ハイスクールD×Dの一誠に憑依しちゃったんで取り敢えず体を鍛えた 作:筋肉
筋肉を拗らせて思ったままに書いてしまいました。
レスラーブリッジしながら書いたので若干の誤字とかは許してください。
あ、この一誠くんの肉体ははじめの一歩の島袋さんみたいな感じと思ってください。
どうもこんにちは、兵藤一誠16歳、高校二年生だ。
俺はただの高校生じゃあない、いわゆる憑依転生とやらをした元リーマンだ。
前世の俺は不幸にも事故で命を落とし、そして神に拾われこのハイスクールD×Dとやらの世界に転生させられた。
そして神様にもらった転生特典は… 筋肉と会話をする能力。
ん? 聞き間違いかもしれないからもう一度、だって? しょうがないな、一度しか言わないから良くきけ? 『筋肉と会話をする能力』だよ。
おい、待って何引いてんだ。 いや、確かに異端中の異端の能力だけどさ。
役立つんだぞ? どんぐらいまで体いじめても大丈夫か聞けるし、応援すれば普通より筋肉つけやすいし、どう言うトレーニングをすれば効果的かを筋肉と話し合えるからな。
と、言うわけで。 前世でも趣味は筋トレだった俺は、小さい頃から筋肉と話し合い、筋トレを進めた。
しかし… 小さい頃から筋肉をつけた弊害なのか、身長が155cmで止まってしまっているのが最近の悩みだ。
「よおイッセー! 調子はどうだ?」
「悪くないな、見てくれこの上腕二頭筋、元気さを全力で主張しているようなものだ。」
「相変わらず筋肉達磨だな! ところでこちらに素晴らしいものがあるが… みるか?」
通学路を歩く俺に、後ろから声をかけてきたのは同級生にして悪友の松田と元浜だ。
主にエロティックな方向での悪友。
現在も語尾だけをささやき、鞄の中のHE-Yな絵本をちらつかせている。
「今回の趣向は?」
「貧乳のお姉さん、ロリ巨乳とギャップ乳ものを集めてみた… 邪道と言われることが多いロリ巨乳だが、そのギャップに俺は輝きを見出したんだ…!!」
「貧乳のお姉さんも素晴らしいぞ! 年齢に対しのびなやむバストサイズのギャップが素晴らしい。」
「パーフェクトだ、松田元浜。 こちらは健康的な筋肉を身につけた女性の物だ。 いや、この前で反省したからバッキバキのではない。 見ろ、この薄く程よく割れた腹筋を!」
二人のファンタスティックなコレクションに、負けじと俺も大人の絵本のページを開く。
つい先日見つけた素晴らしい本だ。 俺の性壁にバッチリの。
「…成る程、これは…」
「「そそるなぁ!」」
声を揃えて言う二人。
「この薄く割れた腹筋、適度なトレーニングを感じさせる四肢の程よい太さ。」
「「パーフェクトだ、イッセー。」」
「感謝の極み。」
親指を立てる二人に、礼で返す。
二人にはお世話になってるからな。
ちんちくりんで筋肉達磨の俺に接してくれた貴重な奴らだ。
「っと、遅れちまうな、急ごう!」
「おう!」
「了解!」
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駒王学園、私立校であり元女子高であったこの学園が俺たちの通う高校だ。
「ふいー、間に合った。」
「意外と余裕あんじゃねえか。」
「まあいいさ、この場で語らい合おう!」
ブワァ、と自分の机の上に本を広げる松田。
周囲からは冷めたピザを見るような視線が送られた。
「自重しなさい変態コンビ。 筋肉達磨に殺されるわよ。」
「殺さねえよ。」
本を開こうとする松田元浜の頭を叩いたのは、クラスの中でも下ネタに理解のある女子、桐生だ。
ピンクの淵の丸メガネに、橙色の髪とトレードマークのジト目。
「そうだぞ桐生! さあイッセー、お前もこの輪に…」
「入んねえよ、流石に教室ではやんねえって言ってんだろ。」
しつこく絡んでくる元浜の首根っこを掴んで席まで引きずる。
抵抗してるようだが知らん。
「相変わらずの馬鹿力だな。」
「伊達に鍛えてねえよ。」
---♤---
放課後、そろそろ帰るかと思い立ち廊下を歩いているとき、向こうから声がした。
「イッセェェェェ!! 助けてくれぇ!」
「覗きがばれて、剣道部の女子に追われてるんだ!」
走りながらこちらに助けを求めるのはお察し通り松田元浜。
どうやら剣道部の部室に覗きをしに行ったらしい。 そういえばポイントを見つけただの何だの言ってたな。
確かに後ろに剣道部の女子もいる。
「覗きは犯罪だぞ、制裁だけで済むなら良い方だろうが。」
「「ぐげぇ!?」」
俺の隣を走り抜けようとする二人を受け止め、地面に投げ飛ばす。
ってかナチュラルに廊下走んなや。
「悪いな、村山と片瀬だったか? 変態ダブルスが迷惑かけて。」
「あ、兵藤くん!? ありがとう、助かったよ!」
「ありがとうね。 さて、あなたたちはこっち!」
恐怖に震える松田元浜に、竹刀を振りかざす村山と片瀬。
しかし俺は松田元浜の横に座り込む。
「おおイッセー! 心の友よ! まさか俺たちを助けてくれるのか!?」
「村山、片瀬。 好きにやっちまえ。」
二人の額に全力のデコピンを入れて、立ち上がる。
「痛ってぇぇぇぇぇぇ!? どんなデコピンだよそれ!? これ大丈夫? 皮めくれてない!?」
「うおおぉぉぉぉ!!? 痛え、猛烈に痛え! って松田お前皮めくれてるぞ!」
デコピンって痛い人のは本当に痛いよね。
そんでもってそこまでガチの暴力でもないから使い易い。
「じゃあな。」
「あ、うん、またね。」
「じゃあね。」
剣道部の二人に別れを告げて、校舎を出る。
うん、良い日だ。 適度な雲が空を覆っていて、太陽も眩しすぎない。
---♧---
「付き合ってください!」
…帰り道、俺は一人の少女に告白を受けていた。
黒髪ロングの清楚な雰囲気の子、他校の子で、制服は見たこともない物だ。
「あー、OKしたい気持ちは山々なんだけど、俺はまだ君のことをよく知らないんだ。 だから、今週末にでもどこかへ出かけないかい?」
今週末は肉体を休ませる日でもあるので丁度いい。
因みに、告白を受けるのは始めてだったりする。
そりゃあそうだ。 こんなちんちくりんの筋肉達磨がモテるわけない。
ならばなぜ彼女が? 筋肉フェチかな?
「それなら喜んで! メールアドレス交換しよう!」
「はいよ。」
携帯を差し出す彼女に、俺も携帯を出し、LI○Eの友達登録をする。
便利だよな。 L○NE。
「じゃあ、俺この後ちょっと用があるから帰るね。 何かあったら連絡して。」
「あ、うん! 楽しみにしてるよ?」
「まあ、出来る限りは頑張るさ。」