火影が斬る!   作:白だるま

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…本当にすみませんでした。

番外となっていますがほぼタツミ視点の本編と思って頂ければと…
次回はホカゲの過去(転生前)との話のなります。

誤字脱字あれば報告お願いします。


番外4タツミ視点とその他(本編4~5.1)

ナイトレイドに入って色々な仕事をこなしていく事で、帝国の闇を深く知るようになりタツミはプラートと訓練場で模擬戦をしていた。

 

初めの内はレオーネにゲイだと警告さえた時に貞操を奪われないように警戒をしていたが、今では兄貴と慕うほどの仲となったが…時折視線がゾッと感じるのは気のせいだと思いたい。

訓練が終わり休憩していた時に、背後から話しかけられたので振り返るとアカメが話しかけてきたので、要件を聞くと買い出しに行ってほしいと言われたのだ。

 

手配書が出ていないメンバーは別の仕事で留守にしている為、今動けるのは自分だけで、前にマインの買い物の手伝いで帝都での店の場所を憶えている事と、もし万が一トラブルに巻き込まれた時はラバックの隠れ家としている本屋に逃げ込めばいいと思い快く引き受けたが日が沈む前には戻るよう言われた。

 

この頃帝都では辻斬り事件が多発し、市民にも警備隊にも被害が相次ぎ、犯人を捕まえるために警戒網が厳重に敷かれていた。

近い内にナイトレイドで討伐予定だが、相手は帝具持ちの為油断はできない。

タツミとアカメが出る事が決定し不安しかないが、気分転換にも帝都に外出できるのはありがたいと思っていた。

 

タツミは頼まれた買い物は終わり、運良くスラム街から仕事を終えて帰ろうとするレオーネと会い雑談をしていた時に、急に声を掛けられ警戒したが、その警戒はすぐに無くなり懐かしさと変わった。

 

イエヤスとサヨに奇跡的に再会する事が出来たのだが、二人の同行者に白面と名乗った女性もいた事は気がついていなかったので、その事で後々泣きを見る事になってしまったは言うまでもないだろう。

 

立ち話では終わらない程の話があるので飲食店で話す事になったが、レオーネは白面に用があるみたいで同席はしないで別々になった。

 

お互いに生きていた事を喜び合い、今現在の状況を報告しあっていたのは良いが、お互いに修行中と分かりその愚痴で盛り上がった時にタツミが影法師がどんな人なのかを言った時に…イエヤスとサヨの眼が徐々に死んでいく事に気が付き理由を聞いた時、少し同情してしまった。

 

「うん…本当の化け物ってあんな感じなんだって思ったわ。何度逃げようと思った事だか…」

 

「俺も風呂覗いた時に記憶無くなるぐらいボコられたのはいい思い出だぜ…」

 

イエヤスはともかくサヨがそこまでして強くなろうと思ったのは、帝国の闇を知った事と影法師に助けられた恩を返す事もあった事を話してた。

イエヤスも、何も出来ずにサヨが拷問されている所を見る事しか出来なかった事を悔やみ強くなろうと思い影法師が強くしてくれる事を条件に雇ってくれた事は今でも感謝したいと笑って言った。

その時、二人が白面に顔色を窺っていたのにタツミは気が付き理由を聞くと、影法師の本名を言ってもいいのかの確認だったが、白面は「好きにすればいい」とそっけない一言で許可をされたが…名前は言わなかった。

 

「あの人の事だから直接会いに行って仮面外すだろうし、あえて言わない方が後で面白そうだし」

 

「そうね。革命軍に色々警戒されているみたいだけど、タツミ達の事は信用できるって言っていたから平気だと思うけど…注意してね」

 

サヨの注意してという言葉の意味を聞いた時、二人は声を合わせこう言った。

 

「「あの人は本当の化け物だから」」

 

その言葉を理解するのは少し後の話だ。

 

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白面とレオーネは食事をしながら話してはしたが警戒を解く事は無かった。

 

(なるほどね~隙が無いや…)

 

(ほう…この小娘隙あらば軽く一撃入れようとしているが、我も舐められないようにせんといかんのう…)

 

少し雑談をしながら相手の真意を探ろうとしていたのが、いつの間にか一撃入れたら主導権を得るといったゲームとなっていた。

そのゲームを止めたのはイエヤスとサヨの視線だったが白面は「好きにすればいいと」素っ気なく言った事に興味を持ったレオーネは理由を聞くと、影法師の正体についての事の発言だったが、その先の事で正体を明かすだろうと苦笑気味に言っていたが、レオーネは二人を助けた事の理由を聞いたが

 

「前にも言ったが主の気まぐれ…いや、有能な人材を確保したかったと思うが、我が見ても実力はかなり付いたから収穫は大きかったと言ってもよかったかのう。

それに奴らは主の計画には不可欠な人員となったのは主の判断は良い方に行ったという事じゃ」

 

イエヤスとサヨの事を笑顔で話す白面に敵意は無いと判断したレオーネは最大の疑問を聞いた…

何故、帝国と革命軍に属さない暗殺者になったのかを。

 

「主が言うには約束を果たす為のゴミ掃除と、この大陸の安定させる計画を実行しているだけらしい」

 

「へ~その計画ってのはどんな事だい?帝国を潰すための計画かい?」

 

「これだけは言っておくが、主は帝国か革命軍のどっちが統治する事に全く興味はない…

主の目的は『この下らない戦争や汚職を無くす事』その為の下準備らしい」

 

「戦争を無くすか…どのような策かは知らないけど、影法師がどん位強いのか興味が出たね…アンタもなかなかだけど…」

 

「主の強さか…下らん冗談は言わないが、やめておいた方がいい。

我もここまで強くなるとは予想もしなかった事は確かだ。挑もうなどとしたら後悔する事は目に見えているが…主は訓練と割り切ってやるから死ぬ事は無いとは思うがあの小僧の修行話の様に泣きを見る事になるかもしれんぞ?それと…怒らせた時は死を覚悟した方がいいかのう」

 

影法師の目的を飄々として真実かどうか分からない言い方をしていた白面の言葉に、影法師の話題になった時に真面目な話し方になった事にレオーネは聞き返す。

 

「怒らせた場合どうなっちまうんだい?アタシ達は…」

 

白面は一言で答える。

 

「塵も残らん」と。

 

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タツミとアカメはザンク討伐の当日の時に、ナジェンダから共に仕事をすることになった白面と影法師を待っていた。

何故か、アカメの表情が強張っているのに気が付きタツミは理由を聞けば影法師の事を信用してはいない、言った後に「隙あらばここで…」と物騒な言葉を言っていた。

 

理由を聞けば、どんなにとんでもない事をしていたかが分かる人物ではあったが、アカメは当時帝国の洗脳教育を受けていたのもありそうされても当然と言ったが、何故そんな考えを持った理由を話し出した。

 

「あの強さは異常だ…私達が臣具を使用しても、影法師は何も使わずただ素手で私達は負けた。

初めての恐怖だった…どんな事をしても攻撃は捌かれ返され一撃で仕留められていく…

殺される事よりも恐ろしい事がある事を知った」

 

そんな話を聞いた後で、警戒しないのは自分だけかもしれないと思っていた時に、

 

「待たせたのう…はて?主はまだ来てはおらぬのか?」

 

と白面の声で瞬時に剣を抜こうとしてしまい「なんじゃ?急に声かけた事はすまぬとは思うがあまりいい気分ではないのう」と悪戯がばれた子供の様に笑う白面に二人は謝罪し白面自身も「良い心がけじゃ…我は味方ではないからのう。いつ殺されるか分からない…それが親しい者でも排除の対象となるはわかっておるから気にせんでよい…」と言ったがタツミは謝罪をし影法師の遅刻の理由を白面に聞いてみれば、ある人物の護衛の打ち合わせで遅れているらしいが、守秘義務の為詳しい事は話さなかったが悪い話ではないと言った。

 

その後、予定時間を過ぎ、影法師抜きでザンク討伐を実行しようとした時に「ゴメンね。遅刻しちゃって」と気が付かない内に現れた薄茶髪の女性に警戒をしたが白面が遅刻をした事に軽く文句を言った為、影法師本人と断定した。仮面で表情は分からないが、穏やかな声で全く敵意を感じさせない声で警戒を怠ってしまうがアカメは更に警戒心を強くさせた。

アカメの緊張感を無視するように、そんな中タツミはイエヤス達を助けてくれた事を感謝し礼を言ったが、「ただ気まぐれで助けただけよ…気にしなくていいわ」とそっけなく言ったが、タツミはアリアのやった事を知っていた為に、本当に感謝していたのだ。

 

「死んでたかもしれない仲間がどんな理由でも助けた事は本当に嬉しかったんです…ありがとうございました!!」

 

その言葉に…影法師は誰が見ても分かるような狼狽えていたが、落ち着きを取り戻した時に、誰にも聞こえないように「全く…警戒心なくあんな事言われたの初めてだわ…」言っていたがタツミにもばれていた。

 

そして、ザンク討伐為に二手に別れ探索したのは良いが全く見つからない事で、白面と組んでいたタツミは一旦アカメ達との合流する事を言い白面もそれに賛成し此処で数分待つように言い影に取り込まれるように消えていった。

 

しかし、それが罠だったのだ…

 

タツミは偶々影法師のサポートする為行動していたサヨに出会い、合流地点と言われた場所まで移動した時に、殺気を感じ取り回避行動をとったが、その襲撃者はサヨだった。

 

訳も分からず攻撃され説得しても戦いやめさせようとしたその時、「タツミ!!あれはサヨじゃない!!」と影法師がナイフを投げタツミに後退する時間を作りアカメは躊躇なく攻撃した。

 

サヨだったものが正体を現しタツミは驚愕する。

それは討伐対象だったザンクだったからだ。

だがザンクは知らなかったであろう…此処が自分の終焉の地になる事を…

 

 

 

ザンクにとっては誤算だったのはタツミ意外が強者であった事と、アカメを始末しようとした時の幻惑を見せた後の対処だった。

それは五視万能スペクテッドの幻視は自分が最も大切にしていた人物に似せていた事だったが、アカメにとっては、最も殺したいほど愛した妹だった事で意味がなかった…

 

だが、チャンスはあった。

 

もう一人の影法師に同じ事をすれば隙が出来ると確信していたが、「残念だけど私に大切な人なんてこの世界には無いわよ」と先読みをしたように言われたが、ザンクはためらいもなく幻視を使った。

 

その時…影法師が明らかに動揺していたのを確認したザンクは剣で切ろうとした時だった…

影法師がザンクの剣よりも早く胴体に蹴りを入れたのだ…

ボールの様に吹っ飛び血を吐くザンクは何が起こったのか分からなかったが、此処で大きな自分の過ちに気が付いたのだ。

 

先ほど殺そうとしていた影法師から夥しい殺気を感じ取った…アカメですらその場から動けず村雨をザンクではなく影法師に向け、タツミも動く事は出来ず冷汗を掻きながら正気を保つ事しか出来なかった。

そして、影法師はブツブツ何かを呟いていたが怒気の籠った声でザンクに言った。

 

「テメエ…よりによって俺が最も汚したくない恩人に化けやがって!!!!!」

 

その後は蹂躙だった…

 

蹴り飛ばし宙に浮いた後に拳で両肩を砕き腕を原型もなく粉砕し両足は骨が折れ皮膚から飛び出し胴体を殴り度に吐血させていたが、怒りが収まり、さっきとは明らかに違う言葉で優しく言った。

 

「懐かしい奴に会わせたくれた礼として、次の一撃で殺してあげる…八つ当たりしてごめんなさい」

 

ザンクは「もう声が聞こえない…」と穏やかに言い影法師はザンクの心臓に剣を刺し絶命させた…

 

影法師はザンクの額からスペクテッドを外しそれをアカメに投げ渡した。

アカメはまだ警戒は解いてはおらず、影法師もその事には納得していた。

 

「全く…私もまだまだね。こんな事でキレるとは思わなかったわ…

今回の件は貸にしておくわ。二人とも今日はごめんなさい…それは詫びとしてあげるわ」

 

そう言って白面と共に影に飲み込まれていくように消えていったが、タツミはサヨとイエヤスの言葉を理解した…

 

彼女が危険種よりも恐ろしい化け物だとここで知った…

 

 

アジトでの報告の後、アカメからは妹がまだ暗殺部隊にいる事や、助け出せないなら自分で決着をつける事を知ったタツミだったが、気になった事があった。

 

それは、影法師の大切な人とは誰なのか?

アカメにその事を聞くが分かるわけがない…と思ったがアカメは影法師が幻視に掛かった時に言った名前を聞いていた…

 

その名前は…「ユウトと言ったような気がする」とアカメは言った。

 

 




次回はホカゲ視点となります。

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