余がネフェルタリになることだ!   作:どらいばー

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なんとなく思いついたので書きました。


余がネフェルタリになることだ!

         ─願いは?─

 

「どんなことでもできる全能の王に!理想の王に!」

 

俺はそうして、全能の王になった。

 

 

だが、全てができるということは決して楽しいことではなかった。少しやる気を出せば、本気を出すこともなく決着がついてしまう。退屈であった。

 

 

 

そんなとき、一人の少女に出会った。

 

その姿、心、全てが美しかった。どんなに美しい女であっても、彼女を目にした俺にとっては眼中になかった。

 

 

そして彼女と出会ってからの世界は煌めき、他の人に比べれば少し長い、しかし俺にとって…いや、余にとっては一瞬のような人生は終わった。

 

 

 

 

余は人類史に刻まれた英雄の一人になったのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

焼却された人類史を取り戻すための、七つの聖杯を巡る

戦い、 グランドオーダー。

 

人類最後のマスターである少女、藤丸立香は、己のサーヴァントであるマシュ・キリエライト、そして万能の天才レオナルド・ダヴィンチを引き連れて六つ目の特異点である1273年、十字軍遠征の行われていた時代にレイシフトしてきた。

 

しかしレイシフトした先は50メートル先もほとんど見えない砂漠のど真ん中であり、しかも、すでに神代途絶えて久しいはずのこの時代で、空気中には西暦以前の神代にも匹敵する魔力が含まれていた。

 

 

慌てている間に騎士甲冑の謎の敵に襲われ、その後スフィンクスなんていうこの時代にはあり得ない神獣と戦ったかと思えば途中で現れたキャスターのサーヴァント、古代のファラオ、ニトクリスによって案内され、あれよあれよと言う間に砂漠の中央になぜかある神殿内に連れてこられていた。

 

 

「この先にいらっしゃる偉大なる王は、あなた方のこともこの時代の状況も全て把握しています。決して無礼の無いように。」

 

 

扉が重々しく開かれその先にいたのは…

 

 

「待ちくたびれたぞ星見の天文台の魔術師ども!余が!王の中の王!オジマンディアスである!我が業を見よ!そして平服せよ!」

 

 

そこにいたのは、とてつもなく豪華な玉座に座る()()であった。その小さく可愛らしさすら感じる見た目とは裏腹に、広間の端にいるカルデア一行にまで届く王の覇気とでもいうものが、少女の言葉の一つ一つに乗ってビリビリと伝わってくる。

 

『お、オジマンディアスだって!?そんな、だって彼は男のはずじゃ!…しかし、霊基は明らかに並のサーヴァントじゃない!…そんな、あり得ない!』

 

様子をモニター越しに見ていたロマニは混乱する。もちろんマシュも、最近必要性を感じて勉強した立香も混乱して口を開けない。

 

そんな中、本来男性である筈のオジマンディアスの、その名乗りに合わない可愛らしい姿を見たダヴィンチちゃんは、あることを感じ取った。

 

「まさか…!貴方は、その姿を自ら作って…!」

 

「いかにも!余は紛れもなくオジマンディアスであり、生前は男であった。しかし、余の愛しきネフェルタリの姿が恋しく、余自らが愛しき妻の姿となったのだ!

…貴様もそのクチであろう、万能の天才と呼ばれた男よ。その美しき体、貴様の知る最も美しき女の姿の現し身。この余でさえも感嘆を禁じ得ぬ、まさに黄金比よ…!」

 

 

謎のシンパシーを感じ合った彼ら全能と天才は、ここまで案内したニトクリスさえも置き去りにして、事情説明さえも忘れて互いを称賛しあうのだった。




短い。続かない。
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