何故……こうなったのだろうか?
そもそも俺がIS学園に入学したのが原因だと思う。
と言うか何故あの馬鹿…馬鹿夏がISを動かしたんだ!
「ご主人様…晩ご飯食べに行きませんか?」
出来る限り俺は嫌味を籠めながら俺をこんな格好にした元凶に言う。
「えっ…あっ……あぁ…じゃあ行こうか桜」
立ち上がり外に出る幼馴染み事元凶 織斑一夏の後ろを歩き付いていく
「なっなぁ桜」
「何でしょうかご主人様?」
「そのご主人様って止めてくれないか?何時もの様に」
「ご主人様の所為でその何時ものが出来ないのですけど…」
此方の方を振り向きそんな事を言うが…一夏をジトッと睨み黙らせる。
さて…何故俺がこんな奴のメイドになった経緯について話そう。
俺 木更津桜こんな口調でも女だ…は親の都合と言うか仕えている主兼友人と非常に下らない喧嘩をして、試される大地こと北海道に住む事になった。
主からのダイナミック逃走だ
そして親は札幌付近に家を建てノンビリと暮らしている、東京の様なサツバツとした雰囲気も無く自由でノンビリな雰囲気の北海道には私達家族は癒されていた。
だが…そんな日々を打ち破るかの様に逃走をしてから使っていない仕事用の携帯が鳴る
着信主は更識 楯無
俺は舌打ちをしながら電話に出る
「もしもし」
「あっ!もしもし桜ちゃん⁉︎」
「何の用だ更識」
携帯から嬉しそうな声を出す更識、それに対し俺は無愛想にそしてトゲのある声で返す。
「あーん、名前で呼んでよ〜桜ちゃん」
「……要件はなんだ」
「桜ちゃんの幼馴染み織斑一夏君の護衛を頼み「!……余所に頼め」ちょっと待って!」
「何だよ楯無?」
「ちょっと嬉しかったでしょ?織斑一夏君に会えるのが」
「……別に嬉しくなんか無い」
電話越しでも分かる位にやけている、確かに嬉しかったが楯無に感づかれたのが癪で否定した…然もつい依頼を断り掛けてしまう、余程俺は彼奴に会えるのが嬉しいのだろう。
織斑一夏という人物は俺が未だ東京に居た頃の幼馴染みで最近は場所も遠くて中々会えなくなったのは辛い。
「いや……本当は嬉しいが…………はぁ分かった受けるよ楯無」
まぁ此れが俺が一夏のメイドもとい護衛についた理由だ。
そんな事で俺と一夏はIS学園の食堂に着いた、本当なら部屋の備え付きのキッチンで何かを作りたかったが…いかせん食材を持ってくる事を忘れていた。
然し俺が一夏の為に料理か……まるで俺が一夏のお嫁さんみたいじゃないか。
「ふっふふふ…」
「桜?」
「ひゃぁ⁉︎なっ何でしょうかご主人様?」
つい俺が一夏と結婚した際の妄想をしてる時唐突に一夏に話しかけられ驚きながら、一夏の方を見る。
「食券取らないのか?」
キョトンとする一夏を見ながら慌てて食券を買う。
「お嬢様」
桜と一夏がいる食堂その端の席に二人の少女が居た、名は更識楯無と布仏虚
「なに虚ちゃん?」
名を呼ばれた虚はソバの上に乗ってあるマグロの寿司を箸で掴み食べる、其れを飲み込んだ後に口を開く。
「前からずっと気になっていたのですが、何故桜はメイド服を?」
虚はそう言いながら桜と織斑一夏を見る、非常に美味そうに味噌生姜焼き定食を食べている護衛対象の傍ら何時もと変わらない表情でほうとうを食べている桜がいる。
桜の服装は恐らくIS学園の制服をカスタマイズした用だが…なにをどうやったのかメイド服になっていた。
「あー…桜ちゃんの家 木更津家て布仏家と同じ更識に仕える家と言うのは知っているわよね?」
「はい…木更津家は言わば矛、更識を守護する布仏家とは違い敵対組織に潜伏、暗殺或いは情報を引き出す為に組織の人物と肉体関係を持ったり…実働部隊として暗躍しています」
「えぇ…其れと同時に私達更識の従者もしているわ、まぁアレよ…一夏君の護衛兼従者って事だから形から入ってるそうよ」
「其れでメイド服ですか…」
虚は呆れながらスシソバを食べ終えた、丁度桜と一夏も食べ終えた。
スシソバ ソバの上にスシが乗っている食べ物でネオサイタマの屋台で食べられる
メイド服 オリ主の桜が着ている魔改造IS学園の制服で防弾製、因みにメイドのあらゆる場所に武器が隠されている。