客員神姫の異世界見聞録   作:天龍神

12 / 44
黒猫と龍猫

セイレーンがプリキュアになってから翌日、龍音達も学校が在り、響と奏も同様で、学校で授業を受けていたのであった。

 

「どうしよう、これから」

 

セイレーンはプリキュアになった際にペンダントが壊れてしまい、変化出来なくなってしまったのであった。

 

そう、セイレーンには身寄りがいなく、何処にも帰る場所がないという状態、つまり完全にホームレス状態になっていたのであった。

 

それから数時間後、

 

「セイレーンを仲間にするニャ‼」

 

「そう、簡単に行かないんじゃないかな?」

 

授業が終わった響と奏はいつものように音符集めに励むことにして、セイレーンをメンバー入りさせることをハミィが提案したのだが、それを響と奏は止めたのであった。

 

確かに昨日の大騒動の直後の今日で素直に仲間になるとは限らないという二人の意見も正論なので、仕方ないのはわかるのだが、ハミィは、

 

「待っててニャ‼ セイレーンを連れて来るにゃ!」

 

ハミィがいつもの単独行動でセイレーンを連れて来ると言って、走り去ってしまったのであった。

 

二人が止めようとしたが、急に雨が降り出したのであった。

 

一方で、

 

「どうしてこんなことに・・・頭にノイズが残ってる」

 

公園の滑り台の下で雨宿りをし始めたエレンはふと今までの事を振り返って自分が犯した罪を考えていたのであった。

 

一応、龍音からもらったビニール傘があるのだが、雨脚が早いのと元が猫なのか雨宿りをしていたのであった。

 

「何してるの?」

 

突然声をかけられたセイレーンはその方向を見ると、奏の実弟の南野奏太と、その同窓生のアコがいたのである。

 

セイレーンはふと、奏太を利用して、騒動に巻き込んだことを思い出して、そのまま走り去ってしまったのであった。

 

「待ってよ~‼ 傘、忘れてる‼」

 

龍音からもらったビニール傘を忘れてしまうくらいに、罪の意識があるセイレーンは無我夢中で走って行ったのであった。

 

そのまま、ふらふらと街中を歩ていたセイレーンはある場所へたどり着いたのであった。

 

そして、

 

「この音は・・・頭が痛くならない」

 

そう、その場所は調べの館の前だったのであった。

 

そこからパイプオルガンとバイオリンの演奏が聞こえて来たのでセイレーンは耳を塞いだが敵対してた際に起きていた頭痛が無くなっていたのであった。

 

「ねぇ、そんなところにいないでさ、こっち来なよ」

 

「あなた‼」

 

「ごめんね、まだ名乗ってなかったね、ボクは、鳴流神龍音。キミとは同窓生になるのかな?」

 

ついに、龍の末姫と黒の歌姫との本格的な出会いだったのであった。

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。