硝煙の軌跡   作:暁学園前

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第一章 第四部

 銃を持った人間が、スコープ越しの視界に飛び込んで来る。まるで、撃ってほしいのかと思えるくらい無防備だ。

 俺が引き金を絞ると、それは、静かな銃声と同時に、赤い花を咲かせて、脱力したように倒れる。恐らく背後にいた俺に気付かないままで、死んだのだろう。

 本人が死因を知らないなんて嫌だな。と考えることもあるが、俺がこの街にいるタイミングで、襲撃に来た方が悪いと思うし、人の命を奪おうとして、その本人、または護衛に殺される可能性なんて存在するのが当たり前だ。だから俺は襲撃者の射殺を躊躇わなかった。

「仕事なら何人殺せる」

 昔、《赤い星座》のシグムント・オルランドに聞かれた。

 俺は「死ぬと思ったら逃げますが、そうじゃなければ、何人でも」と答えると、「それはミラのためか、依頼主への忠誠心、どちらなんだ」と返して来る。

「勿論、ミラのためですよ。あなたに忠誠心があるならば、逃げたりしませんし、死ぬまで戦います」

 すると、シグムントはにやっと笑い、契約を完了させた。その笑顔はどこまでも不気味だった。

 

 

 

トリスタ放送局前 午後二時四十五分

 

 トリスタは平和だ。平和に見える。

 子供達がはしゃいで、学生達が青春を謳歌していて、教会は本来の役目を果たしている。

 しかし、その景色には黒が混ざる。裏社会の黒だ。今日の俺はそれが許せないらしく、黒の元を辿っていて、クラレンスにも協力してもらっている。遠くから敵の位置を知らせ、戦闘になれば狙撃をしてもらう、という役割を担っている。スポッターはいないらしいが、あいつなら大丈夫だろう。

 それにしても、最近は物騒になってきた。

 ただでさえ、いつも睨み合ってる革新派と貴族派の対立が、激しくなり、同じ企業の中でもそれの溝があると聞く。

 それもあってか、猟兵団や暗殺専門の奴らが、動き出している。もし内戦になれば、戦力の増強のため、貴族派に雇ってもらえるように、今のうちから自身達をPRしているのだ。

 そこで、俺や《Ⅶ組》の連中だったり、革新派の要人を暗殺することが、流行りになったみたいだ。

 だが、それらは全て防がれ、逆に警戒させる嵌めになり、戦力を補強されている。

 俺だって、今年初めて襲撃された時は手ぶらだったが、今日に到れば、拳銃まで所持している。軽くてもナイフだ。

 

 武器の感触を確かめる。敵がいつ来ても良いように、五感を高める。

 すると、適当に歩いている俺の後ろを尾けている人間がいる。流石に先程の戦闘はばれていたが、今回のは適性過ぎて怪しくなっている。まあ、こちらが気付いていることは分かっていないようだし、仕方ないだろう。

 俺は尾行者を割り出すために、裏路地に向かって走り、左手に曲がる。それを追ってきた男一人が、角を曲がったところで腹に拳を食らわせると、嘔吐するような顔をして、座り込んでしまう。俺は彼の後ろに回り、首にナイフを突きつけ、仲間の居場所と、所属を聞いた。ほぼ素人なのか、情報を直ぐに吐いた。

 どうも彼によると、ここにいる襲撃者は《バグベア》という猟兵団らしいが、低ランクであり、これで手柄を上げようとしていたらしい。そして、仲間の居場所は彼自身も知らされていないらしい。そういうところだけは用意周到だな、と思う。

 俺は人数を聞くが、彼は首を横に振る。俺は、軽く尋問をしようと彼に提案し、座り込んだままの腹に蹴りを入れる。今回は本当に吐いてしまい、靴にかかりそうだったが、ぎりぎりで避ける。そして、更にもう一発、もう一発、と追撃を与え続ける。

 と、彼の胸ポケットから写真が一枚、出てくる。だが彼は痛みで指一本動かせない状況であり、俺が代わりに拾う。

 すると、写真には一組のカップルが幸せそうな笑みを浮かべていた。

「お前の恋人か」と聞くと、答えられはしないが、写真を拾った時から睨んでいるのを見ると、恐らく合っているだろう。俺はその写真を戻す代わりに、小型の感光オーブメントを使って、男の顔と、持っていた写真を撮影する。いつでも殺しに行ける、ということを伝えるためだ。

「お前が仲間の人数や、その他に知っていることを喋れば、お前も恋人も無事に済む」

 男は、正に苦悩している。そんな表情が読み取れる。

 俺が十からカウントダウンを始める。男は目を見開き、呼吸はこれ以上無いほど荒れている。《Ⅶ組》を暗殺出来るチャンスを、仲間を売るのと同時に捨てて、恋人を守るか、その恋人を捨てて、今回の手柄を立てるか、まだ若い彼には、余りに重く、苦しい決断だ。

 カウントが三を下回ると、彼は静かに告げる。

「お前が殺した四人と、僕を含めて十人だ」

 瞳からは涙が流れ、歯を食いしばるようにして、悔しさに堪えている。

 この状況でモラルは選べない。限りなく残酷になる必要があり、躊躇いなく実行する。そうじゃなければ、自分がこんな目に遭ってしまう。

 俺は、男を死なない程度に何度か蹴る。仲間と合流させず、仲間に見つけてもらえても、足枷になるように行動不能にする。横に倒れても何度か蹴る。少しやり過ぎる方が十分なのだ。

 男がぐったりとして、うめき声を上げるだけの存在になったところで、裏路地を出て行き、男から聞き出せた情報をクラレンスに伝える。すると、既に目星は付いており、人数も大体合っているそうだ。

 俺はその情報を下に、《バグベア》のメンバーを探し出す。奴らの残存戦力を考えると、二つのグループに分かれているか、大人数で固まっている可能性がある。先程のように、尾行なら一人で足りるが、暗殺ともなれば話が違う。恐らく導力車か、既に校舎近くに行ったのだろう。

 今回は、即座に《Ⅶ組》を助けに行ける範囲で、校舎内を探すのが良いだろう。狙撃ポイントになりそうな場所はクラレンスに確保してもらっているから、そちらは安心だ。

 問題は、教官に化けるタイプの暗殺だ。低ランクの猟兵団ということだから、あまり高度な技は、持っていないだろうが、捨て身の攻撃は、防ぐのが難しい。教室で自爆でもされたら、ひとたまりもない。

 一旦周囲を見渡そうと、屋上に上る。

 すると、森の中から閃光がこちらに向けて放たれる。俺は直ぐに伏せて、身を隠す。

 頭上を弾頭が飛んでいく。

 あれはスナイパーだ。光ったのはスコープの反射で、銃声が聞こえないことから、サプレッサーも付いていると考えられる。

 何故、《Ⅶ組》を狙撃しないか戸惑ったが、今受けている授業は音楽室で行われており、グラウンド側からの狙撃では狙えなかった。そして、そこに俺が現れた。そういう流れなのだろう。

 通信機でクラレンスに狙撃を要請するが、応答は「今は無理」ということだった。あちらでも戦闘が発生しており、三人と戦っているらしい。

 そうなれば、クラレンスを頼ることは出来ない。俺は拳銃を握り締め、戦闘の用意をする。

 

 

 仲間からの通信が終わる。

 こちらには、消音器を付けた短機関銃を持った猟兵が三人、かかって来ている。

 森林の中ということもあり、迷彩が周囲に溶け込み、まるで幽霊が動いているようだ。

 だが、その程度でこの俺を欺くことは出来ない。

 一人目、こちらを見失い、辺りを見回しているところを、頭を撃ち抜く。近くの木に紅いペイントを施しているようだ。

 二人目、頬に焼けるような感覚が生じるが、ここで怯めば負ける。そのまま照準を敵に合わせ、追撃を入れようとしたところを、二回引き金を引き、射殺する。

 一回は右肩に当ててしまったから、今度は左胸の心臓を撃つ。心臓を撃つと、頭を吹き飛ばすより単純な出血量は多いのだろうか、まだピンクに近い色をした鮮血が溢れてくる。

 三人目、恐らく隊長格の奴なのだろう。遮蔽物への移るタイミングや方法、射撃精度、それらが一番優れていて、俺を見つけることも、苦じゃないだろう。だが、一つ間違えた部分があるのならば、部下の命を、戦略的価値として軽く見たことだ。だから、後ろを取られる。

 俺は背後から首を掴み、喉にナイフを刺してやる。刃が静脈を通った辺りで、じたばたしていた男も大人しくなり始め、自分の血液で窒息し、死体へと変化した。

 気付くと、通信を終えてから十分が経過しており、もう一度ダレルと無線を繋ぐことにした。

「こちらクラレンス、敵が片付いた。これより援護に向かう」

『こちらダレル、それには及ばない。何故か《Ⅶ組》がこのことを嗅ぎ付けていたからな。狙撃者を無力化してくれた』

「了解、これより撤収する。通信終了」

 

 

「それで、トカレフ教官は、遊撃士といっても、猟兵団とかに手を貸している。そういうことだな」

 止むを得なく説明すると、クロウが言った。

「そうだ。騙すような真似をして済まない。だが、俺は常に命を狙われている状況だから身元をそう喋れないんだ」

「やっぱり・・・・・・じゃあ、《西風の旅団》を裏切った遊撃士はトカレフだったんだ」

 フィーが最近の話題を持ち出したことに驚いた。しかし、彼女が今、俺に求めていることは返答だろう。彼女の経歴は知っている。団長を慕っていたことも。

 俺はゆっくり頷く。すると、彼女は少し俯いてから顔を上げた。その顔は覚悟を決めたような顔だった。

「放課後、街道で待ってるから"あの時"使ってた武器を持って来て」

 また頷く。

 少女にとって、この選択は無謀だが、一つのけじめなのだろう。団長の死と関わった俺と、戦うことを彼女は望んでいる。

 《赤い星座》と《西風の旅団》での決戦で、俺は裏切り者のように思えたのかも知れない。そんな俺を敵視するのは、自然なことだ。だからこそ、全力で戦わなければならないし、彼女を叩きのめす。

 それが教官としての俺がするべきことであり、俺自身が望んだことでもある。

 屋上のドアが開くと、メアリー教官が立っていた。一見、にっこり満面の笑みのように見えるが、目が笑っていない。思い出せば、《Ⅶ組》は授業を受けている途中に、俺の救援に来たので、納得のいく状況であり、この場にいる全員が恐怖を感じていた。いつも朗らかな人程、怒ると怖いもんだ。

 俺は、逃げようと思ったが、出口は塞がれていて、他から飛び降りようものなら大怪我をする。生徒達に助けてもらおうと、振り返るが、下から回収されるザイルが落ちる、という光景だけが、そこにあった。

 

 

 

 やっと帰れる。

 思い出したくも無いような地獄から抜け出せたのだ。

 教会の前に差し掛かった時、後ろから声をかけられる。

「今のお前には、これが必要だ。元西風とやり合うなら、《黒の工房》が手掛けた銃でも分が悪いだろう。それでも負けはしないだろうが、フィーもそれを望んでいるんだろ」

 そう言って、人の腕が二、三本入りそうな、トランクを渡して来る。ミヒュトのおっさんに預かってもらっていたものを取ってきたのだろう。

 トランクを開けると、確かに俺が使っていたガントレットが、入っていた。しかし、ガントレットと言っても、トンファーより一回り大きい程度で、腕を覆うような代物では無い。

 ただ、普通の武器と違うのは、戦闘中での機能が圧倒的に多いことだろう。銃機構や、ブースター、それにワイヤーだって発射出来る。これだけの機能を付けていながら、ガントレットとしての耐久力があるのも、流石という他ないだろう。

 俺は武器を届けてくれた相棒に感謝し、そのまま西街道へ向かった。

 

 西街道に出る直前の場所には、第三学生寮があり、現在は、明かりがキッチンと、食堂にしか点いていない。全員で決着を見守るつもりなのだろう。だが、シャロンさんは、食事の支度をしているようだ。彼女らしい。

 街道に目を戻すと、遠くに《Ⅶ組》がいるのが、分かる。ここからじゃ良く見えないし、今は夜だ。ただでさえ表情が見えにくい。

 少し、早足で街道を歩くが、やはり距離があり、少しかかりそうだ。

 その間、クロスベルの警備隊をやっていた頃を思い出す。あの頃使っていた偽名は思い出せない。だが、これは思い出せる。

 

 その頃、俺は情報局との繋がりを持つためにも、情報局側からのスパイ活動の依頼を受けていた。

 この状況に似ている、というのは、夜の街道ということだ。正確には、駐車場だった。

 その時、一緒にいたのは、フィーと同じ銀髪で、シルヴィという女だった。彼女は警備隊でも、俺と同じ部隊に配属されていた。

 彼女の顔立ちは美しく、好意を抱く男は多かったが、彼女に恋人がいる、という噂はなかったし、実際にいた、という話もなかった。俺としては、嫌い、と言えば嘘になるが、彼女の優しい心に少なからず、惹かれていた。だが、それは致命的な出来事でもあった。俺は警備隊全体を裏切っているスパイだ。俺は彼女を裏切っている。

 その罪悪感は、俺を責めつづける。

 彼女は、積極的に話しかけてくれる。俺も楽しそうな顔をし、同調する。

 そして、その時も、俺の心は罪悪感に責められる。

 

 そこまで思い出したくらいで、目的地に到着する。そこは何も無い円状の場所で、決闘にはうってつけだな、と思う。

 《Ⅶ組》は全員で、この決闘を見届ける気なのか、夜ということにも拘わらず、集合していた。俺としては、こうして集まられるとやりづらい。

 フィーは既に、闇の中に溶け込むような、光沢の無い双銃剣を手に持っていて、彼女自身も、闇と同化している。つまり、準備は出来ている。

 俺もトランクからガントレットを取りだし、腕に装着する。トリガーの感触を確かめ、「準備完了だ」と言う。

 すると、決闘前にフィーが聞きたいことがあるらしい。

「なんで・・・《赤い星座》との決着をつけるときに、私達を裏切ったの」

「単純な話だな。ミラのために決まってる。俺は遊撃士といっても、猟兵とやることは変わらないし、お前達も繰り返していたことだ。俺もそれをしたまでだ」

 自分の保身をしたように聞こえたのか、フィーは、表情を険しくしたように見える。そう見えた。

 サラが戦闘開始の合図を出すらしく、こちらの様子を見ている。

 俺もフィーも準備が出来てる、静かに頷いた。

 今回やるのは、模擬弾を使うとは言え、実戦のようなものだ。相手を殺す気でやらなければならない。

「双方構え。・・・・・・始め!」

 サラの合図と共に動き出す。

 フィーは持ち前の機動力で、先手を取って、切り込んで来る。機動力では、今の状態だと彼女に劣るため、刃がこちらに届く前に、ガントレットで、それを止める。すると、もう片方の銃剣を使おうとしたが、それも止める。

 両手が使えなくなった状況で、彼女は足を高く上げ、顎を蹴ってきた。視界が空を向くが、それよりも、後ろに後退し、体勢を立て直す。

 ガントレットの銃口を彼女に向け、発射する。銃機構といっても、グレネードランチャーに近いものであり、爆発した時の煙が凄いのだ。その煙で俺達は包まれた。

 彼女はこの事態では、慎重になり、煙の中で仕掛けてくる様子は無い。俺はガントレットからワイヤーを煙の中で張り巡らせ、そのワイヤーを触り、集中する。

 そして、僅かだが、振動を感じる。右からだ。そちらに砲弾を発射する。爆発が起きて、煙が晴れる。

 だが、そこには、何も残っておらず、ダミーだと気付く。その刹那、背後から風を切る音が聞こえる。体全体を回転させるようにして、剣を弾く。ガントレットには、久しぶりに傷が付いた。

 流石は元猟兵といったところか。戦法では、他の生徒より群を抜いている。

 剣を弾かれたフィーは、すぐに反撃をしようと、銃口をこちらに向ける。それを逸らし、ガントレットで殴り、吹き飛ばす。武器を片方失ったフィーは、一旦後退し、非常に薄くはあるが、弾幕を張る。ある程度なら、ガントレットでも防げるため、接近する。

 全力疾走だと、すぐに詰められる距離で、反撃は安易だ。そのまま、勢いを落とさずにフィーの目前に迫った時だった。足元で、グレネードのピンが外れる音が聞こえた。

 すぐに回避しようと飛び退こうとするが、判断が一秒遅かったのか、爆発に巻き込まれてしまった。模擬戦用であるため、直撃しても軽い火傷で済むが、決闘としては負けた。

「勝負ありね。フィーの勝ちだわ」

 サラがそう告げると、フィーは座り込んでしまった。俺は彼女に手を伸ばして、褒めたたえた。

 敗因となったのは、俺自身が教えた、グレネードを使ったトラップだ。煙を張った時に、地面にグレネードを埋め込み、辺りにあった草に糸を巻付けたのだろう。そして、そこに俺を誘導した。俺が教えた通りに、自分以上の実力を持つ相手と戦って勝った。

 彼女の勝利に《Ⅶ組》は喜んでいて、それを見ていると負けたにも拘わらず、嬉しくなってしまう。二日とはいえ、自分の教え子が成長したのが嬉しかったのだろう。

 すると、オーブメントに通信が入る。

 俺は《Ⅶ組》からそっと離れ、通信に出る。

 

『よお、決闘は終わったか』

「クラレンス・・・・・・見てたのか。で、何の用だ」

『《赤い星座》からの依頼が入ったらしい、俺を中継役として伝えてきてる。クロスベルにもどったらどうだ』

「分かった。迎えに来てくれ、今からじゃ列車が出てない」

『それは構わないが、《Ⅶ組》の訓練の依頼は良いのか。高額報酬なんだろ』

「構わない。半分だけ報酬をもらう」

 

 通信を終えると、サラに、火急の依頼が入ったことを知らせ、早めに帰るから報酬の半分を欲しい、と伝えると、サラは「もう、行っちゃうんだ」と呟いたので、またいつか来る、と返す。すると、サラは僅かに嬉しそうな顔をした。俺が去ったことを明日伝えるらしく、後はクラレンスを待つだけだ。

 街道の整備された道に、導力車が走って来るのが見える。《Ⅶ組》は先に帰しているため、見られることは無い。

 導力車に乗り込もうとすると、サラがこちらに顔を寄せて来る。こんな状況では彼女を異性として、意識せざるを得ない。彼女は、困惑している俺の頬にキスをして、「これより良いのが欲しかったら、必ずトリスタに、生きてもう一度来なさい」と言う。

 俺は照れを隠そうと、必死にするが、車内のクラレンスがにやにや笑っているので、早急に乗り込んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

  第一章 完

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