フリーダムウォーズ 莉光/クレイモア 作:犬職人/SiA
合成コーヒーを啜る音が、隣から響く。
「ふう。まじいな。安定の味だ」
ケレン・‘T’・ビリーバーは言う。
長い黒の前髪に、やる気無さそうに濁ったシルバーの瞳。
『本日もお疲れ様です。明日もボランティアに勤しみましょう』
ケレンのアクセサリであるポーンが無機質平坦なトーンでいつものセリフを呟いた。
赤いコートに略帽姿のポーンは、低身長ながらもハデである。
『そろそろお休みになられては如何でしょう?合成コーヒーは良質な睡眠を妨げますよ?』
「大丈夫だって」
『大丈夫ならばよろしいのですが・・・・。あなたの貢献が我がPTにとって大きなものです。あなたの貢献が無くなれば、我がPTにとって痛手となります』
「言い過ぎだろ・・・w」
自嘲気味にわらうケレン。そんなケレンを、無表情(本人は労ってるつもり)で見つめるポーン。
『この行為は、貢献の役に立ちますか?』
「お、おう・・・。ありがとな」
『了解しました』
これが、咎人ケレンとアクセサリ『ポーン』である。
彼らは、苦楽を共にしてきた良き相棒であり、同時に協汎者でもある。
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ぶっちぎりのヤバイ奴であるアーベル・‘シュトラーフェ’・バルトをある咎人が破ってから早余年。
静岡PTは、爆発に巻き込まれ、粉々になったはずの
そうして作られたのが擬似最初の原機
クレイモアは、見た目こそ金色の光を纏った汎用二脚両型そのものであるが、
①、ハードポイントが四つある。
追加兵装に使用できるハードポイントが上腕に左右もう一つずつ付いており、新兵器『ニードルランチャー』がつけられる。
上記のニードルランチャーの他に、通常のミサイル等も追加することが可能である。
②、オールレンジ攻撃無効
あらゆる攻撃を、金色のオーラが弾き落とす。
特殊Will'o磁場が負の磁場を展開しているとされ、同じ負の磁場をぶつけなければ攻撃無効に対抗できない。
③、特殊咎人との連携
フェイスセット『ヘイロー』の使用であらゆる咎人との連携が可能である。訓練を積めば、彼のアーベルを超越することも出来るだろう。
④、ニードルランチャー
近接戦闘兵装。最近製作された。
Will'o粒子で加速した特殊炭化鋭芯弾を、初速継続可能な射程で射出するアブダクター用の新兵器。現在は試験運用も兼ねてクレイモアに搭載されている。
以上の相違点が挙げられ、レッドレイジよりも高性能な挙動が可能である。
そんなクレイモアの起動実験が、この静岡PTで行われようとしていた。
どんな惨事になるかも知らずに。
ポーンがよく喋る訳
とある超人市民によってAIに改良を施されているため、学習能力が非常に高く、人並み。
まじい合成コーヒー
不味い。とにかく不味いがこの独特な味がみんなを虜にする。