竜崎「みんなに紹介しよう。今日から我が青学テニス部に加入する新堂と大谷だ」
新堂「新堂颯です」
大谷「大谷嘉人です」
海堂「部長の海堂だ」
桃城「副部長の桃城だ。桃先輩って呼んでくれ」
新加入の二人が部長・副部長に握手を交わす。
竜崎「この二人を加えて青学テニス部は、新体制をスタートすることになる。そこで今日から新人戦に向けた校内ランキング戦を行う」
対戦表が掲示板に張り出されると部員たちは騒めいた。
(Aブロック)
越前リョーマ(1年)・新堂颯(1年)・吉村真純(2年)・高田俊也(2年)
古川吏志(2年) 服部風杜(2年)
(Bブロック)
海堂薫(2年)・澤田大祐(2年)・池田雅也(2年)・鎌倉洋介(2年)
堀尾聡史(1年)・石川統夜(1年)
(Cブロック)
石川和希(2年)・大谷嘉人(1年)・林大介(2年)・土居國次(2年)
加藤カツオ(1年)・永川大地(1年)
(Dブロック)
桃城武(2年)・白河翔悟(2年)・荒井将史(2年)・川口卓也(2年)
加藤勝郎(1年)・山里クレオン(1年)
部員「竜崎先生どういうことですか?」
竜崎「ううん?」
部員「2年生の俺らが試合すらさせてもらえないなんておかしいじゃないですか?」
部員「1年生よりも実力が劣ってるなんて到底思えません」
桃城「おいおい、お前ら学年が上だからレギュラーになれるってもんでもねえんだぜ」
海堂「くだらない文句を言う前に自分の腕を磨いたらどうだ」
部員「お前たちはに俺たちの気持ちが分かってたまるか?」
部員「おらてめー俺と変われ、先輩の命令だ」
カチロー「そんな・・・絶対嫌です」
部員「何だとこの」
2年がカチローに殴りかかろうとした瞬間、彼の顎にボールがヒットする。リョーマが放った打球だった。
部員「てめー越前」
すると、その部員の胸倉をつかんで持ち上げた男がいた。
部員「や、やめろ荒井・・・苦しい」
荒井「加藤に謝れ、努力もせずに試合に出ようなんて甘いことぬかすんじゃねえーよ」
部員「分かった俺たちが悪かった」
竜崎は、こうなることを分かっていたかのように笑みを浮かべる。
竜崎「お前たちにもう一度言っておこう。青学は、競争に勝った者が勝利を掴む。そして狙うは全国大会制覇だ」
桃城「分かってるって婆さん」
リョーマ「多分、本気で勝気でいる人はちゃんとわかってますよ」
リョーマの言葉は正しかった。試合は、勝つ人と負ける人の明暗はくっきりと分かれた。しかし、それは高水準の試合を行ってのことだ。
部員「ゲーム・ウォンバイン・越前 6-0」
桃城「お疲れだな越前」
越前「どうもっす」
桃城「これで俺もお前も3連勝か」
越前「でも、各ブロック面白いことになってるんじゃないすっか?」
試合の戦況を見つめるスミレに一人の男が近寄る。
「仕込みは十分ってところですか?」
竜崎「おやおや、相変わらず耳が早いね。月刊プロテニスの井上君は」
井上「ご無沙汰してます竜崎先生」
竜崎「丁度レギュラー陣にとっては肩慣らしが済んだところだよ」
芝「でも、海堂くん・桃城くん・リョーマくんは抜きん出てるんじゃないんですか?」
竜崎「まあ、それは直に確かめるといいさ」
桃城「そういえば、Cコートでお前の知り合いの新入部員が試合だったよな」
リョーマ「そうっすね。嘉人と池田先輩の試合っすね」
桃城「お前は、どっちが勝つと思う」
リョーマ「桃先輩、それ嫌味っすよ」
Cコート 大谷VS池田
部員「おい嘘だろ。ここまで2連勝で池田に対しても5-0マッチポイントなんて」
池田「おいおい、どうなってんだよ」
大谷「いきまーす」
ドヒュン!
部員「ゲーム・ウォンバイン大谷・6-0」
リョーマ「相変わらずくじ運ないっすね先輩」
池田「越前、あいつ何者だよ。実力半端ねえぞ」
リョーマ「でしょうね。嘉人も颯も生半可な気持ちじゃ勝てないと思いますよ」
桃城「それにあいつ実力の半分も出してないぞ」
池田「な、何!」
リョーマ「でも、颯と嘉人にとったら次が正念場じゃないですか?」
桃城「確か大谷は石川とだが、新堂とお前は最終戦のはずだろ?」
リョーマ「いや、颯と吉村先輩のことですよ」