするという凄い効能が」
「それはもう見た目から効能まで完全に目薬だろうがぁー!!何が異界から持ってきたアイテムだ、この野郎!もうちょっとクオリティーが高いもの持ってこいやー!」
「アンタッチャブル!?」
怒りのままに振り切った俺の足業の直撃を受けてパチもん野郎は変な叫び声とともに機長室の方に吹き飛んだ。
たく、こんな茶番で俺のビジネスクラスライフを邪魔しやがって。
「もう良いだろ?俺が引導を渡してやる。中途半端なパクリキャラで来やがって。ザキュニナならセーブしてるだろうから、セーブデータからやり直すんだな。ついでにその時は、さ○かちゃんのパクリで来いよ。そうしたら応援してやる」
「いや、ちょっと待って!おかしいじゃん、前のオリキャラはこんな風に終わらなかったじゃん!もっと長編ぽかったじゃん!」
「大丈夫だよ、お前は俺もまだ途中だ。つまり、セーブデータからやり直しがきく」
「いや、違うから!あの時の言葉はこういう時に使われるものじゃないから!」
必死に何かを訴えているが、そんなもん俺には関係ない。さっさとこいつをゲームオーバーにさせるべく、こいつに拳を降り下ろすが、反射的に何かの機械で防がれる。
無意識に庇わせてしまったのか、楯代わりに使った機械がバラバラになった姿を見て顔面蒼白になっていく。
「な、何てことをしてくれたんだーー!!?」
「そんなに慌ててどうしたよ。セーブデータをちゃんと取ってなかったのか?駄目だよお前。セーブはこまめにしとかねぇと」
「ち、違う!君のバカ力のせいで私のウドが壊れてしまったんだよ」
「良いだろ別に。どーせ、それもパチもんだろ?」
「そんなわけないだろ!これだけは違うんだよ!これでこの飛行機を操縦してたんだから!」
「だったら、余計良いじゃねーか。これで飛行機は元通りだ。これでハイジャックごっこはおしまい。お前は捕まって、俺はビジネスクラスを再び満喫できる。万々歳じゃん」
「い、いや、捕まるのは嫌だけど、そもそも違う!それぐらいで収まるなら僕はこんなに慌ててない!」
「どーなるってんだよ」
「僕はこの飛行機を強制的にオートパイロットにして操っていたんだ!お前が壊しちゃったからもうこの飛行機はオートパイロットにはできないぞ!」
「慌てんじゃねーよ、この飛行機にはお前と違って本物の機長がいるんだよ。副機長もいるしな。慌てんな、みっともない」
「あれを見てからそんなことは言え!」
あまりにうるさいので、そいつが言う方角を見てみると二人の男が泡を吹いて倒れていた。
「誰だよ、あの二人は」
「機長と副機長だよ!君が僕を殴った時の衝撃で気を失ってしまったんだ!」
「え?じゃあ、誰が運転すんの?」
「誰もいないよ!ついでにウドと一緒にオートパイロットも壊れたよ」
「つまり?」
「たった今から地上に向かって落ちるに決まってるだろぉ!?」
そう言うやいなや本当に飛行機は地上に向かって落下を始めた。すげぇ、本当に飛んでるみたいだ。てか、そんなこと考えてる場合じゃねぇ!
「おい、お姉さん!ブラッ○ジャックを呼べ!機長達を治療して貰うんだよ!」
「いませんよ、そんな人!お客様運転とかできないんですか!?」
「おおっと、それを忘れてた」
空中を泳ぐように移動し、操縦席にたどり着いた俺はハンドルを握った。往くぜ、両○の旦那!
「お、おい、きさま運転などできるのか?」
「大丈夫だ、昔とし○えんで飛行機っぽいの乗ったことがある気がする」
「今すぐ運転席を代われ!!絶対にろくなことにならん!」
「皆おらに元気を分けてくれぇ!!」
力一杯ハンドルを上に上げる。しかし機体の重さと落下のスピードが邪魔をして、なかなか上がらない。
しかし俺は負けるわけにはいかない。元○玉は無敵だあ!!ボキッ
ボキッ?
返事がない。ただのがらくたのようだ。
「「お前が壊したんだろうがぁ!!」」
「二人揃ってうるせぇんだよ!なっちゃったもんは仕方ねぇだろ!」
「元凶が何を言っている!」
「そもそもお前がハイジャックごっこ何かするから悪いんだろうが!ビジネスクラスなめんな」
「お二人とも喧嘩してる場合じゃないですよ!何か他の手段はないんですか!?」
そんなこと言われてもな。いや、もしかして
「1つだけある」
「本当ですか!?」
「ああ、昔国語の授業で習った。落下スピードを相殺するために地面に着地する瞬間に力を爆発させて衝撃を緩和するという方法だ」
「「シ○ーマンキングだろ!?何が国語だ!!」」
「やかましい!じゃあ、他に方法あんのかよ」
「う、それは…し、しかしこの機体の落下スピードを軽減させる衝撃などどうやって生み出すのだ?」
「そ、そうですよ!まずはそれがないと」
「問題ない」
そう言うと俺は背中やポケットやバックからバズーカ砲やレーザービーム、手榴弾など色々取り出した。
「これだけあれば何とかなるだろ」
「「お前の方がよっぽどテロリストじゃねぇか!!」」
「テロリストじゃない、犯罪者だ」
「どっちにしろ悪人じゃないですか!」
「良いからそろそろハッチを開け。本格的にやべぇぞ」
もう地面がハッキリと見えるくらいの高度にまで下がっている。もう喋っている時間はない。
「う、わ、分かりました。じゃあ、私はハッチを開けたらそのまま逃げます」
「僕はしっかり応援してるよ!」
「お前らも来るんだよ!良いから、ハッチ開いたらこっちに来い!」
「うう、分かりましたよぉ」
「こうなればヤケだ…」
二人とも泣きそうになってるが、来ただけマシな方だろう。
地面から一キロってとこか。まだ早い。
「良いか?俺の合図と同時に放て」
「わ、分かりましたよ」
「あ、ああ」
地面とおよそ200メートル!今だ!
「発射!!」
その声と同時に放たれた無数の爆撃は大爆発を引き起こし、俺の視界を遮った。
「いてて、おい二人とも大丈夫か?」
何とか死なずにすんだ俺は側にいた二人の安否を確認したが何とか無事ではいるようだ。
しかしここは何処なんだ?
半壊した飛行機から何とか脱出し、辺りを見渡すと一人のオッドアイのガキと眼が合った。
「あのー、凄い状況ですけど何があったんですか?」
「新手のスカイダイビングだよ。それよりガキ。ここは何処なんだ?」
「私はガキじゃありませんよ!ここですか?ここはSt.ヒルデ魔法学院ですけど」
「St.ヒルデ魔法学院?」
何だその学校。
この子がいるアニメ見てないからキャラがぶれそう…