閣下これくしょん FLEETGIRLS   作:源 楓

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2.再編成!前衛水雷戦隊

 機動部隊本隊が水雷戦隊と交代する形で戦場海域に向かった。護衛艦を全て救援に向かわせたため守備力はゼロに近い。素早くかつ確実に敵を殲滅しなければならない。

 

「暁ちゃん、痛そうなのです。」

「い、痛くなんか…痛っ!。」

「もう、今は強がるのはやめときなさい。本当に命知らずな姉で困るわ。」

「ル級の攻撃をモロ食らって生き残れたのは奇跡だよ。」

 

 暁は旗艦の神通を庇ってル級の砲撃を受けて一撃大破してしまった。奇跡的に耐久力は残ったのでこうして帰投できた。

 

「攻撃隊より入電。先制攻撃に成功。敵駆逐イ級二隻、軽巡ホ級一隻を撃沈、重巡リ級を大破、戦艦ル級を中破せり。」

《よし!ナイスショットだ!!。》

《悪くない一撃だった。口封じのために第二次攻撃して終わらせてやろうぜ。》

「了解!。第二次攻撃隊全機発艦!。」

《行くぜ!赤城攻撃隊で敵艦隊を全体攻撃!!、焼撃のレッドストリーム!!》

 

 赤城が矢を放ちそれが爆撃機に変化する、この爆撃機は爆戦と呼ばれ、ゼロ戦に爆弾を付けて敵機との戦闘と急降下爆撃を同時に行えるように改造したものだ。

 

《頼むぞ~これ外したらSラン取れないからな。》

《閣下、お慢心ですぞ。》

《慢心?違うなこれは客観的事実DA☆》

《それを慢心というんだよ。》

「いつものが始まりましたか…。」

「ホント懲りてない…、まぁそこが面白い人なんですけどね。」

 

 ここの提督たちは出撃中もマイペース過ぎることで有名だ。有名すぎて警備兵や憲兵も放置しているほどだ。だが真面目に指揮を執るところももちあわせてもいる。

 

「攻撃隊より入電、やりました提督!」

 

 発進させた爆撃機からの通信だった、内容は敵を殲滅したのでこれから帰投するというものだった。

 

《おし!よくやった!》

《すごいにゃ~。》

《Sランクとれまs》

《粉砕☆玉砕☆大喝采!!。》

 

 二度の航空攻撃で脅威を排除できた。しばらくして全艦が帰投した。被害を受けた艦娘を士官たちがドックに連れていった。

 

「HA☆HA☆HA☆HA☆HA。やっぱ空母は最強だな。」

「あの、司令官!」

「なんだぁ?」

 

 迎撃を成功させて休憩中の提督に吹雪が話しかける。疲れはとれているようだ。

 

「私を、赤城先輩の護衛にしてくれませんか?」

「なんだよいきなり無理なことを。…お前、空母好きなのか。」

「え、す、好きですけど…。」

「なら言うことは一つ。戦果を挙げろ。」

 

 そう言うと提督は一枚の書類を取り出し、それにサインを書いた。

 

「これは。」

「お前を俺の機動部隊の前衛水雷戦隊に編成する。前から編成変えようと思っててな、川内級と各種駆逐艦の連携攻撃をさせてみたくてこうしたんだ。」

「それ、いつから考えてました?」

「つい、一週間前かな。」

「超最近…。」

「あと所属する駆逐艦も変更した、睦月と夕立、軽巡は前と同じだ。がんばれよ、俺も頑張るからよ。」

「はいっ、がんばります!」




 吹雪が編入され新しく発足した前衛水雷戦隊、そこで出会ったルームメイトの睦月や夕立、軽巡の先輩たちと絆を深めつつ戦闘演習をしていたがその途中で敵の水雷戦隊と遭遇戦になってしまった。雷巡を含んでいる敵を相手に練度の低い吹雪はどう対処すれば良いのだろうか。

次回、『小笠原諸島遭遇戦!』、抜錨スタンバイ!
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