四年ぶりに再会した親友「鳴流神龍音」が「大和撫子」または「絶世の美女」または「高嶺の花」がよく似合う「乙漢女」と書いて「おんな」と呼ぶのが相応しいく異性同性からもその恵まれた体躯には響達も釘付けになるほどだが当の本人が自覚がない上のと元の性格が大らかな楽天的で天然な部分を持っているすらっと伸びた長い手足の女の子だったことにスイートプリキュアメンバーは絶句していたのであった。
もちろん
「もみもみ(☆V☆)‼」
「響‼ やめなさい‼ アコの前で‼」
「やわらかい(>_<)‼」
「ちょっと‼ 響‼」
「同い年なのよね(゜.゜)‼?」
「アンタ、本当に中学生(゚Д゚)ノ?」
奏がツッコミに回っているが手に負えないと言った感じであり、アコとエレンは本当に龍音が中学生なのか思ってしまったのであった。
これに関しては龍音も自身の正体を明かすわけにはいかず響に真ん丸お月様のような胸を鷲掴みにされたまま考えていたのであった。
姉が姉なら妹もかなりの「もの」を持っていても不思議ではないのだ。
流石に龍音も仮面侍にして客員神姫もとい次元武偵で「アスナ」だととても口が裂けても言えなかったのであった。
というより状況が言えるはずがないのだから。
こんな状況でも龍音は楽しめる性格の持ち主なので余計たちが悪いのが目に見えている奏は大浴場を楽しんでいたのであった。
そんなこんなで大浴場から脱衣所で髪をドライヤーで乾かしている間に響が鼻血を出しながら目を輝かせて龍音に近付くというと騒動があったが楽しい大浴場での時間を満喫した一行であった。
「まさか、龍音が女の子だったなんて」
「オレもちょうど和真兄ちゃん達と男湯に入ってたからな、龍音「兄ちゃん」じゃなくて「姐ちゃん」だったなんて驚いたぜ」
「驚くことなの?」
響達「勿論‼」
「いや、そんなに断言しなくても・・・」
どうやら男湯に奏太達も大浴場を満喫していたらしく龍音が女だという事実に奏太も驚いていたのであった。
事前に和真達に聞いていたとは言え、改めて龍音が女だという衝撃に呆気にとられていたのであった。
スイートプリキュアメンバーは口を揃えて龍音に断言したのであった。
「龍音って料理も出来るのね」
「それがどうしたの?」
「わたし、料理うまく作れないから龍音達みたいな手の込んだ料理なんて到底できそうにないよ‼」
「簡単な料理からすればいいじゃないかな?」
大浴場を満喫した一行は夕飯を自分達で作ることにしたのだがやはり経験が豊富な龍音達が手際よく料理を完成していったのに対し、響達は悪戦苦闘していたのであった。
本来ならば、コンパが作りに来てくれるのだが、どうやら気を利かせてくれたらしく龍音達が料理を作ることになったということだった。
献立に採用したのは、龍音の得意料理である和食系にしたのであった。
全員「いただきます‼」
「美味しい(>_<)‼」
「響は相変わらずね」
「うまいぜ‼ 姉ちゃんよりうまいぜ」
「そ・う・た・・・(゚Д゚)ノ‼」
「本当の事じゃない」
どうやら、龍音達の料理は好評だったらしいが奏太は姉である奏と龍音の料理の腕を見比べて龍音には敵わないと評価して奏は怒っていたが、アコに肯定されてしまい、大人しくなったのであった。
エレンは世間に疎いのか黙々と食べていたのであった。
「そんじゃな」
「姉ちゃん、龍音姉ちゃん達襲うなよ‼」
「襲わない‼」
就寝するために各自宿泊部屋に移動したのであった。
「龍音ってやっぱり和真のお嫁さんなんだね」
「それがどうしたの?」
「否定しないのね」
「今更、隠す必要がないから」
女性陣は龍音の部屋に集まっており年頃の女の子同士の恋愛話に発展したが、婚約者がいる龍音は聞くだけに徹していたのであった。
エレンは龍音と神崎和真の甘い仲に何を妄想したのか鼻血を出していたのであった。
「やっと解放された」
『響達はどう思うと思います? お嬢様が「神姫」ということに』
「それは響達次第かな、お休み」
『そうですね。お休みなさいませ』
龍音は響達から解放されて超神次元ゲイムギョウ界に一泊することになったので仕事で寝泊まりに使っているプラネテューヌ教会の自分の部屋で寝間着に着替えて久しぶりの部屋で寝ることにしたのだが、まだチョーカー型に仕立て直したインテリジェントデバイス「玄武」から自分が人間としての時間が残り少なくいずれ女神と化する肉体なのだということを親友である響&奏&エレンに明かしていないことを指摘されたが龍音はどんな結果が来ようと受け入れる覚悟は当に出来ていたのだからと言い布団に潜って就寝したのであった。
そして、翌朝
「ん~なんか重い~って‼」
「(-_-)zzz」
「龍音、おはよ・・・」
「もう‼ なんでボクの布団で寝てるの(゜.゜)‼」
「ごめんなさい(/・ω・)/‼」
龍音はいつもと同じ時間に起きたのだが、なんと響&奏&エレン&アコが自分の布団でパジャマ姿で寝ていたのだ。
響に至っては龍音の胸に顔を埋めて爆睡しているという有様だったのであった。